• JIS B1176:2014 pdfダウンロード。六角穴付きボルト Hexagon socket head cap screws 1 適用範囲 この規格は,部品等級Aで,ねじの呼びがM1.6からM64までの並目ねじ及びねじの呼びがM8×1からM36×3までの細目ねじの六角穴付きボルトの特性について規定する。 鋼製ボルトの概略質量については,附属書Aを参照。 この規格で規定する寸法及び製品仕様以外の要求がある場合には,受渡当事者間の協定によって,例えばJIS B 0205-2,JIS B 0209-2,JIS B 1009,JIS B 1021,JIS B 1051,JIS B 1054-1及びJIS B 1057から選択する。 注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 ISO 4762:2004,Hexagon socket head cap screws ISO 12474:2010,Hexagon socket head cap screws with metric fine pitch thread(全体評価:MOD) なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”ことを示す。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS B 0101 ねじ用語 JIS B 0143 締結用部品−ねじ部品の寸法の記号及び意味 注記 対応国際規格:ISO 225:2010,Fasteners−Bolts, screws, studs and nuts−Symbols and descriptions of dimensions(IDT) JIS B 0205-2 一般用メートルねじ−第2部:全体系 注記 対応国際規格:ISO 261:1998,ISO general purpose metric screw threads−General plan(IDT) JIS B 0209-2 一般用メートルねじ−公差−第2部:一般用おねじ及びめねじの許容限界寸法−中(はめあい区分) 注記 対応国際規格:ISO 965-2:1998,ISO general purpose metric screw threads−Tolerances−Part 2: Limits of sizes...
    09-17
  • JIS B1189:2014 pdfダウンロード。フランジ付き六角ボルト Hexagon bolts with flange 1 適用範囲 この規格は,フランジ付き六角ボルト(以下,ボルトという。)の特性について規定する。 この規格で規定する寸法及び製品仕様以外の要求がある場合には,それらの要求を,例えば,JIS B 0205-2,JIS B 0209-2,JIS B 1009,JIS B 1051及びJIS B 1054-1から受渡当事者間の協定によって選択できる。 ISO 15071及びISO 15072によらないフランジ付き六角ボルトを,附属書JAに規定する。 注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 ISO 15071:2011,Hexagon bolts with flange−Small series−Product grade A ISO 15072:2012,Hexagon bolts with flange with metric fine pitch thread−Small series−Product grade A(全体評価:MOD) なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”ことを示す。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS B 0101 ねじ用語 JIS B 0143 締結用部品−ねじ部品の寸法の記号及び意味 注記 対応国際規格:ISO 225:2010,Fasteners−Bolts, screws, studs and nuts−Symbols and descriptions of dimensions(IDT) JIS B 0205-2 一般用メートルねじ−第2部:全体系 注記 対応国際規格:ISO 261:1998,ISO general purpose metric screw threads−General plan(IDT) JIS B 0209-2 一般用メートルねじ−公差−第2部:一般用おねじ及びめねじの許容限界寸法−中(はめあい区分) 注記 対応国際規格:ISO 965-2:1998,ISO general purpose metric screw threads−Tolerances−Part 2: Limits of...
