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JIS G1301:2016 pdfダウンロード。フェロアロイ−分析方法通則 Ferroalloys-General rules for chemical analysis 1 適用範囲 この規格は,日本工業規格(JIS)に規定されているフェロアロイ(JIS G 2301〜JIS G 2304,JIS G 2306〜JIS G 2316,JIS G 2318及びJIS G 2319)中の各成分の分析方法を規定した規格(以下,フェロアロイ分析方法規格群という。)(表1)におけるフェロアロイの分析方法に関する一般的な事項について規定する。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS G 1501 フェロアロイのサンプリング方法通則 JIS G 1601 フェロアロイの成分用試料のサンプリング方法(その1 フェロマンガン,フェロシリコン,フェロクロム,シリコマンガン及びシリコクロム) JIS G 1602 フェロアロイの成分用試料のサンプリング方法(その2 フェロタングステン,フェロモリブデン,フェロバナジウム,フェロチタン及びフェロニオブ) JIS G 1603 フェロアロイの成分用試料のサンプリング方法(その3 フェロホスホル,金属マンガン,金属けい素,金属クロム,カルシウムシリコン及びフェロボロン) JIS G 1604 フェロアロイの成分用試料のサンプリング方法(その4 フェロニッケル) 3 用語及び定義 この規格及びフェロアロイ分析方法規格群で用いる主な用語及び定義は,JIS K 0050,JIS K 8001,JIS Z 8101-1,JIS Z 8301及びJIS Z 8402-1によるほか,次による。また,フェロアロイ分析方法規格群での操作に用いる用語の説明を,附属書Aに示す。 注記 JIS K 0050の箇条3(用語及び定義)には,JIS K 0211,JIS K 0212,JIS K 0213,JIS K 0214,JIS K 0215及びJIS K 0216の分析化学用語の各規格が引用されているので,この規格でもこれら分析化学用語の各規格の定義が適用される。 3.1 化学分析方法 試料に化学反応を起こさせ,重量法1),ガス容量法,滴定法2),吸光光度分析法,原子吸光分析法,誘導結合プラズマ[ICP3)]発光分光分析法,赤外線吸収法,導電率法,電量法などによって分析対象成分を定量する方法の総称。 注記 滴定法,吸光光度分析法,原子吸光分析法及び誘導結合プラズマ発光分光分析法は,JIS K 0211に定義されている。 注1) JIS K 0211には,“重量分析”が規定されているが,フェロアロイ分析方法規格群では他の分析法の用語と整合させるため,“重量分析”の代わりに“重量法”を用いる。 2) フェロアロイ分析方法規格群では,滴定法の種類として,酸塩基滴定法,酸化還元滴定法及び錯滴定法並びにそれらの逆滴定法,及び電位差滴定法が採用されている。これらの滴定法は,JIS K 0211に定義されている。 3) ICPは,誘導結合プラズマの略称としてJIS K 0116に定義されている。09-13 JIS G1301
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JIS G3115:2016 pdfダウンロード。圧力容器用鋼板 Steel plates for pressure vessels for intermediate temperature service 10 試験 10.1 分析試験 分析試験は,次による。 a) 分析試験の一般事項及び溶鋼分析用試料の採り方は,JIS G 0404の箇条8(化学成分)による。 b) 溶鋼分析方法は,JIS G 0320による。 10.2 機械試験 10.2.1 試験一般 機械試験の一般事項はJIS G 0404の箇条7(一般要求)及び箇条9(機械的性質)による。ただし,供試材の採り方は,JIS G 0404の7.6(試験片採取条件及び試験片)のA類とし,試験片の数,採取方向及び採取位置は,次による。 なお,曲げ試験は,省略してもよい1)。ただし,特に注文者の指定がある場合には,試験を行わなければならない。 