-
JIS A1111:2015 pdfダウンロード。細骨材の表面水率試験方法 Method of test for surface moisture in fine aggregate 1 適用範囲 この規格は,細骨材の表面水率の試験方法について規定する。この規格は,構造用軽量細骨材の表面水率試験にも適用できる。 注記 技術上重要な改正に関する新旧対照表を附属書Aに示す。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS A 1109 細骨材の密度及び吸水率試験方法 JIS A 1134 構造用軽量細骨材の密度及び吸水率試験方法 3 試験用器具 3.1 はかり はかりは,ひょう量が試料の質量以上で,かつ,目量が試料質量の0.1 %以下のものとする。 3.2 容器 容器は,容量500〜1 000 mLで,次のいずれかとする。 a) 一定の容量を示すマークがあるガラス容器 b) 目盛があるガラス容器 c) ピクノメータ d) 上面をすり合わせ仕上げしたガラス製容器 4 試料 試料は,代表的なものを400 g以上採取する。採取した試料は,できるだけ含水率の変化がないように注意して二分し,それぞれを1回の試験の試料とする。 なお,2回目の試験に用いる試料は,試験を行うまでの間に含水量が変化しないようにする。 注記 試料の乾燥を防止するには,試料を入れた容器を湿布などで覆うとよく,その際は湿布などが試料に接触しないようにする。 5 試験方法 試験は,次の質量法又は容積法のいずれかによる。 なお,試験の間は,容器及びその内容物の温度を15〜25 ℃の範囲内で,できるだけ一定に保つ。 a) 質量法 質量法は,次による。 なお,試験には,3.2の容器を用いる。 1) 試料の質量(1m)を0.1 gまではかる。 2) 水を入れた容器の質量(2m)を0.1 gまではかる。 はかり方は,次のいずれかによる。 − 一定の容量を示すマークがあるガラス容器又は目盛があるガラス容器を用いるときは,マーク又は所定の目盛まで水を入れて,そのときの質量をはかる。 − ピクノメータ又は上面をすり合わせ仕上げしたガラス製容器を用いるときは,容器にあふれるまで水を入れた後,空気を混入させないよう注意して蓋又は平らなガラス板で蓋をして,このときの質量をはかる。 3) 容器を空にし,試料を覆うのに十分な水を入れる。次に試料を入れ,試料と水とをゆり動かすか又はかき回して,空気を十分に追い出す。さらに,2) と同じようにしてマーク若しくは目盛まで,又は蓋若しくはガラス板を用いて容器を満たすまで水を入れ,容器,試料及び水の合計質量(3m)を0.1 gまではかる。 4) 試料で置き換えられた水の質量(m)は,次の式によって算出する。 5) 質量法による表面水率の試験は,同時に採取した試料について2回行う。 b) 容積法 容積法は,次による。 なお,試験には,3.2に示す容器のうち,一定の容量を示すマークがあるガラス容器又は目盛があるガラス容器を用いる。 1) 試料の質量(1m)を0.1 gまではかる。 2) 試料を覆うのに十分な水の量(1V)を0.5 mLまではかって容器に入れる。 3) 試料を容器に入れ,試料と水とをゆり動かす又はかき回して,空気を十分に追い出す。 4) 目盛がある容器を用いるときは,試料と水との容積の和(2V)の目盛を0.5 mLまで読む。マークがある容器を用いるときは,試料と水との容積の和(2V)は,入った量が分かるようにして水をマークまで満たし,この水の容積を容器の容量から差し引いて求める。 5) 試料で置き換えられた水の量(V)は,次の式によって算出する。09-14 JIS A1111
-
JIS A1125:2015 pdfダウンロード。骨材の含水率試験方法及び含水率に基づく 表面水率の試験方法 Methods of test for moisture content of aggregate and surface moisture in aggregate by drying 1 適用範囲 この規格は,骨材の含水率を乾燥前後の質量差によって求める試験及び骨材の表面水率を含水率によって求める試験の方法について規定する。この規格は,構造用軽量骨材にも適用できる。ただし,加熱によって変質するおそれのある骨材には,この方法を用いるのは適切でない。 