• JIS K6299:2012 pdfダウンロード。ゴム−試験用試料の作製方法 Rubber test mixes-Preparation, mixing and vulcanization- Equipment and procedures 1 適用範囲 この規格は,ゴム試験用試料を作製するための,準備,混練装置及び加硫装置並びに手順について規定する。 警告 この規格に基づいて試験を行う者は,通常の実験室での作業に精通していることを前提とする。この規格は,その使用に関連して起こる全ての安全上の問題を取り扱おうとするものではない。この規格の利用者は,各自の責任において安全及び健康に対する適切な措置をとらなければならない。 注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 ISO 2393:2008,Rubber test mixes−Preparation, mixing and vulcanization−Equipment and procedures(MOD) なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”ことを示す。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS K 6200 ゴム−用語 JIS K 6250 ゴム−物理試験方法通則 注記 対応国際規格:ISO 23529,Rubber−General procedures for preparing and conditioning test pieces for physical test methods(MOD) JIS K 6251 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム−引張特性の求め方 注記 対応国際規格:ISO 37,Rubber, vulcanized or thermoplastic−Determination of tensile stress-strain properties(MOD) JIS K 6300-1 未加硫ゴム−物理特性−第1部:ムーニー粘度計による粘度及びスコーチタイムの求め方 注記 対応国際規格:ISO 289-1,Rubber, unvulcanized−Determinations using a shearing-disc viscometer−Part 1 : Determination of Mooney viscosity(MOD) JIS K 6383 合成ゴム−SBR−試験方法 注記 対応国際規格:ISO 2322,Styrene-butadiene rubber (SBR)−Emulsion-and solution-polymerized types−Evaluation procedures(MOD)...
    09-18
  • JIS K6411:2012 pdfダウンロード。道路橋免震用ゴム支承に用いる積層ゴム−試験方法 Elastomeric seismic-protection isolators for road bridges-Test methods 1 適用範囲 この規格は,道路橋の免震用ゴム支承に用いる積層ゴムの試験方法について規定する。 ただし,この規格は,道路橋免震用ゴム支承以外の固定形ゴム支承及び可動形ゴム支承に用いる積層ゴムには適用しない。 注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 ISO 22762-1:2010,Elastomeric seismic-protection isolators−Part 1: Test methods(MOD) なお,対応の程度を表す記号(MOD)は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”ことを示す。 警告 この規格の利用者は,通常の実験室での作業に精通しているものとする。この規格は,その使用に関連して起こる全ての安全上の問題を取り扱おうとするものではない。この規格の利用者は,各自の責任において安全及び健康に対する適切な措置をとらなければならない。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS B 7721 引張試験機・圧縮試験機−力計測系の校正方法及び検証方法 注記 対応国際規格:ISO 7500-1:2004,Metallic materials−Verification of static uniaxial testing machines−Part 1: Tension/compression testing machines−Verification and calibration of the force-measuring system(MOD) JIS K 6200 ゴム−用語 JIS K 6226-1 ゴム−熱重量測定による加硫ゴム及び未加硫ゴム組成の求め方(定量)−第1部:ブタジエンゴム,エチレンプロピレンゴム及びターポリマー,ブチルゴム,イソプレンゴム,スチレンブタジエンゴム JIS K 6227 ゴム−カーボンブラックの定量−熱分解法及び化学分解法 JIS K 6228 ゴム−灰分の定量 JIS K 6230 ゴム−赤外分光分析法による同定方法 JIS K 6231 ゴム−熱分解ガスクロマトグラフ法による同定(単一ポリマー及びポリマーブレンド) JIS K 6250 ゴム−物理試験方法通則 注記 対応国際規格:ISO 23529,Rubber−General procedures for preparing and conditioning test pieces for physical test methods(MOD) JIS K 6251 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム−引張特性の求め方...
    09-18
  • JIS K6762:2012 pdfダウンロード。水道用ポリエチレン二層管 Double wall polyethylene pipes for water supply 1 適用範囲 この規格は,使用圧力0.75 MPa以下の水道に使用するポリエチレン二層管(以下,管という。)について規定する。 注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 ISO 4427-1:2007,Plastics piping systems−Polyethylene (PE) pipes and fittings for water supply−Part 1: General,Amendment 1:2015 ISO 4427-2:2007,Plastics piping systems−Polyethylene (PE) pipes and fittings for water supply−Part 2: Pipes,Amendment 1:2014(全体評価:MOD) なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”ことを示す。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS B 7502 マイクロメータ JIS B 7503 ダイヤルゲージ JIS B 7507 ノギス JIS B 7512 鋼製巻尺 JIS K 0050 化学分析方法通則 JIS K 6812 ポリオレフィン管,継手及びコンパウンドの顔料分散又はカーボン分散の評価方法 注記 対応国際規格:ISO 18553,Method for the assessment of the degree of pigment or carbon black dispersion in polyolefin pipes, fittings and compounds JIS K 6813 ポリオレフィン管及び継手−灰化及び熱分解によるカーボンブラック含有量の求め方−試験方法及び基本仕様 注記...
