• JIS A1493:2014 pdfダウンロード。窓及びドアの熱性能−日射熱取得率の測定 Thermal performance of windows and doors Determination of solar heat gain coefficient 1 適用範囲 この規格は,窓及びドア,並びに窓に日射遮蔽物を附属する場合の日射熱取得率の測定方法について規定する。 この規格は,次のものに適用できる。 − 様々なタイプのグレージング(単層又は複層,ガラス又はプラスチック,低放射率コーティングの有無,日射調整フィルムの有無及び空気又は他の気体を封入した中空層をもつもの) − 窓又はドア内の不透明パネル − 様々なタイプのフレーム[木製,樹脂製,金属製(熱遮断構造を含む。),その他材料を任意に組み合わせたもの] − 様々なタイプの日射遮蔽物(ブラインド,スクリーン,紙障子,その他日よけの効果のある附属物) この規格には,次の事項は含まない。 − ひさし(庇),袖壁など建築部位による日射遮蔽効果 − 漏気による熱移動 − 二重窓及び複合窓における中間空気層の換気 − 窓若しくはドアのフレームと建物外壁との間の戸じゃくり又は接合部の熱橋作用 この規格は,次のものには適用できない。 出窓 − カーテンウォール及び他の構造用グレージング − 産業用,商業用及びガレージ用ドア 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS A 0202 断熱用語 JIS A 1420 建築用構成材の断熱性測定方法−校正熱箱法及び保護熱箱法 JIS A 2103 窓及びドアの熱性能−日射熱取得率の計算 JIS A 4710 建具の断熱性試験方法 JIS C 8912 結晶系太陽電池測定用ソーラシミュレータ JIS R 3106 板ガラス類の透過率・反射率・放射率・日射熱取得率の試験方法 3 用語,定義,記号及び単位 3.1 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS A 0202,JIS A 1420,JIS A 2103,JIS A 4710及びJIS C 8912による。 3.2 記号及び単位 この規格で用いる記号及び単位は,表1による。 4 測定原理 4.1 一般 窓及びドアの日射熱取得率の測定は,二つの段階によって行う。第1段階は,照射日射がある場合に試験体を通して計測箱に流れる熱量(照射日射取得熱量+貫流熱量)の測定である。第2段階は,照射日射がない場合に試験体の内外温度差によって流れる熱量(貫流熱量)の測定である。照射日射熱量は,第1段階の測定において試験体直前の放射強度計によって決定する。照射日射取得熱量は,第1段階で測定した熱量と第2段階で測定した熱貫流率を用いて算出した貫流熱量との差として決定する。窓及びドアの日射熱取得率(η)(日射侵入率と同義)は,照射日射取得熱量の照射日射熱量に対する比であるから,日射遮蔽物の有無にかかわらず式(1)によって求められる。
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  • JIS A1509-8:2014 pdfダウンロード。セラミックタイル試験方法− 第8部:施ゆうタイルの耐貫入性試験方法 Test methods for ceramic tiles- Part 8: Determination of crazing resistance for glazed tiles 1 適用範囲 この規格は,セラミックタイル(以下,タイルという。)のうち,施ゆうタイルの耐貫入性試験方法について規定する。ただし,装飾上及び設計上,意図的に貫入を施したタイル並びに製品の特徴として貫入が存在するタイルには適用しない。 注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 ISO 10545-11:1994,Ceramic tiles−Part 11: Determination of crazing resistance for glazed tiles(MOD) なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”ことを示す。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。 これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS A 1509-1 セラミックタイル試験方法−第1部:抜取検査 JIS A 5209 セラミックタイル 3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS A 5209による。 4 試験・測定の原理 オートクレーブ内で,一定時間タイルを高温高圧の蒸気にさらすことによって,タイルの施ゆう面の耐貫入性を評価する。 5 装置及び器具 5.1 オートクレーブ 圧力を1 MPa以上で1時間以上保持できる圧力容器。 注記 蒸気の供給方法は,直接加熱方式又は熱源外部供給方式とする。 5.2 着色液 塩基性フクシン約1 %水溶液,メチレンブルー約1 %水溶液又はその他の適切な着色液。 6 試料 試料は,JIS A 1509-1に規定する数の全形タイルを用いる。ただし,必要な場合は,試験装置に合わせて切断して用いる。 7 手順 7.1 試料の事前確認 試験を開始する前に,試料表面に着色液を塗布した後,湿布で拭き取るなどして,目視で観察し,切れ,貫入などの欠点の有無を確認する。このとき,欠点が確認された試料は,試験に使用しない。 7.2 加圧 試料への加圧は,次による。 a) 直接加熱方式 試験中に消費する水量より多量の水をオートクレーブ内に注水し,試料がオートクレーブ内で水に浸からないように保持する。オートクレーブの蓋を密閉した後,約1時間で1 MPa以上に達するようにオートクレーブ内の圧力を徐々に上げ,この圧力を1時間以上保持する。その後,熱源を切り,常圧になるまでできるだけ早く圧力を下げた後,試料を放冷する。 b) 熱源外部供給方式 オートクレーブ内に試料を保持し,約1時間で1 MPa以上に達するようにオートクレーブ内の圧力を徐々に上げ,この圧力を1時間以上保持する。その後,蒸気供給装置を切り,常圧になるまでできるだけ早く圧力を下げた後,試料を放冷する。 7.3 試料の事後観察 試料表面に着色液を塗布した後,湿布で拭き取るなどして,目視で観察し,貫入の発生の有無を調べる。 8 結果の表示 貫入の発生の有無を表示する。 9 試験記録 試験記録には,次の事項のうち,必要な事項を記載する。...