注記 技術上重要な改正に関する新旧対照表を附属書Aに示す。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS A 1109 細骨材の密度及び吸水率試験方法 JIS A 1110 粗骨材の密度及び吸水率試験方法 JIS A 1134 構造用軽量細骨材の密度及び吸水率試験方法 JIS A 1135 構造用軽量粗骨材の密度及び吸水率試験方法 3 試験用器具 3.1 はかり はかりは,ひょう量が試料の質量以上で,かつ,目量が試料質量の0.1 %以下のものとする。 3.2 乾燥用器具 乾燥用器具は,次のいずれかとする。 a) 排気口のあるもので,槽内を105±5 ℃に保持できる乾燥機 b) 赤外線ランプ,電気ヒータ又はガスヒータ 3.3 容器 骨材を乾燥するときに用いる容器は,耐熱性があり,骨材を広げるのに十分な底面をもつものとする。 3.4 さじ又はへら 骨材をかき混ぜるさじ又はへらは,耐熱性があるものとする。 4 試料 試料は,次による。 a) 試料は,代表的なものを採取する。2回目の試験に用いる試料は,特に試験を行うまでの間に含水量が変化しないようにする。 注記 試料の乾燥を防止するには,試料を入れた容器を湿布などで覆うとよく,その際は湿布などが試料に接触しないようにする。 b) 1回の試験に使用する試料の最小質量は,粗骨材の場合は最大寸法(ミリメートル表示)の0.1倍をキログラム表示した量とし,細骨材の場合は400 g以上とする。ただし,軽量粗骨材については,次の式によって,おおよその試料質量を求める。 5 試験方法 5.1 試料の計量 試料の質量(m)をそれぞれの試料に対応するはかりの目量まではかる。 5.2 試料の乾燥 試料の乾燥は,試験の間に骨材の粒子が失われないように十分注意して行う。 乾燥の操作は,次による。 a) 乾燥機を用いる場合は,槽内の温度を105±5 ℃に保って,一定質量となるまで乾燥する。 b) 赤外線ランプ,電気ヒータ又はガスヒータを用いる場合は,試料がなるべく均一に熱せられ,かつ,乾燥するように,さじ又はへらでかき混ぜながら,一定質量となるまで乾燥する。 5.3 乾燥骨材の計量 乾燥した試料を室温になるまで静置した後,その質量(Dm)をそれぞれの試料に対応するはかりの目量まではかる。 5.4 試験の回数 含水率及び含水率に基づく表面水率の試験は,同時に採取した試料について2回行う。09-14 JIS A1125
-
JIS A1310:2015 pdfダウンロード。建築ファサードの燃えひろがり試験方法 Test method for fire propagation over building façades 1 適用範囲 この規格は,建築物の外壁が開口噴出火炎にあぶられた際の建築ファサードの燃えひろがりを測定する試験方法について規定する。 なお,外壁の非損傷性,遮熱性及び遮炎性については,この規格では扱わない。 警告 この規格に基づいて試験を行う者は,実験中に有害ガスが発生する可能性も考慮して,適切な予防策をとることとする。過度の燃えひろがりの結果,試験体の一部又は全部が構造的に崩壊する可能性にも注意する。また,適切な消火手法を確立しておく必要がある。 注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 ISO 13785-1:2002,Reaction-to-fire tests for façades−Part 1: Intermediate-scale test(MOD) なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”ことを示す。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS A 5430 繊維強化セメント板 JIS K 2240 液化石油ガス(LPガス) 3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。 3.1 建築ファサード 建築物の外壁く(躯)体より外側に位置する部分。 3.2 燃えひろがり 燃焼範囲の拡大によって,火炎が移動又は成長すること。 4 原理 建築ファサードが開口噴出火炎にあぶられたときの燃えひろがりについて,温度及び熱流束を測定し,目視観察を行う。 