注 1) 試験は,製造業者の判断によって省略してもよいが,曲げ性は規定を満足しなければならないことを意味する。 a) 引張試験片及び曲げ試験片の数並びに採取方向 圧延のままの鋼板は,同一スラブ又は同一鋼塊からそのまま圧延した鋼板を一括して試験単位とし,最終圧延方向に直角に,それぞれ1個採取する。熱処理を行った鋼板は,同一スラブ又は同一鋼塊からそのまま圧延した同一熱処理条件ごとの鋼板を一括して試験単位とし,最終圧延方向に直角に,それぞれ1個採取する。 b) 衝撃試験片の数及び採取方向 圧延のままの鋼板は,同一スラブ又は同一鋼塊からそのまま圧延した鋼板を一括して試験単位とし,供試材1個を採取し,これから試験片3個を,特に指定がない限り圧延方向に採取する。熱処理を行った鋼板は,同一スラブ又は同一鋼塊からそのまま圧延した同一熱処理条件ごとの鋼板を一括して試験単位とし,供試材1個を採取し,これから試験片3個を,特に指定がない限り圧延方向に採取する。 c) 引張試験片及び曲げ試験片の採取位置 試験片の中心は,鋼板の幅の縁から板幅の1/4又はそれに近い位置とし,かつ,4号引張試験片を用いる場合には,更に,表面から厚さの1/4の位置とする。ただし,厚さの1/4の位置から採れない場合には,これに近い位置とする。 d) 衝撃試験片の採取位置 試験片の中心は,鋼板の表面から厚さの1/4の位置で,かつ,鋼板の幅の縁から板幅の1/4又はそれに近い位置とする。ただし,厚さの1/4の位置から採れない場合には,これに近い位置とする。 10.2.2 試験片 引張試験片,曲げ試験片及び衝撃試験片は,次による。 a) 引張試験片は,JIS Z 2241の1A号,4号又は5号試験片による。 b) 曲げ試験片は,JIS Z 2248の1号試験片による。 c) 衝撃試験片は,JIS Z 2242のVノッチ試験片又はそのサブサイズ試験片による。ただし,試験片切欠き部の切欠きの長さ方向は,圧延面に垂直とする。 10.2.3 試験方法 引張試験,曲げ試験及び衝撃試験の方法は,次による。 a) 引張試験方法は,JIS Z 2241による。09-13 JIS G3115
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JIS G3320:2016 pdfダウンロード。塗装ステンレス鋼板及び鋼帯 Prepainted stainless steel sheet and strip 8 外観 板及び帯には,穴,破れ,色むら,著しい色の相違など,使用上有害な欠点があってはならない。ただし,帯は,一般に欠点を除去する機会がないため,溶接部及び若干の正常でない部分を含むことができる。 9 試験 9.1 試験温度 碁盤目試験,衝撃変形試験,曲げ試験及び鉛筆硬度試験の試験温度は,JIS Z 8703の常温(5〜35 ℃)とする。 9.2 供試材の採り方 碁盤目試験,衝撃変形試験,曲げ試験及び鉛筆硬度試験の供試材は,塗装原板の種類及び塗膜の種類が同一で,かつ,厚さ及び色が同一の製品を一組とし,一組ごとに次による。 a) 連続塗装した帯又は連続塗装した帯からの切板の場合は,30 tごと及びその端数からそれぞれ1枚を採取する。 b) あらかじめ所定の長さに切断した塗装原板に塗装した板の場合は,3 000枚ごと及びその端数から それぞれ1枚を採取する。 9.3 試験片の数 碁盤目試験,衝撃変形試験,曲げ試験及び鉛筆硬度試験の試験片の数は,供試材1枚からそれぞれ1個とする。 9.4 試験片 試験片は,次による。 a) 碁盤目試験,衝撃変形試験及び鉛筆硬度試験の試験片は,板そのまま,又は試験可能な面積に切り取る。 b) 曲げ試験の試験片は,幅75〜125 mmで,長さは,幅の2倍程度とする。特に指定のない限り,試験片の長手方向を原板の圧延方向に平行又は直角とする。 c) 塩水噴霧試験の試験片の大きさは,幅50 mm以上,長さ100 mm以上とし,切断面の縁から10 mm以内の範囲を適切な方法で被覆する。 9.5 試験方法 9.5.1 碁盤目試験 碁盤目試験は,次による。 a) 試験片の塗膜に,カッタナイフなどで,原板に達する碁盤目状の目を切る。 b) 碁盤目の間隔は,1 mmとし,縦,横,直角に11本の線を交差させる。 c) 碁盤状の目における塗膜の剝がれの有無を,目視で確認する。 9.5.2 衝撃変形試験 衝撃変形試験は,次による。 a) 図2に示すような衝撃変形試験機の頂部から,試験面におもりを落下させて行う。 b) おもりの質量は,500±1 gで,撃心先端の半径は,6.35±0.03 mmとする。 c) おもりは,試験面から500 mm離れた高さから落とす。 d) 試験面のおもりの落下した箇所における塗膜の剝がれの有無を,目視で確認する。09-13 JIS G3320