    09-15
  • JIS A1530:2014 pdfダウンロード。建具の開閉繰返し試験方法 Windows and doors-Resistance to repeated opening and closing- Test method 1 適用範囲 この規格は,JIS A 1513に規定する試験項目のうち,サッシ及びドアセットの開閉繰返し試験方法について規定する。ただし,自動ドアを除く。 注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 ISO 8274:2005,Windows and doors−Resistance to repeated opening and closing−Test method(MOD) なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”ことを示す。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS A 1513 建具の性能試験方法通則 JIS A 1519 建具の開閉力試験方法 JIS Z 8401 数値の丸め方 3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。 3.1 スイング 主に枠の面外に戸が移動する開閉形式。 3.2 スライディング 主に枠の面内を戸が移動する開閉形式。 4 試験装置 試験装置は,次によって構成する。 a) 試験体取付装置 試験体取付装置は,試験体を通常の使用に準じた状態に取り付けられるものとし,試験中に生じるあらゆる変形が試験結果に影響を与えないように,十分に剛性のあるものとする。 b) 開閉装置 開閉装置は,油圧式,圧搾空気式又は電気式の回転運動機,及び直線運動のシリンダー又は適切な機構のもので,常に同等の開閉動作を行うよう運動を制御し,戸の連続開閉ができるものとする。 c) 変位測定装置 スイングの開閉繰返しに用いる変位測定装置は,測定点における戸の面内位置を測定するものとし,±0.1 mm以下の精度をもち,定期的に校正された測定機器を使用する。 5 試験体及び試験体取付枠 5.1 試験体 試験体は,使用状態に組み立てられたものとする。 なお,ガラスの質量調整として鉄板,板ガラスなどの板状のものを戸に付加してもよい。また,ガラスの質量調整をする場合,戸の重心は,ガラスが正規に組み込まれた場合に比べて著しく変化しない位置とする。 5.2 試験体取付枠 試験体を試験体取付装置に取り付けにくい場合には,試験体取付枠を用いてもよい。この場合,試験体取付枠は,試験の目的に適した十分に剛性のあるものでなければならない。 6 試験 6.1 試験体の取付け 試験体は,水平・垂直を正しく,かつ,ねじれ及び曲がりのないように試験体取付装置に取り付ける。 6.2 試験環境 試験の環境は,JIS A 1513の3.3(試験環境)に規定する標準状態1)とする。ただし,指定のある場合は,受渡当事者間の協議による。 注1) JIS A 1513に規定する標準状態とは,温度5〜35 ℃,相対湿度45〜85 %,気圧860〜1 060 hPaをいう。 6.3 試験手順 6.3.1...