5 試験装置 5.1 概要 試験装置は,試験体の基板,試験体の架台及び燃焼チャンバーから構成し,図1〜図8に示す。 5.2 試験体の基板 試験体の基板は,JIS A 5430に規定する0.8けい酸カルシウム板とし,厚さ12 mmのものを2枚重ねで作製し,箇条6に定める試験体の大きさと同一とし,試験中,架台とともに形状を保持し,かつ,試験体を保持することができるものとする。ただし,1層目の目地と2層目の目地とは,重なってはならない。 5.3 試験体の架台 試験体の架台は,試験体の基板及び試験体を構造的に支えることができるものとする。 5.4 燃焼チャンバー 燃焼チャンバーの大きさは,内寸で高さ1 350 mm×幅1 350 mm×奥行1 350 mmとし,開口部寸法は910 mm角とする。燃焼チャンバーは試験中,試験の障害となるような溶融・脱落・変形等が生じない構造とし,内装は,過度な熱損失が生じない材料で仕上げることとする。09-14 JIS A1310
-
JIS A1313:2015 pdfダウンロード。防火シャッターの検査基準 Inspection standard of rolling fire doors 1 適用範囲 この規格は,建築物及び工作物に設置した外壁用防火シャッター,屋内用防火シャッター及び防煙シャッターの機能を検査するための検査基準について規定する。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS A 4705 重量シャッター構成部材 JIS C 1302 絶縁抵抗計 3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS A 4705による。 4 検査項目 検査は,次による。 a) しゅん(竣)工検査の検査項目 しゅん(竣)工検査では,設計図書に記載している各項目に合致しているかどうかを検査するほか,表1に規定する項目について,箇条5によって検査する。 b) 定期検査の検査項目 維持管理のための定期検査では,表1のとおり寸法検査を除く項目について検査する。 5 検査方法及び判定基準 5.1 しゅん(竣)工時の寸法検査 しゅん(竣)工時の寸法検査の方法は,寸法測定による。判定基準は,次による。 a) シャッターの内のり幅(図1参照)の寸法許容差は,表2による。 b) スラットとガイドレールとのかみ合わせ長さ(図1参照)は,表2による。 c) 片側のかみ合わせ長さは,スラットをいずれかに寄せたときでも,表2による。 5.2 取付状態の検査 5.2.1 シャッターカーテンを開放した状態で行う検査 シャッターカーテンを開放した状態で行う検査の方法は,目視による。判定基準は,次による。 a) まぐさ及びガイドレールには,曲がり及び損傷がなく,かつ,ガイドレールには,開閉の支障となる障害物がない。 b) 遮煙機構をもつまぐさ及びガイドレールは,摩耗,損傷及び変形がない。 c) 座板は,まぐさに接触していない。 d) 手動閉鎖装置は,シャッターの開閉が見える場所に設置され,操作は容易で,使用方法の表示がある。 5.2.2 シャッターカーテンを閉鎖した状態で行う検査 シャッターカーテンを閉鎖した状態で行う検査の方法は,目視による。判定基準は,次による。 a) スラット及び座板は,曲がり,変形,損傷及びさびの発生がない。 b) 遮煙機構をもつまぐさ又はガイドレールは,スラットと接触している。 c) 座板は,床面に均等に接している。 d) まぐさとガイドレールとの接合部には,有害な隙間がない。09-14 JIS A1313
-
JIS A1404:2015 pdfダウンロード。建築用セメント防水剤の試験方法 Method of test for waterproof agent of cement for concrete construction 1 適用範囲 この規格は,建築用のモルタル又はコンクリートに混合して用いるセメント防水剤(以下,防水剤という。)の試験方法について規定する。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS R 5201 セメントの物理試験方法 JIS R 5210 ポルトランドセメント JIS Z 8801-1 試験用ふるい−第1部:金属製網ふるい 3 試験用機械器具 3.1 はかり はかりは,ひょう量2 kg以上で,目量が0.1 g又はこれより小さいものとする。 