    09-17
  • JIS B1306:2014 pdfダウンロード。炭素鋼及び合金鋼製締結用部品の機械的性質− 強度区分を規定したボルト,小ねじ及び 植込みボルト−並目ねじ及び細目ねじ Mechanical properties of fasteners made of carbon steel and alloy steel- Bolts, screws and studs with specified property classes- Coarse thread and fine pitch thread 1 適用範囲 この規格は,10 ℃〜35 ℃の環境温度範囲で試験を行ったときの炭素鋼及び合金鋼製のボルト,小ねじ及び植込みボルト(以下,これらを総称する場合は,おねじ部品という。)の機械的及び物理的性質について規定する。この規格の要求事項に適合するおねじ部品は,環境温度範囲で評価するので,高温(附属書B参照)及び/又は低温では,規定の機械的及び物理的性質を満足しないことがある。 注記1 この規格で規定するおねじ部品は,−50 ℃〜+150 ℃の温度範囲で使用する。−50 ℃より低い温度及び+150 ℃を超えて+300 ℃までの温度範囲については,個々の適用状況に対して適切な選択を行うために,締結用部品の材料の専門家からの助言を受けることを推奨する。 注記2 低温及び高温における鋼材の選択及び適用に関する情報は,例えばEN 10269,ASTM F2281及びASTM A320/A320Mから得ることができる。 ボルト及び小ねじの頭部の形状によっては,頭部のせん断面積がねじの有効断面積に比較して小さくなることがあるので,この規格の引張り又はねじりの要求事項を満足しないことがある。これらには,低頭及び皿頭のボルト並びに小ねじが含まれる(8.2参照)。 この規格は,次の条件のおねじ部品に適用する。 − 炭素鋼製及び合金鋼製のもの − JIS B 0205-1による一般用メートルねじのもの − M1.6〜M39の並目ねじ及びM8×1〜M39×3の細目ねじのもの − JIS B 0205-2及びJIS B 0205-3による呼び径とピッチとの組合せのもの − JIS B 0209-1,JIS B 0209-2及びJIS B 0209-4による公差のもの 引張力を受けない止めねじ及び類似のおねじ部品には適用しない(JIS B 1053参照)。 また,次に示すような特性に対する要求については規定しない。 − 溶接性 − 耐食性 − 耐せん断性 − トルク又は締付け力の性能(試験方法については,JIS B 1084参照) − 耐疲労性 注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 ISO 898-1:2013,Mechanical properties of fasteners made of carbon steel and alloy...
    09-17
  • JIS C1302:2014 pdfダウンロード。絶縁抵抗計 Insulation resistance testers 1 適用範囲 この規格は,電池を内蔵する定格測定電圧1 000 V以下で,測定対象として次のa)〜e)に用いる絶縁抵抗計であって可搬なものについて規定する。 a) 低電圧配電路の絶縁測定 交流1 000 V及び直流1 500 V以下の配電系統で,電源が切断されている電路及び機器の絶縁測定 b) 機器,器具,部品などの絶縁測定 注記 発電状態にない太陽電池アレイは,器具又は部品に該当する。 c) 高電圧設備の絶縁測定 d) 発電状態にある太陽電池アレイのP-N端子間を短絡する方法での絶縁測定 e) 発電状態にある太陽電池アレイのP-N端子間を短絡しない方法での絶縁測定 注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 IEC 61557-1:2007,Electrical safety in low voltage distribution systems up to 1 000 V a.c. and 1 500 V d.c.−Equipment for testing, measuring or monitoring of protective measures−Part 1: General requirements IEC 61557-2:2007,Electrical safety in low voltage distribution systems up to 1 000 V a.c. and 1 500 V d.c.−Equipment for testing, measuring or monitoring of protective measures−Part 2: Insulation resistance(全体評価:MOD) なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”ことを示す。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)は適用しない。 JIS C 0920:2003 電気機械器具の外郭による保護等級(IPコード)...
    09-17
  • JIS C2552:2014 pdfダウンロード。無方向性電磁鋼帯 Cold-rolled non-oriented electrical steel strip and sheet delivered in the fully-processed state 1 適用範囲 この規格は,呼称厚さ0.35 mm,0.47 mm,0.50 mm,0.65 mm及び1.00 mmの両面に絶縁皮膜をもつ冷延無方向性電磁鋼帯(以下,鋼帯という。)について規定する。特に,一般的要求事項,磁気特性,寸法・形状及びその許容差,その他の材料特性並びにそれらの検査方法について規定する。 この規格は,磁気回路構成用の十分に焼なました状態(以下,フルプロセスという。)のコイル又は切板で供給される鋼帯に適用する。 注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 IEC 60404-8-4:2013,Magnetic materials−Part 8-4: Specifications for individual materials−Cold-rolled non-oriented electrical steel strip and sheet delivered in the fully-processed state(MOD) なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”ことを示す。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。 これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS C 2550-1 電磁鋼帯試験方法−第1部:エプスタイン試験器による電磁鋼帯の磁気特性の測定方法 注記 対応国際規格:IEC 60404-2,Magnetic materials−Part 2: Methods of measurement of the magnetic properties of electrical steel strip and sheet by means of an Epstein frame(MOD) JIS C 2550-2 電磁鋼帯試験方法−第2部:寸法・形状の測定方法 注記 対応国際規格:IEC 60404-9,Magnetic materials−Part 9: Methods of determination of the geometrical characteristics of magnetic steel sheet...
