• JIS A5411:2014 pdfダウンロード。テラゾ Precast terrazzos 1 適用範囲 この規格は,主として建築物の仕上げ材料として用いるテラゾについて規定する。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS A 1407 床の滑り試験方法(振子形) JIS A 1451 建築材料及び建築構成部分の摩耗試験方法(回転円盤の摩擦及び打撃による床材料の摩耗試験方法) JIS A 1454 高分子系張り床材試験方法 JIS B 7524 すきまゲージ JIS B 7526 直角定規 JIS G 3532 鉄線 JIS R 5210 ポルトランドセメント 3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。 3.1 テラゾ 大理石,花こう岩などの砕石粒,顔料,セメントなどを練り混ぜたコンクリートが硬化した後,表面を研磨,つや出しして仕上げたブロック及びタイル。製造方法によって,図1に示す積層及び単層がある。 3.2 テラゾブロック 主に壁,間仕切り,階段及び床に用い,内部に補強鉄線があるもの。 3.3 テラゾタイル 主に床材に用い,内部に補強鉄線がないもの。
    09-15
  • JIS A5422:2014 pdfダウンロード。窯業系サイディング Fiber reinforced cement sidings 1 適用範囲 この規格は,主として建築物の外装に用いる窯業系サイディング(以下,サイディングという。)について規定する。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS A 1321 建築物の内装材料及び工法の難燃性試験方法 JIS A 1408 建築用ボード類の曲げ及び衝撃試験方法 JIS A 1415 高分子系建築材料の実験室光源による暴露試験方法 JIS A 1435 建築用外装材料の凍結融解試験方法 JIS B 7502 マイクロメータ JIS B 7503 ダイヤルゲージ JIS B 7507 ノギス JIS B 7512 鋼製巻尺 JIS B 7516 金属製直尺 JIS B 7518 デプスゲージ JIS L 0804 変退色用グレースケール JIS K 5600-4-5 塗料一般試験方法−第4部:塗膜の視覚特性−第5節:測色(測定) JIS K 5600-4-6 塗料一般試験方法−第4部:塗膜の視覚特性−第6節:測色(色差の計算) JIS S 6050 プラスチック字消し JIS Z 1522 セロハン粘着テープ JIS Z 8723 表面色の視感比較方法 3 種類 サイディングの種類は,現場での化粧仕上げの必要性の有無によって,表1による 4 品質 4.1 原料 サイディングの基材の主原料は,セメント,けい酸質原料,繊維質原料,混和材料などとする。 4.2 外観 サイディングの外観は,目視によって試験したとき,表2による。
    09-15
  • JIS A5505:2014 pdfダウンロード。メタルラス Metal laths 1 適用範囲 この規格は,主として建築の左官仕上げ,耐火被覆,防水被覆などの下地材及び軽量気泡コンクリートパネル(以下,ALCパネルという。)の補強材に使用するメタルラスについて規定する。 なお,技術上重要な改正に関する旧規格との対照表を,附属書Bに示す。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS B 7507 ノギス JIS B 7512 鋼製巻尺 JIS G 3141 冷間圧延鋼板及び鋼帯 JIS G 3302 溶融亜鉛めっき鋼板及び鋼帯 JIS G 3323 溶融亜鉛−アルミニウム−マグネシウム合金めっき鋼板及び鋼帯 JIS G 3532 鉄線 J IS G 3547 亜鉛めっき鉄線 JIS G 4305 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯 JIS Z 2371 塩水噴霧試験方法 3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。 