• JIS B6402:1997 pdfダウンロード。機械プレス−精度等級及び精度検査 Mechanical presses-Testing of the grades and the accuracy 1 適用範囲 この規格は,一般用の機械プレスのうち,金属材料の打抜き,曲げ,成形及び絞り加工に用いる単動クランクプレス及び単動クランクレスプレス(以下,プレスという。)の精度等級及び精度検査について規定する。ただし,熱間鍛造用プレス及びリンクプレス,並びに特殊構造のプレス1) には適用しない。 注1) 特殊構造のプレスとは,スクリュープレス,粉末成形プレス,送り装置付き専用プレスなどをいう。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS B 0111 プレス機械−用語 JIS B 6190-1 工作機械試験方法通則−第1部:幾何精度試験 JIS B 7440-2 製品の幾何特性仕様(GPS)−座標測定機(CMM)の受入検査及び定期検査−第2部:長さ測定 JIS B 7440-8 製品の幾何特性仕様(GPS)−座標測定システム(CMS)の受入検査及び定期検査−第8部:光学式距離センサ付き座標測定機 JIS B 7539 円筒スコヤ 3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 0111によるほか,次による。 3.1 ギブセット スライドのガイド(ギブ)を生産稼働が可能な状態に調整した状態。 4 精度 4.1 精度等級 プレスの精度は,特級,1級,2級及び3級の4等級とする。 各等級に対する用途例を,表1に示す。 4.2 精度検査 4.2.1 一般 精度検査は,無負荷の状態で,JIS B 6190-1,JIS B 7440-2,JIS B 7440-8及びJIS B 7539に基づく方法で行う。 4.2.2 ボルスタ(又はベッド)上面及びスライド下面の真直度の精度検査 ボルスタ(又はベッド)上面及びスライド下面の真直度の精度検査は,機械の正面側を“前”とし,左右方向及び前後方向について,次のとおり行う。 a) 測定方法 直定規を使用し,直定規の下に平行ブロックを置いて測定する。 平行ブロックは,直定規の自重によるたわみが最小となる2点に設置する。 測定は,マグネット付きダイヤルゲージを取付台上に置き,ダイヤルゲージの測定子をその法線上で直定規に当てて,その取付台を直線(案内用直定規)に沿って動かして行う(図1参照)。 ボルスタ(又はベッド)上面の測定は,直定規をボルスタ(又はベッド)上面の中央及び両端の3か所に置き,これに当てたダイヤルゲージをボルスタ(又はベッド)の上面に沿って移動させ,各箇所におけるダイヤルゲージの読みの最大差を測定値とする(図2参照)。 スライドは,その加工後に単体で測定し,スライド下面を上向きに置き,直定規をスライド下面の中央及び両端の3か所に置き,これに当てたダイヤルゲージをスライド下面に沿って移動させて,各箇所におけるダイヤルゲージの読みの最大差を測定値とする(図2参照)。測定長さL1は,全長Lの両端から非測定長さL2を除いた寸法とする。 全長Lと測定長さL1及び非測定長さL2との関係は,表2による。全長Lは,ボルスタ(又はベッド)上面及びスライド下面の左右及び前後寸法を示す。 直定規を用いた測定方法に代えて,光学的手段による測長装置などを用いて真直度を測定してもよい。
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  • JIS B7026:1997 pdfダウンロード。時計−電池寿命の表示 Methods of evaluation of the battery life of a battery-powered watch 1 適用範囲 この規格は,一次電池を動力源とする時計の電池寿命の表示を行う場合の,電池寿命の求め方及び表示方法について規定する。 この規格は,製造業者又は販売業者が時計の電池寿命を適正に表示するための指針となるものであり,次の時計については適用しない。 a) タイマー,ストップウオッチなどの特定用途のもの。 b) 他の製品に組み込まれた時計。 注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 ISO 12819:2009,Methods of evaluation of the battery life of a battery-powered watch(MOD) なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”ことを示す。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。 これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS B 7010 時計部品名称 JIS C 8515 一次電池個別製品仕様 3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 7010及びJIS C 8515によるほか,次による。 