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  • JIS B0905:1992 pdfダウンロード。回転機械−剛性ロータの釣合い良さ Rotating machines−Balance quality requirements of rigid rotors 1. 適用範囲 この規格は,ロータを剛性ロータとして釣り合わすときの釣合い良さ(以下,回転機械の釣合い良さという。)の表し方及び等級,対応する許容残留不釣合いの求め方及び配分方法,並びにキーの釣合わせに関する取扱いについて規定する。 備考1. ロータとは,ジャーナルが軸受で支えられている回転物体をいい,剛性ロータとは,任意に選んだ2面で釣り合わせ,最大回転速度以下の任意の速度で,使用時に近い支持条件で回転させても,ロータの変形によって軸受荷重が許容値を超えないロータをいう(JIS B 0153参照)。 2. 剛性ロータ以外のロータでも,剛性ロータとして釣合わせを行う場合には,この規格を適用できる。 3. この規格の対応国際規格を,次に示す。 ISO 1940-1 : 1986 Mechanical vibration−Balance quality requirements of rigid rotors−Part 1: Determination of permissible residual unbalance ISO 8821 : 1989 Mechanical vibration−Balancing−Shaft and fitment key convention 2. 用語の定義 この規格で用いる主な用語の定義は,次による(JIS B 0153参照)。 (1) 不釣合い 遠心力の結果として振動的な力又は運動を軸受に生じさせる原因となるロータの質量分布状態。 備考1. 不釣合いの大きさ,又は不釣合いベクトルの同義語として用いることもある。 2. 剛性ロータの不釣合いは,一般に次の形に帰着できる。 (a) 任意に定められた3面上の三つのベクトルとして表された静不釣合い及び偶不釣合い。 (b) 任意に定められた2面上の二つの不釣合いベクトルとして表された動不釣合い。 (2) 残留不釣合い 釣り合わせた後に残る不釣合い。 (3) 比不釣合い 剛性ロータにおいて,静不釣合いをロータの質量で割った量。これは,ロータの質量中心の軸中心線からの偏りに等しい。 (4) 釣合い良さ 剛性ロータの釣合い程度を示す量であって,比不釣合いと,ある指定された角速度との積(3.1参照)。 (5) 許容残留不釣合い 許容できる最大の残留不釣合いの大きさ。ただし,紛らわしくない場合は,許容不釣合いと呼んでもよい。 (6) 許容残留比不釣合い 許容残留不釣合いをロータの質量で割った量。ただし,紛らわしくない場合は,許容比不釣合いと呼んでもよい。 (7) 釣合わせ 軸受に作用する回転速度と同期の振動・力がある指定限度以内になるように,ロータの質量分布を調整する作業。 (8) 1面釣合わせ 剛性ロータで,質量分布を調整して残留静不釣合いをある限度内に入れるようにする釣合わせ。 (9) 2面釣合わせ 剛性ロータで,質量分布を調整して残留動不釣合いをある限度内に入れるようにする釣合わせ。 (10) 修正面 ロータにおいて,不釣合いの修正が行われる軸中心線に垂直な面。 (11) フルキー キー溝をもった回転軸と取付部品との最終組立てに用いられるキー又は同等のキーで,釣合わせに使用するとき,ハーフキーに対応して用いられるキーの名称である。 (12) ハーフキー キー溝をもった回転軸又は取付部品を,それぞれ単体で釣り合わせるときに使用するキー。その不釣合いは,最終組立てに用いるキーが回転軸又は取付部品のキー溝にはまっている部分の不釣合いに相当する(図6参照)。 3. 釣合い良さ 3.1...