    09-17
  • JIS C2557:2014 pdfダウンロード。電磁鋼帯の絶縁皮膜の分類 Classification-Surface insulations of electrical steel sheet, strip and laminations 1 適用範囲 この規格は,方向性及び無方向性電磁鋼帯(以下,鋼帯という。)の表面に施される絶縁皮膜について,その成分,絶縁性能及び機能に従った分類について規定する。 これらの絶縁皮膜は,酸化皮膜又は塗布皮膜のいずれかとする。 この規格は,各種の絶縁皮膜の記号を付与し,鋼帯の使用者へ絶縁皮膜の化学的性質及び使用方法についての一般的な情報を提供することを目的とする。 この規格は,表面絶縁抵抗値を規定することによって絶縁特性を要求するものではない。絶縁特性の要求は,受渡当事者間の協定による。 この規格は,各種の鋼帯に関する規格(箇条2参照)と併せて使用する。 注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 IEC 60404-1-1:2004,Magnetic materials−Part 1-1: Classification−Surface insulations of electrical steel sheet, strip and laminations(IDT) なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”ことを示す。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS C 2550-4 電磁鋼帯試験方法−第4部:表面絶縁抵抗の測定方法 注記 対応国際規格:IEC 60404-11,Magnetic materials−Part 11: Method of test for the determination of surface insulation resistance of magnetic sheet and strip(MOD) JIS C 2552 無方向性電磁鋼帯 注記 対応国際規格:IEC 60404-8-4,Magnetic materials−Part 8-4: Specifications for individual materials−Cold-rolled non-oriented electrical steel strip and sheet delivered in the fully-processed state(MOD) JIS C 2553 方向性電磁鋼帯 注記 対応国際規格:IEC 60404-8-7,Magnetic materials−Part 8-7: Specifications for individual...
    09-17
  • JIS C2809:2014 pdfダウンロード。平形接続子 Connecting devices-Flat quick-connect terminations for electrical copper conductors-Safety requirements 1 適用範囲 この規格は,機器又は部品と一体化した端子及び端子単体として使用する2.8 mm,4.8 mm,6.3 mm又は9.5 mmシリーズの孔又はディンプル戻止め付きメールタブと平形接続端子とを組み合わせた絶縁被覆なしの平形接続子の寸法,性能及び試験方法について規定する。 この規格は,寸法,性能及び試験方法の統一した要求事項を規定する。 接続用電線の銅導体は,断面積6 mm2以下の可とうより線又は非可とうより線とする。この規格は,アルミニウム電線には適用しない。 定格は,交流電圧1 000 V以下,周波数1 000 Hz以下及び直流電圧1 500 V以下とし,使用温度は,この規格で用いる材料の温度上限を超えない値とする。 注記1 この規格は,適用可能な場合,アルミニウム電線を除く銅以外の材料を用いた電線に適用してもよい。 注記2 安全上の理由から,この規格の適用範囲外の平形接続子は,この規格に適合する平形接続子の代替品として使用しないことが望ましい。 注記3 この規格は,ロック機構付きの平形接続端子には適用しない。ロック機構とは,結合相手の機械的保持のために,平形接続端子に組み込まれている機構をいう。 注記4 この規格に適合する平形接続子は,電線を引っ張って引き抜く構造ではない。 注記5 附属書Dは,国際単位ではない情報を掲載している。 注記6 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 IEC 61210:2010,Connecting devices−Flat quick-connect terminations for electrical copper conductors−Safety requirements(MOD) なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”ことを示す。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)は適用しない。 JIS C 60068-1:1993 環境試験方法−電気・電子−通則 注記 対応国際規格:IEC 60068-1:1988,Environmental testing. Part 1: General and guidance(IDT) JIS H 8610:1999 電気亜鉛めっき 注記 対応国際規格:ISO 2081:1986,Metallic coatings−Electroplated coatings of zinc on iron or steel(MOD) JIS H 8617:1999 ニッケルめっき及びニッケル−クロムめっき 注記 対応国際規格:ISO 1456:1988,Metallic coatings−Electrodeposited coatings of nickel plus chromium and of...