3.1 時計の電池寿命,L(battery life) 所定の電池を時計に組み込み駆動を開始してから,標準使用状態において時計が停止又は時刻表示が判読不可能となるまでの期間。 注記 付加機能を作動したことによって,時計が停止又は時刻表示が判読不可能となる場合,及び付加機能が作動しない場合も含める。 3.2 標準的使用状態 大多数の使用者が日常使用する状態。付加機能の使用条件は,5.2に規定する表示の範囲とする。 3.3 時計の電池寿命の平均値,▔▔L(practical battery life) 時計及び電池の試験データから推定する時計の電池寿命の分布の平均値。 3.4 時計の電池寿命の最低値,Lmin(minimum battery life) 電池により作動する時計の99.7 %が作動し続ける時計の電池寿命の最低値。 3.5 理論上の電池寿命,LT(theoretical battery life) 電池の自己放電が全くないと想定した電池寿命。 3.6 ムーブメントの平均消費電流,Im(mean current consumed) 水晶振動子,集積回路,ステップモーター,液晶パネルなどが定常的に消費する電流で,全ての付加機能を除いた一日の時刻表示に消費された電流の平均値。 3.7 付加機能の平均消費電流,If(current consumption of additional function) 付加機能の作動における平均消費電流。 3.8 所定の電池 時計の製造業者又は販売業者が取扱説明書などで指定した未使用の電池で,直射日光及び高温多湿を避け,室温(10〜25 ℃)で保存されたもの。 3.9...
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  • JIS B7094:1997 pdfダウンロード。写真レンズ−焦点距離の測定方法 Photographic lenses−Measurement of the focal length 1. 適用範囲 この規格は,写真レンズ(以下,レンズという。)の焦点距離の測定方法について規定する。 ただし,物空間及び/又は像空間の媒質が,空気以外のレンズ及びアナモフィックレンズには適用しない。 備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。 ISO 517 : 1996 Photography−Apertures and related properties pertaining to photographic lenses−Designations and measurements 2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。この引用規格は,その最新版を適用する。 JIS Z 8120 光学用語 3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS Z 8120によるほか,次による。 a) 焦点距離 レンズの光軸と小さい角θをなす方向にある無限遠物点のレンズによってつくられた像点が,光軸からy′ (mm) の距離にあるとき,レンズの焦点距離は,式(1)で表す(図1参照)。 θθtan’lim0yf→−= ·········································································· (1) ここに, f: 焦点距離 (mm) 図1 写真レンズの焦点距離を求めるときの無限遠物点と像点の高さ,入射角の符号の関係[3.a)参照] b) 写真レンズ 写真感光材料上に物体の像をつくるために用いるレンズ。引伸し用レンズ,製版用レンズなども含む。 4. 測定方法 4.1 測定方法の種類 測定方法は,次の4種類とする。 a) 測定方法1(焦点距離比較方法) b) 測定方法2(遠方の物体による方法) c) 測定方法3(ノーダルスライド方法) d) 測定方法4(外挿方法) 備考 測定方法2は,魚眼レンズには適用しない。 4.2 測定条件 測定条件は,次による。 a) 測定には,波長546.07nm[水銀のe線(緑)]の単色光又はこれに準じる光を用いる。ただし,特定波長域で使用することを目的とするレンズ,又は特に測定光の分光特性が指定されるレンズでは,そのレンズの使用目的に適応した単色光若しくはこれに準じる光,又は指定された分光特性の光を用いる。 b) 測定時の被験レンズの絞り目盛は,最大口径比が1:5.6以上のレンズでは5.6とし,それ未満のレンズでは最大口径比に相当する絞りとする。ただし,測定時の絞りが特に指定される場合には,その指定された絞り目盛による。 c) 拡大像をつくることを目的とするレンズなどは,測定に際し,入射光線束をそれぞれのレンズの指定された側から入射させる。 d) 被験レンズの撮影距離目盛は,無限遠に合わせる。ただし,測定時の撮影距離目盛の合わせ方に特に指定のある場合には,その指定された目盛に合わせる。 e) 測定にコリメータを使用する場合には,コリメータレンズの収差が被験レンズの焦点距離測定値に影響しない程度に小さいことが必要であり,また,その開口は,測定状態にある被験レンズの開口よりも十分に大きくなければならない。
