• JIS K6778:2016 pdfダウンロード。ポリブテン管 Polybutene (PB) pipes 1 適用範囲 この規格は,主に温度90 ℃以下の水輸送用に使用するポリブテン管(以下,管という。)について規定する。 なお,ポリブテン管は使用圧力0.75 MPa以下の水道の屋内配管の性能に適合している。 注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 ISO 15876-2:2003,Plastics piping systems for hot and cold water installations−Polybutylene (PB)−Part 2: Pipes及びAmendment 1:2007(MOD) なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”ことを示す。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS B 7502 マイクロメータ JIS B 7507 ノギス JIS K 0050 化学分析方法通則 JIS K 6900 プラスチック−用語 JIS K 6925-1 プラスチック−ポリブテン(PB)成形用及び押出用材料−第1部:呼び方のシステム及び仕様表記の基礎 JIS K 7112 プラスチック−非発泡プラスチックの密度及び比重の測定方法 JIS K 7161-2 プラスチック−引張特性の求め方−第2部:型成形,押出成形及び注型プラスチックの試験条件 JIS K 7210-1 プラスチック−熱可塑性プラスチックのメルトマスフローレイト(MFR)及びメルトボリュームフローレイト(MVR)の求め方−第1部:標準的試験方法 JIS K 8001 試薬試験方法通則 JIS K 8005 容量分析用標準物質 JIS K 8051 3-メチル-1-ブタノール(試薬) JIS K 8637 チオ硫酸ナトリウム五水和物(試薬) JIS K 8659 でんぷん(溶性)(試薬) JIS K 8913 よう化カリウム(試薬) JIS S 3200-1 水道用器具−耐圧性能試験方法 JIS S 3200-7 水道用器具−浸出性能試験方法 JIS Z...
    09-13
  • JIS K6788:2016 pdfダウンロード。水道用架橋ポリエチレン管継手 Crosslinked polyethylene (PE-X) pipe fittings for water supply 3 用語及び定義 この規格に用いる主な用語及び定義は,JIS K 6900によるほか,次による。 3.1 メカニカル式継手 継手に管を差し込み,ナット,バンド,スリーブなどを締め付けることによって水密性を確保する継手,Oリングなどによって水密性を確保する継手。 3.2 電気融着式継手 継手自体に電熱線などの発熱体を組み込んだ融着接合可能な差込み継手。ただし,電熱線などの発熱体を組み込んだ接合工具によって,継手及び管を加熱して融着接合する熱融着式継手は除く。 3.3 ゲル分率 試料をJIS K 8271に規定するキシレンで抽出したとき,抽出されずに残存する部分をゲル部分といい,このゲル部分の質量とキシレンで抽出する前の質量との比率。 3.4 常温 JIS Z 8703に規定する標準状態の温度を20 ℃とし,その許容差をJIS Z 8703の3.1(標準状態の温度の許容差)の温度15級(±15 ℃)とした温度状態で,20 ℃±15 ℃。 4 種類及び記号 継手の種類及び記号は,接合方式及びJIS K 6787に規定する適用管の種類によって区分し,表1による。 5 性能 継手の性能は,9.3〜9.11によって試験を行い,表2の規定に適合しなければならない。 6 外観 継手の外観は,次による。 a) M種の継手の外観は,拡大せずに目視した場合,内外面が滑らかで,鋳巣,鋳ばり,ひび,割れ,きずなどの使用上支障となる欠点があってはならない。 b) E種の継手の外観は,拡大せずに目視した場合,電熱線組込み部を除き,内外面が滑らかで,きず,割れなどの使用上支障となる欠点があってはならない。また,E種の継手の樹脂部の色は,架橋層と非架橋層とが区分できるように異なる色とする。 7 構造及び形状 継手の構造及び形状の例を,図1及び図2に示す。 なお,箇条5及び箇条6を満足する場合は,図1及び図2以外の構造及び形状でもよい。
    09-13
