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JIS A1407
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JIS A1407:1994 pdfダウンロード。床の滑り試験方法(振子形) Method of test for floor slipperiness (Pendulum type) 1. 適用範囲 この規格は,床仕上げ材料の滑り抵抗係数を,振子形床滑り試験機(以下,試験機という。)によって測定する方法について規定する。 備考1. この規格の引用規格を,次に示す。 JIS B 0601 表面粗さ−定義及び表示 JIS G 4304 熱間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯 2. この規格の中で{ }を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるものであって,参考値である。 2. 試験片 2.1 試験片の形状及び寸法は,図1のとおりとする。 2.2 方向又は部分によって滑り抵抗係数に差があると予想されるものについては,それぞれについて試験片を準備する。 2.3 試験片は,試験前に20±3℃の室内に24時間以上放置する。 3. 試験機 3.1 この試験に使用する試験機は,図2に示すような構造とする。 3.2 ハンマ及び試験片支持台 3.2.1 ハンマ及び試験片支持台は,滑り試験を行った場合,各部にくるい・その他の支障を生じないように組み立てられなければならない。 備考 この場合,滑りによって消費されるエネルギーが試験機の最大振り上がり位置のエネルギーの85%以上に達するすべり試験を行って,各部を検査する。 3.2.2 滑り片は,ステンレス鋼(JIS G 4304に規定するSUS304)製で,厚さ約6mm,幅40.00±0.05mm,長さ約40mmの直方体とし,試験片と接する先端は半径3.00±0.02mmとし,先端の表面仕上げはJIS B 0601に規定する粗さの範囲が0.8μm以下のラップ仕上げとする。滑り片は,試験片とのなす角度が約20°となるようにハンマ本体に固定する(図3,図4)。 3.2.3 滑り片の先端の丸みの中心点は,図3に示すように,スペーサをとった場合,ハンマの軸の中心線と一致しなければならない。 3.2.4 ハンマの質量は,約3.8kgとする。 3.2.5 スペーサをとった場合,滑り片と試験片との接触距離は90±5mmとする。 3.2.6 滑り片が試験片に接触する直前の滑り片の速度は,約2.5m/sとする。 3.2.7 ハンマのばね力は,スペーサを挿入しない場合14.7N {1.5kgf},スペーサを挿入した場合44.1N {4.5 kgf} になるようにする。ただし,スペーサは,厚さ3.00±0.03mmの鋼製とする。 3.2.8 滑り片と試験片との接触する線は,滑り方向に直角で,かつ,水平でなければならない。 3.2.9 試験片支持台は,平らで,かつ,試験片が移動しないように試験片押さえで支持できる構造とする。 3.2.10 試験片支持台は,厚さ5mmの鋼製とし,試験片押さえ上板の中心部に幅約80mm,長さ約200mmの切り抜き窓をもうける。 3.2.11 ハンマを持ち上げ位置から振り下げ,最初の振り上がり位置と,次の一往復後の振り上がり位置とをエネルギー目盛で測定して求め,両者の差が最大消費エネルギーの1%を超えてはならない。 3.3 目盛板 3.3.1 目盛板には,滑りによって消費されるエネルギー量を示す目盛と角度目盛とを付ける。 3.3.2 目盛板,指針回転軸及びハンマの回転軸の各中心相互間の偏心は,0.5mmを超えてはならない。 4. 試験 4.1 試験片は,試験に際し,移動しないよう支持台に固定する。 4.2 試験は,次の順序で行う。 4.2.1 試験片支持台を水平に保つようレベル用ねじで調整した後,スペーサを所定の位置に挿入する。 4.2.2 試験片に滑り片が正確に線接触しているかどうかを確かめる。 4.2.3 試験片に滑り片が正確に線接触する状態で,所定の持ち上げ位置からハンマを振り下げ,そのとき滑り抵抗があってはならない。 4.2.4 スペーサの取り外し,持ち上げ位置からハンマを振り下げ,そのときの振り上がり位置の目盛を読む。 4.2.5 接触部の表面に甚だしいきずのある滑り片を再使用してはならない。 4.2.6 試験は,20±3℃の室内で行う。 備考 従来単位による試験装置を用いて試験する場合の国際単位系 (SI)...10-06 JIS A1407
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