    09-18
  • JIS K8844:2012 pdfダウンロード。ブロモフェノールブルー(試薬) Bromophenol blue (Reagent) 1 適用範囲 この規格は,試薬として用いるブロモフェノールブルー1) について規定する。 注1) 化学名:3,3-ビス(3,5-ジブロモ-4-ヒドロキシフェニル)-3H-2,1-ベンゾオキサチオール1,1-ジオキシド 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS K 0050 化学分析方法通則 JIS K 0067 化学製品の減量及び残分試験方法 JIS K 0115 吸光光度分析通則 JIS K 0117 赤外分光分析方法通則 JIS K 1107 窒素 JIS K 8001 試薬試験方法通則 JIS K 8005 容量分析用標準物質 JIS K 8101 エタノール(99.5)(試薬) JIS K 8102 エタノール(95)(試薬) JIS K 8150 塩化ナトリウム(試薬) JIS K 8180 塩酸(試薬) JIS K 8541 硝酸(試薬) JIS K 8550 硝酸銀(試薬) JIS K 8574 水酸化カリウム(試薬) JIS K 8576 水酸化ナトリウム(試薬) JIS K 8603 ソーダ石灰(試薬) JIS K 8809 フタル酸水素カリウム(試薬) JIS K 8842 ブロモチモールブルー(試薬) JIS K 8951 硫酸(試薬) JIS Z 8802 pH測定方法 3 種類 種類は,特級とする。 4 性質...
    09-18
  • JIS K9045:2012 pdfダウンロード。L-アスパラギン酸(試薬) L-Aspartic acid (Reagent) 6 試験方法 6.1 一般事項 試験方法の一般的な事項は,JIS K 0050及びJIS K 8001による。 6.2 純度(C4H7NO4) 純度(C4H7NO4)の試験方法は,次による。 a) 試薬及び試験用溶液類 試薬及び試験用溶液類は,次のものを用いる。 1) ぎ酸(質量分率98 %以上) JIS K 8264に規定するもの。 2) 酢酸(非水滴定用) JIS K 8042に規定するアニリン1 gをJIS K 8355に規定する酢酸で溶かし,酢酸で100 mlにしたものをA液とする。正確にA液25 mlをとり,0.1 mol/l 過塩素酸(酢酸溶媒)で電位差滴定したときの滴定量をV1 mlとする。また,正確にA液25 mlをとり,酢酸75 mlを加え0.1 mol/l 過塩素酸(酢酸溶媒)で電位差滴定したときの滴定量をV2 mlとする。V2−V1は,0.1 ml以下である。 なお,酢酸(非水滴定用)の水分測定は,JIS K 0068の6.3.5 a)(直接滴定)による。試料10 gを用いる。この場合,溶媒はメタノールに代えて,クロロホルムとアルキレンカルボネートとを主成分とするカールフィッシャー用脱水溶剤40 mlを用いる。 3) 0.1 mol/l 過塩素酸(酢酸溶媒)(HClO4:10.05 g/l) 0.1 mol/l 過塩素酸(酢酸溶媒)の調製,標定及び計算は,次による。 3.1) 調製 あらかじめ水分を測定した酢酸(非水滴定用)1 000 gをはかりとる。あらかじめ純度を測定したJIS K 8223に規定する過塩素酸(質量分率70〜72 %)14 gを加え,次の式によって算出したJIS K 8886に規定する無水酢酸a gを加え混合した後,気密容器に入れて保存する。調製後1時間以上放置したものを用いる。 3.2) 標定 標定は,認証標準物質1) 又はJIS K 8005に規定する容量分析用標準物質のフタル酸水素カリウムを用い,次のとおり行う。 3.2.1) 認証標準物質1) のフタル酸水素カリウムを用いる場合は,認証書に定める方法で使用する。 3.2.2) 容量分析用標準物質のフタル酸水素カリウムを用いる場合は,必要量をめのう乳鉢で軽く砕い て,120 ℃で約60分間乾燥した後,デシケーターに入れて放冷する。 3.2.3) 認証標準物質1) 又は容量分析用標準物質のフタル酸水素カリウム0.5〜0.6 gを0.1 mgの桁まではかりとり,コニカルビーカー200 mlに移し,酢酸(非水滴定用)50 mlを加え,JIS K 0113の5.(電位差滴定方法)によって,指示電極にガラス電極,参照電極に銀−塩化銀電極を用いて,3.1)で調製した0.1 mol/l 過塩素酸(酢酸溶媒)で電位差滴定を行う。 別に,酢酸(非水滴定用)50 mlをコニカルビーカー200 mlにはかりとり,同一条件で空試験を行って滴定量を補正する。 注1)...