    09-17
  • JIS C3202:2014 pdfダウンロード。エナメル線 Enamelled winding wires 適用範囲 この規格は,電気機器の巻線及び配線に用いるエナメル線(以下,線という。)について規定する。なお,エナメル線に対する要求事項でこの規格に規定しない事項は,JIS C 3053 による。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの 引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS C 2351 エナメル線用ワニス JIS C 3053 巻線通則 JIS C 3102 電気用軟銅線 JIS C 3103 電気機器巻線用軟銅線 JIS C 3216-2 巻線試験方法-第 2 部:寸法 JIS C 3216-3 巻線試験方法-第 3 部:機械的特性 JIS C 3216-4 巻線試験方法-第 4 部:化学的特性 JIS C 3216-5 巻線試験方法-第 5 部:電気的特性 JIS C 3216-6 巻線試験方法-第 6 部:熱的特性 3 種類及び記号 線は,導体,皮膜の種類及び皮膜の厚さによって区分し,その種類及び記号は,表 1 による。
    09-17
  • JIS C4553:2014 pdfダウンロード。一般用直流ソレノイド DC solenoids for general purpose 1 適用範囲 この規格は,直流150 V以下の電路で,各種機構の操作に使用し,電磁エネルギーを機械的直線運動に変換するプランジャ形の一般用直流ソレノイド(以下,直流ソレノイドという。)について規定する。ただし,一般的な用途に使用し,水中,航空機,車載用等の特殊用途を除く。 なお,直流ソレノイドには次の種類があり,この規格では,この2種類を総称して“直流ソレノイド”という。 − DCソレノイド(3.1参照) − 自己保持形ソレノイド(3.2参照) 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)は適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS C 1302 絶縁抵抗計 JIS C 3306 ビニルコード JIS C 3316 電気機器用ビニル絶縁電線 JIS C 60068-2-1:2010 環境試験方法−電気・電子−第2-1部:低温(耐寒性)試験方法(試験記号:A) JIS C 60068-2-2:2010 環境試験方法−電気・電子−第2-2部:高温(耐熱性)試験方法(試験記号:B) 3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。 3.1 DCソレノイド アクチュエータの一種で直流を励磁コイル(以下,コイルという。)に通電し,可動鉄心を動かすことによって,電磁エネルギーを機械的直線運動に変換する無極の電磁石。 3.2 自己保持形ソレノイド アクチュエータの一種で磁気回路の一部に永久磁石を使用し,無通電時に保持状態を維持する機能をもつ有極の電磁石。 3.3 保持状態 ソレノイドの可動鉄心が動作完了した状態。この規格では,動作完了時に鉄心同士が当たる吸着状態も,保持状態に含める。 3.4 ストローク(直流ソレノイドの) 保持状態を基準とした可動鉄心の移動距離。 3.5 定格ストローク 直流ソレノイドの特性及び性能を規定するに当たって,基準となるストローク。 3.6 定格吸引力 定格電圧を加えたとき,定格ストロークまでの全ストロークにおける最小の吸引力。 3.7 固定鉄心 直流ソレノイドの磁気回路を形成する鉄心の固定した部分。 3.8 可動鉄心,プランジャ 固定鉄心に吸引される鉄心。 3.9 連続定格 指定条件の下で連続して使用するとき,温度上昇限度が規定の値以下であるような定格。 3.10 残留吸着力 DCソレノイドにおいて,定格電圧を加え可動鉄心を固定鉄心に吸着させた状態において,通電を断った後の残留磁気による保持力。 3.11 吸引力 コイルに通電したとき,可動鉄心に作用する力。 3.12 消費電力 コイルに通電したとき,コイルが消費する電力。
    09-17