3.2 突き棒 3.2.1 強さ試験用及び吸水試験用の突き棒 強さ試験用供試体及び吸水試験用供試体の成形に用いる突き棒は,JIS R 5201に規定するものとする。 3.2.2 透水試験用の突き棒 透水試験用供試体の成形に用いる突き棒は,突き部分は立方体とし,縦横の寸法は35±1 mm,質量は1 000±5 gとする。 3.3 乾燥機 乾燥機は,排気口のあるもので,槽内を80 ℃に保持できるものとする。 3.4 吸水試験用容器 吸水試験に用いる容器は,水密性があり,深さが5 cm程度のものとする。 3.5 透水試験機 透水試験機は,直径5 cmの透水円孔をもち,厚さ約1 cm以上のゴムガスケットを供試体上下に当て均一に装置に設置できるものとし,外壁モルタル用では1.0×104 Pa,コンクリート用では3.0×105 Paの水圧がかけられるものとする。 4 試料 4.1 試料の種類 試料は,建築用のセメント防水剤とする。防水剤は,その主用途によって,外壁モルタル用とコンクリート用とに区分する。 4.2 試料の混合率 試料のセメント又は水に対して混合する比率は,実際に使用するものと同量であって,製造業者の指示する量とする。 5 使用材料 5.1 セメント 試験に用いるセメントは,JIS R 5210に規定する普通ポルトランドセメントとする。 5.2 砂 試験に用いる砂は,JIS Z 8801-1に規定する試験用ふるいの公称目開き2.36 mmを通過し,45 μmで止まる乾燥けい砂から雑物を除き去ったものとする。 5.3 水 試験に用いる水は,蒸留水,イオン交換水又は上水道水とする。 6 供試体 6.1 供試体の寸法 供試体の寸法は,次による。 a) 強さ試験用供試体 強さ試験用供試体は,断面が正方形の角柱体とし,断面の1辺が40...09-14 JIS A1404
-
JIS A1422:2015 pdfダウンロード。日よ(除)けの日射遮蔽係数簡易試験方法 Simplified test method for determining shading coefficient of shading devices 1 適用範囲 この規格は,窓ガラスから入射する日射を遮蔽する目的で,窓の室内側に用いる日よ(除)け(以下,日よけという。)の日射遮蔽係数を求めるための簡易試験方法について規定する。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS A 0202 断熱用語 JIS A 1412-1 熱絶縁材の熱抵抗及び熱伝導率の測定方法−第1部:保護熱板法(GHP法) JIS A 1412-2 熱絶縁材の熱抵抗及び熱伝導率の測定方法−第2部:熱流計法(HFM法) JIS C 1602 熱電対 JIS R 3202 フロート板ガラス及び磨き板ガラス JIS Z 8113 照明用語 ISO 9060,Solar energy−Specification and classification of instruments for measuring hemispherical solar and direct solar radiation 3 用語及び定義 用語及び定義は,JIS A 0202及びJIS Z 8113による。 4 試験体 試験体は,窓ガラス面に接して設ける日よけとし,箇条5に規定する試験装置に取付け可能なものとする。 なお,試験装置に取り付ける際,日よけの寸法を試験用窓に合わせて調整する。 5 試験装置 5.1 試験装置の構成 試験装置は,図1に示すように,JIS R 3202に規定する厚さの呼び3ミリのフロート板ガラス(以下,標準3 mm窓ガラスという。)を用いた試験箱(以下,標準3 mm窓ガラス試験箱という。)及び日よけ付き窓ガラス試験箱とし,これに日射計,水平面有効放射量測定機器,温度測定機器,熱伝達率測定装置及び熱コンダクタンス測定装置を付設したもので,二つの試験箱の間にある軸を中心に回転させ,窓面を太陽の方位に正対することができるものとする。 5.2 標準3 mm窓ガラス試験箱 標準3 mm窓ガラス試験箱は,図1に示すように間口900 mm×高さ900 mm(内のり)の開口部をもち,奥行は,日射計を収容できるように450 mm程度とする。開口部には,JIS R 3202に規定する3ミリのフロート板ガラスをはめ込む。側面及び底面は,窓ガラスを透過した日射を箱外に透過させるように約60 mm幅の透明ポリカーボネートフィルムの帯で覆う。図2に示すように,透明ポリカーボネートフィルムの帯は,20 mm程度の間隔で設けることとし,できる限り通風性を確保するとともに,箱外部からの低温放射がなるべく箱内に透過しないようにする。試験箱の一側面は,開閉できるようにする。09-14 JIS A1422
