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JIS A1320
  • JIS A1320:2017 pdfダウンロード。建築内装用サンドイッチパネルの箱型試験体による燃焼性状試験方法 Reaction to fire test for sandwich panel building interior systems-Box test 5 試験装置及び器具 5.1 外囲い 5.1.1 一般 燃焼生成物及び熱の放散を防ぐために,試験体の外側に図2に示す外囲いを設ける。 5.1.2 外囲いの壁及び天井 外囲いの壁及び天井は,次による。 a) 外囲いの壁及び天井は,JIS A 5430に規定する厚さ12 mmの0.8けい酸カルシウム板で構成し,試験前に十分に乾燥させてから使用する。また,試験中に崩れないように,鋼材など燃えない材料で外側から補強する。 b) 外囲いの壁及び天井は,その内側がサンドイッチパネルの最外面から40 mm以上100 mm以下の範囲になるように設置する。 5.1.3 外囲いの床 外囲いの床は,JIS A 5430に規定する厚さ25 mmの0.5けい酸カルシウム板を2枚重ねて構成し,試験前に十分に乾燥させてから使用する。 5.2 火源 5.2.1 構造 火源は図3に示すガスバーナーとし,開口部は170 mm×170 mm,高さは145 mmとする。ガスバーナーは,均一なガスの流出が得られるよう,直径10 mm以下のセラミックボールを内部に詰めたものとする。 5.2.2 燃料 ガスバーナーに用いる燃料は液化石油ガスとし,JIS K 2240に規定する1種1号とする。 5.2.3 位置 ガスバーナーの設置位置は,図4による。ガスバーナーは,その上面が外囲いの床の上面と同じ高さになるように設置する4)。試験体として床がある場合は,試験体の床の上面と同じ高さになるように設置する。 注4) ガスバーナーを設置するために設けた床の開口部の周囲に保護措置を講ずることができる。 5.2.4 加熱強度 加熱強度は,最初の10分間は10 kW以上,次の10分間は30 kW以上の範囲で定める。ガスバーナーへのガス供給量は,設定した加熱強度を与えられる量とし,試験の間,設定した供給量の燃料ガスを供給する。 5.3 フード及び排気ダクト 試験体及びガスバーナーの発熱速度の測定に使用するフード及び排気ダクトは,試験中に発生する全ての燃焼生成ガス及び煙を集めることができるものとする。 5.4 排気ダクトに設置するガス分析計 5.4.1 ガスサンプル管 ガスサンプル管は,分析するガス成分の濃度に影響を与えない不活性の材料で製作する。そのプローブは,排気ダクト内で燃焼生成ガスが均一な状態となる箇所に設置する。 5.4.2 酸素分析計 酸素分析計の時定数は,3秒を超えないものとする。 5.4.3 一酸化炭素及び二酸化炭素の分析計 一酸化炭素及び二酸化炭素の分析計の時定数は,3秒を超えないものとする。 なお,発熱速度を計算する際に酸素濃度だけを使用する場合は,一酸化炭素濃度及び二酸化炭素濃度の計測は省略してもよい。 5.5 熱電対 JIS C 1602に規定するK クラス2 0.65 mm 熱電対を使用する。 6 測定項目及び観察項目 6.1 測定項目 測定項目は,発熱速度及び温度とし,次による。
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