  • JIS K6904:2016 pdfダウンロード。プラスチック−不飽和ポリエステル樹脂−ガスクロマトグラフィーによる残存スチレンモノマー及び その他の揮発性芳香族炭化水素類の定量方法 Plastics-Unsaturated-polyester resins-Determination of the residual styrene monomer content, as well as the content of other volatile aromatic hydrocarbons, by gas chromatography 1 適用範囲 この規格は,不飽和ポリエステル樹脂1) 硬化物中の残存スチレンモノマーのガスクロマトグラフィーによる定量方法を規定する。この方法は,スチレンモノマー(以下,スチレンという。)以外の他の揮発性芳香族炭化水素類の定量にも同様に適用できる。 注1) 不飽和ポリエステル樹脂とは,多塩基酸と多価アルコールとを反応させて得られる不飽和ポリエステルを,これと重合できる単量体に溶解したものであり,便宜的にエポキシアクリレート樹脂,ウレタンアクリレート樹脂なども,これに含める。 注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 ISO 4901:2011,Reinforced plastics based on unsaturated-polyester resins−Determination of the residual styrene monomer content, as well as the content of other volatile aromatic hydrocarbons, by gas chromatography(MOD) なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”ことを示す。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS K 0114 ガスクロマトグラフィー通則 JIS K 0512 水素 JIS K 1107 窒素 3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS K 6900による。 4 原理 スチレンを,抽出溶媒を用いて,硬化した状態の不飽和ポリエステル樹脂から抽出する。抽出物中のスチレンは,内標準物質及び検量線を用いて,ガスクロマトグラフィーによって定量する。 5 試薬及び原料 試薬及び原料は,次による。 5.1 n-ブチルベンゼン 純度99 %以上のもので,内標準物質として用いる2)。 注2) 受渡当事者間の協定によって,他の物質を内標準物質として用いてもよい。内標準物質には,そのピークが被検成分ピークの位置になるべく近く,試料中のほかの成分ピークとも完全に分離する安定な物質を選択する。望ましい物質として,分析用純度のn-ブチルベンゼン,トルエン,オルトトルイル酸メチル,n-ヘキシルアルコール,イソアミルアルコールなどがある。 5.2 ジクロロメタン JIS K 8161に規定するもの3)。 注3)...
    09-13
  • JIS K7171:2016 pdfダウンロード。プラスチック−曲げ特性の求め方 Plastics-Determination of flexural properties 1 適用範囲 1.1 この規格は,硬質及び半硬質プラスチック(3.12参照)の定められた条件下における曲げ特性の求め方について規定する。また,推奨試験片の形状,その他の試験片の形状を示すパラメータ,及び試験速度の範囲を規定する。 1.2 この試験方法は,試験片の曲げ挙動を調べる目的,並びに定められた条件下における曲げ強さ,曲げ弾性率,及び曲げ応力と曲げひずみとの関係から得られる他の特性を測定する目的に用いる。この試験方法は,両端自由支持はり(梁)で中央に力を加える3点曲げ試験である。 1.3 この試験方法は,次の材料に適する。 − 型成形,押出成形,及び注型の熱可塑性プラスチック材料(非充塡プラスチックのほか,充塡材入り及び強化材入りのコンパウンドを含む。),並びに硬質熱可塑性樹脂板。 − 熱硬化性型成形材料(充塡材入り及び強化材入りのコンパウンドを含む。),及び熱硬化性樹脂板。 この規格は,強化材入りのコンパウンドの場合,加工前の繊維長が7.5 mm以下の繊維強化コンパウンドに適用する(JIS K 7140-1[5]及びJIS K 7140-2[6]参照)。また,加工前の繊維長が7.5 mmを超える長繊維強化材料(積層品)については,JIS K 7017[7]を参照する。 なお,この試験方法は,硬質発泡材料及び発泡材料を用いたサンドイッチ構造体には適さない。これらについては,JIS K 7221-1[3],及び/又はJIS K 7221-2[4]を参照する。 注記 紡織繊維強化プラスチックの種類によっては,4点曲げ試験が望ましい。この方法は,JIS K 7017に規定されている。 1.4 この試験方法に用いる試験片は,規定した寸法に直接成形したもの,JIS K 7139に規定する多目的試験片の中央平行部分から規定寸法に切り出したもの,又は積層,型成形,押出成形及び注型板の最終製品若しくは半製品から規定寸法に切り出したものとする。 1.5 この試験方法では,試験片の推奨寸法を規定している。寸法が異なる試験片,又は異なった成形条件で作製した試験片を用いた試験結果は,同じにはならない。試験速度及び試験片の状態調節条件のような他の条件も,試験結果に影響する。 