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JIS B1754
  • JIS B1754:1998 pdfダウンロード。歯車装置の受入検査− 第2部:歯車装置の機械振動の 測定方法及び振動等級の決定 Acceptance code for gears− Part 2:Determination of mechanical vibrations of gear units during acceptance testing 1. 適用範囲 1.1 方法 この規格は,個々に箱に入れられた密閉型の増速及び減速歯車装置の機械振動を測定する方法について規定する。この規格は,歯車箱と軸の振動を測定する方法,計測器の種類,測定手順及び振動レベルを決定するための試験方法を規定する。受入れのための振動等級値も含まれている。 この規格は,歯車伝動系のねじり振動計測は含まない。 この規格は,その設計された速度,荷重,温度範囲及び潤滑法の範囲内で,製造業者の設備によって受入検査される歯車装置についてだけ適用する。 歯車装置は,製造業者の了承に基づき,製造業者が推奨する方法に従って運転される場合には,他の場所で試験してもよい。現場で使用されている歯車装置の振動測定には,他の振動評価の国際規格が必要になることがある。 この規格は,歯車が組み込まれて一体となっている圧縮機,ポンプ,タービンなど,又は動力取出し用歯車などの特殊な歯車装置,若しくは補機駆動用の歯車列には適用しない。 備考1. これらの機器の受入基準は,個々に独立して規定されなければならない。しかし,合意されるなら,それらの機器に対してこの規格又は適切な他の規格を適用してもよい。 1.2 特殊条項 振動測定には特殊条項が要求されることがある。したがって,測定の種類及び受入基準は,交渉の初期の時点で製造業者と使用者との間で合意されていることが望ましい。 2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。この規格は,最新版を適用する。 JIS B 0153 機械振動・衝撃用語 備考 ISO 2041 : 1990, Vibration and shock−Vocabularyがこの規格と同等である。 3. 定義 この規格では,次の定義を用いる。これらのうち幾つかはISO 2041の定義を引用したもので,一部にはJIS B 0153-1985から引用したものもある。 3.1 非接触型変換器 (non-contact transducer) 間隔又は変位を非接触で,それに比例した電気信号に変換する変換器。 3.2 加速度 (acceleration) 速度の時間微分を表すベクトル量(ISO 2041の1.3) 備考2. 附属書1参照 3.3 変位 (displacement ; relative displacement) 物体又は質量要素の基準点に対する位置の変化を表すベクトル量(ISO 2041の1.1) 備考3. 附属書1参照 3.4 周波数応答 (frequency reponse) 入力信号の周波数の関数として表される出力信号。周波数応答は通常はグラフとして与えられ,出力信号と,もし可能であれば位相差又は位相角を周波数の関数として示す(ISO 2041のB.13)。 3.5 (振動の)p-p値 (peak-to-peak value) ある量の極値の間の代数差(ISO 2041の2.35)。 3.6 rms値 (root-mean-square value ; r. m. s. value) 時刻t1からt2の間の1価関数の二乗値の平均値の平方根。実効値ともいう。
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