-
JIS K6831:2003 pdfダウンロード。接着剤−接着強さの温度依存性の求め方 Adhesives-Determination of temperature dependence of adhesive bonds 1. 適用範囲 この規格は,接着製品及び接着剤の接着強さの温度依存性の求め方について規定する。 2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS K 6800 接着剤・接着用語 JIS K 6848-1 接着剤−接着強さ試験方法−第1部:通則 JIS K 6848-2 接着剤−接着強さ試験方法−第2部:金属の表面調整のための指針 JIS K 6848-3 接着剤−接着強さ試験方法−第3部:プラスチックの表面調整のための指針 JIS K 6848-4 接着剤−接着強さ試験方法−第4部:金属,プラスチックを除く被着材の表面調整のための指針 JIS K 6850 接着剤−剛性被着材の引張せん断接着強さ試験方法 JIS K 6852 接着剤の圧縮せん断接着強さ試験方法 JIS K 6866 接着剤−主要破壊様式の名称 JIS K 6900 プラスチック−用語 3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS K 6800及びJIS K 6900による。 4. 試験方法の種類 接着強さの試験方法は,金属の場合はJIS K 6850,木材の場合はJIS K 6852による。 5. 試験の一般条件 JIS K 6848-1の4.(試験の一般条件)による。 6. 接着剤の採取方法及び取扱方法 JIS K 6848-1の5.(接着剤の採り方及び取り扱い方)による。 7. 接着剤の種類及び被着材の表面処理 JIS K 6848-2,JIS K 6848-3及びJIS K 6848-4による。 8. 試験片 8.1 試験片の作製 試験片の作製は,次による。 a) 金属に対してはJIS K 6850,木材に対してはJIS K 6852によって,製造業者の指定する接着条件で行う。 b) 接着製品から試験片を切り出す場合は,金属に対してはJIS K 6850,木材の場合にはJIS...09-27 JIS K6831
-
JIS K7645:2003 pdfダウンロード。写真−現像処理済み写真フィルム,乾板及び印画紙−包材,アルバム及び保存容器 Imaging materials−processed photographic films, plates and papers−Filing enclosures and storage containers 1. 適用範囲 この規格は,現像処理済み写真フィルム,乾板及び印画紙を保存するための包材,アルバム及び保存容器について規定する。この規格における写真画像とは,黒白(銀・ゼラチン)画像,カラー(色素・ゼラチン)画像,ジアゾ画像及びベシキュラー画像である。 この規格は,保存目的の写真について規定するものであり,附属書Aに述べる使用目的の写真については規定しない。この規格は,推奨される保存条件下で保存中の写真に,物理的又は化学的に影響を与え得る特性だけ規定する。 備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。 なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD(修正している),NEQ(同等でない)とする。 ISO 18902 : 2001,Imaging materials−Processed photographic films, plates and papers−Filing enclosures and storage containers (MOD) 2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格のうちで発行年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格の規定を構成するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。発効年を付記していない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS P 0001 紙・板紙及びパルプ用語 JIS P 8133 紙,板紙及びパルプ−水抽出液pHの試験方法 備考 ISO 6588:1981 Paper, board and pulps−Determination of pH of aqueous extractsがこの規格と一致している。 ISO 699:1982 Pulps−Determination of alkali resistance ISO 10716:1994 Paper and board−Determination of alkali reserve 3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS P 0001によるほか,次による。 a) ブロッキング防止剤(anti-blocking agent) 表面に微小な凹凸を生じさせて接触面積を減らすことによって,摩擦係数を下げてブロッキングを防ぐ物質。 備考 ブロッキング防止剤の例として,タルク,シリカがある。 参考 ブロッキングとは,表面の平滑性が高いシートを重ね合わせたとき,互いに密着して滑りにくくなることをいう。 b) フェロタイピング(ferrotyping)光沢化(glazing) 平滑な表面に接触させることによって,粗い表面が光沢をもつ平滑な表面状態に変化すること。 c) ニュートンリング(Newtonʼs rings) 密着した二つの透明なシートの表面間で,入射光と反射光との干渉によって発生する,着色した環状又は縁取り状の模様。 d) 滑剤(slip agent) 表面の摩擦係数を下げるために使われる物質。 備考...09-27 JIS K7645