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JIS G3457:2016 pdfダウンロード。配管用アーク溶接炭素鋼鋼管 Arc welded carbon steel pipes 8.2.3 管の長さ 管1本の長さは,通常,4 000 mm以上とする。長さの許容差は,マイナス側は0,プラス側は規定しない。 9 外観 管の外観は,次による。 a) 管は,実用的に真っすぐ,かつ,その両端が管軸に対し実用的に直角でなければならない。 b) 管の内外面は,仕上げが良好で,かつ,使用上有害な欠点があってはならない。 c) 表面手入れを実施する場合は,JIS G 3193の箇条7(外観)によって,グラインダ手入れ又は溶接補修を行ってもよい。 注記 JIS G 3193の箇条7では,グラインダ手入れ後の厚さは,厚さの許容差範囲内でなければならないとしている。 d) 溶接部の有害な欠点は,溶接補修を行ってもよい。溶接補修を行う場合,溶接部の有害な欠点は,溶接前にチッピング又はグラインダなどの適切な方法によって完全に除去する。溶接補修は,鋼材の種類及び溶接部の特性に応じた適切な方法で行わなければならない。 溶接補修個所は,隣接する周囲及び元の溶接ビードと滑らかに接し,きれいに仕上げなければならない。 e) 溶接補修を行った管は,10.3によって試験を行い,箇条7に適合しなければならない。 f) 手入れ跡は,管の形状に滑らかに沿わなければならない。 g) 受渡当事者間の協定によって,管の外面,内面又は内外面に塗装(例えば,ジンクリッチ塗装,エポキシ塗装,プライマー塗装など)を行ってもよい。 h) 注文者の指定がある場合には,強度,安全性を考慮したうえで,管につ(吊)り金具を取り付けてもよい。つ(吊)り金具の仕様及び検査は,受渡当事者間の協定による。 10 試験 10.1 分析試験 10.1.1 分析試験の一般事項及び分析用試料の採り方 分析試験の一般事項及び分析用試料の採り方は,JIS G 0404の箇条8(化学成分)による。 10.1.2 分析方法 溶鋼の分析方法は,JIS G 0320による。 10.2 機械試験 10.2.1 機械試験の一般事項 機械試験の一般事項は,JIS G 0404の箇条7(一般要求)及び箇条9(機械的性質)による。 10.2.2 供試材の採り方及び試験片の数 母材引張試験及び溶接部引張試験の供試材の採り方及び試験片の数は,それぞれ表8及び表9による。09-13 JIS G3457
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JIS G3459:2016 pdfダウンロード。配管用ステンレス鋼鋼管 Stainless steel pipes 6.2.2 溶接部型曲げ性 呼び径200 A以上の溶接鋼管は,6.2.1のへん平性に替えて,溶接部型曲げ性によってもよい。いずれによるかは,注文者が指定する場合は,その指定による。注文者の指定がない場合は,製造業者の選択とする。溶接部型曲げは,14.2.5によって試験を行い,次のいずれにも適合しなければならない。 a) 溶接部の外側に3 mm以上の割れ(縁,かどに生じる小さな割れを除く。)を生じてはならない。 b) 溶接部の外側の割れが3 mm未満の場合,割れの長さの合計が7 mmを超えてはならない。 c) 割れ及びブローホールの個数の合計が,10個を超えてはならない。 7 オーステナイト結晶粒度 SUS321HTPの管は,14.3によって試験を行い,そのオーステナイト結晶粒度番号は,7以下でなければならない。 8 水圧試験特性及び非破壊試験特性 管は,14.4によって試験を行い,その水圧試験特性及び非破壊試験特性は,次による。いずれによるかは,注文者が指定する場合は,その指定による。 注文者の指定がない場合は,製造業者の選択とする。 a) 水圧試験特性 水圧試験特性は,次による。 1) 注文者が試験圧力を指定した場合,その圧力を水圧試験下限圧力とし,管は,水圧試験下限圧力を加えたとき漏れがあってはならない。ただし,注文者が指定する圧力が,式(2)によって算出されるP又は20 MPaを超える場合には,受渡当事者間の協定によって試験圧力を決定する。 なお,表6より低い水圧試験下限圧力又は高い水圧試験下限圧力を指定する場合,10 MPa未満は0.5 MPa,10 MPa以上は1 MPa刻みとする。式(2)によって算出する場合も同様に,0.5 MPa又は1 MPa刻みに丸める。09-13 JIS G3459
