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JIS A1229
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JIS A1229:2007 pdfダウンロード。ジオテキスタイル及びその関連製品− インターロッキングブロック舗装下の損傷試験 (ローラコンパクタ法) Geotextiles and geotextile-related products−Procedure for simulating damage under interlocking concrete block pavement (Roller compactor method) 1. 適用範囲 この規格は,インターロッキングブロック舗装で分離材として使用されるジオテキスタイル及びその関連製品(以下,ジオテキスタイルという。)への損傷を,ローラコンパクタを用いて試験する方法について規定する。ジオテキスタイルは,クッション砂と路盤との間に敷設されるものである。ローラコンパクタ法を用いることで車道及び歩道のインターロッキングブロック舗装下のジオテキスタイルの損傷をシミュレーションすることができ,ローラコンパクタ試験後にクッション砂の残存率が分かる。この試験方法は織布及び不織布のジオテキスタイルに適用でき,ジオテキスタイルの選定に用いることができる。 2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS A 1121 ロサンゼルス試験機による粗骨材のすりへり試験方法 JIS K 6253 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム−硬さの求め方 JIS L 0221 ジオシンセティック用語 JIS L 1908 ジオテキスタイル試験方法 JIS Z 8801-1 試験用ふるい−第1部:金属製網ふるい 3. 定義 この規格で用いられる主な用語の定義は,JIS L 0221によるほか,次による。 a) クッション砂 インターロッキングブロックと路盤との間のクッション層を構成する砂。 b) ヘリンボンボンド敷設パターン 縦横比が1:2の長方形ブロックの敷設パターンの一種で,長手と短手とを交互に組み合わせる並べ方。配列の方向によって,45°又は90°のパターンがあり,構造的に強いことから,交通量の多い車道に使われる。 c) クッション砂の残存率 初期クッション砂の質量に対し試験後に残存したクッション砂の質量の割合を百分率で表したもの。載荷試験によって試験片が損傷を受けた後に,損傷部からクッション砂が路盤の内部に流亡する。 4. 原理 ジオテキスタイル試験片は,路盤とクッション砂との層間に設置され,ローラコンパクタでブロック舗装の上から一定回数の繰返し荷重を負荷させる。試験機から試験片を取り出し,目視で損傷を観察する。試験結果は,試験クッション砂の残存率(%)で求める。 5. 試験片 5.1 サンプリング サンプリングは,試料の中からJIS L 1908によって採取する。 5.2 試験片の数及び寸法 試料から520 mm×1 040 mmの試験片を3枚切り出す。切り出した試験片は520 mm×520 mmに2分割して,得られた計6枚の2次試験片を損傷試験に使用する。他の参考試験を行う場合には,その試験方法に適用するように寸法を定める。 6. 試料調製 試料調製は,次による。 a) 試験片の調製は,JIS L 1908の5.(共通的な条件)に規定する標準状態で実施する。 b) 試験は,同じ大気環境下で実施する。 備考 試験によって,湿度が結果に影響を及ぼさないことが分かっているものは湿度条件を無視してもよい。 7. 試験装置 7.1 ローラコンパクタ ローラコンパクタは,図1に示すように一般的には転圧面が円弧の一部又はそれに類似した形をしており,一定の荷重を転圧面にかけ,型枠を載せたテーブルが前後することで,型枠内部の試料を転圧し,締め固める装置である。ここで使用するローラコンパクタは,線圧,転圧速度及び転圧回数がコントロールできるものでなければならない。また,線圧が少なくとも29.4 kN/mで載荷可能でなければならない。09-24 JIS A1229
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