3.1 平ラス 成型などの二次加工されていない平らなメタルラス(図1参照)。 3.2 こぶラス 平ラスを同一面方向にこぶ付け加工されたメタルラス(図2参照)。 3.3 波形ラス 平ラスを一定方向に波形加工されたメタルラス(図3参照)。 3.4 リブラスA 平ラス製造時に素板部分を一定間隔で残し,残した素板部分に同一面方向に山形加工されたリブの付いたメタルラス(図4参照)。 3.5 リブラスC 鋼板に切り目を付け,二次加工でリブ付け及び展開引伸ばしによって製造するリブの付いたメタルラス(図5参照)。 3.6 力骨付きラス 平ラスを芯材として力骨にて両面から挟んだラスであり,片面はラスの製品の長さ方向に,逆面には製品の幅方向に一定間隔で配列された力骨の縦横の交点を電気抵抗溶接を行い,いずれかの方向の力骨に沿って山形加工されたメタルラス(図6参照)。 3.7 ALCパネル用ラス ALCパネルの補強材として用いられるメタルラス。 4 メタルラスの形状・寸法及び各部の名称 メタルラスの形状・寸法及び各部の名称は,次による。 a) 平ラス,リブラスA,力骨付きラス及びALCパネル用ラスのメッシュ寸法は,メッシュ部の交差部の中心間距離とし,メッシュの長径方向の対角線の距離をR,メッシュの短径方向の対角線の距離をSとする(図1参照)。
    09-15
  • JIS A5525:2014 pdfダウンロード。鋼管ぐい Steel pipe piles 1 適用範囲 この規格は,土木・建築などの構造物の基礎(地すべり抑止用のくいを含む。)に使用する溶接鋼管ぐい(以下,くいという。)について規定する。 なお,本体に規定する項目のほかに,注文者があらかじめ製造業者との協定によって指定することができる突起付き素管の品質規定を附属書Aに示す。 注記1 地すべり抑止用の鋼管には,この規格のほかJIS G 3444(一般構造用炭素鋼鋼管)及びJIS G 5201(溶接構造用遠心力鋳鋼管)が用いられている。 注記2 この規格は,主として,外径318.5 mm〜2 000 mmのくいに適用されている。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS G 0320 鋼材の溶鋼分析方法 JIS G 0404 鋼材の一般受渡し条件 JIS G 0415 鋼及び鋼製品−検査文書 JIS G 3193 熱間圧延鋼板及び鋼帯の形状,寸法,質量及びその許容差 JIS Z 2241 金属材料引張試験方法 JIS Z 3104 鋼溶接継手の放射線透過試験方法 JIS Z 3121 突合せ溶接継手の引張試験方法 JIS Z 3211 軟鋼,高張力鋼及び低温用鋼用被覆アーク溶接棒 JIS Z 3312 軟鋼,高張力鋼及び低温用鋼用のマグ溶接及びミグ溶接ソリッドワイヤ JIS Z 3313 軟鋼,高張力鋼及び低温用鋼用アーク溶接フラックス入りワイヤ JIS Z 3351 炭素鋼及び低合金鋼用サブマージアーク溶接ソリッドワイヤ JIS Z 3352 サブマージアーク溶接及びエレクトロスラグ溶接用フラックス JIS Z 8401 数値の丸め方 3 くいの構成 くいの構成及び各部の呼び名は,図1による。 注a) 単管とは,素管のまま,又は素管を工場円周溶接にて継いだ管(以下,継ぎ管という。)をいう。 b) くいは,単管又は単管を溶接によって連結した管をいう。現場で連結する単管は,上側を上ぐい,中側を中ぐい,下側を下ぐいという。ただし,中ぐいが2本以上になる場合は,下側から中1ぐい,中2ぐい(以 下,順次番号付与)という。 c) 工場円周溶接とは,素管と素管とを製造業者が円周溶接によって単管にする場合をいう。 d) 現場円周溶接とは,施工業者が現場にて単管と単管とを円周溶接によってくいにする場合をいう。 図1−くいの構成及び各部の呼び名 4 種類の記号 くいは,2種類とし,種類の記号は,表1による。 5 製造方法 製造方法は,次による。 a) 素管は,アーク溶接によるスパイラルシーム溶接若しくはストレートシーム溶接,又は電気抵抗溶接によって製造する。 なお,工場円周溶接においては,素管のシーム溶接部端部を,互いに円周方向に,円周長の1/8以上ずらさなければならない。 b) 突起付き素管の製造方法は,A.1による。...
