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JIS K7197:1991 pdfダウンロード

JIS 10-09
JIS K7197:1991 pdfダウンロード

JIS K7197:1991 pdfダウンロード。プラスチックの熱機械分析 による線膨脹率試験方法 Testing method for linear thermal expansion coefficient of plastics by thermomechanical analysis
1. 適用範囲
この規格は,熱機械分析(以下,TMAという。)によってプラスチックの固体状態での平均線膨脹率を求める方法について規定する。
備考1. この規格の引用規格を,次に示す。
JIS B 7502 外側マイクロメータ
JIS K 6900 プラスチック用語 JIS K 7100 プラスチックの状態調節及び試験場所の標準状態
JIS Z 8401 数値の丸め方
2. この規格の中で { } を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるものであって,参考値である。
関連規格 JIS K 6911 熱硬化性プラスチック一般試験方法
JIS R 2207 耐火れんがの熱間線膨張率の試験方法
JIS R 2577 高アルミナ質及び粘土質プラスチック耐火物の熱間線膨張率の試験方法
JIS R 3102 ガラスの平均線膨張係数の試験方法
JIS Z 8203 国際単位系 (SI) 及びその使い方 ASTM D 696 Standard test method for coefficient of linear thermal expansion of plastics
2. 用語の定義
この規格で用いる主な用語の定義は,JIS K 6900によるほか,次のとおりとする。
(1) TMA 物質の温度を,調整されたプログラムに従って変化させながら,非振動的な荷重のもとで,物質の変形を温度又は時間の関数として測定する方法。
(2) TMA曲線 TMAにおいて,横軸に温度又は時間を取り,縦軸に変形量を取って描かれる曲線。
(3) 平均線膨脹率 ある温度T1とT2との間の平均の線膨脹率。このときの代表温度は2)(21TT+とする。
3. 試験片の状態調節
試験片は,原則として試験前にJIS K 7100の標準温度状態2級及び標準湿度状態2級[温度23±2℃及び相対湿度 (50±5) %]において24時間以上状態調節し,次いで,成形加工時のひずみの除去,脱水及び脱気処理を行うために,試験前に測定最高温度において,少なくとも48時間保持する。ただし,受渡当事者間の協定によってこれ以外の方法によってもよい。
4. 装置 TMA装置は,圧縮モードでの測定が可能で,試験片の周りは,一定の雰囲気(1)に保つことができ,試験片の温度を一定の速度[例:毎分5℃で昇温できるもの(図1参照)]。 注(1) 乾燥空気,窒素,不活性ガスなどを用いるとよい。
5. 試験片 試験片の標準寸法は,長さ10mm,直径又は一辺の長さが約5mmの円柱状又は角柱状とする。この場合,試験片の両端の平行度は±0.025mmとする。ただし,受渡当事者間の協定によって,これ以外の寸法の試験片を用いることができる。 また,試験片の数は,3個とする。

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