    09-15
  • JIS A1902-3:2015 pdfダウンロード。建築材料の揮発性有機化合物(VOC), ホルムアルデヒド及び他のカルボニル化合物 放散量測定におけるサンプル採取,試験片作製 及び試験条件−第3部:塗料及び建築用仕上塗材 Determination of the emission of volatile organic compounds and aldehydes by building products-Sampling, preparation of test specimens and testing condition-Part 3: Paints and coating materials 5.4.2 試験板の寸法・枚数 試験板の寸法・枚数は,次による。 a) 試験板は,試料負荷率が0.4〜2.2 m2/m3となる大きさとする。 b) 試験板は試料負荷率によって,1〜2枚作成する。 5.5 試料の塗り方 サンプリングした試料の塗り方は,次による。 a) はけぬり,ローラ塗り,こて塗りなどで試験板の片面に,全面又はあらかじめマスキングした面に塗装し,試験片とする。又は,規定の膜厚に塗装した後,規定の負荷率となる大きさに切断して試験片としてもよい。 b) 試料の塗付け量は希釈前の試料質量とし,日本工業規格(以下,JISという。)に規定している場合はその塗付け量に従い,JISに規定がない場合はその塗料・塗材の塗装仕様書に従って塗る。 c) 塗付けは,下塗り,上塗りなどを組合せしないで,それぞれの単独塗膜で試験する。 d) 下塗りと上塗りとを塗り重ねることはしないで,それぞれの単独塗膜の2回塗り及び3回塗りについては仕様書に従って塗る。また,塗装間隔も仕様書による。 e) 建築現場での塗装を想定し,塗付けが終了した時点を養生開始とする。 5.6 養生期間 試験片は,(24±1)時間室内に静置し養生する。その条件は,温度23〜28 ℃,相対湿度(50±5)%の状態で送風口からの空気が直接当たらず,表面に空気が自由に接触できるよう互いに25 mm以上離し,床から50 cm以上の台上に置く。その後,規定条件に設定されたチャンバー内に試験片を設置し,試験を開始する。VOC,ホルムアルデヒド及び他のアルデヒド化合物の放散量が少ない試験片は,周辺環境のそれらを吸着するおそれがあるので養生環境には十分注意する。 5.7 測定方法 5.7.1 測定装置の準備 測定装置の準備は,次による。 a) チャンバー内及び空気の流路は,あらかじめ清浄にし,装置内にVOC,ホルムアルデヒド及び他のアルデヒド化合物が残存しない状態から試験を開始する。 b) 一定の換気条件を保つため,空気流量,温度などは,あらかじめ試験開始前に調整する。 5.7.2 試験片の設置 試験片の設置は,次による。 a) 規定の養生期間を経過した試験片を,チャンバー内の試験片支持台に設置する。一方,別のチャンバーには,空試験用として試験片を設置しない。 b) それぞれのチャンバー内に,決められた流速で清浄な空気を送り,放散試験を開始する。 5.7.3 測定条件 測定条件は,次のとおりとする。 a) 温度 (28±1.0)℃ b) 相対湿度 (50±5)% c) チャンバー出口濃度 通常,チャンバー出口濃度は,厚生労働省のガイドライン値以下とする。 注記 厚生労働省のガイドライン値は,次のとおり。ホルムアルデヒドは100 μg/m3,トルエンは260 μg/m3,キシレンは870 μg/m3,p-ジクロロベンゼンは240 μg/m3,エチルベンゼンは3 800 μg/m3及びスチレンは220 μg/m3である。
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  • JIS A2103:2014 pdfダウンロード。窓及びドアの熱性能−日射熱取得率の計算 Thermal performance of windows and doors Calculation of solar heat gain coefficient 1 適用範囲 この規格は,フレームと板ガラス又は不透明パネルとによって構成する窓及びドアの日射熱取得率の計算方法について規定する。また,窓にブラインド,スクリーンなどが附属した場合の日射熱取得率の計算方法について規定し,次のものに適用できる。 − 様々なタイプのグレージング(単層又は複層,ガラス又はプラスチック,低放射率コーティングの有無,日射調整フィルムの有無及び空気又は他の気体を封入した中空層をもつもの) − 窓又はドア内の不透明パネル − 様々なタイプのフレーム[木製,樹脂製,金属製(熱遮断構造を含む),その他材料を任意に組み合わせたもの] − 様々なタイプの日射遮蔽物(ブラインド,スクリーン,紙障子,その他日よけの効果のある附属物) ブラインドの光学特性の計算方法は,附属書Cによる。また,代表的な板ガラス,スクリーン,障子紙及び日射調整フィルムの光学特性,並びに代表的なグレージングの日射熱取得率の参考値は,附属書B及び附属書Dに示す。 この規格には,次の事項は含まない。 − ひさし(庇),袖壁など建物部位による日射遮蔽効果 − 漏気による熱移動 − 二重窓及び複合窓における中間空気層の換気 − 窓若しくはドアのフレームと建物外壁との間の戸じゃくり又は接合部の熱橋作用 なお,この規格は,次のものには適用できない。 − 雨戸及び格子 − カーテンウォール及び他の構造用グレージング − 産業用,商業用及びガレージ用ドア 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS A 0202 断熱用語 JIS A 2102-1 窓及びドアの熱性能−熱貫流率の計算−第1部:一般 JIS A 2102-2 窓及びドアの熱性能−熱貫流率の計算−第2部:フレームの数値計算方法 JIS R 3106 板ガラス類の透過率・反射率・放射率・日射熱取得率の試験方法 JIS R 3107 板ガラス類の熱抵抗及び建築における熱貫流率の算定方法 3 用語,定義,記号及び単位 3.1 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS A 0202,JIS A 2102-1及びJIS R 3106によるほか,次による。 3.1.1 グレージング 窓やドアを構成するガラスなどの透過性のある面材。 3.1.2 フレーム グレージングを保持する障子,枠などの部材。 3.1.3 日射遮蔽物 窓に平行に配置され日射を遮蔽する効果をもつもの(ブラインド,スクリーン,紙障子,日射調整フィルムなど)。 3.1.4 グレージング複合体 グレージング及び日射遮蔽物を平行に配置して組み合わせた複合体。 3.1.5 正面側 グレージング複合体において入射日射に対して前側。 3.1.6 背面側 グレージング複合体において入射日射に対して後側。 3.2 記号及び単位 この規格で用いる記号及び単位は,表1による。
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  • JIS A5207:2014 pdfダウンロード。衛生器具−便器・洗面器類 Sanitary wares 3.2 給水方式 3.2.1 タンク式 大便器の給水方式で,汚物を排出するための水をためたタンクを使用し,タンクの水を重力によって便器へ給水する方式(図B.1参照)。 3.2.2 洗浄弁式 大便器及び小便器の給水方式で,洗浄弁を使用し,水道の給水圧力によって便器へ給水する方式(図B.2及び図B.5参照)。 3.2.3 専用洗浄弁式 大便器及び小便器の給水方式で,専用の給水装置を使用し,水道の給水圧力,加圧装置などによって便器へ給水する方式。ただし,大便器の専用洗浄弁式は,内部に負圧破壊装置1)を具備する(図B.3及び図B.6参照)。 注1) 負圧破壊装置とは,水使用機器において,吐水した水又は使用した水が逆サイホン作用によって上水給水系統に逆流する現象を防止するため,給水管内に負圧が発生したときに,自動的に空気を吸引するような構造をもつ器具をいう。 3.3 大便器の洗浄水量 大便器の1回の大洗浄操作によって排出される水の量。 3.4 製造業者公称水量 製造業者が発行するカタログ等に記載されている大便器の洗浄水量。 3.5 排水芯調整式便器 便器を取り替える場合,現場の壁仕上げ面から排水穴位置までの寸法を合わせる必要があるときに,使用する排水芯位置を調整する構造を備えた便器(図B.8参照)。 3.6 機械式排出機構便器 トラップ部の可動によって汚物を排出する機構を備えた便器(図B.9参照)。 3.7 ホールドタイプ 洗浄操作の形式で,レバーをひねり続けている間又はボタンを押し続けている間,水が流れ続けるタイプ。 3.8 ノンホールドタイプ 洗浄操作の形式で,レバー又はボタンを1回操作すると,操作時間にかかわらず一定水量流れるタイプ。 3.9 低リップタイプ壁掛小便器 子どもでも使用できるように設置時のあふれ縁高さを低くした壁掛小便器(図10参照)。 3.10 あふれ縁 水があふれ出る部分の最下端。 3.11 洗浄面 器具使用時に水で洗われ,かつ,特に目につく面。 3.12 防露便器 便器に,結露水が付きにくいように防露加工を施した便器。 3.13 大洗浄 大洗浄及び小洗浄の切替機構をもつ大便器の場合,水量の多い方を大洗浄とする。 3.14 小洗浄 大洗浄及び小洗浄の切替機構をもつ大便器の場合,水量の少ない方を小洗浄とする。 4 種類及び区分 器具の種類は,表2〜表6による。 なお,表2及び表3のI形,II形は,表1による。 注記 表中の“−”は,該当品が存在していないことを意味する。 5 性能 5.1 大便器の性能 5.1.1 洗浄性能 大便器の洗浄性能は,8.2.1.1によって試験を行ったとき,洗浄面にインキの跡が残ってはならない。 5.1.2 排出性能 大便器の排出性能は,8.2.1.2によって試験を行ったとき,次による。 a) ボールパス性能 大便器は,8.2.1.2 d) 1) によって試験を行ったとき,球が大便器の排水路を完全に通過しなければならない。 b) 大洗浄排出性能 大便器は,8.2.1.2 d) 2) によって試験を行ったとき,8.2.1.2 b) 1) の代用汚物Aを完全に便器外に排出し,かつ,8.2.1.2 b) 2) の代用汚物Bを85個以上便器外に排出しなければならない。 c) 小洗浄排出性能 タンク式及び専用洗浄弁式大便器は,8.2.1.2 d) 3) によって試験を行ったとき,8.2.1.2 b) 3) の代用汚物Cを完全に便器外に排出しなければならない。
