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JIS F2053:2017 pdfダウンロード。船舶及び海洋技術−クローズドチョック Ships and marine technology-Shipʼs mooring and towing fittings- Closed chocks 1 適用範囲 この規格は,船舶の係留及びえい(曳)航ロープに用いるクローズドチョックの形状,寸法及び技術的要件について規定する。 注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 ISO 13729:2012,Ships and marine technology−Shipʼs mooring and towing fittings−Closed chocks(MOD) なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”ことを示す。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。この引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 IMO Circular MSC/Circ. 1175,Guidance on shipboard towing and mooring equipment 3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。 3.1 安全使用荷重,SWL(safe working load) 通常の使用条件において適用される,ロープにかかる最大荷重。 4 種類 4.1 種類の区分 クローズドチョックは,その設置場所によって次の二つのタイプに分類する。 − タイプA−デッキ取付形クローズドチョック − タイプB−ブルワーク取付形クローズドチョック 4.2 呼び寸法 クローズドチョックの呼び寸法L×H×Dは,チョック開口部の幅,高さ及び深さに対する基準で示す。同一サイズで異なるSWLのクローズドチョックについては,呼び寸法の後に英字が付く。呼び寸法は,次のとおり。 250×200×214,300×250×286,350×250×333,400×250×381,450×250×381,500×250×381, 400×250×428,450×250×428,500×250×428,500×400×428,500×250×525S,500×400×525S, 500×250×525,500×400×525 5 寸法 詳細は,次による。 − タイプA:表1及び図1 − タイプB:表2及び図2 6 材料 クローズドチョックの製造には,次の材料を使用する。 − チョック:235 MPa以上又は同等の降伏点をもつ鋳鋼材 鋳鋼の炭素含有量は,溶接性を考慮して0.23 %以下とする。 注記 1 MPa=1 N/mm2 7 構造 クローズドチョックのシートは,実際の荷重方向を考慮して設計する。シートと船体との溶接接合は,塑性変形又は割れが生じることなく,船体構造へクローズドチョックの最大荷重を確実に伝達する。 8 製造及び検査 8.1 溶接部を含め,クローズドチョックの表面には,目に見えるきず又は欠陥があってはならない。 8.2 ロープに接する全ての面には,摩耗によってロープを損傷させる可能性の高い表面の粗さ又は凹凸があってはならない。 8.3 クローズドチョックは,防食保護塗料で外部を塗装する。 9 表示 9.1...09-11 JIS F2053
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JIS E5006:2017 pdfダウンロード。鉄道車両−電子機器 Rolling stock-Electronic equipment 1 適用範囲 この規格は,鉄道車両に搭載される制御,調整,保護,給電用など及び次の事項に関係する全ての電子機器について適用する。 a) 鉄道車両用蓄電池 b) 電車線への直接接続あり又はなしの低電圧電源(主変圧器,分圧抵抗器,補助電源) ただし,JIS E 5008又はJIS E 6402の適用範囲となるエレクトロニクス回路を除く。 この規格は,電子機器の運用,設計,製造及び試験条件を包含し,さらに,有用かつ信頼性の高い電子機器のために必要と考えられる基本的なハードウェア及びソフトウェアの要求をも包含する。 正当な理由があれば,他の規格又は個々の仕様にある追加要求事項で,この規格を補足してもよい。 機能上の安全性に関して,規定レベルにあることを立証するために必要な方法に関する特定の要求は,IEC 62278の4.6.3(リスクの評価及び受入れ)及び附属書A(RAMS仕様の概要−例)に規定されている。 ソフトウェアは,次のc) 及びd) の事項に限り,その安全インテグリティを1又はそれ以上と考える。 c) 安全性に関わるリスクが残っている場合。 d) ソフトウェアで動かすプログラマブル電子システムによって実行する場合。そうした場合(ソフトウェアの安全インテグリティが1又はそれ以上のとき),IEC 62279を適用できる。 この規格の目的から,電子機器とは,主に半導体デバイス及び関連部品で構成される機器と定義する。これらの部品は,主にプリント基板に実装されるものである。 