JIS B7739:1989 pdfダウンロード
JIS B7739:1989 pdfダウンロード。非金属材料用振り子形衝撃試験機− 試験機の検証方法 Pendulum-type impact-testing machines for non-metallic materials- Verification of testing machines
1 適用範囲
この規格は,JIS K 7111-1及びJIS K 7111-2に規定されたシャルピー衝撃試験,JIS K 7110に規定されたアイゾット衝撃試験及びJIS K 7160に規定された引張衝撃試験に使用する振り子形衝撃試験機の検証方法について規定する。計装化した衝撃試験機の検証は,計装機器の幾何学的特性及び物理的特性が非計装の機器と同一である場合に限り,適用する。計装機器の力及び動作の確認は,この規格では取り扱わない。
この規格は,箇条5に規定された幾何学的特性及び物理的特性をもつ異なる容量及び設計の振り子形衝撃試験機にも適用できる。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 13802:2015,Plastics−Verification of pendulum impact-testing machines−Charpy, Izod and tensile impact-testing(MOD) なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”ことを示す。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 7110 プラスチック−アイゾット衝撃強さの試験方法
注記 対応国際規格:ISO 180:2000,Plastics−Determination of Izod impact strength JIS K 7111-1 プラスチック−シャルピー衝撃特性の求め方−第1部:非計装化衝撃試験
注記 対応国際規格:ISO 179-1:2010,Plastics−Determination of Charpy impact properties−Part 1: Non-instrumented impact test
JIS K 7111-2 プラスチック−シャルピー衝撃特性の求め方−第2部:計装化衝撃試験 注記 対応国際規格:ISO 179-2:1997,Plastics−Determination of Charpy impact properties−Part 2: Instrumented impact test
JIS K 7160 プラスチック−引張衝撃強さの試験方法 注記 対応国際規格:ISO 8256:1990,Plastics−Determination of tensile-impact strength
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。 3.1 検証(verification) 校正済みの参照標準又は参照標準片を用いて,試験機の校正が要求事項を満たしていることを確認する行為。
3.2 校正(calibration) 指定された条件下で,測定機器又は測定系の示す値と,適切な基準に対応する値又は基準によって実現された値との関係を確立する一連の行為。
3.3 振り子の周期,TP(period of swing of the pendulum) 振り子の運動平面で自由つり下げ位置に対して5°以下の角度で振動する振り子1往復の時間(s)。
3.4 打撃中心(centre of percussion) 運動平面内で振り子に対し垂直に打撃したとき,振り子の回転軸に反力が生じない位置。
3.5 振り子長さ,LP(pendulum length) 振り子の回転軸から打撃中心(3.4参照)までの距離で,実際の振り子と同じ周期TP(3.3参照)をもち,振り子の質量が理論的に集中したとみなされる点までの長さ(m)(図1参照)。
3.6 重心長さ,LM(gravity length) 振り子の回転軸と振り子の重心との間の距離(m)。
3.7 回転長さ,LG(gyration length) 振り子の回転軸から,振り子の質量mPが一点に集中したとして,振り子と同じ慣性モーメントになる点までの距離(m)。
3.8 打撃点長さ,LI(impact length) 振り子の回転軸から,試験片に接する振り子の刃縁中心の打撃点までの距離(m)。
3.9 持上げ角度,α0(starting angle) 振り子の回転運動の開始位置から鉛直位置までの角度(°)。 注記 一般に,振り子の回転の最下点で試験片を打撃する(打撃位置角度αI=0°)。この場合,持上げ角度は,振り子の落下の角度でもある[3.22及び図1 b)参照]。
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