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JIS A8312
  • JIS A8312:1996 pdfダウンロード。土工機械−安全標識及び危険表示図記号 −通則 Earth-moving machinery−Safety signs and hazard pictorials −General principles 1. 適用範囲 この規格は,ISO 6165に定義された土工機械に,恒久的にはり付ける安全標識と危険表示図記号のデザイン及び適用のための通則を規定する。この規格は,安全標識の目的の概要を示し,基本的な安全標識の様式を定め,安全標識に用いる色彩を指定し,かつ,一つの安全標識を構成する各区画を作成する際の指針を示す。 2. 引用規格 次に掲げる引用規格は,この規格に引用されることによってこの規格の規定を構成する。この原国際規格の発行の時点では,引用規格は,ここに示す年度の版が有効であった。すべての規格は改正されるものであり,この規格に基づくことに合意した関係者は,この引用規格の最新版を適用する可能性を調べることに努めるのがよい。 ISO 6165 : 1987 Earth-moving machinery−Basic types−Vocabulary 参考 JIS A 8308-1992(土工機械−基本的機種の用語)が,この国際規格の内容とほぼ一致している。 3. 安全標識の目的 3.1 安全標識の目的は,次のとおりである。 − 運転者・作業者に現存するか,又は潜在する危険について警告する。 − 危険を明らかにする。 − 危険の性質を述べる。 − 危険によって発生する可能性がある傷害について説明する。 − 運転者・作業者に危険を回避する方法を教える。 3.2 この規格の目的を達成するためには,安全標識を,機械に明確に表示し,はっきりと見える位置に取り付け,損傷及び滅失に対して耐えられるように十分に保護し,また,合理的な長期間の寿命 (reasonably long life) が期待できるようにすることが望ましい。 3.3 安全標識及び危険表示図記号は,機械上に表示するか,又は運転整備取扱説明書中に使用することができる。機械上の安全標識及び危険表示図記号は,危険の存在する場所,又は危険を予防する制御装置の近くに表示する。 3.4 機械に安全標識及び危険表示図記号を過度に使用すると,その効果が減少する可能性があるので,その必要性及び使用が多くなりすぎないように注意する。 備考 経験的に,安全標識及び危険表示図記号は,おおよそ7個を超えて使用すると,その効果が減少するといわれている。 3.5 安全標識及び危険表示図記号は,特別な注意を必要とする部分を強調するように,運転整備取扱説明書中に使用することもできる。これらを説明書類に使用する場合には,3.4に述べた注意事項は該当しない。 4. 安全標識の様式 4.1 安全標識は,製品の運転に関連する危険についての情報を伝える,2個以上の長方形の区画の周囲を縁取りしたものからなる。 4.2 安全標識の標準様式は,次の4種類とする。 − 2区画安全標識:信号区画,伝言文区画(4.4参照) − 3区画安全標識:信号区画,図記号区画,伝言文区画(4.5参照) − 2区画安全標識:図記号区画,伝言文区画(4.6参照) − 2区画安全標識:2個の図記号区画(4.7参照) 4.3 安全標識は,横形でもよいが,通常は,縦形を推奨する。安全標識の様式及び形の最終選択は,危険を知らせるためにどれが最も有効であるかを判断し,その製品が販売される地域の地理上及び言語上の位置付け,法律上の要件,並びに安全標識に使用できるスペースを考慮して,決定することが望ましい。 4.4 2区画安全標識:信号区画,伝言文区画(図1参照) 信号区画には,安全警告の記号及び3種類の信号の区別を表す言葉(注意,警告,危険)のうちの一つを記載する。伝言文区画には,危険を述べ,危険に遭遇した場合の結果を説明し,かつ危険を回避する方法を指示した伝言文を記載する。
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