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JIS A1435:2013 pdfダウンロード。建築用外装材料の凍結融解試験方法 Method of test for resistance of exterior materials of buildings to freezing and thawing 1 適用範囲 この規格は,建築物の外装に使用される材料(以下,外装材料という。)のうち,工場で板状に成形製造した無機質材料の凍結融解作用に対する抵抗性を試験する方法について規定する。 2 試験の種類 試験の種類は,試験片に対する凍結条件,融解条件及び水の供給方法によって表1のとおり区分する。 3 試験方法 3.1 水中凍結水中融解法 3.1.1 試験装置 凍結融解試験装置は,凍結融解サイクルを与えるのに必要な冷却・加熱装置,試験槽,温度測定装置及び制御装置から構成する。 3.1.1.1 冷却・加熱装置 温度管理用試験片の中心部温度を所定時間内に凍結時−20±2 ℃,融解時10±2 ℃にすることができ,かつ,試験槽内の冷媒温度を+20 ℃〜−25 ℃の範囲に制御できる能力をもつもの。 3.1.1.2 試験槽 槽内の温度分布を均一にするための循環装置をもつもの。 3.1.1.3 温度測定装置 温度管理用試験片の中心部温度を±1 ℃以内の精度で測定でき,連続して記録できるもの。 3.1.1.4 凍結融解サイクルの試験装置 凍結融解の切替え及び温度管理を自動的に制御できるもの。 3.1.1.5 試験片容器 内面に突起部をもつゴム製のもの(又は,それと同等の機能をもつもの)。容器の例を図1に示す。 3.1.2 試験片 試験片は,次による。 a) 試験片の寸法は,長さ×幅を200 mm×100 mm又は400 mm×100 mmとし,厚さは製品の厚さとする。試験片が前記寸法未満の場合は,製品の寸法とする。 b) 試験片の表面,裏面及び小口面の処理は行わない。 c) 試験片の数量は,5個とする。 3.1.3 試験方法 試験方法は,次による。 a) 凍結融解試験に先立ち,試験片を48時間水中に浸せきさせる。 b) 凍結融解中,試験片は常に約3 mm厚さの水で全面が覆われていなければならない。 c) 試験中の温度管理は,試験片と同じ種類の温度管理用試験片の中心部温度で行う。試験片中心部温度と試験片表面温度との関係が明確な場合は,試験片表面温度で管理してもよい。 d) 凍結融解の条件は,試験片の中心部温度が冷却時の最低温度で−20±2 ℃,融解時の最高温度で10±2 ℃とする。 なお,試験開始直後の1サイクル及び試験中断後の最初の1サイクルは,室温から開始する。 e) 凍結融解の1サイクルに要する時間は,3時間以上5時間以内とし,融解に要する時間を1サイクルの25 %以上とする。 d)の条件を満足できない場合,1サイクルに要する時間の延長はしてもよいが短縮はできない。 f) 試験槽内の冷媒の温度は,+20 ℃〜−25 ℃の範囲を超えてはならない。 g) 凍結融解サイクル数は,各対象材料ごとに定める。また,測定サイクルごとに試験片の上下左右を入れ換える。 h) 試験を中断する場合は,試験片を−10 ℃以下の凍結状態で保存する。09-17 JIS A1435
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JIS A1481-3:2014 pdfダウンロード。建材製品中のアスベスト含有率測定方法− 第3部:アスベスト含有率のX線回折定量分析方法 Determination of asbestos in building material products- Part 3: Quantitative analysis of containing asbestos by X-ray diffraction method 1 適用範囲 この規格は,X線回折分析方法によって,建材製品中のアスベスト含有率(質量分率)(以下,アスベスト含有率という。)を定量する方法について規定する。この規格は,定量用二次分析試料及び定量用三次分析試料の作製方法並びに基底標準吸収補正法によるX線回折定量分析方法で構成する。 なお,アスベストが不純物として含有するおそれのある天然鉱物及びそれを原料としてできた製品については,適用しない。 関連する国内の強制法規としては,次のものなどがあり,適用される基準に対しては,これらの規定が優先する。 − 労働安全衛生法 − 廃棄物の処理及び清掃に関する基準 注記1 JIS A 1481-1は,建材製品中及び天然鉱物中のアスベスト定性分析に適用可能である。