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  • JIS A5209:2014 pdfダウンロード。セラミックタイル Ceramic tiles 1 適用範囲 この規格は,セメントモルタルによるタイル後張り工法(以下,モルタル張りという。),有機系接着剤によるタイル後張り工法(以下,接着剤張りという。)及びタイル先付けプレキャストコンクリート工法の場合に用いるセラミックタイル(以下,タイルという。)について規定する。 注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 ISO 13006:2018,Ceramic tiles−Definitions, classification, characteristics and marking(MOD) なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”ことを示す。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS A 1509-1 セラミックタイル試験方法−第1部:抜取検査 注記 対応国際規格:ISO 10545-1:2014,Ceramic tiles−Part 1: Sampling and basis for acceptance(MOD) JIS A 1509-2 セラミックタイル試験方法−第2部:寸法・形状の測定方法 注記 対応国際規格:ISO 10545-2:1995,Ceramic tiles−Part 2: Determination of dimensions and surface quality(MOD) JIS A 1509-3 セラミックタイル試験方法−第3部:吸水率,見掛け気孔率及びかさ密度の測定方法 注記 対応国際規格:ISO 10545-3:1995,Ceramic tiles−Part 3: Determination of water absorption, apparent porosity, apparent relative density and bulk density(MOD) JIS A 1509-4 セラミックタイル試験方法−第4部:曲げ破壊荷重及び曲げ強度の測定方法 注記 対応国際規格:ISO 10545-4:2004,Ceramic tiles−Part 4: Determination of modulus of rupture and breaking strength(MOD) JIS A 1509-5 セラミックタイル試験方法−第5部:床タイルの耐素地摩耗性試験方法 注記 対応国際規格:ISO 10545-6:2010,Ceramic tiles−Part 6: Determination...
    09-15
  • JIS A5215:2014 pdfダウンロード。舗装用れんが Brick for pavement 1 適用範囲 この規格は,主として粘土を原料として焼成し,定常的に大型車が走行しない広場などの舗装に使用される舗装用れんがについて規定する。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS B 7516 金属製直尺 JIS K 6253-3 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム−硬さの求め方−第3部:デュロメータ硬さ ASTM E 303 Standard Test Method for Measuring Surface Frictional Properties Using the British Pendulum Tester 3 種類 舗装用れんがの種類は,用途及び性能によって区分し,表1による。 5 原材料 舗装用れんがは粘土を主原料とする。自社で発生した窯業廃土を用いてもよい。 6 品質 6.1 外観 舗装用れんがは,7.2によって試験したとき,有害なひずみ,ひび割れ,きず,欠けなどがあってはならない。 6.2 性能 舗装用れんがの性能は,曲げ破壊荷重,透水性及び滑り抵抗性とし,箇条7によって試験したとき,表2〜表4に適合しなければならない。 なお,透水性は透水用れんがの場合にだけ適用する。
