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JIS A 4305
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JIS A 4305:2016 pdfダウンロードエレベータ用非常止め装置 Safety gear for elevators 1 適用範囲 この規格は,トラクション式エレベータ,巻胴式エレベータ及び油圧式エレベータに設置する非常止め装置の安全条件について規定する。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS B 7507 ノギス JIS B 7512 鋼製巻尺 JIS B 7516 金属製直尺 JIS B 7522 繊維製巻尺 3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。 3.1 非常止め装置(safety gear) かご,釣合おもり又はバランスウェイトに設置され,かご,釣合おもり又はバランスウェイトの速度が異常に増大したときに,ガイドレールをつかみ,かご,釣合おもり又はバランスウェイトを制止させる機械装置。 3.2 (非常止め装置の)台座(safety gear block) 制動力を与える機構部品(制動子など)を内側に設けるための枠部材。 3.3 (非常止め装置の)制動子(safety gear gripping parts) ガイドレールと接触し,制動する部品。 3.4 (非常止め装置の)適用速度(maximum permissible speed) 非常止め装置の要求性能を満足できる,かご,釣合おもり又はバランスウェイトの下降速度の最大値。非常止め装置の作動時点での速度を指し示す。一般的に,定格速度が45 m/min以下の場合は68 m/min以下,定格速度が45 m/minを超える場合は定格速度の1.4倍以下に設定する。 3.5 (非常止め装置の)最大試験質量(maximum test mass) 非常止め装置の要求性能を満足できる制動対象の質量の最大値を確認するために,試験を実施する最大質量。 3.6 (非常止め装置の)最小試験質量(minimum test mass) 非常止め装置の要求性能を満足できる制動対象の質量の最小値を確認するために試験を実施する最小質量。 3.7 (非常止め装置の)適用質量(permissible mass) 最大試験質量と最小試験質量の範囲内で,製造業者が設定した実際に適用する質量又は質量範囲。非常止め装置の本体には,この値を表示する。 3.8 エレベータ(elevator) 建築物などに設けられ,人及び/又は物をかごで運搬するための昇降機で,かごの水平投影面積が1 m2を超え,又はかごの天井の高さが1.2 mを超えるもの。 注記 “エレベーター”と長音符号を用いて表記される場合もある。 3.9 トラクション式エレベータ(traction type elevator) かごと釣合おもりとを主索などで連結して,駆動用綱車にかけ,主索と綱車の溝又はドラム平面との摩擦力を利用して駆動する方式のエレベータ。 3.10 巻胴式エレベータ(winding drum type elevator) かごに主索の一端を緊結し,巻上機の駆動用巻胴で主索を巻き取り,かごを昇降させる方式のエレベータ。 3.11 油圧式エレベータ(hydraulic elevator) 油圧ポンプで発生した圧力油を油圧ジャッキのシリンダに送り,プランジャを伸長させてかごを上昇させ,また,シリンダ内の油をタンクに戻すことによって,かごを下降させる方式のエレベータ。 注記 “油圧エレベータ”ということもある。09-12 JIS A 4305
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