    09-15
  • JIS A5901:2014 pdfダウンロード。稲わら畳床及び稲わらサンドイッチ畳床 Straw TATAMIDOKO and straw sandwich TATAMIDOKO 1 適用範囲 この規格は,稲わらを材料として製造した畳床,稲わらと押出法ポリスチレンフォーム断熱材とを材料として製造した畳床及び稲わらとタタミボードとを材料として製造した畳床(以下,畳床という。)について規定する。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS A 1412-2 熱絶縁材の熱抵抗及び熱伝導率の測定方法−第2部:熱流計法(HFM法) JIS A 5905 繊維板 JIS A 9521 建築用断熱材 JIS B 7503 ダイヤルゲージ JIS P 3401 クラフト紙 JIS Z 1533 ポリオレフィンクロス用フラットヤーン JIS Z 8401 数値の丸め方 JIS Z 8703 試験場所の標準状態 3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。 3.1 うわばえ(上配) 畳床の見栄えを良くするために,表面に配列するきれいな稲わら。化粧配ともいう。 3.2 よこてばえ(横手配) 畳床の上層部にあって,稲わらを縦横交互に配列させたときの横手方向に配列する稲わら。 3.3 たてばえ(縦配) よこてばえ(横手配)の下層部にあって,長手方向に配列する稲わら。 3.4 おおてばえ(大手配) 畳床の中心部にあって,横手方向に配列する稲わら。 3.5 きりわら 畳床に,むらが生じないようにするため,配置する稲わら。 3.6 したばえ(下配) 畳床の下層に,長手方向に平行に配列する稲わら。 3.7 裏面材 畳床の裏面の見栄え及び強化のために使用する材料。 3.8 補強材 ポリスチレンフォームサンドイッチ稲わら畳床の補強のために用いる材料。 3.9 こも(菰) 畳床の裏面の見栄え及び強化のために用いるむしろ(筵)。 3.10 縦糸 畳床の長手方向と同方向に縫われた糸。 3.11 横糸 縦糸に直角に交差している糸。 3.12 取っ手 畳を持ちやすくするために,畳床裏面に取り付けたひも(紐)。 4 種類 畳床の種類は,材料,構造及び標準寸法によって,次のとおり区分する。 a) 材料及び構造による区分 材料及び構造による区分は,表1による。 b) 標準寸法による区分 標準寸法による区分は,表2による。 5 品質 5.1 外観 畳床の外観は,四隅がほぼ直角で,表面の稲わらの分布にむらがなく,使用上支障となる反り,ねじれ,欠け,糸切れがあってはならない。また,裏面材にしわなどがあってはならない。...
    09-15
  • JIS A5905:2014 pdfダウンロード。繊維板 Fiberboards 1 適用範囲 この規格は,主に木材などの植物繊維を成形した繊維板について規定する。 注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 ISO 16895-1:2008,Wood-based panels−Dry-process fibreboard−Part 1: Classifications ISO 16895-2:2010,Wood-based panels−Dry-process fibreboard−Part 2: Requirements ISO 27769-1:2009,Wood-based panels−Wet-process fibreboard−Part 1: Classifications ISO 27769-2:2009,Wood-based panels−Wet-process fibreboard−Part 2: Requirements(全体評価:MOD) なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”ことを示す。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS A 1321 建築物の内装材料及び工法の難燃性試験方法 JIS A 1408 建築用ボード類の曲げ及び衝撃試験方法 JIS A 1412-1 熱絶縁材の熱抵抗及び熱伝導率の測定方法−第1部:保護熱板法(GHP法) JIS A 1412-2 熱絶縁材の熱抵抗及び熱伝導率の測定方法−第2部:熱流計法(HFM法) JIS A 1415 高分子系建築材料の実験室光源による暴露試験方法 JIS A 1460 建築用ボード類のホルムアルデヒド放散量の試験方法−デシケーター法 JIS A 5508 くぎ JIS B 1112 十字穴付き木ねじ JIS B 7512 鋼製巻尺 JIS B 7526 直角定規 JIS K 3302 固形洗濯石けん JIS K 7102 着色プラスチック材料のカーボンアーク燈光に対する色堅ろう度試験方法 JIS K 8355 酢酸(試薬) JIS K 8594 石油ベンジン(試薬) JIS K 8624 炭酸ナトリウム十水和物(試薬) JIS...