電力デバイス用センサ(電流,電圧,速度などの検出用)及び駆動ユニット用プリント基板は,この規格に包含されているが,電力デバイスの駆動ユニット全体としては,JIS E 5008又はJIS E 6402が適用される。 注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 IEC 60571:2012,Railway applications−Electronic equipment used on rolling stock(MOD) なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”ことを示す。 1.1A 電力回路用機器と電子機器との区分 電力回路用機器と制御用電子機器との境界線は,この間の電気的な絶縁を確実にする構成要素(例えば,計測用トランス,パルストランス,フォトカプラなど)によって決まる。一般に,電力回路用機器の近傍又はその内部に設けられる絶縁要素は,この電子機器に属するものとみなされる。 1.1B 電子機器の分類 電子機器の分類の例を,次に示す。この分類においては,可能な限り回路の種類(主回路,補助回路,空気回路)に従って,電子機器をグループ分けしている。 a) 主回路用機器(主遮断器,タップ切換器,起動又は制動接触器など)又は補助回路用機器(電空弁,継電器など)を制御,照査又は表示する電子機器 b) 電力変換装置(コンバータ,インバータ,チョッパなど)の制御機器 c) 回転機(電動機,発電機)の励磁制御装置 d) 空気ブレーキ制御器 e) 戸閉め装置 f) 監視・安全装置(電流・電圧検知装置,車上信号保安装置,自動列車運転装置,運転台マンマシン,運転状況記録装置など) g) センサ(速度,電圧,電流,温度など) h) 情報伝達装置(無線,電話連絡,車内放送,速度制御,モニタ,旅客情報,列車内制御情報伝送系など) i) 環境装置(暖房装置,空気調和装置,照明装置など) j) その他の装置09-11 JIS E5006
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JIS D1614:2017 pdfダウンロード。自動車用ラジエータ−放熱性能試験方法 Radiator for automobiles-Test method of heat dissipation 1 適用範囲 この規格は,自動車用水冷式機関に使用するエンジン冷却水用ラジエータ(以下,ラジエータという。)の放熱性能を試験する方法について規定する。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。この引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS B 8330 送風機の試験及び検査方法 3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。 3.1 入口気水温度差 ラジエータに流入する冷却水(以下,水という。)の入口温度と空気の入口温度との差。度(℃)で表す。 3.2 水側放熱量 試験状態において,単位時間当たりに水が失った熱量。キロワット(kW)で表す。 3.3 放熱量 水側放熱量計測時の入口気水温度差を,60 ℃に換算したときの熱量。キロワット(kW)で表す。 3.4 水流量 単位時間当たりに,ラジエータを通過する水の量。リットル毎分(L/min)で表す。 3.5 前面質量風速 ラジエータのコア前面における風速に,空気の単位体積当たりの質量を乗じたもの。単位面積当たり質量毎秒[kg/(m2・s)]で表す。 3.6 水側出入口圧力差,水側出入口圧力損失 試験状態において,計測したラジエータの水の入口と出口との間の全圧1)の差。キロパスカル(kPa)で表す。 注1) 全圧=静圧+動圧 3.7 空気側出入口圧力差,空気側出入口圧力損失 試験状態において,計測したラジエータの空気の入口と出口との間の全圧1)の差。パスカル(Pa)で表す。 4 試験項目 試験は,次の項目について行う。 a) 放熱量試験 b) 水側出入口圧力差試験及び水側出入口圧力損失試験 c) 空気側出入口圧力差試験及び空気側出入口圧力損失試験 5 試験条件 試験を行うラジエータ,水及び試験室の条件は,次による。 a) ラジエータ ラジエータは,コア,タンクなどの主要素及び附属部品によって組み立てられ,ラジエータとしての機能を最小限に満足するものを使用する。その一例を,図1に示す。 b) 水 ラジエータの水の回路に使用する水は,特に指定のない限り清水とする。 c) 水入口温度 ラジエータに流入する水の入口温度は,放熱状態で入口気水温度差を60±10 ℃に保持する。 d) 試験室 試験室は,特に指定がない限り常温(5〜35 ℃)及び常湿(45〜85 %)とし,試験装置の空気吸入側において,空気の流れ及び温度に大きな変動を与えない構造とする。09-11 JIS D1614
