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JIS F6721:1995 pdfダウンロード

JIS 10-02
JIS F6721:1995 pdfダウンロード

JIS F6721:1995 pdfダウンロード。船用油圧かじ取機用油圧ポンプ 工場試験方法 Shop test method for oil pressure pumps at hydraulic steering gears for ships
1. 適用範囲
この規格は,油圧かじ取機に使用する油圧ポンプ(以下ポンプという。)の工場試験方法について規定する。 備考 この規格の引用規格を次に示す。 JIS K 2213 タービン油 2. 試験項目 ポンプの試験は,次の項目について行う。
(1) 性能試験
(2) 過負荷試験
(3) 管制力試験
(4) 連続試験
3. 試験装置及び方法
3.1 試験装置 試験装置は,付図1にその例を示す。
3.2 性能試験 性能試験は,次によって行う。ただし,試験は,可変容量ポンプの場合には,吐出し方向は正逆両方で,定容量ポンプの場合には,吐出し方向は計画方向で行う。
(1) 傾転角又は偏心量は,計画値の100%。
(2) 吐出し圧力は,計画値の100%及び50%。ただし,吐出し圧力が100%の場合には,運転時間は約30秒。
(3) 回転数は定格。 なお,性能試験に先立ち,適切なすり合せ運転を実施しなければならない。
3.3 過負荷試験 傾転角又は偏心量を計画値の100%とし,吐出し圧力を計画値の約115%として瞬時に確認する。
3.4 管制力試験 可変容量ポンプの場合には,計画圧力において傾転角又は偏心量を一杯に動かすのに要する力を正逆について計測する。ただし,サーボコントロール付油圧ポンプの場合には,この試験を省略することができる。
3.5 連続試験 3.2〜3.4の試験終了後,傾転角又は偏心量を計画値の50%又は100%(1)として30分間保持する。ただし,試験は,吐出し方向を,可変容量ポンプの場合には正逆方向で,定容量ポンプの場合には計画方向で行う。
注(1) 傾転角又は偏心量を計画値の50%とした場合は,吐出し圧力を計画値の100%,傾転角又は偏心量を計画値の100%とした場合は,吐出し圧力を計画値の50%として試験を行う。
備考 安全弁を装備する場合は,安全弁調整を行う。安全弁調整圧力は,計画値に0.49MPaを加えたものとする。
4. 運転中の計測項目 運転中,少なくとも次の計測を行う。
(1) 回転速度
(2) 傾転角又は偏心量
(3) 吐出し量
(4) 吐出し圧力
(5) 入口トルク(又は電圧,電流)
(6) 油温度
5. 開放検査 運転中,異常音や異常な油温の上昇などがあった場合には,開放して異常の有無を調べる。 6. 主要要目表及び試験成績表 主要要目表及び試験成績表は,付表1及び付表2による。
7. 運転上の注意
7.1 ポンプに使用する油は,JIS K 2213の添加タービン油による。
7.2 試験中の油温度は,原則として20〜50℃とする。ただし,80℃を超えた場合は,運転を中止しなければならない。
7.3 吸込み圧力は,負圧0.027MPa以下とならないことが望ましい。ただし,クローズ回路の場合は,計測を省略してもよい。
7.4 ポンプ吐出し量は,絞り弁などを調整してポンプに負荷をかけて計測する。

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