-
JIS M8124:2003 pdfダウンロード。鉱石中の亜鉛定量方法 Ores-Methods for determination of zinc 1. 適用範囲 この規格は,鉱石中の亜鉛定量方法について規定する。ただし,他の日本工業規格で亜鉛定量方法が規定されている鉱石には適用しない。 備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。 なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide21に基づき,IDT(一致している),MOD(修正している),NEQ(同等でない)とする。 ISO 9599:1991, Copper, lead and zinc sulfide concentrates−Determination of hygroscopic moisture in the analysis sample−Gravimetric method (MOD) ISO 12739:1997,Zinc sulfide concentrates−Determination of zinc content−Ion-exchange/EDTA titrimetric method (MOD) ISO 13291:1997,Zinc sulfide concentrates−Determination of zinc content−Solvent extraction and EDTA titrimetric method (MOD) ISO 13658:2000,Zinc sulfide concentrates−Determination of zinc content−Hydroxide precipitation and EDTA titrimetric method (MOD) 2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS K 0050 化学分析方法通則 JIS K 0116 発光分光分析通則 JIS K 0121 原子吸光分析通則 JIS M 8083 銅,鉛及び亜鉛硫化精鉱−サンプリング及び水分決定方法 JIS M 8101 非鉄金属鉱石のサンプリング,試料調製及び水分決定方法 JIS Z 8401 数値の丸め方 3. 一般事項 3.定量方法に共通な一般事項は,JIS K 0050,...09-27 JIS M8124
-
JIS P8252:2003 pdfダウンロード。紙,板紙及びパルプ−灰分試験方法− 900 ℃燃焼法 Paper, board and pulps−Determination of residue (ash) on ignition at 900 degrees C 1. 適用範囲 この規格は,紙,板紙及びパルプを900 ℃で燃焼した際の灰分を測定する方法について規定する。この規格は,すべての種類の紙,板紙及びパルプに適用する。測定限界は約0.2 %である(1)。 注(1) 7.では,最低10 mgの残さが必要である。これに相当する試料の質量は5 gである。試料の質量を増加すれば,この測定限界を小さくすることが可能である。 備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。 なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD(修正している),NEQ(同等でない)とする。 ISO 2114:1997,Paper,board and pulps−Determination of residue (ash) on ignition at 900 degrees C (MOD) 参考 この規格の方法では,炭酸カルシウムは分解する。炭酸カルシウムを含む,又は含む可能性のある試料を測定する方法については,JIS P 8251(紙,板紙及びパルプ−灰分試験方法−525 ℃燃焼法)がある。 2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS H 6201 化学分析用白金るつぼ JIS P 0001 紙・板紙及びパルプ用語 JIS P 8110 紙及び板紙−平均品質を測定するためのサンプリング方法 備考 ISO 186 : 1994,Paper and board−Sampling to determine average qualityからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。 JIS P 8127 紙及び板紙−水分試験方法−乾燥器による方法 備考 ISO 287 : 1985,Paper and board−Determination of moisture content−Oven-drying methodからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。 JIS P 8201 製紙用パルプの試料採取方法 備考 ISO 7213 :...09-27 JIS P8252