-
JIS A1450:2015 pdfダウンロード。フリーアクセスフロア試験方法 Test methods for raised access floor 6.2.2 試験手順 静荷重試験は,次の手順による。 なお,試験は,図3 a) 及び図3 b) に示すように縦横3列ずつに敷設した9ユニット,又は図3 c) 及び図3 d) に示すように9ユニット未満で行ってもよい。また,図3 d) に示すように周囲には同一パネルの切断品を取り付けてもよい。 a) 試験体の設置 試験体の設置(固定)方法は,製品の仕様(有姿)とする。ただし,支柱の固定方法については,ボルトなどによる機械式固定の変形及び損傷の程度が接着固定と同等又はそれ以上の場合は,機械式固定で試験を行ってもよい。 なお,試験体は十分に剛性のある部材に設置し,表面仕上げ材は敷設しないで行う。 b) 載荷点 載荷点は,ユニットの最弱部とする。最弱部とは,所定荷重を載荷したときに変形が最も大きい部位と残留変形が最も大きい部位との2か所とする。 なお,最弱部が同じ部位の場合には,1か所でもよい。 c) 零点設定 載荷点に6.2.1 c) に規定した球座及び6.2.1 b) に規定した加圧子を介して200 Nの荷重を載荷し,1分間保持したときを変形のゼロ点とする。 d) 変形量の測定 6.2.1 a) に規定した載荷装置を用いて,荷重速度2 000 N/min又は変位速度5 mm/min程度で載荷し,所定荷重を5.3 e) に規定した荷重計で確認し,載荷したときの変形量を5.3 f) に規定した変位測定器で測定する。その後,荷重を200 Nに戻して1分間保持したときの変形量を測定し,その値を残留変形量とする。所定荷重は,受渡当事者間の協定によるが,所定荷重及びその適用例を,表3に示す。 なお,荷重は加圧子上端に作用する荷重とし,変形は加圧子の下がり量とする。 6.2.3 結果の記録 試験結果には,次の事項を記録する。 a) 所定荷重値 b) 試験体のユニット数,設置状況及び載荷点。ただし,載荷点は,図示する。 c) ユニットの高さ(0.5 mm単位) d) 所定荷重のときの変形量(0.1 mm単位) e) 残留変形量(0.1 mm単位) 6.3 衝撃試験 6.3.1 試験装置 試験装置は,次による(図4及び図5参照)。 a) 加撃体(衝撃用砂袋) 加撃するための衝撃用砂袋(以下,砂袋という。)は,キャンバス製の円筒形布袋で,質量は砂を入れたときの合計が30 kg 01.0+ kg,直径は220 mm,高さは700 mm程度で上部を閉じる。図4に砂袋の例を示す。袋の中に入れる砂は,JIS R 5201の標準砂に準じた粒度分布の砂とする。砂袋は使用する前に,硬い床面上(コンクリート,鋼板など)に横倒しに置いて手で強く押し転がし,固まった砂がないようにもみほぐす。09-14 JIS A1450
-
JIS A1452:2015 pdfダウンロード。建築材料及び建築構成部分の 摩耗試験方法(落砂法) Methods of abrasion test for building materials and part of building construction (Falling sand method) 1 適用範囲 この規格は,建築材料及び建築構成部分を落砂法によって求める摩耗の試験方法について規定する。 注記 技術上重要な改正に関する新旧対照表を附属書Aに示す。