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  • JIS A5308:2014 pdfダウンロード。レディーミクストコンクリート Ready-mixed concrete 1 適用範囲 この規格は,荷卸し地点まで配達されるレディーミクストコンクリート(以下,レディーミクストコンクリートという。)について規定する。ただし,この規格は,配達されてから後の運搬,打込み及び養生については適用しない。 2 引用規格 表13に示す規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS A 0203によるほか,次による。 3.1 塩化物含有量 レディーミクストコンクリートの製造時に材料からもたらされる塩化物イオン量で,コンクリート1 m3当たりの量(kg/m3)で表す。 3.2 アルカリ総量 レディーミクストコンクリートの製造時に材料からもたらされるナトリウムイオン及びカリウムイオンを酸化ナトリウムに等価モル換算した量を累計したもので,コンクリート1 m3当たりの量(kg/m3)で表す。 3.3 回収水 レディーミクストコンクリート工場において,洗浄によって発生する排水のうち,運搬車,プラントのミキサ,ホッパなどに付着したフレッシュモルタル及び残留したフレッシュコンクリート,並びに戻りコンクリートのそれぞれの洗浄によって発生する排水(以下,コンクリートの洗浄排水という。)を処理して得られるスラッジ水及び上澄水の総称。 3.4 スラッジ水 コンクリートの洗浄排水から,粗骨材及び細骨材を取り除いて,回収した懸濁水。 なお,3.11に規定する安定化スラッジ水を含む。 3.5 上澄水 スラッジ水から,スラッジ固形分を沈降,その他の方法で取り除いた水。安定化スラッジ水からの水は含めないが,3.9に規定する安定剤の構成成分を指標にした管理方法1) が整備され,表C.2に適合することが確認された安定化スラッジ水からの水も上澄水に含めることができる。 注1) 管理方法には,イオンクロマトグラフィーなどがある。 3.6 スラッジ スラッジ水が濃縮され,流動性を失った状態のもの。 3.7 スラッジ固形分 スラッジを105〜110 ℃で乾燥して得られたもの。 3.8 スラッジ固形分率 レディーミクストコンクリートの配合における,単位セメント量に対するスラッジ固形分の質量の割合を分率で表したもの。 3.9 安定剤 付着モルタル及びスラッジ水にそれぞれ含まれるセメントの水和反応の進行を抑制させて安定化し,再利用するために用いる薬剤。 3.10 付着モルタル コンクリートの全量を排出した後,トラックアジテータのドラムの内壁,羽根などに付着しているフレッシュモルタル。 3.11 安定化スラッジ水 所定量の安定剤を添加しているコンクリートの洗浄排水から,粗骨材及び細骨材を取り除いて,回収した懸濁水。 4 種類,区分及び製品の呼び方 4.1 種類及び区分 レディーミクストコンクリートの種類は,普通コンクリート,軽量コンクリート,舗装コンクリート及び高強度コンクリートとする。それぞれのコンクリートは,粗骨材の最大寸法,スランプ又はスランプフロー,及び呼び強度によって区分し,その組合せを,表1の○印で示す。
    09-15
  • JIS A5314:2014 pdfダウンロード。ダクタイル鋳鉄管モルタルライニング Mortar lining for ductile iron pipes 1 適用範囲 この規格は,JIS G 5526に規定するダクタイル鋳鉄管(以下,管という。)の内面に施すモルタルライニング(以下,ライニングという。)について規定する。 注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 ISO 4179:2005,Ductile iron pipes and fittings for pressure and non-pressure pipelines−Cement mortar lining(MOD) なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”ことを示す。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS A 0203 コンクリート用語 JIS A 1103 骨材の微粒分量試験方法 JIS A 1105 細骨材の有機不純物試験方法 JIS B 7507 ノギス JIS B 7516 金属製直尺 JIS B 7524 すきまゲージ JIS G 5526 ダクタイル鋳鉄管 JIS R 5210 ポルトランドセメント JIS R 5211 高炉セメント JIS R 5213 フライアッシュセメント 3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS A 0203によるほか,次による。 3.1 シールコート(seal coat) モルタルライニングの耐久性向上を目的として,モルタルライニングの表面に塗布する材料。 3.2 遠心力方法 管にモルタルを所定の寸法が得られるように均衡に投入しながら,所定の遠心力によって平滑な表面が得られるように管を回転させてライニングを成形する方法。 4 ライニングの品質 4.1 ライニングの厚さ 管端部におけるライニングの厚さは,7.2.1によって試験を行い,表1による。 なお,測定箇所は両端部のそれぞれ円周上の4点とする。 4.2 ひび割れ及び段差 ライニングのひび割れ及び段差の幅は,7.2.2によって試験を行い,いずれも0.25 mm以下でなければならない。 4.3 外観 ライニングの外観は,7.2.3によって試験を行い,表面が実用的に滑らかで,シールコートの塗装状態が一様でなければならない。...
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