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  • JIS B7107:1997 pdfダウンロード。写真−カメラレンズ− ISO分光透過率の測定方法 Photography−Camera lenses−Measurement of ISO spectral transmittance 1. 適用範囲 この規格は,主として遠方の物体を撮影するためのカメラレンズの光軸上での分光透過率を,波長350〜700nmの範囲にわたって測定するための特有の条件を述べ,その条件下での分光透過率の測定方法について規定する。 分光透過率の値をISO色特性指数[ISO colour contribution index(ISO 6728参照)]の計算だけに用いるのであれば,この規格全体について,波長範囲を370〜680nmと読み替えるのがよい。 この規格はミラーレンズにも適用する(附属書A参照)。 2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。この引用規格で,発行年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格の規定を構成するものであって,その後の改正版には適用しない。 ISO 6728 : 1983 Photography−Camera lenses−Determination of ISO colour contribution index (ISO/CCI) 備考 次に掲げる日本工業規格の内容は,この国際規格の内容と一致している。 JIS B 7097 : 1986 ISO色特性指数 (ISO/CCI) による写真撮影用レンズの色特性の表し方 3. 定義 この規格で用いる用語の定義は,次による。 3.1 写真レンズ (photographic lens) 写真撮影用レンズ又は引伸し用レンズのように,写真感光材料面上に物体の像を記録するために用いるレンズ。 備考 映写レンズ (projection lens) は,写真レンズではない。 3.2 カメラレンズ (camera lens) スチルカメラに取り付けて物体を撮影するためのレンズ。 3.3 レンズの分光透過率 記号τ (λ) で表され,次の式で定義される量。
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  • JIS B7111:1997 pdfダウンロード。写真レンズ−附属品取付部の形状及び寸法 (127 mm以下) Photographic lens-Front lens barrels up to 127 mm- Dimensions important to the connection of auxiliaries 1 適用範囲 この規格は,カメラの写真レンズの前部における附属品取付けのための形状及び寸法について規定する。 注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 ISO 1948:1987,Photography−Front lens barrels up to 127 mm−Dimensions important to the connection of auxiliaries(MOD) なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”ことを示す。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS B 0205-1 一般用メートルねじ−第1部:基準山形 注記 対応国際規格:ISO 68-1,ISO general purpose screw threads−Basic profile−Part 1: Metric screw threads(IDT) JIS B 0205-4 一般用メートルねじ−第4部:基準寸法 注記 対応国際規格:ISO 724,ISO general-purpose metric screw threads−Basic dimensions(IDT) JIS B 0209-1 一般用メートルねじ−公差−第1部:原則及び基礎データ 注記 対応国際規格:ISO 965-1,ISO general purpose metric screw threads−Tolerances−Part 1: Principles and basic data(IDT) 3 取付方法の種類 この規格で規定する取付方法の種類は,次のとおりとする。 a) ねじ式取付け b) かぶせ式取付け 4 形状及び寸法 4.1...
