• JIS H3110:2018 pdfダウンロード。りん青銅及び洋白の板及び条 Phosphor bronze and nickel silver sheets, plates and strips 1 適用範囲 この規格は,圧延したりん青銅及び洋白の板(以下,板という。)及び条(以下,条という。)について規定する。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS H 0321 非鉄金属材料の検査通則 JIS H 0500 伸銅品用語 JIS H 1051 銅及び銅合金中の銅定量方法 JIS H 1052 銅及び銅合金中のすず定量方法 JIS H 1053 銅及び銅合金中の鉛定量方法 JIS H 1054 銅及び銅合金中の鉄定量方法 JIS H 1055 銅及び銅合金中のマンガン定量方法 JIS H 1056 銅及び銅合金中のニッケル定量方法 JIS H 1058 銅及び銅合金中のりん定量方法 JIS H 1062 銅及び銅合金中の亜鉛定量方法 JIS H 1292 銅合金の蛍光X線分析方法 JIS Z 2241 金属材料引張試験方法 JIS Z 2244 ビッカース硬さ試験−試験方法 JIS Z 2248 金属材料曲げ試験方法 3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS H 0500による。 4 名称,種類及び種類の記号 板及び条の名称,種類及び種類の記号は,表1による。 表1の種類の記号の後に質別を示す記号を付けて,製品記号とする(表3参照)。 5 品質 5.1 外観 板及び条の外観は,仕上げが良好かつ均一で,使用上有害な欠陥があってはならない。 使用上有害な欠陥の基準は,製造業者の判断による。ただし,特に要求がある場合は,欠陥の基準は受渡当事者間の協定による。 5.2 化学成分 板及び条の化学成分は,7.1によって試験を行い,その化学成分は表2による。
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  • JIS H3260:2018 pdfダウンロード。銅及び銅合金の線 Copper and copper alloy wires 1 適用範囲 この規格は,展伸加工した断面が丸形・正六角形・正方形・長方形の銅及び銅合金の線(以下,線という。)について規定する。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS H 0321 非鉄金属材料の検査通則 JIS H 0500 伸銅品用語 JIS H 1051 銅及び銅合金中の銅定量方法 JIS H 1052 銅及び銅合金中のすず定量方法 JIS H 1053 銅及び銅合金中の鉛定量方法 JIS H 1054 銅及び銅合金中の鉄定量方法 JIS H 1055 銅及び銅合金中のマンガン定量方法 JIS H 1056 銅及び銅合金中のニッケル定量方法 JIS H 1057 銅及び銅合金中のアルミニウム定量方法 JIS H 1058 銅及び銅合金中のりん定量方法 JIS H 1292 銅合金の蛍光X線分析方法 JIS Z 2241 金属材料引張試験方法 3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,次によるほか,JIS H 0500による。 3.1 無酸素銅 銅含有率99.96 %以上で,かつ,5.4に規定する品質(水素ぜい性)を満足する銅。 注記 酸素を含む銅は,400 ℃以上の高温で水素ぜい化する性質をもっている。この性質を利用して,水素ぜい化試験によって銅に含まれる酸素の有無が判定できる。 4 名称及び種類の記号 線の名称及び種類の記号は,表1による。表1の種類の記号の後に質別を示す記号を付けて製品記号とする(表3参照)。 5 品質 5.1 外観 線の外観は,仕上良好かつ均一で,使用上有害な欠陥があってはならない。使用上有害な欠陥の基準は,製造業者の判断による。ただし,特に要求がある場合は,欠陥の基準は受渡当事者間の協定による。 5.2 化学成分 線は,7.1によって試験を行い,その化学成分は,表2による。
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  • JIS H3300:2018 pdfダウンロード。銅及び銅合金の継目無管 Copper and copper alloy seamless pipes and tubes 1 適用範囲 この規格は,展伸加工した断面が丸形の銅及び銅合金の継目無管(以下,管という。)について規定する。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS H 0321 非鉄金属材料の検査通則 JIS H 0500 伸銅品用語 JIS H 0501 伸銅品結晶粒度試験方法 JIS H 0502 銅及び銅合金管のか(渦)流探傷試験方法 JIS H 0505 非鉄金属材料の体積抵抗率及び導電率測定方法 JIS H 1051 銅及び銅合金中の銅定量方法 JIS H 1052 銅及び銅合金中のすず定量方法 JIS H 1053 銅及び銅合金中の鉛定量方法 JIS H 1054 銅及び銅合金中の鉄定量方法 JIS H 1055 銅及び銅合金中のマンガン定量方法 JIS H 1056 銅及び銅合金中のニッケル定量方法 JIS H 1057 銅及び銅合金中のアルミニウム定量方法 JIS H 1058 銅及び銅合金中のりん定量方法 JIS H 1059 銅及び銅合金中のひ素定量方法 JIS H 1060 銅及び銅合金中のコバルト定量方法 JIS H 1061 銅及び銅合金中のけい素定量方法 JIS H 1062 銅及び銅合金中の亜鉛定量方法 JIS H 1074 銅及び銅合金中のジルコニウム定量方法 JIS H 1292 銅合金の蛍光X線分析方法 JIS K 0116 発光分光分析通則 JIS K 8085...