-
JIS R1653:2003 pdfダウンロード。ファインセラミックス粉体の 粗大粒子含有率試験方法 Determination of content of coarse particle in fine ceramic powders by wet siezing method 1. 適用範囲 この規格は,ファインセラミックス粉体中の粗大粒子含有率を,20 µm以上のJIS試験用ふるいを用いた湿式ふるい分け法で試験する方法について規定する。この方法は,粗大粒子含有率が10 ppm以上であるファインセラミックス粉体及び,固体濃度既知の水系スラリーに適用する。 2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS R 1600 ファインセラミックス関連用語 JIS R 6003 研磨剤のサンプリング方法 JIS Z 8401 数値の丸め方 JIS Z 8801-1 試験用ふるい―第1部:金属製網ふるい 3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS R 1600によるほか,次による。 a) 粗大粒子 製品特性に悪影響を及ぼす特異的に大きい粒子。例えば原料粉体中に含まれる20 µm以上の粒子,又は平均粒子径に比べて粒子径が50倍以上の粒子(凝集体を含む) b) 粗大粒子含有率 ふるい目開き上に残った粉体質量の,投入した試料粉体質量に対する割合 c) 湿式ふるい分け法 液体を媒体としてふるい分けを行う方法 4. 装置及び器具 装置及び器具は,次による。 a) ふるい JIS Z 8801-1に規定する試験用ふるいで枠の径が75 mmのもの,又は枠の径が55 mmで同等の性能をもつもの b) はかり(天びん) 最小表示目盛りが0.1 mgの値が読み取れるはかり c) ビーカー はっ(撥)水加工されている樹脂製のビーカー d) 乾燥装置 温度110 ℃±5 ℃に保つことのできる自動温度調節器付き電気乾燥器 5. 試料のサンプリング 試料のサンプリングは JIS R 6003 研磨剤のサンプリング方法による。 測定に用いる試料は,原料粉体では30 g程度,スラリーでは粉体質量が30 g程度含まれるスラリー量とする。 6. 操作 6.1 ふるい洗浄 超音波洗浄機内にふるい全体を浸し,その状態でふるいの洗浄を約10分間行う。さらに洗浄水を交換して,同じ操作をもう一度約10分間行う。 6.2 粉体試料の乾燥 ガラス製ひょう量瓶に粉体試料を入れ,乾燥器により110 ℃で2時間以上加熱した後,室温になるまで冷却する。 6.3 ふるいの乾燥...09-27 JIS R1653
-
JIS R1654:2003 pdfダウンロード。ファインセラミックスの ボールオンディスク法による高温摩耗試験方法 Testing method for wear resistance of fine ceramics by ball-on-disk method at elevated temperatures 1. 適用範囲 この規格は,構造用ファインセラミックスの摩耗試験のうち,高温において球状試験片 と円板状試験片とを摩擦(しゅう動)させるボールオンディスク法による試験方法について規定する。 2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS B 0601 製品の幾何特性仕様(GPS)−表面性状:輪郭曲線方式−用語,定義及び表面性状パラメータ JIS B 0621 幾何偏差の定義及び表示 JIS B 0651 製品の幾何特性仕様(GPS)−表面性状:輪郭曲線方式−触針式表面粗さ測定機の特性 JIS C 1602 熱電対 JIS R 1613 ファインセラミックスのボールオンディスク法による摩耗試験方法 JIS Z 8401 数値の丸め方 JIS Z 8807 固体比重測定方法 3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,次による。 a) 摩耗 固体,粉体などとの摩擦による機械的作用によって,材料がその表面から逐次離脱していく現象。 b) 摩耗試験 規定の試験方法によって試験片を摩擦させ,その材料の耐摩耗性を評価する試験。 c) ボールオンディスク法 摩耗試験方法の一つであって,回転する円板状試験片に球状試験片を一定荷重で押し付けてしゅう動させる試験方法。 d) 摩擦係数 固体同士の摩擦において,相対運動を妨げる方向に働く力(摩擦力)の荷重に対する比。 e) 比摩耗量 単位荷重及び単位しゅう動距離当たりの摩耗体積。 4. 試験装置 4.1 ボールオンディスク法試験機 円板状試験片を保持する円板ホルダ,それを回転させる駆動装置,球状試験片を保持・固定する球ホルダ,それを円板状試験片に押し付ける荷重機構,摩擦力の検出機構,球状及び円板状試験片の加熱機構,測温及び温度制御機構並びにその周辺装置から成る。 a) 円板ホルダは,水平面内で回転し,回転軸の振れは0.02 mm以下,接触部における回転軸方向の振れは0.05 mm以下に調整されているものとする。 b) 駆動装置は,規定のしゅう動速度が得られる円板回転速度に設定でき,また,摩擦力の変動による回転速度の変化が無視できるものでなければならない。 c) 球ホルダは,球状試験片を完全に固定し,円板状試験片との接触部で発生する応力に対して高い剛性をもつものでなければならない。 d) 荷重機構は,おもり又はばね,油圧,空気圧などによる。 e) 摩擦力の検出機構は,ロードセル,板ばねのひずみ測定,回転トルク計測などの任意の方法を用いてよいが,検出機構が摩擦状態に影響を与えてはならない。 f) 加熱方式は,任意でよいが,球状及び円板状試験片を100 ℃以上に,かつ両試験片のしゅう動部位を同等に加熱できるものでなければならない。 g) 温度測定は,JIS C 1602に規定する熱電対による。熱電対では円板状試験片の温度を測定するものとする。 h) 試験雰囲気は,大気とする。 4.2 金属顕微鏡又は走査型電子顕微鏡 (SEM)...09-27 JIS R1654