注記 特に,結晶性ポリマーの場合,成形条件及び成形品厚さによって変化する表面配向層(スキン層)の厚さが,曲げ特性に大きく影響する。 1.6 この試験方法は,プラスチックの設計パラメータの決定には適切ではないが,材料比較試験及び品質管理のための試験として使用できる。 1.7 応力−ひずみ曲線が非線形性挙動を示す場合は,曲げ特性は見掛けのものとなる。ここで用いられる式は,線形弾性挙動を仮定して導かれており,試験片の厚さに対し,非常に小さいたわみのときに有効である。推奨試験片(寸法,80 mm×10 mm×4 mm)では,3.5 %の規定曲げひずみ,及び支点間距離Lと試験片の厚さhとの比(L/h)が16である場合,たわみは,1.5 hとなる。曲げ試験は,柔らかい延性材料より,小さなたわみで破壊する硬いぜい(脆)性材料に適している。 1.8 ひずみ速度の与え方は,試験中にひずみ速度を変更しないA法,及び試験中にひずみ速度を変更するB法の二つの方法を規定している。A法は,例えば,試験中連続して1 %/minのひずみ速度を用いる。B法は,二つの異なるひずみ速度を用いる。例えば,曲げ弾性率の決定に1 %/minのひずみ速度を,曲げ応力ひずみ曲線の残り部分には,材料の延性によって,5 %/min又は50 %/minのひずみ速度を用いる。 注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 ISO 178:2010,Plastics−Determination of flexural properties及びAmendment 1:2013(IDT) なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”ことを示す。
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  • JIS K8114:2016 pdfダウンロード。塩化アルミニウム(III)六水和物(試薬) Aluminium (III) chloride hexahydrate (Reagent) 6 試験方法 6.1 一般事項 試験方法は,次による。 a) 試験方法の一般的な事項は,JIS K 0050及びJIS K 8001による。 b) 使用するガラス器具は,特に規定がない場合は,JIS R 3503及びJIS R 3505による。 c) 使用する標準液は,計量計測トレーサビリティが確保された標準物質を,使用用途に合致することを確認し,必要ならば希釈して使用する。このような標準液がない場合,使用用途に合致することを確認して市販の標準液を用いるか,又は調製したものを用いる。 注記1 計量計測トレーサビリティが確保された標準物質としては,計量標準供給制度[JCSS (Japan Calibration Service System)]に基づく標準液,国立研究開発法人産業技術総合研究所計量標準総合センター(NMIJ),米国国立標準技術研究所(NIST),ドイツ連邦材料試験研究所(BAM)などが供給する標準物質及びこれらへの計量計測トレーサビリティが確保された市販の認証標準物質がある。 d) 滴定用溶液は,計量計測トレーサビリティが確保されたものを,使用用途に合致することを確認して使用する。調製及び標定を行う場合,JIS K 8001の附属書JA(試験用溶液類の調製方法及び滴定用溶液類の調製及び標定)による。 注記2 ISO/IEC 17025に準拠した方法によって標定された市販の滴定用溶液がある。 6.2 純度(AlCl3・6H2O) 純度(AlCl3・6H2O)の試験方法は,次による。 a) 試薬及び試験用溶液類 試薬及び試験用溶液類は,次のものを用いる。 1) エタノール(99.5) JIS K 8101に規定するもの。 2) 酢酸(1+1) JIS K 8355に規定する酢酸の体積1と水の体積1とを混合する。 3) 酢酸−酢酸アンモニウム溶液 酢酸(1+1)11.4 mLに水80 mLを加え,更にJIS K 8359に規定する酢酸アンモニウム7.7 gを加えて溶かし,水を加えて100 mLにする。 4) ジチゾン溶液 JIS K 8490に規定するジチゾン0.025 gをはかりとり,JIS K 8102に規定するエタノール(95)を加えて溶かし,エタノール(95)を加えて100 mLにする。使用時に調製する。 5) 0.01 mol/L エチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム溶液(0.01 mol/L EDTA2Na溶液) (C10H14O8N2Na2・2H2O:3.722 g/L) JIS K 8107に規定するエチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム二水和物を用い,6.1 d) による。 6) 0.01 mol/L酢酸亜鉛溶液[Zn (CH3COO)2・2H2O:2.195 g/L] JIS K 8356に規定する酢酸亜鉛二水和物及びJIS K 8355に規定する酢酸を用い,6.1 d) による。 b)...