一方,JIS A 1481-2及びJIS A 1481-3は,建材製品中のアスベスト分析だけを対象としており,アスベストが不純物として含有するおそれのある天然鉱物及びそれを原料としてできた製品の分析は対象としていない。 注記2 アスベスト含有率0.1 %の有無の判断のフローを,参考として図1に示す。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS A 1481-1 建材製品中のアスベスト含有率測定方法−第1部:市販バルク材からの試料採取及び定性的判定方法 JIS A 1481-2 建材製品中のアスベスト含有率測定方法−第2部:試料採取及びアスベスト含有の有無を判定するための定性分析方法 JIS K 1522 イソプロピルアルコール(イソプロパノール) JIS K 8264 ぎ酸(試薬) JIS R 3503 化学分析用ガラス器具 3 用語,記号及び単位 3.1 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS A 1481-2によるほか,次による。 3.1.1 定量用二次分析試料 一次分析試料をぎ酸処理し,定量分析用に作製したもの。 3.1.2 定量用三次分析試料 定量用二次分析試料で,残さ(渣)率0.15を超えたものについて,定量分析用に作製したもの。 3.1.3 残さ(渣)率 一次分析試料量に対する定量用二次分析試料量[残さ(渣)量]の比率。 3.1.4 減量率 試料量に対する加熱処理した一次分析試料量(減量)の比率。 3.1.5 積分強度 指定したX線回折線(ピーク)の面積強度(積算値)。 3.2 記号及び単位 記号及び単位は,表1による。09-17 JIS A1481-3
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JIS A1509-2:2014 pdfダウンロード。セラミックタイル試験方法− 第2部:寸法・形状の測定方法 Test methods for ceramic tiles Part 2: Determination of dimensions and the shape 6.2.2 裏あしの高さ 裏あしの高さは,製造業者が製作寸法で定めた部分の高さを測定する(図3参照)。ただし,複数の面で構成された役物の場合,最も大きい面の裏あしに適用する。 6.3 結果の表示 裏あしの形状は,あり状か否かを確認方法及び測定結果とともに表示する。また,裏あしの高さの値はミリメートル(mm)単位とし,小数第2位まで表示する。 7 ばち 7.1 手順 ばちは,5.2.1.1によって測定した結果を用いて,次の手順によって求める。 a) 平物 1) 正方形状のばち 四辺の寸法の最大値と最小値との差を求める。 2) 長方形状のばち 2.1) 長さのばち 二つの長辺の寸法の差を求める。 2.2) 幅のばち 二つの短辺の寸法の差を求める。 b) 役物 1) 一つの面で構成された役物の場合 a) の規定による。 2) 複数の面で構成された役物の場合 図1 b)に示すように,各面の相対する二辺の寸法の差を求める。 2.1) A面の長さのばち a1とa2との差。 2.2) A面の幅のばち c1とc2との差。 2.3) B面の長さのばち b1とb2との差。 2.4) B面の幅のばち c3とc4との差。 注記 A面とB面との区分は,製作寸法による表面積の大きい方の面をA面とする。 なお,製作寸法による表面積が同一の場合,その区分は製造業者が定める。 7.2 結果の表示 ばちの値は,ミリメートル(mm)単位とし,小数第2位まで表示する。 8 反り 8.1 測定器具 測定器具は,次による。 a) 測定器 JIS B 7503に規定する最小目盛0.01 mm以下のダイヤルゲージ又は同等の他の適切な測定器を用いて,図4〜図6に示すように基点及び測点で構成したもの。 b) に規定する基準器を用いて目盛を補正する。b) 基準器 測定器の目盛の補正に用いる基準器で,定盤,I型直定規又はその他の適切な測定基準器。 8.2 手順 8.2.1 面反り(でこ反り・へこ反り) 面反りの測定方法は,次による。 a) 面反りは,図4に示すように,タイル表面の対角線上の両角から約5 mm内側の位置を基点1及び基点2とし,両基点間の直線の中点からタイル表面までの垂直距離を測定する。このとき,でこ反りはプラス(+),へこ反りはマイナス(−)の符号を用いて表す。 8.2.2 ねじれ ねじれは,8.2.1によって測定した,2本の対角線の方向の面反りの差を絶対値で示す。このとき,でこ反りの場合はプラス(+),へこ反りの場合はマイナス(−)の符号を用いて計算する。 8.2.3 辺反り(でこ反り・へこ反り) 辺反りの測定方法は,次による。 a) 辺反りは,図5に示すように,タイル表面の端部から各辺に沿って約5...09-17 JIS A1509-2