-
JIS S2303:2003 pdfダウンロード。炭酸飲料用ガラスびんの機械衝撃試験方法 Method of impact test for carbonated beverage bottles 1. 適用範囲 この規格は,炭酸飲料用ガラスびんの機械衝撃強度の試験方法について規定する。 2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS B 1501 玉軸受用鋼球 JIS G 4051 機械構造用炭素鋼鋼材 3. 種類 種類は,次のとおりとする。 a) 通過試験(1) 注(1) 通過試験は,パステスト(pass test)ともいう。 b) 累進試験 4. 試験装置 試験装置は,次の条件を備えていなければならない(図1参照)。 a) 振子式になっていること。 b) 振子の先端に打撃物としてJIS B 1501に規定する呼び1(呼び直径25.40000mm)の等級20又は28を使用していること。 c) 振子の重心は,その腕のほぼ中心線上にあること。 d) 振子の打撃点は,その重心の軌跡と同一垂直平面上にあること。 e) 打撃物を含めた振子の質量は,608〜618gであること。 f) 振子の支点と重心とを結んだ線を水平にし,振子の荷重を支点と打撃点で支えたとき,打撃点にかかる荷重が4.85〜4.95N(2)であること。 注(2) 振子の支点と重心とを結んだ線を水平にした状態で打撃物を台ばかりに載せたとき,台ばかりの目盛が495〜505gであれば,4.85〜4.95Nとなる。 g) 振子の支点と重心とを結んだ線の延長線上に,打撃点から垂線を下ろしたとき,その交点と支点との距離は290〜295mm,その交点と打撃点の距離は28.0〜31.0mmになっていること。 h) 各振り降ろし角度における衝撃エネルギー値を示した目盛板があること。 i) 衝撃エネルギーの目盛間隔は,0.54Jまでは0.06J以下,それ以上は0.12J以下であること。 j) 試料びんを保持台に載せ,バックストッパで支える構造になっていること。 k) バックストッパの形状は,半径19mmの半円柱でV字型(角度120°)になっていること。材質は,JIS G 4051のS45Cとする。 ) 保持台は,試料びんに合わせて垂直,水平方向に移動できる構造になっていること。 m) 荷重振子の軸受の摩擦抵抗は,振子を0.07Jの目盛に設定し,振子を自由にしたとき,それが静止するまで往復20回以上,完全に振れるものであること。09-27 JIS S2303
-
JIS T14971:2003 pdfダウンロード。医療機器−リスクマネジメントの医療機器への適用 Medical devices-Application of risk management to medical devices 1 適用範囲 この規格は,医療機器としてのソフトウェア及び体外診断用医療機器を含む医療機器のリスクマネジメントの用語,原則及びプロセスについて規定する。この規格で規定するプロセスは,医療機器に関連する ハザードを特定し,関連するリスクの推定及び評価を行い,これらのリスクをコントロールし,そのコン トロールの有効性を監視するために,医療機器の製造業者を支援することを意図している。 この規格の要求事項は,医療機器のライフサイクルのいずれの段階にも適用可能である。この規格に規定するプロセスは,医療機器に関連する,生体適合性,データ及びシステムのセキュリティ,電気,動く部分,放射線,ユーザビリティなどに関するリスクに適用する。 この規格に規定するプロセスは,法的管轄によっては必ずしも医療機器とはならない製品に対しても適用可能であり,また,医療機器のライフサイクルに関与する他の人々が用いることも可能である。 この規格は,次のいずれにも適用しない。 − 個別の臨床上の手順における医療機器の使用判断 − ビジネス上のリスクマネジメント この規格は,製造業者がリスクの受容可能性の客観的な判断基準を確立することを要求するが,受容可能なリスクレベルは規定しない。 リスクマネジメントは,品質マネジメントシステムの不可欠な部分である。しかし,この規格は,製造業者が品質マネジメントシステムを構築することは要求しない。 注記1 この規格の適用の指針は,TR T 24971[9]にある。 注記2 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 ISO 14971:2019,Medical devices−Application of risk management to medical devices(IDT) なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”ことを示す。 2 引用規格 この規格には,引用規格はない。 3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。 