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  • JIS K8129:2016 pdfダウンロード。塩化コバルト(II)六水和物(試薬) Cobalt (II) chloride hexahydrate (Reagent) 6 試験方法 6.1 一般事項 a) 試験方法の一般的な事項は,JIS K 0050及びJIS K 8001による。 b) 使用するガラス器具は,特に規定がない場合は,JIS R 3503及びJIS R 3505による。 c) 使用する標準液は,計量計測トレーサビリティが確保された標準物質を,使用用途に合致することを確認し,必要ならば希釈して使用する。このような標準液がない場合,使用用途に合致することを確認して市販の標準液を用いるか,又は調製したものを用いる。 注記1 計量計測トレーサビリティが確保された標準物質としては,計量標準供給制度[JCSS (Japan Calibration Service System)]に基づく標準液,国立研究開発法人産業技術総合研究所計量標準総合センター(NMIJ),米国国立標準技術研究所(NIST),ドイツ連邦材料試験研究所(BAM)などが供給する標準物質及びこれらへの計量計測トレーサビリティが確保された市販の認証標準物質がある。 d) 滴定用溶液は,計量計測トレーサビリティが確保されたものを,使用用途に合致することを確認して使用する。調製及び標定を行う場合,JIS K 8001の附属書JA(試験用溶液類の調製方法及び滴定用溶液類の調製及び標定)による。 注記2 ISO/IEC 17025に準拠した方法によって標定された市販の滴定用溶液がある。 6.2 純度(CoCl2・6H2O) 純度(CoCl2・6H2O)の試験方法は,次による。 a) 試薬及び試験用溶液類 試薬及び試験用溶液類は,次のものを用いる。 1) ヘキサメチレンテトラミン JIS K 8847に規定するもの。 2) L(+)-アスコルビン酸溶液 JIS K 9502に規定するL(+)-アスコルビン酸5 gをはかりとり,水100 mLを加えて溶かす。使用時に調製する。 3) アンモニア水(1+10)(必要な場合に用いる。) JIS K 8085に規定するアンモニア水(質量分率28.0 %〜30.0 %)の体積1と水の体積10とを混合する。 4) 塩酸(1+10)(必要な場合に用いる。) JIS K 8180に規定する塩酸(特級)の体積1と水の体積10とを混合する。 5) キシレノールオレンジ溶液 JIS K 9563に規定するキシレノールオレンジ0.10 gをはかりとり,水を加えて溶かし,水を加えて100 mLにする。 6) 0.01 mol/L エチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム溶液(0.01 mol/L EDTA2Na溶液) (C10H14O8N2Na2・2H2O:3.722 g/L) JIS K 8107に規定するエチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム二水和物を用いて,6.1 d) による。 b) 装置 主な装置は,次による。 pH計 JIS Z 8802に規定する形式II以上の性能のもの。 c) 操作 操作は,次のとおり行う。 試料0.6...