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  • JIS B7411:1997 pdfダウンロード。一般用ガラス製温度計−第 1 部:一般計量器Glass thermometers for general-Part 1: General measuring instruments 1 適用範囲 この規格は,目盛範囲が−100 ℃〜+500 ℃の棒状又は二重管の液体封入ガラス製温度計(以下,温度計という。)で,かつ,棒状については全浸没用又は部分浸没用,二重管については全浸没用に目盛られた一般用の温度計について規定する。 注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。ISO 1770:1981,Solid-stem general purpose thermometersISO 1771:1981,Enclosed-scale general purpose thermometers(全体評価:MOD)なお,対応の程度を表す記号MODは,ISO/IEC Guide 21-1 に基づき, 修正していることを示す。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。この引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。JIS Z 8103 計測用語 3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS Z 8103 によるほか,次による。 3.1温度目盛国際度量衡総会(CGPM)によって採択された国際温度目盛の定義で定めたセルシウス度目盛。 3.2浸没 3.2.1完全浸没 温度計全体を測定対象(媒体)に浸すこと。 3.2.2全浸没温度計の球部下端から感温液柱頂部までを,測定対象(媒体)に浸すこと。温度計の液柱頂部が測定しようとする温度媒体の表面と同一面,又は 2 目盛以上上方にならないように浸せきされている状態。 3.2.3部分浸没温度計の球部下端から指定された位置までを,測定対象(媒体)に浸すこと。 3.3浸没線測定する温度に保つ部分の境界を表示する線。3.4毛細管封入された感温液が上昇又は下降する細い管。 3.5感温液温度に対応する膨張の度合いによって,毛細管中で温度を指示する温度計の球部に封入された液体。 3.6経年変化同じ温度に対する温度計の計量値が,年月の経過とともに変化する現象。 3.7器差計量値から真実の値を減じた値。 3.8補正値真実の値から計量値を差し引いた値。 4 種類 4.1 形式による区分 温度計は,型式・形状によって次の二つに区分する。 a)棒状温度計 棒状温度計は,下端に球部を溶着し,上端を溶封した管状の厚い壁の毛細管から構成する。表面に,適切な方法で,恒久的に目盛線などが消えないように印を付ける。 b)二重管温度計 二重管温度計は,目盛板に固定された毛細管をもつガラス細管及びそれらを封入して保護するガラス被覆管(以下,外管という。)によって構成する。ガラス細管の下端は球部に溶着し,上端は溶封する。外管の上端は,溶封,金属などの適切な材料のスリーブを取り付けて仕上げる。 4.2 浸没による区分 温度計は,浸没の状態によって次の三つに区分する。 a)完全浸没の温度計 完全浸没の状態で正しい示度を示すよう目盛られた温度計 b)全浸没の温度計 全浸没の状態で正しい示度を示すよう目盛られた温度計
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  • JIS B7451:1997 pdfダウンロード。真円度測定機 Instruments for the assessment of departure from roundness −Measurement of variations in radius 1. 適用範囲 この規格は,検出器によって対象物の円形形体の円周方向の半径の変化を測定することを目的とする接触式真円度測定機(以下,測定機という。)について規定する。 備考 この規格の本体によらない真円度測定機による真円度の評価方法を附属書1(規定)に規定する。 2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の一部を構成する。これらの規格は,その最新版を適用する。 JIS B 0621 幾何偏差の定義及び表示 JIS B 7430 オプチカルフラット JIS B 7506 ブロックゲージ JIS Z 8103 計測用語 3. 用語の定義・記号 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS B 0621及びJIS Z 8103によるほか,次による。 また,記号は,それぞれの用語の後の括弧内に示す。 a) 検出器回転形 載物台が固定され,検出器が回転する機構をもつ測定機の形式(付図1参照)。 b) 載物台回転形 検出器が固定され,載物台が回転する機構をもつ測定機の形式(付図2参照)。 c) 検出器 測定真円度曲線を検出する機構及び変換器によって構成される装置。 d) 測定子 検出器のうち対象物に直接接触する部分。 e) 測定力 測定子が測定面に作用する静的な力。 f) 回転精度 回転装置の回転精度は,次による。 1) 半径方向の回転精度 球,半球又は円筒形状の標準器(以下,回転精度検査用標準器という。)を測定して得られる真円度の値で表される回転装置の精度。 2) 軸方向の回転精度 オプチカルフラットを測定して得られる1円周についての平面度の値で表される回転装置の精度。 g) 実真円度曲線 定められた軸に直角な平面で,対象物の円形形体の実表面を切断したときに生じる横断面輪郭線。 h) 測定真円度曲線 測定子が対象物の実真円度曲線上を駆動したときの,測定子の先端部の中心の軌跡。この測定子は,所定の形状と測定力をもつ。 i) 真円度曲線 ディジタル形又はアナログ形の測定真円度曲線に対し,所定の山の数より大きい成分を位相補償形又は2CR形の低域フィルタで除去し,更に選択された中心定義法の中心へ座標変換した曲線。 この真円度曲線から所定の山の数より小さい成分を位相補償形又は2CR形の高域フィルタで除去した曲線も含める。 j) 基準円 与えられた方法(例えば,最小二乗法)で,対象物の測定真円度曲線又は真円度曲線に当てはめた幾何学的円。 k) 山の数 (upr) 対象物の1円周当たりの正弦波的な起伏数。 l) 真円度曲線のカットオフ値 (fc) 低域フィルタと高域フィルタの利得が75%となる山の数(以下,カットオフ値という。)。 m) 倍率校正器 ねじ及びてこ,ねじ及びくさびなどを利用して正確な寸法の変位を静的に与えることができる校正器。 n) 校正用標準器 測定子に動的,かつ,一定の変位を与えるため,外周面上に一つ以上の小さな平面又は曲面をもつ円筒形の器具。 4....
