JIS F2413:1997 pdfダウンロード
JIS F2413:1997 pdfダウンロード。造船及び海洋構造物−船用丸窓 Shipbuilding and marine structures−Shipsʼ side scuttles
1. 適用範囲
この規格は,船舶用丸窓の種類(系列,級別及び形式)及びこれらの丸窓について互換性と構造上必要な寸法,材料,試験,表示及び製品の呼び方について規定する。
備考1. この原国際規格は,1974年海上人命安全条約 (SOLAS 1974) 及びその1981年改正版並びに1966年満水喫水線条約の諸規則を船舶に適用している船用の窓及びガラスの製造業者,造船所並びに管轄官庁の経験に基づいて作成されている。
2. 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版を適用する。
ISO 261 ISO general purpose metric screw threads−General plan ISO 614 Shipbuilding and marine structures−Toughened safety glass panes for rectangular windows and side scuttles−Punch method of non-destructive strength testing ISO 1095 Shipbuilding and marine structures−Toughened safety glass panes for side scuttles
ISO 1207 Slotted cheese head screws−Product grade A
ISO 1580 Slotted pan head screws−Product grade A ISO 2009 Slotted countersunk flat head screws (common head style) −Product grade A
ISO 2010 Slotted raised countersunk head screws (common head style) −Product grade A ISO 3902 Shipbuilding and marine structures−Gaskets for rectangular windows and side scuttles
ISO 5780 Shipbuilding−Side scuttles−Positioning
ISO 5797-1 Shipbuilding and marine structures−Windows and side scuttles for fire-resistant constructions−Spesifications−Part 1: “B” class divisions ISO 6345 Shipbuilding and marine structures−Windows and side scuttles−Vocabulary
ISO 7045 Cross-recessed pan head screws−Product grade A ISO 7046-2 Cross-recessed countersunk flat head screws (common head style) −Grade A−Part 2:Steel of properly class 8.8, stainless steel and non-ferrous metals
ISO 7047 Cross-recessed raised countersunk head screws (common head style) −Product grade A
3. 定義 この規格では,ISO 6345による定義を適用する。
4. 種類
丸窓の種類は,系列,級別,形式及び呼び寸法によって,それぞれ4.1〜4.4に従って分類しなければならない。
備考2. 標準化された丸窓の概観については,4.5及び表3に示す。 上記以外の分類方法として,材料による分類がある(7.1及び表12参照)。
4.1 系列
4.1.1 通常系列 (N) 通常系列の丸窓には,ISO 1095の要件を満足する強化安全ガラスを取り付けなければならない。
4.1.2 耐火系列 (P) 耐火系列の丸窓は,“A”(1)又は“B”級の仕切に取り付ける。 これらの丸窓には,ISO 5797-1によらなければならない。
4.2 級別 船用丸窓には,次の3種の級別を取ることができる。 − A級:重構造丸窓
− B級:中構造丸窓
− C級:軽構造丸窓
4.3 形式 形式は,次の主要な特性によって呼ばなければならない。
− 開閉式又は固定式
− 内ふたの有無
− ガラス枠の開き方向
− 締付け金物の形式 これらの種々の組み合わせについては,ISO 6345の定義によって表1に規定する。
4.4 呼び寸法 呼び寸法は,丸窓の有効直径d1で示す(表2参照)。
4.5 級別,形式及び概観寸法 この規格によって標準化されたすべての丸窓に関する概観を表3に示す。この概観は,系列N(通常)及び系列P(耐火)の丸窓に適用する。表3に示す図は構造を規定するものではなく,単純化した例図であって参考に示すにすぎない。
5. 技術要件
5.1 全般 すべての系列,級別,形式及び呼び寸法の丸窓は,この規格に示される要件(寸法,材料,その他)に合致して製造しなければならない。 これらの丸窓は,7.に規定する試験要件を満足しなければならない。
また,耐火構造用丸窓のガラス枠及び窓枠は,ISO 5797-1に示す温度において,その機械的性能を維持する材料で製造しなければならない。 これらの窓は,温度こう配によって生じる応力によってガラスが破壊することがないように設計しなければならない。
5.2 寸法
5.2.1 主要寸法 丸窓の主要寸法は,図1並びに表4及び表5に示すものでなければならない。 備考3. 図1は,どの系列,級別又は形式の丸窓についても,その構造を規定しているものではなく,標準化された寸法を示しているにすぎない。
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