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS K 7136 プラスチック−透明材料のヘーズの求め方 JIS K 7361-1 プラスチック−透明材料の全光線透過率の試験方法−第1部:シングルビーム法 JIS R 6001 研削といし用研磨材の粒度 JIS R 6111 人造研削材 JIS Z 8105 色に関する用語 JIS Z 8401 数値の丸め方 JIS Z 8741 鏡面光沢度−測定方法 3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS K 7361-1,JIS Z 8105及びJIS Z 8741によるほか,次による。 3.1 鏡面光沢度減少率 摩耗によって,鏡面光沢度の減少する割合。 3.2 全光線透過率減少率 摩耗によって,全光線透過率の減少する割合。 3.3 塗膜消失抵抗度 摩耗によって,塗膜が失われるまでの抵抗性。 4 測定項目の種類 摩耗試験の結果の評価項目は,試験の目的に応じて,次のとおりとする。 a) 鏡面光沢度 摩耗によって,光沢の失われる度合を鏡面光沢度の減少率を用いて評価する。 なお,この方法は,光沢のあるものに対して適用する。 b) 透明度 摩耗によって,透明度の失われる度合を全光線透過率の減少率を用いて評価する。 なお,この方法は,透明なものに対して適用する。 c) 塗膜消失抵抗度 摩耗によって,塗膜が消失するまでの落下回数を用いて評価する。 なお,この方法は,表面塗装を施したものに対して適用する。 5 試験片 試験片は,試験しようとする材料の周辺から5 cm以上内側で採取し,その標準寸法は,長さ50 mm×幅50 mm,厚さは製品厚さとし,試験片の数は3個とする。 試験しようとする材料から試験片を採取し得ない場合は,これに代わる試験片によってもよい。この場合,その組成,製造条件(材種,材質及び処理条件),表面状態などが,試験しようとする材料と同等のものでなければならない。 6 試験装置 6.1 装置 この試験に使用する試験装置は,図1の例に示すような装置で,試験片の上に研削材を落下させ,試験片表面を摩耗させるものとする。装置の構成は,次による。...09-14 JIS A1452
-
JIS A1453:2015 pdfダウンロード。建築材料及び建築構成部分の 摩耗試験方法(研磨紙法) Methods of abrasion test for building materials and part of building construction (Abrasive-paper method) b) 図3に示す各部の材料は,次のとおりとする。 A:JIS K 6253-3によるタイプAデュロメータの測定値が50〜60のゴム B:硬質ゴム c) 試験用ゴム輪を摩耗輪取付軸に取り付けたとき,がたがなく,面振れが生じないもの。ただし,面振れはダイヤルゲージで測定して,±0.05 mmとする。 4.2 研磨紙 研磨紙は,附属書Aによる。 5 試験 5.1 試験片 5.1.1 試験片の形状 試験片は,直径約120 mmの円形又は試験に支障のない形状で試験片3個を作製する。試験片の中央には,回転盤に取り付けるための直径約6 mmの孔をあける。 5.1.2 試験片の調整 試験片は,適切な方法でその表面を拭い,清浄した後,通常,JIS Z 8703に規定する温度20±5 ℃,相対湿度(65±20)%の条件に保った室内又は恒温恒湿槽に静置する。その期間は当該材料の日本産業規格によるものとし,特にその規定のないものについては,24時間以上とする。 また,塗装を施した試験片の試験面に塗膜厚さのむら,くぼみ,膨れなどの欠点があった場合は,試験前に試験対象面の予備研磨を行い,滑らかに調整する。予備研磨を行った場合は,その回転数を報告する。 5.2 試験の一般条件 試験を行う場所の環境は,JIS Z 8703に規定する温度20±5 ℃,相対湿度(65±20)%の条件を備えるものとする。 5.3 試験手順 5.3.1 摩耗輪の準備 研磨紙を図A.1のようにしたのち,研磨紙面に手油などの汚れを付けないよう注意しながら研磨紙裏面の保護紙を取り,試験用ゴム輪の円周に沿ってちょうど1回転するよう正確に,かつ滑らかに巻き付ける。 研磨紙の幅がゴム輪と一致せず,はみ出すような場合は,一組のゴム輪が取り付けられる試験装置の位置の条件に応じて,それぞれ外側の縁の線に合わせて巻き付ける。これを試験用摩耗輪とし,4.1 c)によってそれぞれの摩耗輪取付軸の所定箇所に正しく取り付ける。 5.3.2 試験片の着脱 試験片は,試験対象面を上にして,回転盤の試験片取付箇所の位置に正確に固定する。