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JIS A1509-4:2014 pdfダウンロード。セラミックタイル試験方法− 第4部:曲げ破壊荷重及び曲げ強度の測定方法 Test methods for ceramic tiles Part 4: Determination of modulus of rupture and breaking strength 1 適用範囲 この規格は,セラミックタイル(以下,タイルという。)の曲げ破壊荷重及び曲げ強度の測定方法について規定する。ただし,各辺が35 mm以下のタイルには適用しない。 注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 ISO 10545-4:2004,Ceramic tiles−Part 4: Determination of modulus of rupture and breaking strength(MOD) なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”ことを示す。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS A 1509-1 セラミックタイル試験方法−第1部:抜取検査 JIS A 5209 セラミックタイル JIS B 7507 ノギス JIS K 6253-1 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム−硬さの求め方−第1部:通則 3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS A 5209によるほか,次による。 3.1 破壊荷重(F) 試料を破壊するのに要する力。 3.2 曲げ破壊荷重(S) 幅1 mm当たりの破壊荷重にスパンを乗じて得られる値。 3.3 曲げ強度(R) 曲げモーメントを破断面の最少断面係数の二乗で除して得られる値。 3.4 スパン(L) 支持ロッド間の距離。 4 試験・測定の原理 タイルを2本の支持ロッドで支え,中央に一定の荷重速度で荷重をかけ,タイルが破壊したときの最大荷重を測定し,タイルの曲げ破壊荷重及び曲げ強度を求める。 5 装置及び器具 装置及び器具は,次による。 5.1 曲げ試験装置 次のもので構成した,スパン中央に配置した加圧ロッドを介して荷重をかける装置(図1参照)。 a) 圧縮試験機 相対指示誤差が2.0 %以下のもの。 b) 支持ロッド 直径10 mmの金属製のもの。 c) 加圧ロッド 直径10 mmの金属製で,荷重を伝えるもの。 d) ゴム板...09-17 JIS A1509-4
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JIS A1509-6:2014 pdfダウンロード。セラミックタイル試験方法− 第6部:床タイルの耐表面摩耗性試験方法 Test methods for ceramic tiles Part 6: Determination of resistance to surface abrasion for floor tiles 1 適用範囲 この規格は,セラミックタイル(以下,タイルという。)のうち,屋外床及び屋内床に使用するタイルの耐表面摩耗性試験方法について規定する。 注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 ISO 10545-7:1996,Ceramic tiles−Part 7: Determination of resistance to surface abrasion for glazed tiles(MOD) なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”ことを示す。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS A 5209 セラミックタイル JIS R 6111 人造研削材 3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS A 5209による。 4 試験・測定の原理 タイルの表面上で研磨材料を回転させ,表面のす(磨)り減り度合いを未試験タイルと比較し,耐摩耗性を評価する。 5 装置及び器具 5.1 摩耗装置 図1に示すように偏しん(心)円運動する水平支持板及び試料固定ホルダー(以下,ホルダーという。)で構成され,各ホルダーは,水平支持板との中心間距離が195 mmの位置に互いに等間隔に取り付けられている。