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JIS B9951:1993 pdfダウンロード

JIS 10-06
JIS B9951:1993 pdfダウンロード

JIS B9951:1993 pdfダウンロード。圧力スイング吸着装置− 性能試験方法 Pressure swing adsorption apparatus−Test methods
1. 適用範囲
この規格は,圧力スイング吸着装置(1)の性能試験方法について規定する。
注(1) 吸着剤を入れた筒状の容器に原料ガスを供給し,高い圧力下で吸着させる操作と低い圧力下で脱離させる操作とを繰り返し,原料ガス中の成分を濃縮・分離することによって,必要とする製品ガスを得る装置。この操作をPSA (pressure swing adsorption) 操作といい,したがって,この装置をPSA装置ということもある。
備考 この規格の引用規格を,付表1に示す。
2. 用語の定義 この規格で用いる用語の定義は,JIS B 9950による。
3. 測定項目 測定項目は,次のとおりとする。
(1) 圧力
(2) 流量
(3) 濃度
(4) 温度
(5) 消費電力
(6) 安全性
(7) 騒音
4. 測定装置及び測定方法
4.1 測定上の共通注意事項
4.1.1 測定項目の各測定値の相互関連性 PSA装置では,測定項目(圧力,流量,濃度,温度,消費電力,安全性,騒音)どうしの間の関連性が強く,なかでも圧力,流量,濃度,温度及び消費電力は,運転条件が変わると各測定値が相互に密接に関連して変化するので,同一条件下で測定を行うことが重要である。 したがって,性能試験のための各項目の測定は同時に行う必要があり,特に,圧力,流量,濃度及び温度の測定点は,ほぼ同一の箇所でなければならない。測定点としては,図1に例示するとおり,PSA装置の入口,製品出口及び排ガス出口が適当である。排ガス出口での測定は,必要ならば消音器を外す。
なお,PSA装置の圧力,流量,濃度及び温度は,PSA操作の1サイクル内で周期的に変動するので,その最高値,最低値,及び必要によって平均値を測定する。
また,流量,濃度及び温度については,各々の時間的変動を緩和し,均一化を図るための貯槽を通過した後の箇所で測定してもよい。
4.1.2 安定化条件 PSA装置は,吸着・脱離を比較的短いサイクル(数秒〜数十分)で繰り返して製品ガスを生成する装置であり,装置の始動及び運転条件の変更後に一定の循環定常状態(安定化)に達するには,ある程度の時間を必要とする。
その原因には,PSA装置固有の問題と,製品槽など設備の途中に入る機器の中のガスを置き換えるのに時間がかかるという設備上の問題がある。 したがって,性能試験のための各項目の測定に当たっては,その装置が実質上定常状態になって安定化する時間を確かめておき,定常化に達した後に測定を行わなければならない。

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