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JIS A5207:2014 pdfダウンロード。衛生器具−便器・洗面器類 Sanitary wares 3.2 給水方式 3.2.1 タンク式 大便器の給水方式で,汚物を排出するための水をためたタンクを使用し,タンクの水を重力によって便器へ給水する方式(図B.1参照)。 3.2.2 洗浄弁式 大便器及び小便器の給水方式で,洗浄弁を使用し,水道の給水圧力によって便器へ給水する方式(図B.2及び図B.5参照)。 3.2.3 専用洗浄弁式 大便器及び小便器の給水方式で,専用の給水装置を使用し,水道の給水圧力,加圧装置などによって便器へ給水する方式。ただし,大便器の専用洗浄弁式は,内部に負圧破壊装置1)を具備する(図B.3及び図B.6参照)。 注1) 負圧破壊装置とは,水使用機器において,吐水した水又は使用した水が逆サイホン作用によって上水給水系統に逆流する現象を防止するため,給水管内に負圧が発生したときに,自動的に空気を吸引するような構造をもつ器具をいう。 3.3 大便器の洗浄水量 大便器の1回の大洗浄操作によって排出される水の量。 3.4 製造業者公称水量 製造業者が発行するカタログ等に記載されている大便器の洗浄水量。 3.5 排水芯調整式便器 便器を取り替える場合,現場の壁仕上げ面から排水穴位置までの寸法を合わせる必要があるときに,使用する排水芯位置を調整する構造を備えた便器(図B.8参照)。 3.6 機械式排出機構便器 トラップ部の可動によって汚物を排出する機構を備えた便器(図B.9参照)。 3.7 ホールドタイプ 洗浄操作の形式で,レバーをひねり続けている間又はボタンを押し続けている間,水が流れ続けるタイプ。 3.8 ノンホールドタイプ 洗浄操作の形式で,レバー又はボタンを1回操作すると,操作時間にかかわらず一定水量流れるタイプ。 3.9 低リップタイプ壁掛小便器 子どもでも使用できるように設置時のあふれ縁高さを低くした壁掛小便器(図10参照)。 3.10 あふれ縁 水があふれ出る部分の最下端。 3.11 洗浄面 器具使用時に水で洗われ,かつ,特に目につく面。 3.12 防露便器 便器に,結露水が付きにくいように防露加工を施した便器。 3.13 大洗浄 大洗浄及び小洗浄の切替機構をもつ大便器の場合,水量の多い方を大洗浄とする。 3.14 小洗浄 大洗浄及び小洗浄の切替機構をもつ大便器の場合,水量の少ない方を小洗浄とする。 4 種類及び区分 器具の種類は,表2〜表6による。 なお,表2及び表3のI形,II形は,表1による。 注記 表中の“−”は,該当品が存在していないことを意味する。 5 性能 5.1 大便器の性能 5.1.1 洗浄性能 大便器の洗浄性能は,8.2.1.1によって試験を行ったとき,洗浄面にインキの跡が残ってはならない。 5.1.2 排出性能 大便器の排出性能は,8.2.1.2によって試験を行ったとき,次による。 a) ボールパス性能 大便器は,8.2.1.2 d) 1) によって試験を行ったとき,球が大便器の排水路を完全に通過しなければならない。 b) 大洗浄排出性能 大便器は,8.2.1.2 d) 2) によって試験を行ったとき,8.2.1.2 b) 1) の代用汚物Aを完全に便器外に排出し,かつ,8.2.1.2 b) 2) の代用汚物Bを85個以上便器外に排出しなければならない。 c) 小洗浄排出性能 タンク式及び専用洗浄弁式大便器は,8.2.1.2 d) 3) によって試験を行ったとき,8.2.1.2 b) 3) の代用汚物Cを完全に便器外に排出しなければならない。09-15 JIS A5207
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JIS A5207:2019 pdfダウンロード。衛生器具−便器・洗面器類 Sanitary wares 3.2 給水方式 3.2.1 タンク式 大便器の給水方式で,汚物を排出するための水をためたタンクを使用し,タンクの水を重力によって便器へ給水する方式(図B.1参照)。 3.2.2 洗浄弁式 大便器及び小便器の給水方式で,洗浄弁を使用し,水道の給水圧力によって便器へ給水する方式(図B.2及び図B.5参照)。 3.2.3 専用洗浄弁式 大便器及び小便器の給水方式で,専用の給水装置を使用し,水道の給水圧力,加圧装置などによって便器へ給水する方式。ただし,大便器の専用洗浄弁式は,内部に負圧破壊装置1)を具備する(図B.3及び図B.6参照)。 注1) 負圧破壊装置とは,水使用機器において,吐水した水又は使用した水が逆サイホン作用によって上水給水系統に逆流する現象を防止するため,給水管内に負圧が発生したときに,自動的に空気を吸引するような構造をもつ器具をいう。 3.3 大便器の洗浄水量 大便器の1回の大洗浄操作によって排出される水の量。 3.4 製造業者公称水量 製造業者が発行するカタログ等に記載されている大便器の洗浄水量。 3.5 排水芯調整式便器 便器を取り替える場合,現場の壁仕上げ面から排水穴位置までの寸法を合わせる必要があるときに,使用する排水芯位置を調整する構造を備えた便器(図B.8参照)。 3.6 機械式排出機構便器 トラップ部の可動によって汚物を排出する機構を備えた便器(図B.9参照)。 3.7 ホールドタイプ 洗浄操作の形式で,レバーをひねり続けている間又はボタンを押し続けている間,水が流れ続けるタイプ。 3.8 ノンホールドタイプ 洗浄操作の形式で,レバー又はボタンを1回操作すると,操作時間にかかわらず一定水量流れるタイプ。 3.9 低リップタイプ壁掛小便器 子どもでも使用できるように設置時のあふれ縁高さを低くした壁掛小便器(図10参照)。 あふれ縁 水があふれ出る部分の最下端。 3.11 洗浄面 器具使用時に水で洗われ,かつ,特に目につく面。 3.12 防露便器 便器に,結露水が付きにくいように防露加工を施した便器。 3.13 大洗浄 大洗浄及び小洗浄の切替機構をもつ大便器の場合,水量の多い方を大洗浄とする。 3.14 小洗浄 大洗浄及び小洗浄の切替機構をもつ大便器の場合,水量の少ない方を小洗浄とする。 4 種類及び区分 器具の種類は,表2〜表6による。 なお,表2及び表3のI形,II形は,表1による。 注記 表中の“−”は,該当品が存在していないことを意味する。09-05 JIS A5207
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