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  • JIS B6340:1992 pdfダウンロード。自動工具交換用7/24テーパ主軸端−第1部: S形及びSF形主軸端の形状・寸法 7/24 taper spindle noses for automatic tool changers-Part 1: Dimensions and designation of spindle noses of forms S and SF 1 適用範囲 この規格は,JIS B 6339-1に規定するA形,AD形,AF形,U形,UD形及びUF形ツールシャンクを使用することを意図した自動工具交換用のキー付き7/24テーパ主軸端の寸法及び公差について規定する。 注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 ISO 9270-1:2010,7/24 taper spindle noses for automatic tool changers−Part 1: Dimensions and designation of spindle noses of forms S and SF(IDT) なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”ことを示す。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS B 0024 製品の幾何特性仕様(GPS)−基本原則−GPS指示に関わる概念,原則及び規則 注記 対応国際規格:ISO 8015,Geometrical product specifications (GPS)−Fundamentals−Concepts, principles and rules JIS B 0205-1 一般用メートルねじ−第1部:基準山形 注記 対応国際規格:ISO 68-1,ISO general purpose screw threads−Basic profile−Part 1: Metric screw threads JIS B 0209-2 一般用メートルねじ−公差−第2部:一般用おねじ及びめねじの許容限界寸法−中(はめあい区分) 注記 対応国際規格:ISO 965-2,ISO general purpose metric screw threads−Tolerances−Part 2:...
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  • JIS B6420:1992 pdfダウンロード。プレス機械−操作表示用図記号 Press machinery-Graphical symbols for operations 1 適用範囲 この規格は,主として金属のプレス工業において一般に用いるプレス機械1)及びこれらに関係する周辺装置に関する操作表示用図記号(以下,図記号という)について規定する。 注1) プレス機械とは,2個以上の対をなす工具を用い,それらの工具間に加工材を置いて工具に関係運動を行わせ,工具によって加工材に力を加えることによって加工材を成形加工する機械で,かつ,工具間に発生する力の反力を機械自体で支えるように設計されている機械である。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 ISO 7000,Graphical symbols for use on equipment−Registered symbols IEC 60417,Graphical symbols for use on equipment 3 図記号の表し方 3.1 図記号の形状・寸法 図記号は,基本の形状を規定するもので,その大きさ・寸法を規定するものではない。ただし,表示の際の図記号の大きさは,この規格で示す図の形状にほぼ比例したものとすることが望ましい。 3.2 図記号の組合せ 図記号は,適宜組み合わせて使用してもよい。 4 分類 図記号は,次のように分類する。 a) 操作対象要素 b) 操作 c) その他
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  • JIS B6572:1992 pdfダウンロード。数値制御ルータ−試験及び検査方法 Numerically controlled routing machines−Test methods for performance and accuracy 1. 適用範囲 この規格は,主軸の上下行程300mm以下,テーブルの大きさ1 500×3 000mm以下のテーブル,主軸の移動を数値制御によって行い,工作物を加工する木工フライス盤(以下,数値制御ルータという。)の機能,運転性能及び剛性に関する試験方法,並びに機械精度及び工作精度検査方法について規定する。 備考1. この規格の引用規格を,次に示す。 