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JIS C1801:1986 pdfダウンロード

JIS 10-15
JIS C1801:1986 pdfダウンロード

JIS C1801:1986 pdfダウンロード。プロセス制御アナログ信号調節計の試験方法Method of Evaluating the Performance of Controllers withAnalogue Signals for Use in Industrial Process Control
1.適用範囲
この規格は,少なくとも比例,積分,微分又はその組合せの制御動作をもち,その入力及び出力が空気圧力又は連続的な直流の電気信号で,プロセス制御に用いられるアナログ信号調節計(以下,調節計という。)
の性能に対する試験方法を規定する。
引用規格: JIS C 0911 小形電気機器の振動試験方法
JIS C 1302 絶縁抵抗計(電池式)
JIS Z 8103 計測用語
JIS Z 8116 自動制御用語(一般)対応国際規格: IEC-546 Method of Evaluating the Performance of Controllers with Analogue Signals for Use inIndustrial Process Control
2.用語の意味 この規格で用いる用語の意味は,JIS Z 8103(計測用語)及び JIS Z 8116[自動制御用語(一般)]に規定するもののほか次による。
(1)最大誤差 測定値の平均が示す特性の,理想特性からのずれのうちの最大の値。
(2)正(逆)動作 制御偏差の変化に対応する出力信号の変化方向を表すもので,制御偏差が増大するとき,出力信号が増大(減少)する場合を正(逆)動作という。
(3)定常偏差 出力信号をその動作範囲内の任意の値に維持するために必要な制御偏差のうち,調整部だけに起因するもの。
(4)ディジタル制御 調節計の演算機能がディジタル装置で行われる制御。
3.試験条件 試験条件は,特に指定のない限り次による。3.1周囲条件3.1.1基準値 周囲温度は 23℃,大気圧力は 101.3kPa,相対湿度は 50%を基準とし,外部磁界は地磁界を除いて 0 とする。
3.1.2許容値 試験中の周囲温度の許容差はその基準値の±2℃とし,かつ,温度の変化速度は 1 時間当たり±5℃以下とする。試験中の大気圧力は 86.0∼106.0kPa.相対湿度は 40∼60%とする。
3.2供給電源及び供給空気源 3.2.1基準値 供給電源の電圧,周波数及び供給空気源の圧力の基準値は,製造業者の指定による。
3.2.2許容値
(1)供給電源の許容値 供給電源の電圧の許容値は,その基準値の±1%,周波数の許容値は,その基準値の±1%,交流電源の波形ひずみ率は 5%以下,直流電源のリプル含有率は 0.1%以下とする。
(2)供給空気源の許容値 供給空気源の圧力の許容値は,その基準値の±1%,その温度は,周囲温度の±2℃,その露点は,周囲温度より 10℃以上低いもので,油,ちりは除かれているものとする。
3.3負荷インピーダンス 負荷インピーダンスの基準値は,製造業者の指定による。この場合,特に指定のない場合は次による。
(1)出力信号が直流電圧である場合は,製造業者から指定された負荷インピーダンスの範囲の最小値を基準値とする。
(2)出力信号が直流電流である場合は,製造業者から指定された負荷インピーダンスの範囲の最大値を基準値とする。(3)出力信号が空気圧力である場合は,内径 4mm で長さ 8m の導管の先端に 20cm3の容量が接続されているものとする。3.4入力信号 試験結果に影響を与えるような脈動は,制御量信号及び目標値信号に含まれていてはならない。
3.5取付姿勢 調節計の取付姿勢は,製造業者の指定する姿勢とする。試験結果に影響を与えるような機械的な外力があってはならない。
3.6内部温度の状態 調節計の内部温度は,平衡に達した状態とする。
3.7平衡状態 試験において,調節計を平衡状態にするには,次の操作による。ただし,判定に疑義がなければ,調節計の出力を入力にフィードバックして閉ループの状態で調節計を平衡状態にしたのち,開ループにしても差し支えない。
(1)比例帯を指定の値に設定する。
(2)微分時間を最小又は OFF にする。
(3)積分時間を最小にする。
(4)制御量信号(目標値信号)を指定の値に設定する。
(5)目標値信号(制御量信号)を調整して,積分動作の効果によって,出力を指定された値の付近に平衡させたとき,目標値と制御量の指示はほぼ等しい値になる。
(6)積分時間を最大にする。
4.試験方法4.1特性試験
4.1.1目標値指標
本試験は,調節計内部の目標値信号を何らかの方法で測定できるものについて行う。調節計は,閉ループにしておき,逆動作,比例帯 100%,積分時間最小,微分時間最小にしておく。目標値指標を 0%,25%,50%,75%,100%と上げていき,各指標での内部目標値信号を測定し,誤差のスパンに対する比率を%で表す。

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