    09-18
  • JIS K9102:2012 pdfダウンロード。L-ヒドロキシプロリン(試薬)L-Hydroxyproline (Reagent) 1 適用範囲 この規格は,試薬として用いるL-ヒドロキシプロリンについて規定する。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。 これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS K 0050 化学分析方法通則 JIS K 0063 化学製品の旋光度測定方法 JIS K 0067 化学製品の減量及び残分試験方法 JIS K 0068 化学製品の水分測定方法 JIS K 0113 電位差・電流・電量・カールフィッシャー滴定方法通則 JIS K 0115 吸光光度分析通則 JIS K 0117 赤外分光分析方法通則 JIS K 1107 窒素 JIS K 8001 試薬試験方法通則 JIS K 8005 容量分析用標準物質 JIS K 8012 亜鉛(試薬) JIS K 8034 アセトン(試薬) JIS K 8042 アニリン(試薬) JIS K 8044 三酸化二ひ素(試薬) JIS K 8102 エタノール(95)(試薬) JIS K 8107 エチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム二水和物(試薬) K 9102 : 2012 JIS K 8116 塩化アンモニウム(試薬) JIS K 8136 塩化すず(II)二水和物(試薬) JIS K 8150 塩化ナトリウム(試薬) JIS K 8155 塩化バリウム二水和物(試薬) JIS K 8180 塩酸(試薬) JIS...
    09-18
  • JIS L1919:2012 pdfダウンロード。繊維製品の防汚性試験方法 Testing methods for soil resistance and soil release of textiles 4 試験場所 JIS L 0105の5.1(試験場所)に規定する標準状態で試験を行う。試験室が標準状態を保てない場合は,できるだけ標準状態に近い場所で試験を行い,試験時の温度及び相対湿度を箇条9によって,試験報告書に記載する。 5 試料及び試験片の採取及び準備 JIS L 0105の6.3(布状の試料及びその試験片)又は6.4[製品(縫製品)状の試料の試験片]によって試料を採取し,試験に用いる試験片は,JIS L 0105の5.3(試料又は試験片の調整)によって試験前に標準状態にしておく。また,試料が製品のときは,表生地から無作為に採取し,標準状態とする。 6 試験の種類 試験の種類は,次による。 a) A法(ICI形ピリング試験機を用いる方法)(8.1) 1) A-1法(密閉形円筒容器を用いる方法)(8.1.1) 2) A-2法(密閉形樹脂製袋を用いる方法)(8.1.2) b) B法(スプレー法)(8.2) c) C法(滴下拭き取り法)(8.3) 7 装置及び材料 7.1 ICI形ピリング試験機 ICI形ピリング試験機は,JIS L 1076の7.1(ICI形試験機)による。 なお,回転箱内張りのコルク保護のため,JIS Z 1516に規定する両面段ボールで,種別S−1の第1種,B段で厚さ約5 mmのものを用いて,回転箱内寸で作った段ボール箱を回転箱内に装着する。 7.2 ゴム管 JIS L 1076の7.1に規定するピリング試験用ゴム管とする。 7.3 密閉形円筒容器 外径約130 mm,高さ約200 mm,厚さ約3 mmで,容量が約2 000 mLの密閉形高密度ポリエチレン製円筒容器とする。 7.4 密閉形樹脂製袋 たて約280 mm,よこ約200 mm,厚さ約0.08 mmで,容量が約2 000 mLのチャック付きポリエチレン製袋とする。 7.5 はっ水度試験装置 はっ水度試験装置は,JIS L 1092の7.2.1 a)(はっ水度試験装置)及びb)(試験片保持枠)による。 7.6 電気洗濯機 JIS C 9606に規定する遠心式脱水装置付きの電気洗濯機とする。 8 試験方法 8.1 A法(ICI形ピリング試験機を用いる方法) A法は,粉体汚れに対する繊維製品の防汚性の試験に適用し,A-1法は,泥汚れなどを想定した粗い粒子を含んだ油性の粉体汚染物質との接触,A-2法は,気中に浮遊している粉じんなどを想定した細かい粒子を含んだ乾性の粉体汚染物質に対して,防汚性を試験する。 箇条5の試料につき100 mm×100 mmの試験片を,織物にあっては,たて糸方向に,編物にあってはウェール方向に3枚採取する。
    09-18