    09-15
  • JIS A6901:2014 pdfダウンロード。せっこうボード製品 Gypsum boards 1 適用範囲 この規格は,主に建物の壁及び天井に用いる,下地材及び仕上げ材のせっこうボード製品(GB)について規定する。 この規格で規定するGBとは,主原料のせっこうを芯として,その両面及び長さ方向(成型時の流れ方向)の側面をせっこうボード用原紙で被覆した板をいう。 なお,吸音用あなあきせっこうボード(GB−P)は,JIS A 6301による。 注記 技術上重要な改正に関する新旧対照表を,附属書Bに示す。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS A 1321 建築物の内装材料及び工法の難燃性試験方法 JIS A 1408 建築用ボード類の曲げ及び衝撃試験方法 JIS A 1412-2 熱絶縁材の熱抵抗及び熱伝導率の測定方法−第2部:熱流計法(HFM法) JIS A 1420 建築用構成材の断熱性測定方法−校正熱箱法及び保護熱箱法 JIS A 6301 吸音材料 JIS B 7512 鋼製巻尺 JIS B 7516 金属製直尺 JIS C 1602 熱電対 JIS C 1605 シース熱電対 JIS K 7102 着色プラスチック材料のカーボンアーク燈光に対する色堅ろう度試験方法 JIS L 0804 変退色用グレースケール 3 概要 GBは,その用途によって,種類,寸法,厚さ及び側面形状を特定する。GBの使用例としては,建物の壁,天井の下地材,仕上げ材,防火構造・準耐火構造・耐火構造,遮音構造の構成材料などがある。GBは,くぎ,ねじ(スクリュー),ステープル,せっこう系の接着剤,他の接着剤,はめ込み格子式の金具,クリップなどを用いて留める。 なお,GBに用いる原料は,含有する成分の管理を行い,また,製品に有害な影響を与えるものであってはならない。 4 種類 GBの種類及び記号は,表1による。 5 品質 5.1 外観 GBの表面,裏面,側面及び端面には,使用上有害な欠け,割れ,汚れ,きずなどがあってはならない。 5.2 性能 性能は,次による。 a) GBは,箇条7によって試験したとき,全ての試験片(試験回数)について,種類に応じて,それぞれ表2〜表12の規定に適合しなければならない。 b) 構造用せっこうボード(GB−St)の場合は,表4の性能を満たした上で,いずれの厚さのものも長さ方向及び幅方向のくぎ側面抵抗が表11の値を満たすものを,GB−Stとする c) 吸放湿せっこうボード(GB−Hc)の場合は,表2〜表11の性能を満たした上で,いずれの品種及び厚さのものも表12の吸放湿性能を満たすものを,GB−R−Hc,GB−S−Hc,GB−F−Hc,GB−L−Hc,GB−D−Hc,GB−NC−Hc,GB−R−H−Hc,GB−S−H−Hc,GB−D−H−Hc,GB−St−A−Hc又はGB−St−B−Hcとする。
    09-15
  • JIS A6909:2014 pdfダウンロード。建築用仕上塗材 Coating materials for textured finishes of buildings 1 適用範囲 この規格は,セメント,合成樹脂などの結合材,顔料,骨材などを主原料とし,主として建築物の内外壁又は天井を,吹付け,ローラー塗り,こて塗りなどによって立体的な造形性をもつ模様に仕上げる建築用仕上塗材(以下,仕上塗材という。)について規定する。