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JIS A2103
  • JIS A2103:2014 pdfダウンロード。窓及びドアの熱性能−日射熱取得率の計算 Thermal performance of windows and doors Calculation of solar heat gain coefficient 1 適用範囲 この規格は,フレームと板ガラス又は不透明パネルとによって構成する窓及びドアの日射熱取得率の計算方法について規定する。また,窓にブラインド,スクリーンなどが附属した場合の日射熱取得率の計算方法について規定し,次のものに適用できる。 − 様々なタイプのグレージング(単層又は複層,ガラス又はプラスチック,低放射率コーティングの有無,日射調整フィルムの有無及び空気又は他の気体を封入した中空層をもつもの) − 窓又はドア内の不透明パネル − 様々なタイプのフレーム[木製,樹脂製,金属製(熱遮断構造を含む),その他材料を任意に組み合わせたもの] − 様々なタイプの日射遮蔽物(ブラインド,スクリーン,紙障子,その他日よけの効果のある附属物) ブラインドの光学特性の計算方法は,附属書Cによる。また,代表的な板ガラス,スクリーン,障子紙及び日射調整フィルムの光学特性,並びに代表的なグレージングの日射熱取得率の参考値は,附属書B及び附属書Dに示す。 この規格には,次の事項は含まない。 − ひさし(庇),袖壁など建物部位による日射遮蔽効果 − 漏気による熱移動 − 二重窓及び複合窓における中間空気層の換気 − 窓若しくはドアのフレームと建物外壁との間の戸じゃくり又は接合部の熱橋作用 なお,この規格は,次のものには適用できない。 − 雨戸及び格子 − カーテンウォール及び他の構造用グレージング − 産業用,商業用及びガレージ用ドア 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS A 0202 断熱用語 JIS A 2102-1 窓及びドアの熱性能−熱貫流率の計算−第1部:一般 JIS A 2102-2 窓及びドアの熱性能−熱貫流率の計算−第2部:フレームの数値計算方法 JIS R 3106 板ガラス類の透過率・反射率・放射率・日射熱取得率の試験方法 JIS R 3107 板ガラス類の熱抵抗及び建築における熱貫流率の算定方法 3 用語,定義,記号及び単位 3.1 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS A 0202,JIS A 2102-1及びJIS R 3106によるほか,次による。 3.1.1 グレージング 窓やドアを構成するガラスなどの透過性のある面材。 3.1.2 フレーム グレージングを保持する障子,枠などの部材。 3.1.3 日射遮蔽物 窓に平行に配置され日射を遮蔽する効果をもつもの(ブラインド,スクリーン,紙障子,日射調整フィルムなど)。 3.1.4 グレージング複合体 グレージング及び日射遮蔽物を平行に配置して組み合わせた複合体。 3.1.5 正面側 グレージング複合体において入射日射に対して前側。 3.1.6 背面側 グレージング複合体において入射日射に対して後側。 3.2 記号及び単位 この規格で用いる記号及び単位は,表1による。
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