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JIS Z1651:2017 pdfダウンロード。非危険物用フレキシブルコンテナ Flexible intermediate bulk containers (FIBCs) for non-dangerous goods 1 適用範囲 この規格は,非危険物の粉粒状貨物の輸送に用いるフレキシブルコンテナ(以下,コンテナという。)について規定する。 なお,この規格は,組込式又は取外し可能な装置によって,つ(吊)り上げるように設計したコンテナに適用する。 注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 ISO 21898:2004,Packaging−Flexible intermediate bulk containers (FIBCs) for non-dangerous goods(MOD) なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”ことを示す。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS B 7512 鋼製巻尺 JIS B 7514 直定規 JIS B 7522 繊維製巻尺 JIS B 7753 サンシャインカーボンアーク灯式の耐光性試験機及び耐候性試験機 JIS B 7754 キセノンアークランプ式耐光性及び耐候性試験機 JIS C 2170 静電気電荷蓄積を防止する固体平面材料の抵抗及び抵抗率試験方法 JIS C 61340-4-4 静電気−第4-4部:特定応用のための標準的試験方法−フレキシブルコンテナの静電気的分類 JIS L 1096 織物及び編物の生地試験方法 JIS L 2703 ビニロンロープ JIS L 2704 ナイロンロープ 3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。 3.1 一般 3.1.1 フレキシブルコンテナ,FIBC(flexible intermediate bulk container) 織布,樹脂フィルム又は紙のような柔軟な材料で作られた胴部,つり上げるためのつり部,注入・排出ができる開口部などを備えた中型容器。 注記 直接に内容物又は内装袋(内袋)と接触するように設計し,空袋のときには折り畳めるようになっている。 3.1.2 ランニングI形(heavy-duty reusable flexible intermediate bulk container type I) 繰り返し充塡・排出が行えるように設計し,修理する場合,その時点の母材強度と同等の引張強さを満足させるコンテナ。 3.1.2A ランニングJ形 繰り返し充塡・排出が行えるように設計し,耐候性及び防水性に優れた修理可能なコンテナ。修理する場合,その時点の母材強度と同等の引張強さを満足するコンテナであるが,材料設計の違いによって,耐候性及び防水性に優れ,修理した場合,それらの性能(5.1.2参照)を保持するように設計したコンテナ。 注記 ランニングJ形には,1種及び2種があり,本体材料の設計及び加工法の違いがある。1種は,通常,本体材料をゴム又はプラスチック引布で製造し,接着又は高周波溶着で加工する。2種は,ポリオレフィン系織布で製造し,熱風融着で加工する。