3.1 附属資料(accompanying documentation) 医療機器(3.10)に附属し,医療機器(3.10)の据付け,使用,保守,使用停止及び廃棄に責任をもつ者又はユーザーに対する情報で,特に安全な使用に関する情報を記載した資料 注釈1 附属資料は,取扱説明書,技術解説,据付手順書,簡易参照ガイドなどで構成可能である。 注釈2 附属資料は,必ずしも,書面又は印刷した文書である必要はなく,視覚的,聴覚的又は触覚的な資料及び複数の媒体を含むことがある。 3.2 ベネフィット(benefit) 医療機器(3.10)の使用が,個人の健康に与える良い影響若しくは望ましい結果,又は患者管理若しくは公衆衛生に与える有益な影響 注釈1 ベネフィットには,臨床結果,患者の生活の質[QOL(quality of life)],診断に関係する結果に与える有益な影響,臨床結果に与える診断機器の有益な影響又は公衆衛生への有益な影響が含 まれる。 3.3 危害(harm) 人の受ける傷害若しくは健康障害,又は財産若しくは環境の受ける害 (出典:JIS T 0063:2020の3.1) 3.4 ハザード(hazard) 危害(3.3)の潜在的な源 (出典:JIS T 0063:2020の3.2) 3.5 危険状態(hazardous situation) 人,財産又は環境が,一つ以上のハザード(3.4)にさらされる状況 注釈1 ハザード及び危険状態の関係については,附属書Cを参照。 (出典:JIS T 0063:2020の3.3に注釈1を追加) 3.6 意図する使用,意図する目的(intended use,intended purpose) 製造業者(3.9)が提供する仕様,取扱説明及び情報で意図している,製品,プロセス(3.14)又はサービスの使用 注釈1 意図する医学的適応,患者集団,相互に作用し合う対象の体の部分又は生体組織の種類,ユーザープロファイル,使用環境及び動作原理が,意図する使用の典型的要素である。09-27 JIS T14971
-
JIS X0531:2003 pdfダウンロード。情報技術−自動認識及びデータ取得技術− GS1アプリケーション識別子及び ASC MH10データ識別子並びにその管理 Information technology-Automatic identification and data capture techniques-GS1 Application Identifiers and ASC MH10 Data Identifiers and maintenance 1 適用範囲 この規格では,符号化されたデータの識別に用いられる一連のGS1アプリケーション識別子及びASC MH10データ識別子について規定し,その管理を担当する組織を明確にする。 注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 ISO/IEC 15418:2016,Information technology−Automatic identification and data capture techniques−GS1 Application Identifiers and ASC MH10 Data Identifiers and maintenance(IDT) なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”ことを示す。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 ISO/IEC 19762,Information technology−Automatic identification and data capture (AIDC) techniques−Harmonized vocabulary ANS MH10,Data Identifiers and Application Identifiers GS1,General Specifications 3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,ISO/IEC 19762による。 4 GS1アプリケーション識別子及びASC MH10データ識別子 符号化された情報は,次の識別子セットのうちいずれかに従って識別される。 a) GS1アプリケーション識別子 b) ASC MH10データ識別子 注記 符号化に際して,いずれの識別子を利用するかについては,附属書Aを参照。 4.1 GS1アプリケーション識別子 GS1のアイテム識別システム及びこれに関連した符号化規格は,GS1が管理するGS1アプリケーション識別子によって補足される。この規格は,全ての符号化システムにとって重要な二つの主要要素である,データ内容及びデータキャリアで構成される。 GS1アプリケーション識別子の使用に際しては,GS1が定めた規則に従うものとする。 GS1アプリケーション識別子は,一般化された単純なデータフィールドを識別するものであり,産業分野にとらわれない国際的なサプライチェーン業務で使用される。データフィールドの定義,形式及び構成に関する規則は,GS1総合仕様書(GS1,General Specifications)で規定されている。 それぞれのGS1アプリケーション識別子は,二文字以上から成り,最初の二桁でアプリケーション識別子の長さが決まる。この二桁コードのリストには,既存のアプリケーション識別子及び今後用いられることになるアプリケーション識別子の定義された長さ並びにそれぞれのデータフィールドが記載されているが,これは,箇条5に規定するアプリケーション識別子管理団体から入手することができる。 注記 GS1アプリケーション識別子の一覧表は,一般財団法人流通システム開発センターのWebサイト(https://www.dsri.jp/standard/identify/ai/explanation08.html)から入手することができる。 4.2 ASC MH10データ識別子 登録済みのASC MH10データ識別子の全リスト及びその用法に関する全仕様は,米国標準規格MH10データアプリケーション識別子規格(以下,ASC MH10データ識別子という。)にある。 ASC...09-27 JIS X0531