また,設定した摩耗回転数で自動的に停止する機能をもつ。 a) 水平支持板 偏しん(心)距離(e)22.5 mm,回転速度300 rpmで設計されたもの。 b) 試料固定ホルダー 図2に示すように研磨材料が漏れないように厚さ9 mmのゴムシール部をもつ金属製の円筒形容器で,上部に研磨材料を投入するための穴及び飛散防止のための蓋をもつ。試料を固定したときのホルダー内部の寸法は,内径83 mm(試験面積は54 cm2),高さ25.5 mmである。 5.2 研磨材料 1個のホルダーに投入する研磨材料の構成は,次による。 なお,鋼球は著しいさび(錆)の付着があってはならない。 a) 鋼球 1) 直径5 mm 70 g 2) 直径3 mm 50 g 3) 直径2 mm 45 g 4)...09-17 JIS A1509-6
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JIS A1509-9:2014 pdfダウンロード。セラミックタイル試験方法− 第9部:耐凍害性試験方法 Test methods for ceramic tiles Part 9: Determination of frost resistance 1 適用範囲 この規格は,セラミックタイル(以下,タイルという。)のうち,凍害を受けるおそれのある場所に使用するタイルの耐凍害性試験方法について規定する。 注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 ISO 10545-12:1995,Ceramic tiles−Part 12: Determination of frost resistance(MOD) なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”ことを示す。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS A 1435 建築用外装材料の凍結融解試験方法 JIS A 1509-1 セラミックタイル試験方法−第1部:抜取検査 JIS A 5209 セラミックタイル 3 用語及び定義 この規格に用いる主な用語及び定義は,JIS A 5209による。 4 試験・測定の原理 吸水させたタイルに凍結融解を繰り返した後,外観の変化を調べて,タイルの耐凍害性を評価する。 5 装置 装置は,JIS A 1435の3.2(気中凍結気中融解法)に規定する凍結融解試験装置を用いる。 6 試料 試料は,JIS A 1509-1に規定する数の全形タイルを用いる。ただし,必要な場合は,試験装置に合わせて切断して用いる。 なお,タイルの表面,裏面及び端部にひび割れ,素地又はうわぐすりの剝がれなどの欠点が認められた試料は,試験に使用しない。 7 手順 手順は,次による。 a) 試料を常温の清水中に24時間浸せき(漬)した後,凍結融解試験装置の試料保持かごに各試料を10 mm以上離して立て置きし,試験槽内で凍結融解を繰り返す。 なお,一回の凍結開始時から融解完了時までの工程を1サイクルとする。 1) 凍結融解の条件は,試料の中心部温度1) が,冷却時の最低温度で(−20±2) ℃,融解(散水)時は10 ℃〜30 ℃とする。 なお,試験開始直後の1サイクル及び試験中断後の最初の1サイクルは,室温から開始する。 注1) 試料の中心部温度と試料の表面又は試験槽の雰囲気温度との関係が明確である場合は,試料の表面又は試験槽の雰囲気温度で管理してもよい。 2) 凍結融解1サイクルの所要時間は100分とし,冷却時間は80分,融解時間は20分とする。ただし,この時間内に,試料の中心部温度1) が1) に規定する温度に達しない場合は,1サイクルの所要時間を延長し,規定温度に達するように調整する。 3) 凍結融解サイクル数は,100回とする。ただし,使用環境に応じて受渡当事者間の協定によりサイクル数を増加して行ってもよい。 なお,8時間以上試験を中断するときは,試料を水中に保存する。ただし,水中に保存すると含水率が高くなるおそれのある場合は,封かん(緘)状態で保存する。 b) 凍結融解終了後,目視で観察し,試料の表面,裏面及び端部のひび割れ,素地又はうわぐすりの剝がれなどの損傷の有無を調べる。 注記 必要に応じて,試験の途中で観察を行ってもよい。09-17 JIS A1509-9