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JIS H1405:2016 pdfダウンロード。トリエーテッドタングステン材料の分析方法 Methods for chemical analysis of thoriated tungsten materials 4 試料の採り方及び前処理 4.1 試料の採り方 試料の採り方は,その品質を代表するように,汚染などに注意して,分析に必要な量を採取する。 4.2 試料の前処理 試料の前処理は,次による。 a) 4.1で採取した試料は,水酸化ナトリウム溶液(300 g/L)中に浸して約15分間煮沸した後,水洗する。 b) 清浄なガーゼ,ブラシなどで試料に付着している黒鉛などを拭い去った後,適切な大きさ(JIS Z 8801-1の付表2に規定する公称目開き710 μm以下)に粉砕し,塩酸(1+1)で約15分間煮沸する。水洗した後,更にエタノールで洗浄し,乾燥する。 c) 乾燥した試料は,酸化及び吸湿を防止するために適切な容器に入れ密封し,分析用試料とする。 5 分析値のまとめ方 5.1 分析回数 分析回数は,JIS Z 8402-1の3.14[併行条件(repeatability conditions)]に規定する併行条件で2個を分析する。 5.2 分析値の表示 分析値は,併行条件で分析した2個の値を平均し,表1の適用含有率範囲の桁まで丸める。 6 鉄定量方法 6.1 定量方法の区分 鉄の定量方法は,次のいずれかによる。 a) 1,10-フェナントロリン吸光光度法 この方法は,鉄含有率0.001 0 %(質量分率)以上0.030 %(質量分率)以下の試料に適用する。 b) 原子吸光分析法 この方法は,鉄含有率0.000 5 %(質量分率)以上0.010 %(質量分率)以下の試料に適用する。 c) ICP発光分光分析法 この方法は,鉄含有率0.000 5 %(質量分率)以上0.030 %(質量分率)以下の試料に適用する。 6.2 1,10-フェナントロリン吸光光度法 6.2.1 要旨 試料を適切な試薬で分解し,酒石酸を加えて,タングステン,鉄などを錯塩とした後,pHを調節する。 L(+)-アスコルビン酸で鉄(III)を鉄(II)に還元し,1,10-フェナントロリンを加えて1,10-フェナントロリン・鉄(II)錯体を生成させ,試料溶液をろ過する。分光光度計を用いて波長510 nm付近の吸光度を測定する。 6.2.2 試薬 試薬は,次による。 6.2.2.1 ほう酸溶液(50 g/L) 6.2.2.2 混酸A(硝酸1,ふっ化水素酸1) 6.2.2.3 アンモニア水 6.2.2.4 水酸化ナトリウム溶液(100 g/L) 6.2.2.5 過酸化水素09-13 JIS H1405
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JIS H5121:2016 pdfダウンロード。銅合金連続鋳造鋳物 Copper alloy continuous castings a) 受渡当事者間で,事前に仕様書又は図面を取り交わし,形状・寸法及び質量を取り決める。 b) それぞれの許容差は,受渡当事者間の協定による。ただし,寸法許容差は,特に指定のない場合,JIS B 0403による。 6 製造方法 連鋳鋳物の製造方法は,次による。 a) 連鋳鋳物は,横型連続鋳造法,たて(竪)型連続鋳造法又はその他の連続鋳造法によって製造する。 b) 連鋳鋳物には,埋め金,溶接,ろう付けなどの補修を施してはならない。ただし,きず又は鋳巣で使用上影響が軽微なものは,注文者の承認を得て欠陥部分の補修を施してもよい。 c) 連鋳鋳物は,必要がある場合,応力除去焼なまし,その他適切な熱処理又は切削加工を行ってもよい。 なお,CAC703Cなどで海水などの腐食環境で使用する部品については,受渡当事者間の協定によって焼なまし熱処理を施してもよい。 7 試験 7.1 分析試験 分析試料の採取方法及び一般事項は,JIS H 0321及び/又はJIS H 1012による。 化学成分の分析試験は,次のいずれかによる。 JIS H 1051,JIS H 1052,JIS H 1053,JIS H 1054,JIS H 1055,JIS H 1056,JIS H 1057,JIS H 1058,JIS H 1061,JIS H 1062,JIS H 1065,JIS H 1068,JIS H 1070,JIS H 1072又はJIS H 1292 なお,発光分光分析方法については,受渡当事者間の協定による。 