  • JIS Q17024:2012 pdfダウンロード。適合性評価− 要員の認証を実施する機関に対する一般要求事項 Conformity assessment- General requirements for bodies operating certification of persons 1 適用範囲 この規格は,特定の要求事項に照らして要員を認証する機関に対する一般要求事項について規定し,また,原則について記載する。これには,要員認証スキームの開発及び維持を含む。 注記1 この規格では,“要員認証機関”という完全な用語の代わりに“認証機関”という用語を,また,“要員認証スキーム”という完全な用語の代わりに“認証スキーム”という用語を用いる。 注記2 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 ISO/IEC 17024:2012,Conformity assessment−General requirements for bodies operating certification of persons(IDT) なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”ことを示す。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。この引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS Q 17000 適合性評価−用語及び一般原則 注記 対応国際規格:ISO/IEC 17000,Conformity assessment−Vocabulary and general principles(IDT) 3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS Q 17000によるほか,次による。 3.1 認証プロセス(certification process) 要員が認証要求事項(3.3参照)を満たしていることを認証機関が確定する活動であって,申請,評価,認証の決定,再認証,並びに証明書(3.5参照)及びロゴ又はマークの使用を含む。 3.2 認証スキーム(certification scheme) 要員の特定の職業又は技能カテゴリに関する,力量(3.6参照)要求事項及びその他の要求事項。 注記 その他の要求事項については,8.3及び8.4を参照。 3.3 認証要求事項(certification requirements) 認証を確立するか又は維持するために満たさなければならない一連の規定要求事項で,スキームの要求事項を含む。 3.4 スキームオーナ(scheme owner) 認証スキーム(3.2参照)の開発及び維持に責任をもつ組織。 注記 この組織は,認証機関自身,政府関係当局,その他であり得る。 3.5 証明書(certificate) この規格の規定に基づいて認証機関が発行する文書であって,記名された要員が認証要求事項(3.3参照)を満たしたことを示すもの。 注記 9.4.7を参照。
    09-18
  • JIS R1692:2012 pdfダウンロード。ファインセラミックス基板の 熱疲労試験方法 Testing method for thermal fatigue of fine ceramics substrate 4 装置及び器具 4.1 熱疲労試験装置 熱疲労試験装置は,低温及び高温の二つの槽を備え,規定の時間内に一つの槽から他の槽へ試験片を移すことができるものとする。ただし,一つの槽でその槽内の温度を低温及び高温に変化できる熱疲労試験装置の場合はこの限りではない。 熱疲労試験装置は試験片を置く槽内の温度を規定温度に維持できることとする。試験片の取付具又は支持具は熱伝導の小さいものを使用し,試験片が取付具又は支持具の熱から絶縁されるようにする。複数の試験片を同時に試験する場合は,試験片間及び試験片と槽内の間で空気の流れが妨げられないように試験片を配置する。また,槽内の温度を測定する温度計を備える。 4.2 4点曲げ強さ試験装置 クロスヘッド速度を一定に保つことができ,最大荷重の±1 %以下の精度で荷重を計測できるものとする。 4.3 4点曲げ強さ試験用支持具 試験片を支点で支える2対の丸棒の器具で,左右同一形状であり,丸棒の長さは試験片の幅を超えるものを用いる。支持具丸棒の直径は4.0 mm〜6.0 mm,表面粗さはJIS B 0601に規定する0.40 µmRa以下とする。 支持具丸棒の材質には,試験温度において弾性率1.47×1011 N/m2以上をもち,試験途中で塑性変形及び破壊しないものを用いる。また,支持具丸棒は,曲げ負荷による試験片の変形を妨げないように,測定中に回転可能な構造のものとする。 4.4 マイクロメータ マイクロメータは,JIS B 7502に規定する外側マイクロメータ又はこれと同等以上の精度をもつものを用いる。 4.5 ノギス ノギスは,JIS B 7507に規定する最小読取り長さ0.01 mm又はこれと同等以上の精度をもつものを用いる。 