取付けに当たり,試験過程中の観察及び測定のための試験片位置のずれなどを生じないよう,その着脱のための位置決めマークを施しておく。 柔軟な材料の取り付けに当たっては,ひだ,しわなどが生じないように試験片固定枠を用いて正確に固定する必要がある。 5.3.3 試験荷重 摩耗輪及びおもりによって試験片に加える荷重は,試験の種類(材質)によって表2に示す2種類のいずれかとする。また,試験荷重は,関連する材料(又は製品)の規格によるものとし,規定がない場合は,通常,2類で試験する。 5.3.4 試験装置の駆動 摩耗輪取付軸におもりを取り付けて規定の試験荷重とし,これを試験片面に載せる。 摩耗粉吸取装置を準備し,その吸込口を試験片面より3±0.2 mm上方に調整して取り付ける。吸取装置の吸引する風量が,表1の規定値となるように吸取装置の目盛を設定して,これを作動させる。 試験片と摩耗輪との位置関係が,3.3の規定に保たれていることを確認して摩耗試験装置の運転を開始する。回転盤の回転速度は,60±2回転min−1とする。 試験に用いる研磨紙は,試験片が100回転するごとに,適切なブラシ,はけなどで付着した摩耗粉を取り除かなければならない。また,研磨紙は500回転ごとに新品と交換する。試験中に摩耗粉が研磨紙の目に詰まるなど,その付着が甚だしく,容易に除去することができなくなった場合,又は研磨紙の損耗が著しい場合には,試験を改めて初めからやり直し,新品との交換頻度を適宜増やして行う。ただし,この場合は試験結果にこの旨を明記する。 5.3.5 試験回転数 試験結果の判定のための総回転数は,測定項目が関連する材料(又は製品)の日本産業規格によるものとする。ただし,その規定がなく,かつ,質量変化によって摩耗程度を評価する場合は,500回転,1 000回転又は受渡当事者間の協定による。09-14 JIS A1453
-
JIS A1460:2015 pdfダウンロード。建築用ボード類のホルムアルデヒド放散量の 試験方法−デシケーター法 Determination of the emission of formaldehyde from building boards- Desiccator method f) ガラス結晶皿 蒸留水又はイオン交換水を入れるガラス結晶皿は,外径120 mm,内径115±1 mm,深さ60±2 mmのものとする。 なお,こぼし口があるものが望ましい。 g) 全量フラスコ 全量フラスコは,JIS R 3505に規定する呼び容量100 mL及び1 000 mLのものとする。 h) 全量ピペット 全量ピペットは,JIS R 3505に規定する呼び容量5 mL,10 mL,15 mL,20 mL,25 mL,50 mL,100 mLの全量ピペット(20 ℃で調整された)又は同等の品質をもつ自動ピペットとする。 i) ビュレット ビュレットは,JIS R 3505に規定するビュレット又は自動計量装置とする。 j) 共栓付きフラスコ 共栓付きフラスコは,JIS R 3503に規定する呼び容量100 mLの共通すり合わせ三角フラスコとする。 k) 試験片支持金物 図2に示す,デシケーター内で試験片を固定する試験片支持金物は,ステンレス製とする。 l) ステンレス製金網 デシケーター内で試験片を取り付けた試験片支持金物を置く金網は,ステンレス製ワイヤ部分の網目の間隔が15 mmより大きく作られた直径240 mmのものとする。 6 試薬の調製 試薬の調製は,次による。 a) よう素溶液(0.05 mol/L) JIS K 8913に規定するよう化カリウム40 gを水25 mLに溶かし,これにJIS K 8920に規定するよう素13 gを溶かした後,これを全量フラスコ1 000 mLに移し入れ,JIS K 8180に規定する塩酸3滴を加えた後,水を標線まで加えて調製した溶液。 b) チオ硫酸ナトリウム溶液(0.1 mol/L) JIS K 8637に規定するチオ硫酸ナトリウム五水和物26 g及びJIS K 8625に規定する炭酸ナトリウム0.2 gを溶存酸素を含まない水1 000 mLに溶かし,2日間放置した後,JIS K 8005に規定するよう素酸カリウムを用いて,JIS K 8001のJA.6.4 t) 2) によって標定を行った溶液。 c)...09-14 JIS A1460
ランダム文章
みんな大好きな