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JIS A1509-12:2014 pdfダウンロード。セラミックタイル試験方法− 第12部:耐滑り性試験方法 Test methods for ceramic tiles-Part 12: Determination of slip resistance 1 適用範囲 この規格は,水ぬれする床に用いるセラミックタイル(以下,タイルという。)の,人が動作するときの耐滑り性試験方法について規定する。ただし,視覚障害者誘導用床タイルなどの大きな凹凸の付いたタイルには,適用しない。 なお,履物で歩行する場所に使用するタイルにはC.S.R,素足で歩行する場所に使用するタイルにはC.S.R・Bを適用する。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)は適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS A 1454:2016 高分子系張り床材試験方法 JIS A 1509-1 セラミックタイル試験方法−第1部:抜取検査 JIS A 5209 セラミックタイル JIS K 6253-1 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム−硬さの求め方−第1部:通則 JIS R 6252 研磨紙 JIS Z 8901 試験用粉体及び試験用粒子 3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS A 5209による。 4 試験・測定の原理 タイルの表面上で滑り片を滑らせたときの抵抗を測定して,タイルの耐滑り性を評価する。09-17 JIS A1509-12
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JIS A5015:2013 pdfダウンロード。道路用鉄鋼スラグ Iron and steel slag for road construction 1 適用範囲 この規格は,道路の路盤及び加熱アスファルト混合物に使用する鉄鋼スラグ(以下,道路用鉄鋼スラグという。)について規定する。 注記1 鉄鋼スラグには,せん鉄製造過程で生成する高炉スラグと,鋼の製造過程で生成する製鋼スラグとがある。高炉スラグは,冷却方法の違いによって,高炉徐冷スラグと高炉水砕スラグとに分けられる。製鋼スラグは,鋼の製造方法の違いによって,転炉系スラグと電気炉系スラグとに分けられる。 注記2 道路用鉄鋼スラグには,高炉スラグ及び製鋼スラグを素材とし,これらの素材を単独又は組み合わせて路盤材として製造したもの,並びに製鋼スラグを素材とし,加熱アスファルト混合物及びれき(瀝)青安定処理(加熱混合)に用いる骨材として製造したものとがある。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS A 1102 骨材のふるい分け試験方法 JIS A 1103 骨材の微粒分量試験方法 JIS A 1104 骨材の単位容積質量及び実積率試験方法 JIS A 1110 粗骨材の密度及び吸水率試験方法 JIS A 1121 ロサンゼルス試験機による粗骨材のすりへり試験方法 JIS A 1203 土の含水比試験方法 JIS A 1210 突固めによる土の締固め試験方法 JIS A 1211 CBR試験方法 JIS K 0058-1 スラグ類の化学物質試験方法−第1部:溶出量試験方法 JIS K 0058-2 スラグ類の化学物質試験方法−第2部:含有量試験方法 JIS K 0101 工業用水試験方法 JIS K 8005 容量分析用標準物質 JIS P 3801 ろ紙(化学分析用) JIS Q 17025 試験所及び校正機関の能力に関する一般要求事項 JIS Q 17050-1 適合性評価−供給者適合宣言−第1部:一般要求事項 JIS Q 17050-2 適合性評価−供給者適合宣言−第2部:支援文書 JIS R 3503 化学分析用ガラス器具 JIS R 5210 ポルトランドセメント JIS R 5211 高炉セメント JIS R 5212 シリカセメント...09-17 JIS A5015
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JIS A5414:2013 pdfダウンロード。パルプセメント板 Pulp cement boards 6 組成 パルプセメント板は,セメント,パルプ,パーライト,無機質混合材料及び無機質繊維材料を主原料とし,防水剤,硬化剤などの混和材料を加えてもよい。 7 試験 7.1 試験体 試験体は,表7に示す大きさで,原板のほぼ中央部から採取する。 7.2 寸法測定試験 厚さの測定は,試験体の周辺から20 mm以上内側の四隅を,JIS B 7503に規定するダイヤルゲージなどの1/20 mm以上の精度をもつ測定器で測り,平均値を四捨五入して小数点一桁で示す。この場合,測定器の試験体に接する部分は,直径6 mm以上の円とする。