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS A 1408 建築用ボード類の曲げ及び衝撃試験方法 JIS A 1436 建築用被膜状材料の下地不連続部における耐疲労性試験方法 JIS A 5406 建築用コンクリートブロック JIS A 5430 繊維強化セメント板 JIS A 6901 せっこうボード製品 JIS A 6904 せっこうプラスター JIS G 3302 溶融亜鉛めっき鋼板及び鋼帯 JIS K 1464 工業用乾燥剤 JIS K 3302 固形洗濯石けん JIS K 5600-4-7 塗料一般試験方法−第4部:塗膜の視覚特性−第7節:鏡面光沢度 JIS K 5600-7-7 塗料一般試験方法−第7部:塗膜の長期耐久性−第7節:促進耐候性及び促進耐光性(キセノンランプ法) JIS K 5600-8-6 塗料一般試験方法−第8部:塗膜劣化の評価−欠陥の量,大きさ及び外観の変化に関する表示−第6節:白亜化の等級(テープ法) JIS K 6250 ゴム−物理試験方法通則 JIS K 6251 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム−引張特性の求め方 JIS K 6257 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム−熱老化特性の求め方 JIS K 7102 着色プラスチック材料のカーボンアーク燈光に対する色堅ろう度試験方法 JIS K 8123 塩化カルシウム(試薬) JIS K 8575 水酸化カルシウム(試薬) JIS L 0804 変退色用グレースケール JIS P 3801 ろ紙(化学分析用) JIS R 5201 セメントの物理試験方法...
    09-15
  • JIS A6916:2014 pdfダウンロード。建築用下地調整塗材 Surface preparation materials for finishing 6 原料及び製造 6.1 原料 6.1.1 結合材 a) セメント セメントは,ポルトランドセメント,白色セメント(ホワイトセメント),高炉セメント,フライアッシュセメント,アルミナセメント,及び超速硬セメントとする。 注記1 セメントの補助材料として,ドロマイトプラスター,消石灰,せっこうなどを用いる場合もある。 b) セメント混和用ポリマーディスパージョン セメント混和用ポリマーディスパージョンは,アクリル系,エチレン酢酸ビニル系,酢酸ビニル系,合成ゴム系など,又はこれらの混合系とする。 c) 合成樹脂エマルション 合成樹脂エマルションは,アクリル系,酢酸ビニル系などの合成樹脂エマルションとする。 d) 再乳化形粉末樹脂 再乳化形粉末樹脂は,合成樹脂エマルションを噴霧乾燥したもので,上水道水を加えたとき再乳化するアクリル系,酢酸ビニル系などの合成樹脂とする。 e) その他の結合材 その他の結合材は,下地調整塗材に有害なものであってはならない。 注記2 その他の結合材には,高炉スラグ,フライアッシュ,シリカヒュームなどがある。 6.1.2 骨材 骨材は,耐久性があり,結合材と混合して使用した場合,硬化不良などの有害な影響を及ぼすものであってはならない。 注記 骨材には,けい砂,寒水石,砂,パーライトなどの無機質骨材と,スチレン,エチレン酢酸ビニル,塩化ビニルなどの樹脂発泡体を粒状にした有機質骨材などとがある。 6.1.3 無機質粉体 無機質粉体は,水溶物及びきょう雑物が少なく,結合材と混合して使用した場合,硬化不良などの品質に有害な影響を及ぼすものであってはならない。 注記 無機質粉体には,炭酸カルシウム,クレー,タルク,マイカ,けい石粉などがある。 6.1.4 混和剤 混和剤を用いる場合は,下地調整塗材の品質に有害な影響を及ぼすものであってはならない。 注記 混和剤には,防水剤,増粘剤,分散剤,安定剤,消泡剤などがある。 6.1.5 繊維材料 繊維材料は,無機質又は有機質の材料で,結合材,骨材などと混合して使用した場合,硬化不良などの有害な影響を及ぼすものであってはならない。 6.2 製造 下地調整塗材は,製造工場において原料の調整及び調合を行い,金属製,合成樹脂製,紙製などの容器に入れ,封かんして出荷する。主材と混和液などとを別々に包装する場合,容器詰めする単位は,製造業者が指定する使用時の混合割合に合致する量とする。 7 試験 7.1 試験の種類 試験の種類は,表3による。 7.2 試験室及び養生室の状態 試験室の状態は,温度20±5 ℃,湿度 (65±20) %とする。