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JIS A1126
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JIS A1126:1989 pdfダウンロード。ひっかき硬さによる粗骨材中の軟石量試験方法Method of test for content of soft particles in coarse aggregate by scratching 1 適用範囲 この規格は,粗骨材中に含まれる軟石量を,ひっかき硬さを基準として試験する方法について規定する。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS A 1102 骨材のふるい分け試験方法 JIS Z 2245 ロックウェル硬さ試験―試験方法 JIS Z 8801-1 試験用ふるい−第 1 部:金属製網ふるい3 用語及び定義 この規格で用いる用語及び定義は,次による。 3.1 軟石 材質の軟らかい粒及び欠けやすい粒。 4 試験用器具 4.1 黄銅棒 黄銅棒は,JIS Z 2245 によって測定した硬さが 65∼75 HRB で,直径 1.6mm のものとし,その先は,特にとがらせない。 4.2 ふるい ふるいは,JIS Z 8801-1 に規定する公称目開きが 9.5mm,16mm,19mm,26.5mm,37.5mm 及び63mm1)の金属製網ふるいとする。注1)これらのふるいは,それぞれ 10mm,15mm,20mm,25mm,40mm 及び 60mm ふるいと呼ぶことができる。4.3 はかり はかりは,ひょう量が試料の質量以上で,かつ,目量が試料質量の 0.1%以下のものとする。4.4 乾燥機 乾燥機は,排気口のあるもので,槽内を 105±5℃に保持できるものとする。 5 試料 試料は,次による。a)試料は代表的なものを採取し,その最小質量は粗骨材の最大寸法に応じて表 12)に示す値とする。 注2)この量が採取できない場合には,代表的な試料であることを確かめる。 b)試料を 10mm ふるいでふるい,ふるいにとどまったものについて,JIS A 1102 によって,ふるい分け試験を行い,表 2 に示す粒径による群に分け,各群の質量分率を求め,質量分率が 10%以上となった群について,ひっかき硬さ試験を実施する。なお,同時に採取した代表的な試料で既にふるい分け試験を実施している場合は,10mm 以上の群について再計算し,各群の質量分率を求めても良い。c)水をかけてよく洗った試料を 105±5℃の温度で一定質量となるまで乾燥した後,各群ごとに表 2 に規定する量以上をはかりとって各群の試料とし,別々に保存する。 6 試験方法 各群の試料を 1 個ずつ黄銅棒で約 10Nの力を加えながら線状にひっかく。ひっかく力については,はかりに黄銅棒を押しつけることにより,予め確認しておく。試験は,ひっかき可能な面について多方向に数回行い,このとき黄銅の色がつかないでひっかきあとができた粒や,表面の一部が欠けた粒を軟石とし,各群についてそれらの全質量と個数を求める。砂岩質の骨材では,一部の砂粒がはがれるが,残りの部分に黄銅色がつくことがある。このような粒は,軟石とする。また,砕石のように角部を有する骨材では,角部をひっかくと一部が欠けて誤って軟石と判定する場合があるので,骨材粒の角部はひっかかない。なお,一つの骨材粒で試験箇所により判定結果が異なった場合は,多い試験箇所の判定結果をその粒の判定とする。10-12 JIS A1126
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