7.2 引張試験 7.2.1 供試材及び試験片の採取方法 供試材及び試験片の採取方法は,次による。 a) 供試材は,特に指定がない限り同一目標成分,同一形状の1回の連続鋳造ごとに1個以上とする。供試材は,連鋳鋳物本体から採取する。 b) 引張試験片の採り方は,受渡当事者間の協定による。 7.2.2 試験片 試験片は,JIS Z 2241の4号試験片による。4号試験片に調製できない場合は,受渡当事者間の協定による。 7.2.3 試験方法 試験方法は,JIS Z 2241による。 7.3 硬さ試験 硬さ試験は,JIS Z 2243による。供試材及び試験片の採取方法は,受渡当事者間の協定による。 8 検査 検査は,次による。 a) 一般事項は,JIS H 0321による。 b) 連鋳鋳物の品質は,4.1に適合しなければならない。 c) 化学成分は,4.2に適合しなければならない。...09-13 JIS H5121
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JIS H7009:2016 pdfダウンロード。ポーラス金属用語 Glossary of terms used in porous and cellular metals 1 適用範囲 この規格は,ポーラス金属及びその応用に関する主な用語(以下,用語という。)について規定する。 2 分類 用語の分類は,次による。 なお,ポーラス金属をその製造プロセス及び構造によって分類した表を,附属書Aに示す。 a) 構造 b) プロセス c) 特性 1) 共通特性 2) 力学特性 3) 熱的特性 3 用語及び定義 用語及び定義は,次による。09-13 JIS H7009
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JIS H7501:2016 pdfダウンロード。金属系超塑性材料の引張特性評価方法 Method for evaluation of tensile properties of metallic superplastic materials 1 適用範囲 この規格は,伸び計を取り付けずに行う板状試験片のクロスヘッド速度一定の引張試験によって,著しい加工硬化又は動的な微細組織変化を示すことなく“微細粒超塑性”を発現する,金属系超塑性材料の引張特性の評価方法について規定する。 注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 ISO 20032:2013,Method for evaluation of tensile properties of metallic superplastic materials(MOD) なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”ことを示す。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS B 7721 引張試験機・圧縮試験機−力計測系の校正方法及び検証方法 注記 対応国際規格:ISO 7500-1:2004,Metallic materials−Verification of static uniaxial testing machines−Part 1: Tension/compression testing machines−Verification and calibration of the force-measuring system(MOD) JIS C 1602 熱電対 JIS G 0567 鉄鋼材料及び耐熱合金の高温引張試験方法 注記 対応国際規格:ISO 6892-2:2011,Metallic materials−Tensile testing−Part 2: Method of test at elevated temperature(MOD) JIS H 7007 金属系超塑性材料用語 JIS Z 2241 金属材料引張試験方法 JIS Z 8401 数値の丸め方 3 記号,用語及び定義 この規格で用いる記号,用語及び定義は,JIS H 7007によるほか,表1による。09-13 JIS H7501
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