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JIS C8930:2017 pdfダウンロード。太陽電池モジュールの塩水噴霧試験 Salt mist corrosion testing of photovoltaic (PV) modules 1 適用範囲 この規格は,太陽電池(PV)モジュール(以下,PVモジュールという。)の塩霧による腐食に対する耐候性を測定するための試験方法について規定する。 PVモジュールは,耐用期間中,継続的な屋外暴露を受けることを見込んで開発される電気装置である。海洋環境など侵食性の強い湿潤大気は,最終的にPVモジュール部品の幾つかを劣化させ(保護コーティング,プラスチックなどの非金属部品の特性劣化,塩分の吸収による金属部品の腐食など),機能を損なうおそれのある永久的な損傷を引き起こす可能性がある。冬期に街路又は道路の氷成分を溶かすために塩が用いられる場所でも,一時的な腐食性大気は存在する。 この規格では,様々なPVモジュールの,Cl−(NaCl,MgCl2など)を含む塩霧による腐食に対する耐候力を測定するのに役立つ試験手順を記載する。この手順に含まれる全ての試験は,バイパスダイオード機能性試験を除き,JIS C 8990,JIS C 8991,IEC 62108,JIS C 8992-2及びJIS C 60068-2-52で詳細に規定されている。これらの試験は,この規格に組み込まれ,高濃度の溶解塩(NaCl)を含む湿潤大気下で運転した場合に,PVモジュールに生じる可能性のある故障について,評価する手段を提供する。 JIS C 60068-2-52では,実際の運転でPVモジュールがさらされる周囲の大気の性質に応じて,幾つかの試験の厳しさを適用することができる。例えば,厳しさ(1)では,海洋環境又は海のごく近くで用いられるPVモジュールへの適用を意図している。 厳しさ(3)〜(6)は,例えば氷成分を溶かすために塩が用いられる場所など,含塩大気と乾燥大気との間の変化が起こる可能性のある場所で運転するPVモジュールへの適用を意図している。厳しさ(2)は,試験条件が弱すぎるためPVモジュールには適さない[この厳しさは本来,通常はきょう(筐)体によって保護され,時々,腐食環境にさらされる製品への適用を意図している。]ため,この規格への適用は避けなければならない。 なお,この規格は,平板形PVモジュール及び集光形PVモジュールの両方,並びにこれらの組立品に適用することができる。 注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 IEC 61701:2011,Salt mist corrosion testing of photovoltaic (PV) modules(MOD) なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”ことを示す。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)は適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。09-11 JIS C8930
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JIS C2534:2017 pdfダウンロード。鉄基アモルファス帯 Fe-based amorphous strip deliverd in the semi-processed state 1 適用範囲 この規格は,呼称厚さ0.020 mm〜0.030 mmの最終焼きなましを施していない状態の鉄基アモルファス帯(以下,アモルファス帯という。)の,特に,一般的要求事項,磁気特性,寸法・形状及びその許容差,その他の材料特性,並びにこれらの検査方法について規定する。 この規格は,磁気回路の構成用途の急冷凝固した状態の鋳造エッジをもつコイルで供給するアモルファス帯に適用する。 これらのアモルファス帯には,次の2種類の材質がある。 普通材(conventional grades) 高磁束密度材(high permeability grades) 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。 これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS C 2535 単ヨーク形単板試験器による鉄基アモルファス帯の交流磁気特性の測定方法 JIS C 2550-2 電磁鋼帯試験方法−第2部:寸法・形状の測定方法 JIS G 0404 鋼材の一般受渡し条件 JIS G 0415 鋼及び鋼製品−検査文書 3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS C 2550-2によるほか,次による。 3.1 ぜい(脆)性スポット(brittle spots) アモルファス帯を引き裂いたときに,裂け目の経路,方向の変化,破片分離などの,アモルファス帯の損傷が生じた領域。 3.2 引裂きぜい性(strip tear ductility) アモルファス帯のぜい性を表す指標。このぜい性は,一定長さのアモルファス帯を鋳造方向に引き裂いたときに生じるぜい性スポットの数で区分する(表4参照)。 3.3 鋳造ロール(casting roll) 溶融合金をその上に注いで急速冷却帯を製造する,回転冷却ロール。 4 分類 この規格で取り扱うアモルファス帯の種類は,次によって分類する。 − 呼称厚さ − 周波数が50 Hzで最大磁束密度が1.3 Tにおけるキログラム当たりのワット値(W/kg)で表す鉄損の最大値 − 磁界の強さ80 A/mにおけるテスラ値(T)で表す磁束密度の最小値及び占積率の最小値 5 アモルファス帯の種類の記号 アモルファス帯の種類の記号の表し方は,次による。 a) ミリメートルで表す呼称厚さの1 000倍の数字 b) 材質の種類を示す文字 − 普通材:AMS − 高磁束密度材:AMP c) 周波数が50 Hzで最大磁束密度が1.3 Tにおける鉄損の最大値(W/kg)の100倍の数字 d) 占積率の最小値の100倍の数字 例 25AMP08-86は,周波数が50 Hzで最大磁束密度が1.3 Tにおける鉄損最大値が0.08 W/kg以下であり,かつ,占積率が0.86以上である呼称厚さ0.025 mmの高磁束密度材を表す。 アモルファス帯の種類の記号は,表1及び表2による。09-11 JIS C2534