養生室は一般養生室と湿空養生室とし,一般養生室の状態は,セメント系下地調整塗材においては温度20±2 ℃,湿度(65±10) %,合成樹脂エマルション系下地調整塗材においては温度23±2 ℃,湿度(50±5) %とし,湿空養生室の状態は,温度20±2 ℃,湿度80 %以上とする。 7.3 試験用基板 試験用基板(以下,基板という。)は,次による。 a) ひび割れ試験用基板 基板は,JIS A 5371の附属書B(舗装・境界ブロック類)の規定に適合する300 mm×300 mm×60 mmの普通平板とし,表面の汚れ,付着物などをワイヤブラシ,布などで除去し,7日間一般養生室に静置したものとする。 b) 初期乾燥によるひび割れ抵抗性試験用基板 基板は,JIS A 5430に規定する厚さ6 mmのフレキシブル板を300 mm×150 mmに切断したものとする。 c) 付着強さ試験,吸水試験及び耐久性試験用基板 基板は,JIS R 5201の10.4(供試体の作り方)に規定する方法によって調製したモルタルを,内のり寸法70 mm×70 mm×20 mmの金属製型枠を用いて成形し,湿空養生室で24時間養生した後,脱型し,その後6日間20±2 ℃の水中で養生し,更に7日間以上一般養生室に静置した後,JIS R...
    09-15
  • JIS A6921:2014 pdfダウンロード。壁紙 Wallpaper and wallcoverings for decorative finish 1 適用範囲 この規格は,主に建築物の壁,天井などの内装仕上げとして張り付ける壁紙について規定する。 なお,ここでいう壁紙とは,紙,繊維,無機質材(金属はくを含む。),プラスチック(塩化ビニル樹脂,エチレン酢酸ビニル共重合樹脂,アクリル樹脂など)及びそれらを組み合わせた壁装用の製品をいう。 この規格は,あらかじめ接着剤,粘着剤などを塗布した壁紙も適用できる。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS A 6922 壁紙施工用及び建具用でん粉系接着剤 JIS K 7362 プラスチック−アンダーグラス屋外暴露,直接屋外暴露又は実験室光源による暴露後の色変化及び特性変化の測定方法 JIS K 8001 試薬試験方法通則 JIS L 0805 汚染用グレースケール JIS L 0842 紫外線カーボンアーク灯光に対する染色堅ろう度試験方法 JIS L 0849 摩擦に対する染色堅ろう度試験方法 JIS P 8113 紙及び板紙−引張特性の試験方法−第2部:定速伸張法 JIS R 3503 化学分析用ガラス器具 JIS Z 8401 数値の丸め方 JIS Z 8703 試験場所の標準状態 JIS Z 8721 色の表示方法−三属性による表示 JIS Z 8722 色の測定方法−反射及び透過物体色 日本農林規格(JAS)合板 3 品質 3.1 外観 壁紙には,使用上の実用性を損なう外観上の色むら,きず,しわ,気泡,異物の混入,布目曲がり,柄ずれなどがあってはならない。ただし,装飾上これらを施したものは除く。 3.2 性能 壁紙は箇条6によって試験したとき,表1の性能に適合しなければならない。 4 寸法 4.1 有効幅 壁紙の幅は,有効幅1)で表示する。有効幅は通常520 mm,920 mm及び460 mmとする。 注1) 有効幅とは,施工可能な幅をいう。また,柄合わせをするものは,柄合わせ施工の有効幅をいう。 4.2 有効長さ 壁紙の長さは,有効長さ2)で表示する。 注2) 有効長さとは,施工可能な長さをいう。 5 材料 壁紙を製造するに当たっては,製品の特性,使用時及び廃棄を考慮して,材料を選択する。 6 試験 6.1 試験の一般条件 試験は特に規定しない限り,JIS Z 8703に規定する常温常湿状態[温度20±15 ℃,相対湿度(65±20)%]で行う。...
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