    09-13
  • JIS K8223:2016 pdfダウンロード。過塩素酸(試薬) Perchloric acid (Reagent) 6 試験方法 6.1 一般事項 試験方法は,次による。 a) 試験方法の一般的な事項は,JIS K 0050及びJIS K 8001による。 b) 使用するガラス器具は,特に規定がない場合は,JIS R 3503及びJIS R 3505による。 c) 使用する標準液は,計量計測トレーサビリティが確保された標準物質を,使用用途に合致することを確認し,必要ならば希釈して使用する。このような標準液がない場合,使用用途に合致することを確認して市販の標準液を用いるか,又は調製したものを用いる。 注記1 計量計測トレーサビリティが確保された標準物質としては,計量標準供給制度[JCSS (Japan Calibration Service System)]に基づく標準液,国立研究開発法人産業技術総合研究所計量標準総合センター(NMIJ),米国国立標準技術研究所(NIST),ドイツ連邦材料試験研究所(BAM)などが供給する標準物質及びこれらへの計量計測トレーサビリティが確保された市販の認証標準物質がある。 d) 滴定用溶液は,計量計測トレーサビリティが確保されたものを,使用用途に合致することを確認して使用する。調製及び標定を行う場合,JIS K 8001の附属書JA(試験用溶液類の調製方法及び滴定用溶液類の調製及び標定)による。 注記2 ISO/IEC 17025に準拠した方法によって標定された市販の滴定用溶液がある。 6.2 濃度(HClO4) 濃度(HClO4)の試験方法は,次による。 a) 試験用溶液類 試験用溶液類は,次のものを用いる。 1) メチルレッド溶液 JIS K 8896に規定するメチルレッド0.10 gをJIS K 8102に規定するエタノール(95)に溶かして100 mLとする。褐色ガラス製瓶に保存する。 2) 1 mol/L 水酸化ナトリウム溶液(NaOH:40.00 g/L) JIS K 8576に規定する水酸化ナトリウムを用い,6.1 d)による。ポリエチレンなどの樹脂製気密容器に保存する。 b) 操作 操作は,次のとおり行う。 試料3.0 g(濃度が質量分率70 %の場合1.8 mL)をコニカルビーカー200 mLなどに0.1 mgの桁まではかりとり,水50 mL及び指示薬としてメチルレッド溶液2,3滴を加えた後,1 mol/L 水酸化ナトリウム溶液で滴定する。終点は,液の色が,赤から黄に変わる点とする。 c) 計算 濃度(HClO4)は,次の式を用いて計算する。
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  • JIS K8231:2016 pdfダウンロード。過酸化ナトリウム(試薬) Sodium peroxide (Reagent) 1 適用範囲 この規格は,試薬として用いる過酸化ナトリウムについて規定する。 警告1 過酸化ナトリウムは,エタノール及びその他の可燃性物質に触れると発火し,水と反応し発熱する。また,有害なので,特に粉じんを吸入しないようにし,粘膜及び皮膚に付着しないように注意する。 警告2 この規格に基づいて試験を行う者は,通常の実験室での作業に精通していることを前提とする。この規格は,その使用に関連して起こる全ての安全上の問題を取り扱おうとするものではない。この規格の利用者は,SDS(安全データシート),MSDS(化学物質等安全データシート:JIS Z 7250は,2012年に廃止され,JIS Z 7253に移行。 JIS Z 7250:2010に従ってよい猶予期間は2016年まで)などを参考にして各自の責任において安全及び健康に対する適切な措置をとらなければならない。 注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 ISO 6353-3:1987,Reagents for chemical analysis−Part 3: Specifications−Second series R 91 Sodium peroxide(MOD) なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”ことを示す。