JIS B 6507 木材加工機械の安全通則 JIS B 6521 木材加工機械の騒音測定方法 JIS B 6603 ルータの構造の安全基準 2. この規格の中で,{ } を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるものであって,参考として併記したものである。 2. 機能試験方法 2.1 数値制御によらない機能試験 数値制御によらない機能試験は,手動によって各部を操作して行い,表1による。 2.2 数値制御による機能試験 数値制御による機能試験は,試験用数値制御テープ,その他の数値制御指令(2)によって各部を作動させて行い,表2による。 注(2) その他の数値制御指令には,カード,オンライン,手動データ入力装置による入力及び操作盤上での押ボタンなどの手動入力による数値制御指令を含む。 3. 運転試験方法 3.1 無負荷運転試験 無負荷運転試験は,次による。 (1) 主軸関係 主軸を回転させ,30分程度運転を継続して軸受温度が安定した後,所要電力及び騒音を測定し,表3の記録様式1-1に規定する各項について記録するとともに,異常振動がないことを感触によって観察する。 なお,騒音の測定は,JIS B 6521による。 (2) 送り関係 最低(4),中間,最高の三つの送り速度及び早送りについて測定し,表4の記録様式1-2に規定する各項について記録するとともに,異常振動がないことを感触によって観察する。 なお,中間の送り速度において,送り速度オーバライド機能を作動させて同様に測定を行う。 注(4) 最低送り速度は,1m/minとする。
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  • JIS B6701:1992 pdfダウンロード。プラスチック射出成形機の 金型関連寸法 Dimensions relating to molds for plastics injection molding machines 1. 適用範囲 この規格は,型締力196〜7 845kN {20〜800tf} のプラスチック射出成形機(以下,射出成形機という。)の金型取付寸法などの金型に関連する寸法について規定する。 備考1. この規格の中で{ }を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるものであって,参考として併記したものである。 2. この規格の引用規格を,次に示す。 JIS B 1180 六角ボルト JIS B 6702 プラスチック圧縮成形機及びトランスファ成形機の金型関連寸法 2. 各部の名称 この規格で用いる射出成形機の各部の名称は,図1-1〜1-3及び図2-1〜2-4による。 備考 これらの図は,単に名称を示すもので、形状,構造の基準を示すものではない。 4. 金型取付盤の取付穴及び取付ボルト 4.1 金型取付ボルト 金型取付ボルトは,JIS B 1180のM12,M16,M20又はM24とし,金型取付ボルトと型締力との関係は,表2による。 4.2 金型取付穴 4.2.1 取付穴の配置 金型取付盤の取付穴中心は,図4に示す実線の交点とする。ただし,金型取付ボルトM12を使用するときは,実線と破線との交点及び破線と破線との交点を使用してもよい。 なお,周辺では,図4によらず,ずらしてもよい。 また,金型取付盤中心部,タイバー付近,押出しロッド穴付近は,省略してもよい。 4.2.2 取付穴のねじ部の深さ 取付穴ねじ部の深さは,使用するボルトの外径の1.5倍以上とする。
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  • JIS B6702:1992 pdfダウンロード。プラスチック圧縮成形機及び トランスファ成形機の金型関連寸法 Dimensions relating to molds for plastics compression molding machines and plastics transfer molding machines 1. 適用範囲 この規格は,金型を取り付けてプラスチックの成形に使用する型締力196〜4 903kN {20〜500tf} の圧縮成形機及びトランスファ成形機(以下,圧縮成形機及びトランスファ成形機という。)の金型取付寸法などの金型に関連する寸法について規定する。 備考1. この規格の中で { } を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるものであって,参考として併記したものである。 2. この規格の引用規格を,次に示す。 JIS B 1180 六角ボルト 2. 各部の名称 この規格で用いる圧縮成形機及びトランスファ成形機の各部の名称は,図1-1〜1-4及び図2-1〜2-4による。 備考 これらの図は,単に名称を示すもので,形状,構造の基準を示すものではない。 3. 金型取付面に関する各部の寸法 3.1 図3に示す金型取付固定盤及び金型取付可動盤の前後方向の寸法A及びボルスタの長さLは,表1による。 3.2 図4に示す熱板の前後方向の寸法A及び左右方向の寸法Lは,表1による。 4. 金型取付面の取付穴及び取付ボルト 4.1 金型の取付けは,取付ボルトと取付穴とによる。 4.2 金型取付ボルト 金型取付ボルトは,JIS B 1180のM12,M16,M20又はM24とし,金型取付ボルトと型締力との関係は,表2による。
