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JIS A1806
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JIS A1806:2011 pdfダウンロード。コンクリート生産工程管理用試験方法− スラッジ水の濃度試験方法 Methods of test for production control of concrete- Method of test for concentration of sludge water 1 適用範囲 この規格は,主としてコンクリートの生産工程管理に適用するもので,練混ぜに使用するスラッジ水の濃度試験方法について規定する。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS A 0203 コンクリート用語 JIS A 1134 構造用軽量細骨材の密度及び吸水率試験方法 JIS A 5308 レディーミクストコンクリート 3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS A 0203によるほか,次による。 3.1 回収水 レディーミクストコンクリート工場又はコンクリート製品工場で,フレッシュコンクリートの洗浄によって発生する排水のうち,運搬車,プラントのミキサ,ホッパなどに付着したコンクリート及び戻りコンクリートの洗浄排水(以下,コンクリートの洗浄排水という。)を処理して得られるスラッジ水及び上澄水の総称。 3.2 スラッジ水 コンクリートの洗浄排水から,粗骨材及び細骨材を取り除いて,回収した懸濁水。 3.3 スラッジ水濃度換算係数 容積一定の条件下で計量したスラッジ水の質量と上水道水などの清浄な水の質量の差を,スラッジ水の濃度の値に換算するための係数。 4 試験用器具 4.1 はかり はかりは,ひょう量2 kg以上で,目量が0.1 g又はこれより小さいものとする。 4.2 ピクノメータ ピクノメータは,JIS A 1134に規定する容量700 mL以上のものを標準とする。 5 試料 5.1 スラッジ水の濃度試験に用いる試料 スラッジ水の濃度試験に用いる試料は,管理システムがバッチ濃度調整方法の場合はスラッジ水濃度調整槽から代表的なものを採取し,連続濃度測定方法の場合はスラッジ水還流槽,又は自動濃度計の近傍から材料分離を生じないよう採取する。 試料の量は5 L以上とする。 5.2 スラッジ水濃度換算係数の決定に用いる試料 スラッジ水濃度換算係数の決定に用いる試料は, 5.1と同じ方法によって採取した15 L以上のスラッジ水1) を,次のように調整した3種類とする。 注1) 試料採取時に三つの容器に5 L以上ずつ採取し,その中の一つを5.2のa) の試料としてもよい。 a) 採取したスラッジ水をかくはんした後,その全容積の約1/3を一つの容器に分取したもの。 b) a) の試料を分取した後に残るスラッジ水を一つの容器に入れて静置し,上澄水の水深がスラッジ水全体の深さの10〜20 %程度になった時期に,分離させた状態のまま,上澄水を含む全スラッジ水の上側約1/2の部分をひしゃくなどで静かにすくい取って,別の容器に分取したもの。 c) b) の試料を分取した後に残ったもの。 6 試験方法 6.1 スラッジ水濃度換算係数の決定 スラッジ水の濃度の計算に用いるスラッジ水濃度換算係数は,次の手順によって決定する。 a) 上水道水などの清浄な水をピクノメータ容器に満杯になるまで注いだ後,これに栓をして,気泡及び過剰の水を追い出したときの質量(Aw)を0.1 gまではかる。また,水温をはかる。 b)...09-20 JIS A1806
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