5 試験片 5.1 試験片の形状及び寸法 5.1.1 一般事項 試験片の形状は,ファインセラミックスの表裏にそれぞれ2個ずつ合計4個の金属板を図1に示すように接合したものとする。ファインセラミックスの標準寸法は,全長h=40.0 mm,幅w=10.0±0.5 mm,金属板の寸法は,全長hm=17.0 mm,幅wm=8.0±0.5 mmとする。金属板の間隔d=2 mmとする。金属板の四つのコーナー部は,図1に示すようにR=1.0 mmの面取り加工をする。寸法が標準寸法と異なる場合には,報告で記載する。 5.1.2 ファインセラミックスの板厚t及び金属板の板厚tm ファインセラミックスの板厚t及び金属板の板厚tmは,ファインセラミックス基板の仕様によって,次に示す板厚から選ぶ。次に示す板厚寸法と異なる場合には,報告で記載する。 a) ファインセラミックスの板厚t ファインセラミックスの板厚tは,次による。 厚さt=1.50 mm,1.00 mm,0.787 mm,0.635 mm,0.381 mm,0.32 mm,0.254 mm,0.20 mm b) 金属板の板厚tm 金属板の板厚tmは,次による。 厚さtm=0.6 mm,0.4 mm,0.3 mm,0.25 mm,0.2 mm,0.125 mm
    09-18
  • JIS R1694:2012 pdfダウンロード。ファインセラミックス薄膜の湿度環境下における 分光透過率の測定方法 Measurement of spectral transmittance of fine ceramic thin films under humid condition 1 適用範囲 この規格は,干渉フィルタ,反射防止膜などの光学部品として使用する光学用ファインセラミックス薄膜の分光透過率を,環境の相対湿度を変化させて,分光光度計によって測定する方法について規定する。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS K 0115 吸光光度分析通則 JIS Z 8701 色の表示方法−XYZ表色系及びX10Y10Z10表色系 JIS Z 8730 色の表示方法−物体色の色差 3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。 3.1 1/2透過率波長[λT1/2] 特定の波長範囲で,試料の分光透過率が最大値と最小値の中間値となる波長。 3.2 ミニチャンバー 試料を分光測定するために,真空中又は高湿度・低湿度環境で試料を保持する密閉用容器。 3.3 透過率 試料に入射した光と,透過した光の量の強度比を百分率で表した値。 3.4 モノクロメーター 白色光から任意の波長成分の光を取り出す機器。 3.5 分光光度計 光源部,モノクロメーター,試料室,測光部,信号処理部,データ処理部,及び表示・記録・出力部で構成され,選択された波長における試料の透過率,又は反射率の測定を行う装置。 3.6 ダブルビーム方式分光光度計 分光光度計のうち,更に光源からの光を試料側と参照側とに分岐させる光学系をもち,透過率測定又は反射率測定に用いる光を参照用及び試料用の2光線として参照光を基準光として用いる方式をもつ装置。 3.7 積分球 分光光度計の測光部に用いられ,検出器が設置された球の内面に硫酸バリウムなどの拡散反射性の白色物質を塗布し試料物質の透過光を立体角内全体にわたって集光し検出することができる装置。 4 測定環境 測定環境は,次に示す環境条件で行うことが望ましい。 a) 温度 23±2 ℃。 b) 相対湿度 70 %以下。 注記 環境温度が低いと,高湿度測定時に恒温恒湿槽からミニチャンバーを取り出した際にミニチャンバー内が結露するので注意を要する。 5 試料 試料は,板状若しくはフィルム状の基板上に形成されたセラミックスの単層又は多層薄膜とする。基板の材質はガラス又は高分子材料などであり,通常の板ガラス程度の透明性があれば制限はない。ミニチャンバー内に設置できれば,試料の寸法及び形状は任意とする。 6 測定原理 セラミックス薄膜は微細な柱状構造をもつことが多いため,柱状組織の隙間に大気中の水分が吸着する。水分の吸着によって薄膜の屈折率が変化して,光反射・透過特性が変化するので,この影響が分光透過率の変化に現れる。この水分の吸脱着は急激におこるとともに,水分の吸脱着による屈折率の変化はセラミックス薄膜試料の環境履歴により影響される。したがって,セラミックス薄膜試料における水分吸脱着による分光特性の変化を評価するためには,真空環境下において吸着水分を脱離することにより履歴の影響を低減するとともに,当該試料を所定の湿度環境を維持した状態において測定することが必要となる。得られたデータ分光透過率データより1/2透過率波長[λT1/2]のシフトなどを算出するとともに,真空環境下における測定により得られた値と比較することにより,雰囲気湿度に対するセラミックス薄膜試料の安定性を定量的に求められる。
    09-18