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  • JIS B7524:1992 pdfダウンロード。すきまゲージ Feeler gauges 1 適用範囲 この規格は,厚さ3 mm以下で,かつ,長さ300 mm以下のすきまゲージについて規定する。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS B 0651 製品の幾何特性仕様(GPS)−表面性状:輪郭曲線方式−触針式表面粗さ測定機の特性 JIS B 0680 製品の幾何特性仕様(GPS)−製品の幾何特性仕様及び検証に用いる標準温度 JIS B 7506 ブロックゲージ JIS B 7507 ノギス JIS B 7516 金属製直尺 JIS B 7725 ビッカース硬さ試験−試験機の検証 JIS G 4401 炭素工具鋼鋼材 JIS Z 2244 ビッカース硬さ試験−試験方法 JIS Z 8103 計測用語 3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS Z 8103によるほか,次による。 3.1 すきまゲージ 耐久性がある材料で作られ,長方形断面で平行な二つの測定面をもち,単体又は組み合わせて,製品などのすき間に挿入してすき間の寸法を測定するゲージ。 3.2 リーフ 単体のすきまゲージ。 3.3 組合せすきまゲージ 厚さの異なる複数のリーフを組み合わせ,ケースその他で固定したゲージ。 3.4 呼び寸法 リーフの名目上の厚さ。 3.5 幅方向に対する反り リーフの幅方向にわん(湾)曲した反り(図1参照)。
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  • JIS B7538:1992 pdfダウンロード。オートコリメータ Autocollimators 1. 適用範囲 この規格は,オートコリメータ(1)及びこれに附属する反射鏡について規定する(付図1参照)。 なお,角度の代わりに一定の長さの底辺に対する高さで表示する形式(付図2参照)のものにも適用する。 ただし,標線の像の位置を光電的な方法で読み取る方式のものは除く。 注(1) ここでいうオートコリメータとは,望遠鏡の対物レンズの焦点面に標線を置き,これを照明して対物レンズを経過して出てくる光を,望遠鏡の前方に置いた反射鏡によって再び望遠鏡に戻し,対物レンズによって焦点面にできた標線の像の位置が,そこに置かれた目盛によって測定できる構造の望遠鏡であって,反射鏡と望遠鏡との位置関係が傾きとして変わったとき,像の位置が移動するのを利用して小さい角度の測定,面の測定又は面の設定などに使われるものをいう。 備考 この規格の引用規格を,次に示す。 JIS B 7430 オプチカルフラット 2. 種類 オートコリメータの種類は,読取方式及び目量によって分け,次のとおりとする。 なお,ここにいう目量とは読取方式が直読式のものにあっては視野目盛(2)の一目の読みを,測微式(3)のものにあっては,測微目盛の一目の読みをいう。 注(2) 視野目盛とは,角度又は高さの読取りのために接眼レンズの測定視野内に設けられた目盛をいう。 (3) 測微式とは,視野目盛の一目を分割して読み取るための装置をもつものをいい,その装置に設けられた目盛を測微目盛という。 3. 性能 3.1 指示精度 許される指示精度の許容値は,次のとおりとする。 (1) 直読式のものは,視野目盛の範囲で目量の21以下とする。 (2) 測微式のものは,表1のとおりとする。
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  • JIS B7560:1992 pdfダウンロード。液位測定用自動レベル計 Automatic level gauges for measuring the level of liquid in tanks 1. 適用範囲 この規格は,タンクなどに収納されている液体の体積を求めるために液位(1)を自動測定する計器(以下,レベル計という。)の一般的要件について規定する。 なお,測定原理の異なる個々のレベル計に関する個別要件は,附属書に規定する。 注(1) タンクなどの基準点から液面までの距離。上部基準点からの距離をアレージ又はアウテージ,下部基準点からの距離をディップ又はインネージという。 備考 この規格の引用規格を,次に示す。 JIS B 0155 工業プロセス計測制御用語 JIS C 0903 一般用電気機器の防爆構造通則 JIS C 0920 電気機械器具及び配線材料の防水試験通則 JIS Z 8103 計測用語 JIS Z 8703 試験場所の標準状態 2. 