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JIS C 8515:2017 pdfダウンロード。一次電池個別製品仕様 Primary batteries-Physical and electrical specifications 1 適用範囲 この規格は,一次電池(以下,電池という。)の品質特性(形状・寸法,放電特性,安全性など)について規定する。 注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 IEC 60086-2:2015,Primary batteries−Part 2: Physical and electrical specifications(MOD) なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”ことを示す。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS B 0021 製品の幾何特性仕様(GPS)−幾何公差表示方式−形状,姿勢,位置及び振れの公差表示方式 注記 対応国際規格:ISO 1101,Geometrical product specifications (GPS)−Geometrical tolerancing−Tolerances of form, orientation, location and run-out(IDT) JIS C 8500 一次電池通則 注記 対応国際規格:IEC 60086-1:2015,Primary batteries−Part 1: General(MOD) JIS C 8513 リチウム一次電池の安全性 JIS C 8514 水溶液系一次電池の安全性 3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語,定義,記号及び略語は,次による。 3.1 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS C 8500による 3.2 記号及び略語 この規格で用いる主な記号及び略語は,次による。 EV 終止電圧(end-point voltage) MAD 最小平均持続時間(minimum average duration) OCV 開路電圧(open-circuit voltage) R 負荷抵抗(load resistance) Vn 公称電圧(nominal voltage of a primary battery) 4 寸法記号 この規格で用いる主な寸法記号は,次による。 h1 電池の総高 h2...09-11 JIS C 8515
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JIS C 8500:2017 pdfダウンロード。一次電池通則 Primary batteries-General 3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。 3.1 応用試験(application test) (携帯電灯,ラジオなど)実際の電池の使用用途を想定した試験。 3.2 電池(battery) 1個又は電気的に接続した複数個の素電池で構成され,外装,端子,表示,保護素子などを備えたもの。 (IEV482-01-04:2004,修正) 注記 以下,(IEV482-XX-YY,修正)は,IEC 60050-482:2004に規定する用語番号の内容を修正したことを示す。 3.3 ボタン(素電池又は電池)[button (cell or battery)] 総高が直径未満の小形円形素電池又は電池。 注記 JIS C 8515の電池区分3及び電池区分4の形状をもつ電池が該当する。ボタン電池のうち,電池系B,C及びGは,コイン電池と呼ぶことがある。英語圏では,コイン(素電池又は電池)は,リチウム電池に対して用いられ,ボタン(素電池又は電池)は,リチウム電池以外に用いられる。英語圏以外では,電池系によってこのような区別をしないことが多い。我が国では,英語圏と同様の区別をし,コイン(素電池又は電池)は,リチウム電池に対して用いる。 3.4 素電池(cell) 化学エネルギーの直接変換によって得る電気エネルギー源。電極,電解液,容器,端子及びセパレータから成る基本単位。 (IEV482-01-01:2004) 3.5 閉路電圧,CCV(closed-circuit voltage) 放電中の電池の端子間電圧。 (IEV482-03-28,修正) 3.6 コイン(素電池又は電池)[coin (cell or battery)] 総高が直径未満のコイン形状の円筒形の素電池又は電池。 注記 英語圏では,コイン(素電池又は電池)は,リチウム電池に対して用いられ,ボタン(素電池又は電池)は,リチウム電池以外に用いられる。英語圏以外では,電池系によってこのような区別をしないことが多い。