Location: Home > JIS B7557
JIS B7557
  • JIS B7557:2019 pdfダウンロード。排水流量計−取引又は証明用 Flowmeter for discharged water- Measuring instruments used in transaction or certification 1 適用範囲 この規格は,我が国で取引又は証明に使用する,排水の実体積流量を計量する排水流量計(以下,流量計という。)について規定する。 この規格では,管路又は水路の形状は,暗きょ(渠)(満水・非満水を問わない。)及び開きょ(渠)を対象とする。 排水流量計には,満水状態の流れを測定する満管用流量計及び非満水状態の流れを測定する開水路流量計がある。代表的な開水路流量計の特徴について,パーマ・ボーラスフリューム(以下,P.B.フリュームという。)式流量計を附属書C,面速式流量計を附属書D,潜水式電磁流量計を附属書E,及び非満水電磁流量計を附属書Fにそれぞれ示す。 また,パーシャルフリューム式流量計については,JIS B 7553,及びせき式流量計については,JIS B 8302による。 なお,液体で満たされた閉管路に設置される流量計の試験方法については,JIS B 7552による。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS B 7552 液体用流量計の校正方法及び試験方法 JIS B 7553 パーシャルフリューム式流量計 JIS B 8302 ポンプ吐出し量測定方法 JIS C 0920 電気機械器具の外郭による保護等級(IPコード) JIS Z 8103 計測用語 3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS Z 8103によるほか,次による。 3.1 流量計(flowmeter) 発信部を通過する計量状態での水の体積を連続的に計量し,記憶し,及び表示するための計量器。 注記 流量計は,少なくとも発信部,演算部及び表示機構を含む。 3.2 発信部(measurement transducer) 水の流量,体積,流速又は水深を演算部に送るための信号に変換する,流量計の一部分。それは,機械式,電気式又は電子式のものがある。自励式でも,外部供給電源利用でもよい。発信部は,検出部(流量センサ,流速センサ又は水位センサ)を含む。 3.3 検出部(流量センサ,流速センサ又は水位センサ)(flow sensor,velocity sensor or level sensor) 通過する水の流量,流速又は水深を検出する流量計の部品。 3.4 演算部(calculator) 検出部の出力信号を受信し,それらを変換する流量計の一部分。必要に応じて結果を使用するまで記憶保存する機能をもつ。 3.5 表示機構(indicating device) 計量結果を連続的に又は要求時に表示する,流量計の一部分。計量の終了時にだけ表示する印字装置は,表示機構に含まない。 3.6 調整装置(adjustment device) 計量値によらず一律の定数を加算することによって,器差に適正な補正を加える機能をもち,流量計内に組み込む装置。これによって,器差を最大許容器差の範囲内に収めることが可能になる。ソフトウェアによる場合もある。 3.7 補正装置(correction device) 流量及び/又は水の特性(温度,圧力など),並びに事前に決定された校正曲線を考慮して,計量条件での体積を自動的に補正するために,内蔵する装置。水の特性は,流量計に記憶保存していてもよい。ソフトウェアによる場合もある。 3.8 付加装置(ancillary device) 計量結果の作成,伝送及び表示に直接関連する,特定の機能を実行するための装置。 例 定量装置,記憶装置,印字装置 3.9 真実の値,Va(actual volume) 通過時間に関係なく流量計を通過した水の全体積。 3.10 計量値,Vi(indicated volume)...
    09-06