  • JIS C9912:2014 pdfダウンロード。電気・電子機器のプラスチック部品の識別及び表示 The marking for identification of plastic parts for electrical and electronic equipment 1 適用範囲 この規格は,電気・電子機器のプラスチック部品(以下,プラスチック部品という。)の識別及びその表示方法について規定する。ただし,事務機器及び情報・通信機器は適用範囲から除く。 注記 適用範囲以外の機器について,この規定を適用することを妨げない。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS K 6899-4 プラスチック−記号及び略語−第4部:難燃剤 JIS K 6900 プラスチック−用語 JIS K 6999 プラスチック−プラスチック製品の識別及び表示 JIS Q 14021 環境ラベル及び宣言−自己宣言による環境主張(タイプII環境ラベル表示) ISO 1043-1,Plastics−Symbols and abbreviated terms−Part 1: Basic polymers and their special characteristics 3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS K 6900によるほか,次による。 3.1 プレコンシューマ材料 製造工程における廃棄物の流れから取り出された材料。ただし,その発生と同一工程で再利用できる加工不適合品,研磨不適合品,スクラップなどの再利用は除く。 3.2 ポストコンシューマ材料 家庭から排出される機器,又は機器のエンドユーザとしての商業施設,工業施設及び各種施設から本来の目的のためには使用できなくなった機器など,それら使用済み機器から発生する材料。これには,使用されずに流通経路から戻される材料を含む。 3.3 プラスチック再生材料 プレコンシューマ材料又はポストコンシューマ材料から加工され,機器に組み込む部品に使用するプラスチック材料(JIS Q 14021参照)。 なお,一般的には再生プラスチックともいう。プラスチック再生材料の定義については,附属書Bで補足する。 3.4 自らが資源循環利用をコントロール 機器製造業者自らが,資源循環利用をコントロールすることであって,次の事項を満たす行為(JIS C 9911参照)。 a) 機器製造業者が,利用しようとするポストコンシューマ材料・再生部品について,それらが,元々利用されていた機器,又はプレコンシューマ材料を利用しようとした機器について,次の事項を理解及び把握できる場合。 1) 機器の要件を基に,その機器の材料・部品の要求特性(強度,耐久性,材料等級,材料組成など)を理解する。 2) a) 1)の要求特性から,機器に利用された又は利用しようとした材料の組成劣化状況並びに部品の特性劣化状況及び品質低下度合いに至った経緯を把握する。 なお,ここでいう機器とは,市場に出荷される前の機器もあるが,ほとんどが使用済み機器であって,適用範囲に規定する機器に限定するものではない。 b) 機器製造業者が,利用しようとするポストコンシューマ材料・再生部品について,それらが,元々利用されていた機器,又はプレコンシューマ材料を利用しようとした機器について,a)の1)及び2)の事項を直接理解及び把握できない場合。 1) 一般に市販されるなど,再生材料含有率が明示されているポストコンシューマ材料・再生部品又はプレコンシューマ材料を利用するときに,その種類,現状特性などを把握する。 2) b) 1)を踏まえて,これから利用しようとする機器の設計において,設計者がもつ当該材料に関する専門的知識,利用技術などを基に,機器が要求する寿命及び品質を満たすものを選択する。 なお,ここでいう機器とは,市場に出荷される前の機器もあるが,ほとんどが使用済み機器であって,適用範囲に定めた機器に限定するものではない。 c) a)又はb)を基に,機器製造業者は,これから行う機器の設計において,材料・部品を繰返しマテリアルリサイクル又は再使用(リユース)することを考慮して,自ら主体的に,利用するポストコンシューマ材料・再生部品又はプレコンシューマ材料の仕様を要求・決定する。そして,購買仕様書,購買規程などを基に,図面にマテリアルリサイクルする材料又は再使用(リユース)する部品を特定した品番を記載し,その品番の部品・材料の使用を指示する。
    09-17