我が国では,英語圏と同様の区別をし,コイン(素電池又は電池)は,リチウム電池に対して用いる。 (IEV482-02-40:2004,修正) 3.7 円筒形(素電池又は電池)[cylindrical (cell or battery)] 総高が直径以上の円筒形の素電池又は電池。 (IEV482-02-39:2004,修正) 3.8 放電[discharge (of a primary battery)] 電池から外部回路へ電流が流れる現象。 3.9 乾電池[dry (primary) battery] 電解液が流動しないようになっている一次電池。 (IEV482-04-14,修正) 3.10 直流法内部抵抗(effective internal resistance−DC method) (この規格で使用しないため,不採用とした。) 3.11 終止電圧,EV(end-point voltage) 放電試験を終了する値として規定する閉路電圧。 (IEV482-03-30) 3.12 漏液(leakage) 電池内部からの電解液,ガスなどの意図しない漏出。 (IEV482-02-32) 3.13 最小平均持続時間,MAD(minimum average duration) 規定する条件で放電したときの平均持続時間の最小値。 注記 適用する放電試験は,形式別に規定する試験方法を用いる。 3.14 公称電圧,Vn[nominal voltage (of a primary battery)] 使用される材料(正極,負極,電解液など),すなわち電池系によって決まってくる電圧に基づいて規定する電池電圧。 (IEV482-03-31,修正) 3.15...09-11 JIS C 8500
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JIS C 8156:2017 pdfダウンロード。一般照明用電球形LEDランプ(電源電圧50 V超)−安全仕様 Self-ballasted LED-lamps for general lighting services by voltage > 50 V-Safety specifications 1 適用範囲 この規格は,家庭用又はそれに類する一般照明用に使われ,かつ,安定に点灯動作する装置と一体化した電球形LEDランプ(以下,ランプという。)に要求する安全性及び互換性についての要求事項,並びにその判定に必要な試験方法及びその基準について規定する。 この規格で適用するランプの範囲を,次に示す。 − 定格ランプ電力:60 W以下 − 定格入力電圧:50 Vを超え250 V以下 − 口金は,表1による。 この規格の要求事項は,形式試験だけに関するものである。 注記1 この規格で用いる“ランプ”という用語は,“電球形LEDランプ”を意味する。 注記2 この規格は,光生物学的安全性の情報を含む。 注記3 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 IEC 62560:2011,Self-ballasted LED-lamps for general lighting services by voltage > 50 V−Safety specifications及びAmendment 1:2015(MOD) なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”ことを示す。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)は適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS C 0920 電気機械器具の外郭による保護等級(IPコード) 注記 対応国際規格:IEC 60529:1989,Degrees of protection provided by enclosures (IP Code) JIS C 7550 ランプ及びランプシステムの光生物学的安全性 JIS C 7551-1 白熱電球類の安全仕様−第1部:一般照明用白熱電球 JIS C 7620-1 一般照明用電球形蛍光ランプ−第1部:安全仕様 JIS C 7709-1 電球類の口金・受金及びそれらのゲージ並びに互換性・安全性 第1部 口金 注記 対応国際規格:IEC 60061-1,Lamp caps and holders together with gauges for the...09-11 JIS C 8156
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JIS C 6835:2017 pdfダウンロード。石英系シングルモード光ファイバ素線 Silica glass single-mode optical fibers 1 適用範囲 この規格は,コア及びクラッドに石英系ガラスを使用した石英系シングルモード光ファイバ素線の寸法,機械特性,伝送特性,環境特性及びその試験方法について規定する。 注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 IEC 60793-2-50:2015,Optical fibres−Part 2-50: Product specifications−Sectional specification for class B single-mode fibres(MOD) なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”ことを示す。