長さ及び幅の測定は,試験体を平らな台の上に置き,長さ及び幅それぞれ1か所を,JIS B 7512に規定する目量が1 mmの1級コンベックスルール又はJIS B 7516に規定する目量が1 mmの1級金属製直尺を用いて測定し,整数で示す。 7.3 直角度試験 試験体を平らな台の上に置き,図1に示すように四隅のうちの対角の2か所にJIS B 7526に規定する平形直角定規1級の呼び1 000の直角定規を当てる。角から1 000 mmの箇所での定規と試験体との間に生じる隙間を,JIS B 7512に規定する目量が1 mmの1級コンベックスルール又はJIS B 7516に規定する目量が1 mmの1級金属製直尺を用いて測定する。その距離を1 m当たりに換算して平均値をmm単位の整数で示す。 なお,試験体の辺長(l)が1 000 mm未満の場合は,辺長の端部において隙間(δ1)を測定し,次の式によって換算する。 7.4 含水率試験 試験体を採取したときの質量を試験時の質量(W1)とする。次に,この試験体を約105 ℃に調整したかくはん機付き空気乾燥器に入れ,24時間乾燥した後取り出して,JIS K 8123に規定する塩化カルシウム又はJIS K 1464に規定する品質に適合するシリカゲルで調湿したデシケーターに入れて常温まで冷却して量ったときの質量を乾燥時の質量(W0)とする。この場合,質量は0.1 g単位で測定する。 含水率は,次の式によって算出し,四捨五入によって整数で示す。 7.5 かさ密度試験 試験体は7.4と同一のものを用い,図2に示す測定箇所の長さ及び幅を,JIS B 7507に規定するノギスで測定し,平均値を四捨五入してmm単位の小数点一桁で示し試験体の長さ及び幅とし,同様に図に示す測定箇所の厚さを,JIS B 7503に規定するダイヤルゲージなどの1/20 mm以上の精度をもつ測定器で測り,平均値を四捨五入してmm単位の小数点一桁で示して試験体の厚さとする。この場合,測定器の試験体に接する部分は,直径6 mm以上の円とする。試験体の長さ,幅及び厚さから計算によって体積V0を求め,四捨五入によって0.1 g/cm3の単位で示す。09-17 JIS A5414
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JIS A5423:2013 pdfダウンロード。住宅屋根用化粧スレート Decorated cement shingles for dwelling roofs 1 適用範囲 この規格は,主原料としてセメント,けい酸質原料,石綿以外の繊維質原料,混和材料などを用いて加圧成形し,主として住宅用屋根に用いる,野地板1) の上にふ(葺)く化粧板2)(以下,屋根用スレートという。)について規定する。 注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 ISO 9125:2009,Fibre-cement slates and fittings−Product specification and test methods ISO 10904:2011,Fibre-cement corrugated sheets and fittings for roofing and cladding (全体評価:MOD) なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”ことを示す。 注1) 野地板とは,日本農林規格に定める構造用合板で,厚さが9 mm以上又はこれと同等以上の耐力をもつもので,屋根用スレートをくぎ,ねじなどで止めることができるものをいう。 2) ふ(葺)く化粧板とは,原料に着色材料を混入し,屋根用スレートの基板の表面に着色,印刷,塗装,吹付け,焼付け,凹凸などの化粧層を施したものをいう。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS A 1321 建築物の内装材料及び工法の難燃性試験方法 JIS A 1408 建築用ボード類の曲げ及び衝撃試験方法 JIS A 1415 高分子系建築材料の実験室光源による暴露試験方法 JIS A 1435 建築用外装材料の凍結融解試験方法 JIS B 7502 マイクロメータ JIS B 7503 ダイヤルゲージ JIS B 7512 鋼製巻尺 JIS B 7516 金属製直尺 JIS K 1464 工業用乾燥剤 JIS K 8123 塩化カルシウム(試薬) JIS R 6111 人造研削材 3 種類 屋根用スレートの種類は,形状によって区分し,表1による09-17 JIS A5423
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