JIS A1805:2009 pdfダウンロード
JIS A1805:2009 pdfダウンロード。コンクリ ート生産工程管理用試験方法- 温水養生法によるコンクリ ート強度の 早期判定試験方法 Methods of test for production control of concrete – Method of rapid test for compressive strength of concrete by warm water curing
1 適用範囲
この規格は, 主としてコンクリ ートの生産工程管理に適用するもので, コンクリ ート強度を早期に判定するために温水養生を行った供試体を用いて行う圧縮強度試験方法について規定する。
2 引用規格
次に掲げる規格は, この規格に引用されることによって, この規格の規定の一部を構成する。 これらの引用規格は, その最新版( 追補を含む。 ) を適用する。
JIS A 1108 コンクリ ートの圧縮強度試験方法
JIS A 1132 コンクリ ート強度試験用供試体の作り方
JIS A 5308 レディ ーミクストコンクリ ート
JIS B 7721 引張・ 圧縮試験機- 力計測系の校正・ 検証方法
3 試験用器具・ 装置
試験用器具・ 装置は, 次による。
3.1 供試体の作製器具 供試体の作製器具は, JIS A 1132 又は JIS A 5308 の附属書 E に規定するものとする。
3.2 圧縮試験機 圧縮試験機は, JIS B 7721 の 7.( 試験機の等級) に規定する 1 等級以上のものとする。
3.3 温水養生槽 温水養生槽は, 次による。
a) 温水養生槽は, 水温を 40± 1 ℃に保つように, 自動温度調節装置及び循環装置を備えたものとする。
また, 槽の底部と供試体の底面との間にすのこなどを置いて, 温水の循環が円滑に行われるようにする。 温水養生槽には, 温水の蒸発を防ぐためのふたを取り付けるものとする。
b) 熱源は, 温水養生槽の底部付近に設置するものとする。 温水養生槽の大きさは, 適当な本数の円柱供試体を養生できるものとする。
4 供試体
供試体は, 次による。
a) 供試体の作製 供試体は, JIS A 1132 によって作製するものとする。
b) 供試体の上面仕上げ 供試体の上面仕上げは, JIS A 1132 によって行う。
c) 供試体の養生 供試体の養生は, 次による。
1) 前置き養生 前置き養生は,コンクリ ートを型枠に詰め終わった後,供試体上面を,磨き板ガラス,鋼板, 布などで覆い, 水分の蒸発を防止し, 標準として 44~ 52 時間, 室温( 5~ 30 ℃) で行う。 ただし, アンボンドキャッピング, 研磨又は硫黄キャッピングの場合は, 前置き養生を 20~ 52 時間,室温( 5~ 30 ℃) で行うこととする。
2) 温水養生 温水養生は, 前置き養生が終わった供試体を, 材齢 7 日まで, 40± 1 ℃の温水中で養生を行う。
なお, 供試体の上面は, 100 mm 以上の冠水を確保する。
5 試験方法
供試体は, 規定の養生を終わった直後に, JIS A 1108 によって圧縮強度を試験する。
なお, キャッピングについては, JIS A 5308 の 9.2.1( 圧縮強度) に規定するアンボンドキャッピングを用いてもよい。
6 計算
温水養生供試体の材齢 7 日における圧縮強度を JIS A 1108 によって求め, その値を次の式に代入して,標準養生を行った材齢 28 日における圧縮強度の早期判定値を算出する。
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