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS H 6202 化学分析用白金皿 JIS K 0050 化学分析方法通則 JIS K 0113 電位差・電流・電量・カールフィッシャー滴定方法通則 JIS K 0115 吸光光度分析通則 3 種類 種類は,特級とする。 4 性質 4.1 性状 過酸化ナトリウムは,うすい黄の粉末又は粒で吸湿性がある。水と激しく反応して,酸素を発生しながら発熱し,水酸化ナトリウム溶液となる。 4.2 定性方法 水200 mLに試料0.1 gを加えて溶かす。その10 mLに硫酸(1+5)1 mLを加えて酸性とした後,塩化チタン(III)溶液1) 1滴を加えると黄が現れる。 注1) 塩化チタン(III)溶液の調製は,体積比でJIS K 8401に規定する塩化チタン(III)溶液1に対して水10を加える。 5 品質 品質は,箇条6によって試験したとき,表1に適合しなければならない。
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  • JIS K8294:2016 pdfダウンロード。クリスタルバイオレット(試薬) Crystal violet (Reagent) 6 試験方法 6.1 一般事項 試験方法は,次による。 a) 試験方法の一般的な事項は,JIS K 0050及びJIS K 8001による。 b) 使用するガラス器具は,特に規定がない場合は,JIS R 3503及びJIS R 3505による。 c) 使用する標準液は,計量計測トレーサビリティが確保された標準物質を,使用用途に合致することを確認し,必要ならば希釈して使用する。このような標準液がない場合,使用用途に合致することを確認して市販の標準液を用いるか,又は調製したものを用いる。 注記1 計量計測トレーサビリティが確保された標準物質としては,計量標準供給制度[JCSS(Japan Calibration Service System)]に基づく標準液,国立研究開発法人産業技術総合研究所計量標準総合センター(NMIJ),米国国立標準技術研究所(NIST),ドイツ連邦材料試験研究所(BAM)などが供給する標準物質及びこれらへの計量計測トレーサビリティが確保された市販の認証標準物質がある。 d) 滴定用溶液は,計量計測トレーサビリティが確保されたものを,使用用途に合致することを確認して使用する。調製及び標定を行う場合,JIS K 8001の附属書JA(試験用溶液類の調製方法及び滴定用溶液類の調製及び標定)による。 注記2 ISO/IEC 17025に準拠した方法によって標定された市販の滴定用溶液がある。 6.2 エタノール不溶分 エタノール不溶分の試験方法は,次による。 a) 試薬 試薬は,次のものを用いる。 エタノール(95) JIS K 8102に規定するもの。 b) 器具及び装置 主な器具及び装置は,次のとおりとする。 1) 共通すり合わせ球管冷却器付きフラスコ 共通すり合わせ冷却器を備えたフラスコ。 2) 磁製乳鉢(必要な場合に用いる。) 比較的硬度が低い固体を粉砕又は混和するために,乳棒とともに使用する鉢(すり鉢)で,材質が磁製のもの。 3) るつぼ形ガラスろ過器 るつぼ形ガラスろ過器1G3のもの。 4) 吸引ろ過装置 物質を溶液から分離するためにガラスろ過器と吸引瓶とを組み合わせた装置。 5) デシケーター 乾燥剤にJIS Z 0701に規定するシリカゲルA形1種を用いたもの。 6) 水浴 沸騰水浴として使用することができ,蒸発皿,ビーカーなどを載せられるもの。 7) 電気定温乾燥器 (105±2)℃に調節できるもの。 c) 操作 操作は,次のとおり行う。 1) 試料2.0 gを,0.1 mgの桁まではかりとり,共通すり合わせ球管冷却器付きフラスコに入れ,エタノール(95)100 mLを加えて,水浴上で15分間エタノールを還流させた後,放冷する。 なお,塊状で溶けにくいものは,磁製乳鉢で粉砕して用いる。 2) この溶液を,(105±2)℃の電気定温乾燥器で恒量にしたるつぼ形ガラスろ過器(m1 g)を取り付けた吸引ろ過装置でろ過し,るつぼ形ガラスろ過器をエタノール(95)で無色になるまで洗浄する。 なお,溶液が着色しているものについては,洗液が無色になるまで洗浄する。 3) るつぼ形ガラスろ過器を清浄な場所に放置してエタノールを揮散させた後,(105±2)℃の電気定温乾燥器で恒量になるまで乾燥し,デシケーター中で室温まで放冷し,その質量を0.1 mgの桁まではかる(m2 g)。