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS C 6820 光ファイバ通則 注記 対応国際規格:IEC 60793-1-1,Optical fibres−Part 1-1: Measurement methods and test procedures−General and guidance及びIEC 60793-2,Optical fibres−Part 2: Product specifications−General JIS C 6821 光ファイバ機械特性試験方法 注記 対応国際規格:IEC 60793-1-30,Optical fibres−Part 1-30: Measurement methods and test procedures−Fibre proof test,IEC 60793-1-31,Optical fibres−Part 1-31: Measurement methods and test procedures−Tensile strength,IEC 60793-1-32,Optical fibres−Part 1-32: Measurement methods and test procedures−Coating strippability,IEC 60793-1-33,Optical fibres−Part 1-33: Measurement methods and test procedures−Stress corrosion susceptibility及びIEC 60793-1-34,Optical fibres−Part 1-34:...09-11 JIS C 6835
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JIS C 6704:2017 pdfダウンロード。人工水晶 Synthetic quartz crystal 1 適用範囲 この規格は,周波数制御及び選択用の水晶振動子製造並びに光学製品に用いる,単結晶の人工水晶(以下,人工水晶という。)について規定する。 注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 IEC 60758:2016,Synthetic quartz crystal−Specifications and guidelines for use(MOD) なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”ことを示す。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS C 6701 水晶振動子通則 注記 対応国際規格:IEC 60122-1:2002,Quartz crystal units of assessed quality−Part 1: Generic specification(IDT) JIS Z 9015-1 計数値検査に対する抜取検査手順−第1部:ロットごとの検査に対するAQL指標型抜取検査方式 注記 この規格の対応国際規格で引用するIEC 60410,Sampling plans and procedures for inspection by attributesは,対応JISが制定されていない。この規格での引用事項は,JIS Z 9015-1の規定事項と同等である。 3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。 3.1 水熱合成法(hydrothermal crystal growth) 高温及び高圧の条件下で水を介在させ,地殻中の成長と同じプロセスで結晶を育成する方法。 人工水晶では,円筒形のオートクレーブでアルカリ水溶液を溶媒として用い,上部に種結晶を,下部に石英原料を置いて容器を高温(330〜400 ℃)及び高圧(68.6〜196 MPa)に保ち,下部を上部よりも高温にし,温度差を付けて結晶を育成する。 注記 (対応国際規格の注記を,定義文にした。) 3.2 人工水晶(synthetic quartz crystal) 水熱合成法によって育成した,アルファ水晶の単結晶。人工水晶は,右水晶又は左水晶のいずれかであって,アズグロウン人工水晶及びランバード人工水晶がある。 注記 アルファ水晶とは,573 ℃以下でできた低温型水晶である。 3.3 アズグロウン人工水晶(as-grown synthetic quartz crystal) 育成後の未加工人工水晶。 3.4 アズグロウンY棒水晶(as-grown Y-bar) Y方向に長い棒状の種結晶を用いて育成した,アズグロウン人工水晶。 3.5 アズグロウンZ板水晶(as-grown Z-bar) Y方向に長いZ面を主面とする板状の種結晶を用いて育成した,アズグロウン人工水晶。 3.6 人工水晶のロット(synthetic quartz crystal batch) 同一オートクレーブ内で同一期間に育成した,人工水晶の集まり。以下,ロットという。 3.7 種結晶(seed)...09-11 JIS C 6704
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