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  • JIS H4203:2018 pdfダウンロード。マグネシウム合金棒及び線 Magnesium alloy bars and wires 1 適用範囲 この規格は,押出加工及び引抜加工によって製造した,断面が円形,長方形,正方形,正六角形又は正八角形のマグネシウム合金棒(以下,棒という。)及びマグネシウム合金線(以下,線という。)について規定する。 注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 ISO 3116:2007,Magnesium and magnesium alloys−Wrought magnesium alloys(MOD) なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”ことを示す。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS H 0001 アルミニウム,マグネシウム及びそれらの合金−質別記号 JIS H 0321 非鉄金属材料の検査通則 JIS H 1331 マグネシウム及びマグネシウム合金−分析用試料採取方法及び分析方法通則 JIS H 1332 マグネシウム及びマグネシウム合金中のアルミニウム定量方法 JIS H 1333 マグネシウム及びマグネシウム合金中の亜鉛定量方法 JIS H 1334 マグネシウム及びマグネシウム合金中のマンガン定量方法 JIS H 1335 マグネシウム及びマグネシウム合金中のけい素定量方法 JIS H 1336 マグネシウム及びマグネシウム合金中の銅定量方法 JIS H 1337 マグネシウム及びマグネシウム合金中のニッケル定量方法 JIS H 1338 マグネシウム及びマグネシウム合金中の鉄定量方法 JIS H 1340 マグネシウム合金中のジルコニウム定量方法 JIS H 1341 マグネシウム合金中のカルシウム定量方法 JIS H 1345 マグネシウム合金中の希土類定量方法 3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。 3.1 棒(bar) 全長にわたって中空部のない均一な断面をもち,直線形状で供給される展伸材。断面の形状は,円形,正方形,長方形,正六角形又は正八角形とし,長方形の棒は,厚さが幅の1/10を超えるものをいう。 3.2 線(wire) 全長にわたって中空部のない均一な断面をもち,コイル形状で供給される展伸材。断面の形状は,円形,正方形,長方形,正六角形又は正八角形とし,長方形の線は,厚さが幅の1/10を超えるものをいう。 4 種類 棒及び線の種類は,押出棒26種,並びに引抜棒,押出線及び引抜線はそれぞれ19種に区分し,それらの種類の記号は,表1〜表4による。
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  • JIS H8453:2018 pdfダウンロード。遮熱コーティングの熱伝導率測定方法 Measurement method for thermal conductivity of thermal barrier coatings 1 適用範囲 この規格は,主にガスタービンの高温部材に用いる,金属のボンドコート及びセラミックスのトップコートからなる遮熱コーティングの,コーティング面に垂直方向の常温における熱伝導率を測定する方法について規定する。 注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 ISO 18555:2016,Metallic and other inorganic coatings−Determination of thermal conductivity of thermal barrier coatings(MOD) なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”ことを示す。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS B 7502 マイクロメータ JIS B 7507 ノギス JIS H 7801 金属のレーザフラッシュ法による熱拡散率の測定方法 JIS H 8401 溶射皮膜の厚さ試験方法 JIS R 1611 ファインセラミックスのフラッシュ法による熱拡散率・比熱容量・熱伝導率の測定方法 JIS R 1672 長繊維強化セラミックス複合材料の示差走査熱量法による比熱容量測定方法 3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS R 1611によるほか,次による。 3.1 遮熱コーティング,TBC(thermal barrier coating) 燃焼ガスによって,高温部材を構成する基材が,温度上昇することを抑制するために施すコーティング。
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  • JIS K0110:2018 pdfダウンロード。排ガス中の一酸化二窒素分析方法 Methods for determination of dinitrogen monoxide in flue gas 1 適用範囲 この規格は,燃焼,化学反応などによって,煙道,煙突,ダクトなどに排出する排ガス中の一酸化二窒素の分析方法について規定する。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS B 7988 排ガス中の一酸化二窒素自動計測器 JIS K 0050 化学分析方法通則 JIS K 0055 ガス分析装置校正方法通則 JIS K 0095 排ガス試料採取方法 JIS K 0114 ガスクロマトグラフィー通則 JIS K 0123 ガスクロマトグラフィー質量分析通則 JIS K 0211 分析化学用語(基礎部門) JIS K 0214 分析化学用語(クロマトグラフィー部門) JIS K 0215 分析化学用語(分析機器部門) JIS K 0216 分析化学用語(環境部門) JIS K 1107 窒素 JIS K 8125 塩化カルシウム(水分測定用)(試薬) JIS K 8576 水酸化ナトリウム(試薬) JIS K 8603 ソーダ石灰(試薬) JIS M 8813 石炭類及びコークス類−元素分析方法 JIS R 3503 化学分析用ガラス器具 JIS Z 8401 数値の丸め方 JIS Z 8808 排ガス中のダスト濃度の測定方法 3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS K 0211,JIS K 0214,JIS K 0215及びJIS K...