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  • JIS K8474:2016 pdfダウンロード。二しゅう酸三水素カリウム二水和物(試薬) Potassium trihydrogen dioxalate dihydrate (Reagent) 6 試験方法 6.1 一般事項 試験方法の一般的な事項は,JIS K 0050及びJIS K 8001による。 使用するガラス器具は,特に規定がされていない場合は,JIS R 3503及びJIS R 3505による。 6.2 純度[KH3(C2O4)2・2H2O](乾燥後) 純度[KH3(C2O4)2・2H2O](乾燥後)の試験方法は,次による。 a) 試験用溶液類 試験用溶液類は,次のものを用いる。 1) 水酸化カリウム溶液(250 g/L)(必要な場合に用いる。) JIS K 8574に規定する水酸化カリウム29.4 gをはかりとり,水を加えて溶かし,水を加えて100 mLにする。ポリエチレンなどの樹脂製瓶に保存する。 2) 二酸化炭素を除いた水 次のいずれか,又はそれらを組み合わせたものを用い,使用時に調製する。 2.1) 水をフラスコに入れ,加熱し,沸騰が始まってから5分間以上その状態を保つ。加熱を止め,フラスコの口を時計皿で軽く蓋をして少し放置して沸騰が止まった後に,ガス洗浄瓶に水酸化カリウム溶液(250 g/L)を入れたもの,又はソーダ石灰管(JIS K 8603に規定するソーダ石灰を入れた管)を連結して空気中の二酸化炭素を遮り,冷却したもの。 2.2) 水をフラスコに入れ,水の中にJIS K 1107に規定する窒素を15分間以上通じたもの。 2.3) 二酸化炭素分離膜をもつガス分離管を用いて水から二酸化炭素を除いたもの。 2.4) 18 MΩ・cm以上の抵抗率のある水を,JIS K 1107に規定する窒素を通じた三角フラスコに泡立てないように採取したもの。ただし,採水後速やかに用いる。 3) ブロモチモールブルー溶液 JIS K 8842に規定するブロモチモールブルー0.10 gをはかりとり,JIS K 8102に規定するエタノール(95)50 mLを加えて溶かし,水を加えて100 mLにする。褐色ガラス製瓶に保存する。 4) 硫酸(1+1) 水の体積1を冷却してかき混ぜながら,JIS K 8951に規定する硫酸の体積1を徐々に加える。 5) 0.02 mol/L 過マンガン酸カリウム溶液(KMnO4:3.161 g/L) 0.02 mol/L 過マンガン酸カリウム溶液の調製,標定及び計算は,次による。 5.1) 調製 JIS K 8247に規定する過マンガン酸カリウム3.2 gをビーカー2 000 mLにはかりとり,水1 050 mLを加えて1〜2時間穏やかに煮沸した後,約18時間暗所に放置する。その液をブフナー漏斗形ガラスろ過器(17G4又は25G4)を用いてろ過する。この場合,ブフナー漏斗形ガラスろ過器は,ろ過の前に水洗はしない。熱水などで洗浄し,乾燥した褐色の気密容器に保存する。 5.2) 標定 認証標準物質1)又はJIS K 8005に規定する容量分析用標準物質のしゅう酸ナトリウムを用い,次のとおり行う。 5.2.1) 認証標準物質1)のしゅう酸ナトリウムを用いる場合は,認証書に規定する方法で使用する。 5.2.2) 容量分析用標準物質のしゅう酸ナトリウムを用いる場合は,試験成績書又は添付文書に従って乾燥する。 5.2.3) 認証標準物質1)又は容量分析用標準物質のしゅう酸ナトリウム0.20 g〜0.24...
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