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  • JIS B7525:1997 pdfダウンロード。浮ひょう−第1部:密度浮ひょう Hydrometers-Part 1: Density hydrometers 1 適用範囲 この規格は,20 ℃又は15 ℃における密度(kg/m3又はg/cm3)を指示するように目盛られた定質量のガラス製の密度浮ひょう(以下,密度浮ひょうという。)の五つの基本的なシリーズ(L20,L50,M50,M100及びS50)について規定する。 各シリーズは,600 kg/m3〜2 000 kg/m3(0.600 g/cm3〜2.000 g/cm3)で一定の範囲の密度を測定する密度浮ひょうで構成する。 密度浮ひょうは,低,中及び高の表面張力の液体中での使用に適するように目盛られている。 20 ℃又は15 ℃のいずれかにおける密度を指示するために目盛られた三つのサブシリーズ(L50SP,M50SP及びS50SP)の密度浮ひょうについても規定する。これらの密度浮ひょうの範囲は,600 kg/m3〜1 100 kg/m3(0.600 g/cm3〜1.100 g/cm3)の一定の範囲の密度で,低表面張力の液体中での使用のためのものである。 密度浮ひょうは,ISO 387に規定された浮ひょうの構造及び調整の原則による。ただし,温度計付き密度浮ひょうは含まない。 表面張力の標準分類の表は,附属書Aに規定する。また,望ましいけい部の直径を,製作の参考のために附属書Bに示す。 密度浮ひょうの形状の一例を,図1に示す。 なお,取引又は証明用の密度浮ひょうは,附属書JA及び附属書JBを適用する。 注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 ISO 649-1:1981,Laboratory glassware−Density hydrometers for general purposes−Part 1: Specification(MOD) なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”ことを示す。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)は適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS B 7616:2013 重錘形圧力天びんの使用方法及び校正方法 JIS Z 8103 計測用語 ISO 387,Hydrometers−Principles of construction and adjustment 3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS Z 8103によるほか,次による。 3.1 標準温度 密度浮ひょうに密度目盛を目盛るときに標準とする温度。 3.2 上縁視定 密度浮ひょうの目盛を読むときに,メニスカスの頂点で読む読み方。 3.3 水平面視定 密度浮ひょうの目盛を読むときに,水平な液面のレベルで読む読み方。 3.4 目量 隣接する目盛標識のそれぞれが表す物象の状態の量の差。 4 目盛の単位 目盛の単位は,キログラム毎立方メートル(kg/m3)又はグラム毎立方センチメートル(g/cm3)で表した密度(単位体積当たりの質量)とする。また,グラム毎ミリリットル(g/ml)を使用してもよい。 5 標準温度 密度浮ひょうの標準温度は,20 ℃又は15 ℃とする。その特定の温度の液体中で使用するときに,密度浮ひょうは,その温度における液体の密度を指示しなければならない。 6 最大許容誤差 箇条15によって試験したときの密度浮ひょうの最大許容誤差は,表1による。三つのサブシリーズの密度浮ひょうは,参照目的のために求められているときには校正証明書付きで供給するのがよい。
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  • JIS B7554:1997 pdfダウンロード。電磁流量計 Electromagnetic flowmeters 1. 適用範囲 この規格は,工業用電磁流量計(1)(以下,流量計という。)の原理,構成及び機能,性能,性能試験方法並びに使用方法について規定する。ただし,医療用,液体金属測定用及び開水路流量測定用の流量計には適用しない。 注(1) 流体の流れの方向と直角に磁界を発生させ,その磁界内を導電性液体が移動することによって発生する起電力から流量を求める流量計。 備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。 