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  • JIS K0138:2018 pdfダウンロード。定量核磁気共鳴分光法通則(qNMR通則) General rules for quantitative nuclear magnetic resonance spectroscopy 3.6 核スピン(nuclear spin) 荷電粒子である原子核の自転運動する性質。 3.7 静磁場(static magnetic field) 時間的に変動しない磁場。 3.8 外部磁場(external magnetic field) NMR装置にかかる外部からの磁場。 3.9 磁気回転比(gyromagnetic ratio) 原子核が磁場中で歳差運動する角周波数を決定する,原子核種ごとに固有の定数。 核スピンの回転の速さと外部磁場の関係を示した定数。 3.10 緩和(relaxation) NMRにおいて,原子核がラジオ波を吸収して励起された状態から熱平衡状態に戻る過程。 3.11 緩和時間(relaxation time) 緩和に要する時間,又は緩和に要する時間を表す時定数。 3.12 化学シフト(chemical shift) 基準物質の共鳴周波数(化学シフト基準周波数δ 0 ppmとして)からのずれ(相対的位置)。 NMRスペクトルにおける,各シグナルの周波数と化学シフト基準周波数との周波数差を化学シフト基準周波数で除したもので定義し,単位はppmである。 3.13 スピン−スピン結合(spin-spin coupling) 共有結合した核スピン同士が電子を介して相互作用し,シグナルの分裂が起こる現象。 J coupling,J結合又はスピン結合ともいう。 3.14 スピン−スピン結合定数(spin-spin coupling constant) スピン結合によって分裂したシグナルの間隔。J結合定数,J値又はスピン結合定数ともいう。 3.15 NMRスペクトル(NMR spectrum) 共鳴周波数のエネルギー吸収は,10−5秒程度の短時間のパルス波で行い,その後の遷移状態から熱平衡状態への10ミリ秒〜10秒オーダーの磁気緩和を時間−強度分布として検出する。この分布に対してフーリエ変換を行い,周波数(化学シフト)−強度分布としたもの。 3.16 シグナル面積(signal area) 設定したベースラインとシグナルとを囲む範囲を積分して得られる値。信号面積ともいう。 3.17 核オーバーハウザー効果(nuclear Overhauser effect) ある核スピンが緩和する過程で,磁気的に相互作用のある別のスピンのエネルギー準位に対して占有数を変化させる効果。 3.18 フリップ角(flip angle) 静磁場中の熱平衡状態における核磁化ベクトルが,ラジオ波パルスの印加によって静磁場の方向から倒れた角度。励起パルス角(exciting pulse angle)ともいう。 3.19 平衡磁化(equilibrium magnetization) 物体を静磁場に置いてから励起パルスを印加するまでの間に存在する磁化の状態。 3.20 遅延時間(pulse delay) パルス列の最初のパルスを打ってから,次の積算で同じパルスを打つまでの時間。 3.21 1H qNMRスペクトル(1H qNMR spectrum) プロトン(1H)を観測核としてqNMRによって得られたNMRスペクトル。 3.22 NMR装置(nuclear magnetic resonance spectrometer) 原子核が磁場中においてラジオ波を吸収する共鳴現象を利用した分光分析装置。 3.23 超伝導磁石(superconducting magnet) 超伝導現象によって,超伝導材料コイルに流れる永久電流によって作られる磁場を用いた磁石。 3.24 NMRプローブ(NMR...