用語の定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS Z 8103及びJIS B 0155によるほか,次による。 (1) フロート−スプリングバランス式レベル計 液面に浮かぶ物体(フロート)に接続した測定テープ又は測定ワイヤを定トルクばねによって緊張させ,液面に追従するフロートの位置を測定テープ又は測定ワイヤの繰出し(巻取)長さによって液位を測定するレベル計。 (2) ディスプレーサ−サーボバランス式レベル計 測定しようとする液体中ではそれ自身が沈降する物体(ディスプレーサ)を液面につり下げ,そのディスプレーサに作用する浮力が常に一定になるよう,サーボバランス機構によってディスプレーサの位置を液面に自動平衡させ,液面に追従するディスプレーサの位置を測定テープ又は測定ワイヤの繰出し(巻取)長さによって液位を測定するレベル計。 (3) マイクロ波式レベル計 液面に向かって発射したマイクロ波が,液面で反射して戻ってくるまでの伝搬時間から液位を測定するレベル計。 (4) 静電容量式レベル計 タンクなどに設置されたセンサの静電容量が液位に応じて変化することを利用して,この静電容量を検出して液位を測定するレベル計。 (5) 誤差 レベル計の指示値から標準器による測定値を引いた値。 (6) ヒステリシス差 液面の上昇時と下降時とにおける同一液位に対するレベル計の指示値の差の絶対値。 (7) 感度 レベル計が液位の変化に感じる度合い。 3. 種類及び等級 3.1 種類 レベル計の種類及びその記号は測定原理によって区分し,表1のとおりとする。 3.2 等級 レベル計の等級及びその記号は性能によって区分し,表2のとおりとする。
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  • JIS B8416:1992 pdfダウンロード。業務用油だき可搬形ヒータ Portable type oil burning space heaters for industrial use 1. 適用範囲 この規格は,灯油,軽油又は重油を燃料とし,燃料消費量 (1)が0.7kg/h以上,9kg/h以下の主として業務用 (2)に用いる油だき可搬形ヒータ (3)(以下,ヒータという。)について規定する。 注(1) 7.2.8(1)によって算出された値。 (2) 工場,事業所,建築工事現場などで使用し,その主な目的が加温,乾燥など。 (3) 車輪,持運び用の取っ手などがついており,移動が容易な構造のヒータで,据置形と区別し,2.に示す方式・種類による分類のもの。 備考1. この規格の引用規格を,付表1に示す。 2. この規格の中で { } を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるものであって,参考値である。 2. 種類及び記号 ヒータの種類及び記号は,熱の伝達方式によって,熱風式,放射式及び燃焼ガスの排出方法で直火形,間接形と区分し,表1とする 3. 性能 3.1 使用性能 ヒータの使用性能は,次の各項を満足しなければならない。 (1) ヒータの始動は,自動点火で,かつ,点火操作が容易であり,危険な操作を必要としないものとする。 (2) ヒータの車輪,ハンドル,つまみなどは,使用中容易に変形,作動の異常を起こさないものとする。 (3) ヒータの操作,手入れ及び掃除は,簡単にでき,その際危険を生じるおそれがないものとする。 (4) ヒータの消火は危険な操作を必要とせず,速やか,かつ,確実に行えるものとする。 3.2 品質性能 ヒータの品質性能は7.によって試験し,表2に適合しなければならない。 4. 構造 4.1 一般構造 ヒータの一般構造は,次による。 (1) 強制通風によって作り出される負圧又は正圧の作用で,燃焼器の燃焼に支障を与えない構造とすること。 (2) ヒータの各部は,運搬,運転などを行うとき,十分な強度と安定性をもった構造とすること。 (3) ヒータの各部は,油漏れがあってはならない。給油,保守点検,修理などのときにこぼれた油が次の部分にかかったり,伝わったり,又はたまらない構造とすること。 (a) 燃焼ガスにさらされる部分 (b) 油漏れが発見又は掃除がしにくい部分 (c) 運転中に室温より25℃以上高くなる部分 (d) 電気部品及び電気配線 (e) その他,火災発生のおそれがある部分 4.2 種類別構造 熱風式直火形の構造は,付図1による。 4.3 可搬部の構造 可搬部の構造は,車輪,持運び用の取っ手など,移動が安全,かつ,容易な構造とする。 4.4 電気装置,配線部分などの構造 ヒータの電気装置,配線部分などの構造は,JIS S 3030の4.5(一般家庭用電源使用機器の構造)によらなければならない。 なお,ヒータには,電源電線を取り付けるか,端子などによって容易に電源電線を取り付けられる構造でなければならない。 4.5 耐震自動消火装置の構造 ヒータの対震自動消火装置の構造は,JIS S 3030の4.6(対震自動消火装置の構造)による。
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