ISO 6817 Measurement of conductive liquid flow in closed conduits−Method using electromagnetic flowmeters ISO 9104 Measurement of fluid flow in closed conduits−Methods of evaluating the performance of electromagnetic flow-meters for liquids 2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによってこの規格の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版を適用する。 JIS B 2238 鋼製管フランジ通則 JIS B 2239 鋳鉄製管フランジ通則 JIS C 0903 一般用電気機器の防爆構造通則 JIS C 0920 電気機械器具の防水試験及び固形物の侵入に対する保護等級 JIS G 3101 一般構造用圧延鋼材 JIS G 3451 水輸送用塗覆装鋼管の異形管 JIS G 4303 ステンレス鋼棒 JIS G 5527 ダクタイル鋳鉄異形管 JIS H 4553 ニッケル及びニッケル合金棒 JIS H 4650 チタン棒 3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS Z 8103によるほか,次による。 a) 電磁流量計 電磁流量計は,次に示す検出器と変換器とで構成される。 1) 検出器 被測定流量となる導電性液体と電気的に絶縁された測定管,測定管の直径上で対向し液体中で発生した信号を測定する一対以上の電極,及び測定管内で磁界を発生させる励磁コイルとコアとで構成される装置。検出器は,流量に比例した信号を出力する。 2) 変換器 検出器の電極電圧から流量信号だけを検出し,流量に比例した出力信号に変換するための回路をもつ機器。変換器には検出器と一体に取り付けられるものもある。...
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  • JIS B7606:1997 pdfダウンロード。コンベヤスケールBelt weighers 1.適用範囲 この規格は,ベルトコンベヤで連続して輸送されるばらの状態の各種原材料や製品などの質量とベルトの速度を電気的に検出し,それらを演算して輸送量を計量するコンベヤスケールのうち,最大瞬間荷重の質量が 15kg 以上のものについて規定する。ただし,定量供給用制御装置付きのものは除く。備考 この規格の引用規格を,次に示す。 JIS Z 8103 計測用語 JIS Z 8306 工業計器の目盛通則2.用語の定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS Z 8103 によるほか,次による。 (1)計量ローラ ベルトに接して取り付けられ,被計量物の質量を荷重検出器に伝達するローラ。 (2)荷重受台 計量ローラが取り付けられているフレーム。 (3)計量能力 性能を満足して計量・輸送することができる被計量物の単位時間当たりの質量。上限を最大計量能力,下限を最小計量能力という。 (4)計量範囲 最大計量能力と最小計量能力とで示されるコンベヤスケールの使用範囲。 (5)働長(どうちょう) 荷重検出器に伝達される質量に相当する被計量物が載っているベルト部分及びその有効長さ。なお,有効長さは,計量ローラの数に応じて次のとおりとする。 (a) 1個の場合計量ローラとその両端に隣接するキャリヤローラとの軸間距離の和の21。 (b)複数の場合両端の計量ローラの軸間距離に,これら計量ローラとそれぞれに隣接するキャリヤローラとの軸間距離の和の21を加えた長さ。 (6)瞬間荷重 計量・輸送中のある瞬間に働長上にある被計量物。最大計量能力のときの被計量物を最大瞬間荷重という。 (7)速度検出装置 ベルトの移動量又は移動速度を検出する装置。 (8)積算指示装置 ベルトコンベヤで輸送された質量を積算して指示する装置。 (9)テストチェーン 回転おもりが鎖状に連結され,所定の単位長さ当たりの質量をもった,積算値の誤差の試験に用いる器具。 3.種類 コンベヤスケールの種類は,構造によって次の 2 種類とする。 (1)一体形 ベルトコンベヤ,荷重検出装置及び速度検出装置が一体となったもの。 (2)取付形 現場に設置されたベルトコンベヤに荷重検出装置及び速度検出装置を取り付けたもの 4.等級 コンベヤスケールの等級は,性能によって R0.5 級,R1.0 級,R2.0 級,F0.5 級,F1.0 級及び F2.0級の 6 等級とする。 5.性能 5.1計量範囲 計量範囲は,種類に応じ,次のとおりとする。 (1)一体形 最大計量能力の 20〜100%。 (2)取付形 最大計量能力の 35〜100%。 5.2積算値の誤差 積算値の誤差は,等級に応じ表 1 の値を超えてはならない。
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