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  • JIS K1560:2018 pdfダウンロード。1,1,1,2-テトラフルオロエタン(HFC-134a) 1,1,1,2-Tetrafluoroethane (HFC-134a) 1 適用範囲 この規格は,自動車空調装置用サービス缶及びエアゾール缶を除く工業用の1,1,1,2-テトラフルオロエタン(HFC-134a)について規定する。 この規格で使用する圧力値は,全てゲージ圧力とする。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)は適用しない。 JIS B 7505-1:2017 アネロイド型圧力計−第1部:ブルドン管圧力計 JIS K 0050:2011 化学分析方法通則 JIS K 0068:2001 化学製品の水分測定方法 JIS K 0114:2012 ガスクロマトグラフィー通則 JIS K 8001:2017 試薬試験方法通則 3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 7505-1:2017,JIS K 0050:2011,JIS K 0068:2001,JIS K 0114:2012及びJIS K 8001:2017による。 4 品質 4.1 工業用品質 工業用の1,1,1,2-テトラフルオロエタン(HFC-134a)の品質は,箇条5によって試験したとき,表1の規定に適合しなければならない。 4.2 冷媒用品質 冷媒用の1,1,1,2-テトラフルオロエタン(HFC-134a)の品質は,箇条5によって試験したとき,表1の規定に適合しなければならない。 5 試験方法 5.1 共通事項 化学分析について共通する一般事項はJIS K 0050:2011に,ガスクロマトグラフィーについてはJIS K 0114:2012による。 警告1 液化ガスの取扱いは,凍傷などの危険を伴うため,保護手袋,保護面などを着用して行う。万一,液が接触したときは,直ちに大量の水で20分間以上洗浄した後,医師の診断を受けることが望ましい。 警告2 この規格に基づいて試験を行う者は,通常の実験室での作業に精通していることを前提とする。この規格は,その使用に関連して起こる全ての安全上の問題を取り扱おうとするものではない。この規格の利用者は,SDS(安全データシート)などを参考にして各自の責任において安全及び健康に対する適切な措置をとらなければならない。 5.2 外観 試料を,蒸発残分の分析用に試料採取容器からガラス製オートクレーブに採取したときに[5.4.4 d) 参照],ガラス製オートクレーブに対して横方向から目視によって,液が無色で濁りがないことを確認する。 5.3 純度及び不純物 5.3.1 要旨 試料を,試料容器液相部から減圧にした試料採取計量管内に噴霧し,完全に気化させた後,気体を採取し,その一部をガスクロマトグラフに注入する。HFC-134aのピーク面積を測定し,補正面積百分率法によって計算し,純度を求める。あわせて,塩素含有化合物,ODSなどのピーク面積を測定し,含有率を求める。 5.3.2 主な装置及び器具 主な装置及び器具は,次のものを用いる。 a) 検出器 水素炎イオン化検出器(FID) b) カラム用管 フューズドシリカ製キャピラリーカラム,又は耐熱性,強度などがフューズドシリカ製キャピラリーカラムと同等なもの c) カラム固定相 Al2O3-KCl処理など,HFC-134aと表1に規定した不純物などとが分離でき分析可能なもの d) ガスクロマトグラフ用計量管 内容積200〜300 μL程度のもの
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  • JIS K5659:2018 pdfダウンロード。鋼構造物用耐候性塗料 Long durable paints for steel structures 7 試験方法 7.1 サンプリング サンプリングは,JIS K 5600-1-2による。 7.2 試験用試料の検分及び調製 試験用試料の検分及び調製は,JIS K 5600-1-3による。 7.3 試験の一般条件 試験の一般条件は,次による。 a) 試験の場所 試験の場所は,次による。 1) 養生及び試験を行う場所は,ほかに規定がない場合は,JIS K 5600-1-6の4.1(標準条件)に規定する条件[温度23±2 ℃,相対湿度(50±5)%]で,直射日光を受けず,養生及び試験に影響を与えるガス,蒸気,ほこりなどがなく,通風の少ない室内とする(以下,標準状態という。)。 2) 観察のときの光源は,JIS K 5600-4-3の5.2(自然昼光照明)の拡散昼光による。ただし,JIS K 5600-4-3の5.3(色観察ブースの人工照明)に規定する色観察ブースを用いてもよい。 b) 試験片の作製 試験片の作製は,次による。 1) 試験板 試験板は,ほかに規定がない場合は,JIS G 3141に規定するSPCC-SBの鋼板とし,JIS K 5600-1-4の5.1.5(研磨による調整)によって調整した鋼板とする。研磨による調整に用いる研磨紙は,JIS R 6253に規定する耐水研磨紙P280を用いる。 2) 試料の調製 1液形塗料の場合は,かくはん(攪拌)し,均一の液体とする。 また,多液形の場合は,主剤,硬化剤などを,それぞれよくかくはん(攪拌)し,均一の液体とした後,その製品の製造業者が指定する混合比率で混合し,更にかくはん(攪拌)によって均一にする。必要な場合は,製造業者の指定するうすめ液を用いてうすめてもよい。