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JIS A1142
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JIS A1142:2018 pdfダウンロード。有機不純物を含む細骨材の モルタルの圧縮強度による試験方法 Method of test for fine aggregate containing organic impurities by compressive strength of mortar 4 試験に用いる材料 試験に用いる材料は,次による。 a) セメントは,JIS R 5210に適合する普通ポルトランドセメントとする。 b) 水は,上水道水とする。 5 試料 試料の採取及び調整は,次による。 a) 試験を行う細骨材は,代表的なものを採取し,JIS A 1158によって約25 kgとなるまで縮分する。そのうち1/3を,JIS K 8576に規定する水酸化ナトリウムで調整した3 %溶液で洗う。残りの2/3は,水酸化ナトリウムによる洗浄が終わるまで,吸水させる。この両者を試料とする。 b) 細骨材を水酸化ナトリウム溶液で洗浄する場合は,容器に入れた細骨材を覆うのに十分な量の水酸化ナトリウム溶液を加え,十分にかくはんし,そのまま約1時間静置する。水酸化ナトリウム溶液で洗った試料は,水酸化ナトリウムの残留によるアルカリ性が認められなくなるまで十分に流水で洗う。 なお,試料を水洗いする場合は,洗い水をJIS Z 8801-1に規定する公称目開き75 μmの金属製網ふるいの上にあけて,試料中の微粒分が失われないようにする。 c) 水酸化ナトリウム溶液で洗った試料及び洗わない試料は,表面乾燥飽水状態として用いる。試料を表面乾燥飽水状態にする方法は,JIS A 1109の4. c) による。 6 試験方法 6.1 モルタルの配合の定め方 試験に用いるモルタルの配合は,水酸化ナトリウム溶液で洗っていない試料を用いて,次のようにして定める。 練混ぜ機に練り鉢及びパドルをセットし,練り鉢に水400 gを入れ,セメント800 gを加えて低速で30秒間練り混ぜる。練混ぜを続けながら次の30秒間で,表面乾燥飽水状態とした試料を徐々に投入する。引き続いて30秒間練り混ぜた後90秒間休止し,休止の最初の30秒間に,さじで練り鉢及びパドルに付着したモルタルをかき落とす。休止が終わったら再び高速で始動させ60秒間練り混ぜたとき,モルタルのフロー値が190±5になるような試料の質量を定める。水酸化ナトリウム溶液で洗った試料の場合も,この質量を用いる。 注記 通常の川砂の場合は,試料の質量は2.0〜2.5 kg程度である。 6.2 モルタルのフロー値及び空気量の測定 モルタルのフロー試験及び空気量試験は,次による。 a) フロー試験 フロー試験は,JIS R 5201の箇条12(フロー試験)による。 b) 空気量試験 空気量は,JIS A 5002の5.12 b)(試験用器具)に示されている容器を用い,JIS A 1116の5.(試験方法)に従ってモルタルの単位容積質量を求め,JIS A 1116の6.(結果の計算)によって算出する。 なお,フロー値及び空気量の測定は各試料について行い,これに用いたモルタルは,供試体の成形には使用しない。 注記 空気量の測定値は,試験に用いる試料が洗剤,油脂,フミン酸などで汚染されているかどうかを判断する指標となる09-10 JIS A1142
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