-
JIS X5252:2003 pdfダウンロード。ローカルエリアネットワーク及びメトロポリタンエリアネットワーク−CSMA/CD アクセス方式及び物理層仕様Local and metropolitan area networks – Specific requirements – Part 3:Carrier sense multiple access with collision detection (CSMA/CD) accessmethod and physical layer specifications 1.はじめに1.1概要 この規格は,CSMA/CD をアクセス方式として採用したローカルエリアネットワーク(LAN)の総合的規格である。この規格は,伝送速度 1M ビット/s から 1000M ビット/s のための複数の媒体形式及び技術について規定することを目的としている。この規格のこの版では,次に示すシステム類に関して必要な仕様を提供する。それらは,1M ビット/s ベースバンドシステム,10M ビット/s ベースバンド及びブロードバンドシステム,100M ビット/s ベースバンドシステム,並びに 1000M ビット/s ベースバンドシステムである。この規格は,更に,一つの論理リンク上に複数の同速度の物理リンクを束ねることによって,システムの伝送速度を線形に増加させる方法についても規定する。 1.1.1基本概念 この規格は,半二重及び全二重という二つの異なった動作モードを提供する。実際のIEEE802.3装置は,一時に半二重又は全二重のどちらかのモードで動作する。“CSMA/CD MAC”という語はこの規格全体を通して“802.3 MAC”と同義語で用いられ,実際のところ全二重モードの DTE は,共有媒体型 LAN へのアクセスを調停するために従来から用いられている CSMA/CD アルゴリズムを実装していないが,半二重又は全二重モードのデータ端末装置(DTE)を意味する。 .1.1.1半二重通信 半二重モードでは,CSMA/CD 媒体アクセス方式が,二つ以上の局が共通の伝送媒体を共有する手段となる。送信するために,局は媒体上の静止時間,すなわち他のすべての局が送信をしていないときを待つ。これを送信延期処理という。その後,ビット直列の形で用意したメッセージを送出する。送信開始後,他の局のメッセージと衝突した場合,各送信局はシステム全体に衝突が確実に伝搬するように,更にあらかじめ定められた期間だけ意図的に送出し続ける。局はランダムな時間待った後に再度送信を試みる。これをバックオフ処理という。このアクセス方式の詳細については,後の箇条で規定する。半二重通信は,この規格で使用を許されたすべての媒体と構成とで用いることができる。 1.1.1.2全二重通信 全二重通信は,ポイント・ポイント媒体(専用チャネル)を用いた一対の局間での同時通信を可能にする。全二重通信では,媒体共有のための競合がないので,送信側は送信延期処理を行ったり監視又は受信応答動作をする必要はない。全二重モードは,次のすべてが満足されたときだけ用いられる。 a)物理媒体が同時送受信を干渉なしに提供可能であること。 b)二つの局が全二重ポイント・ポイントリンクで完全に接続されていること。共有媒体のための競合は存在しないので,多重アクセス(すなわち,CSMA/CD)アルゴリズムは必要ない。 c) LAN上の両局は,全二重通信の機能をもち,利用できるように構成されていること。想定される最も一般的な全二重通信の構成は,専用 LAN をもち,それぞれのポートが一つの装置に接続された主ブリッジ(スイッチとも呼ばれる。)からなる。この規格で定義されるリピータは,全二重通信の適用範囲外とする。全二重通信は,半二重通信に必要な MAC 機能の固有のサブセットとする。 1.1.2アーキテクチャ的視点 ローカルエリアネットワーク(LAN)の設計を考えるとき二つの重要な方法があり,次の点に対応している。 a)アーキテクチャ システムの論理部分とそれらがどう調和しているかに重点を置く。 b)実現方法 実際の構成機器とそれらの実装,相互接続とに重点を置く。この規格は,アーキテクチャの観点に沿って構成され,システムの大きな二つの部分に焦点を当てている。一方はデータリンク層の媒体アクセス制御(MAC)副層で,もう一方は物理層である。これらの層は、JIS X 5003(ISO/IEC7498-1:1994 に対応する)が規定する開放型システム間相互接続の基本参照モデルの下位層群に対応する(図 1-1 参照)。論理リンク制御(LLC)副層及び MAC 副層で OSI 参照モデルにおいて規定された,データリンク層の機能を包含する。09-27 JIS X5252
ランダム文章
みんな大好きな