混合したときからA種は5時間を過ぎたもの,B種は3時間を過ぎたものは,試験に用いてはならない。 3) 試料の塗り方 試料の塗り方は,ほかに規定がない場合は,2)で調製した試料を使用直前によくかくはん(攪拌)し,直ちに試験板の片面にJIS K 5600-1-1の3.3.7(吹付け塗り)のエアスプレー塗りで1回塗る。塗付け量は,7日間乾燥後の乾燥膜厚を測定し,中塗りのときは25 μm〜35 μm,上塗りのときは20 μm〜30 μmになるようにする。乾燥膜厚の測定方法は,JIS K 5600-1-7による。 4) 乾燥方法 乾燥方法は,ほかに規定がない場合は,JIS K 5600-1-1の3.3.8 a)(自然乾燥の場合)による。試験までの乾燥時間は,ほかに規定がない場合は,7日間とする。また,塗り終わってからの試験片の保持は,JIS K 5600-1-1の表1(塗るときの環境条件・塗り方と試験板の固定・保持)による。 7.4 容器の中の状態 容器の中の状態の試験は,JIS K 5600-1-1の4.1.2 a)(液状塗料の場合)による。ただし,多液形の場合は,容器別にそれぞれについて試験を行う。 7.5 低温安定性 低温安定性の試験は,次による。 a) 試験板 試験板は,JIS R 3202に規定する板ガラスを用い,JIS K 5600-1-4の5.5.2(溶剤洗浄による調整)によって調整した,大きさ200 mm×100 mm×2 mmのガラス板とする。 b) 試験方法 試験方法は,JIS K 5600-2-7の4.(低温安定性)による。次に,JIS K 5600-1-1の3.3.7(吹付け塗り)のエアスプレー塗りによって,乾燥膜厚が中塗りのときは25 μm〜35...
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  • JIS K6270:2018 pdfダウンロード。加硫ゴム及び熱可塑性ゴム− 引張疲労特性の求め方(定ひずみ方法) Rubber, vulcanized or thermoplastics Determination of tension fatigue (Constant strain method) 1 適用範囲 この規格は,加硫ゴム及び熱可塑性ゴムの試験片に,発熱がほとんど生じない範囲の周波数で,ゼロから所定ひずみまでの一定振幅の引張変形を与える疲労試験を行ったときの疲労寿命及び関連する諸特性の求め方について規定する。このような条件下では,試験片に亀裂が発生し,成長して試験片が最終的に破壊に至る。この試験は,適度な応力−ひずみ特性をもつゴムに適しており,一般的には,残留ひずみが10 %以内のゴムを対象とする。 引張変形の与え方は,一定ひずみ振幅及び一定荷重振幅を与える方法があり,更に,1サイクル中にひずみ又は荷重がゼロ点を通る方法,若しくは通らない方法と様々な方法がある。 注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 ISO 6943:2017,Rubber, vulcanized−Determination of tension fatigue(MOD) なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”ことを示す。 警告1 この規格の利用者は,通常の実験室での作業に精通していることを前提とする。この規格は,その使用に関連して起こる全ての安全性の問題を取り扱おうとするものではない。この規格の利用者は,各自の責任において安全及び健康に対する適切な措置をとらなければならない。 警告2 この規格で規定している試験を行う上で,使用する物質,生成する物質及び廃棄物が,環境に及ぼす有害性を考慮し,取扱い及び廃棄を含む全ての行為に関しては,これらの関連する法令・規制要求事項に従う。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS K 6200 ゴム−用語 JIS K 6250 ゴム−物理試験方法通則 注記 対応国際規格:ISO 23529,Rubber−General procedures for preparing and conditioning test pieces for physical test methods JIS K 6251 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム−引張特性の求め方 JIS Z 8401 数値の丸め方 ISO 18899,Rubber−Guide to the calibration of test equipment 3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS K 6200によるほか,次による。 3.1 引張疲労(tension fatigue) 試験片に繰り返し一定振幅の引張変形を与えることによって,亀裂が発生・成長して破壊する現象。 3.2 疲労寿命(fatigue life) 試験片に繰り返し一定振幅の引張変形を与えて,試験片が破断するまでに要した繰返し回数。 3.3 残留ひずみ(set) 引張疲労によって,試験片の標線間距離が元の標線間距離に対して伸びた割合。 3.4 最大ひずみ(maximum strain) 引張変形1サイクル中で,最大振幅時に試験片に掛かる実際のひずみ。 3.5 試験ひずみ(test strain) 試験開始時に,試験片に与える最大ひずみ。...
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