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JIS B8342
  • JIS B8342:1986 pdfダウンロード。小形往復空気圧縮機 Small-size reciprocating air compressors 1 適用範囲 この規格は,定格出力11 kW以下の電動機又はこれに見合う内燃機関によって駆動される給油式,又は無給油式の最高圧力0.2〜1.0 MPaの単動空冷1段往復空気圧縮機及び最高圧力0.7〜1.4 MPaの単動空冷2段往復空気圧縮機で圧縮機本体,空気タンクの上に圧縮機本体を搭載したもの,圧縮機を防音カバーで覆ってあるものなどで,各種空気供給源として使用する圧縮機(以下,圧縮機という。)について規定する。 なお,圧縮機の取扱空気は,大気で温度−5〜40 ℃とする。また,0 ℃以下で特に凍結防止など対策を必要とする場合には,受渡当事者間の協定による。 注記 最高圧力とは,自動発停装置(圧力開閉器)又は容量制御装置(自動アンローダ)及び電子制御装置が作動する圧力をいう。 2 引用規格 附属書Aに示す規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 3 種類 圧縮機の種類は,潤滑方式,段数,駆動電動機の定格出力,及び圧縮機の最高圧力によって分け,表1のとおりとする。ただし,最高圧力は,表1の中間の圧力としてもよい。 4 定格電圧及び定格周波数並びに使用電圧の変化 駆動電動機の定格電圧の適用範囲は単相交流250 V以下又は三相交流600 V以下とし,定格周波数は50 Hz,60 Hz又は50 Hz・60 Hz共用とする。 使用電圧の変化は,電動機の供給電圧に定格電圧の±10 %の変化があっても,実用上支障なく運転できるものでなければならない。 5 性能 5.1 空気量 圧縮機の空気量は,吸込状態に換算した値であって,9.3によって試験したとき,表2の値以上とする。ただし,最高圧力が中間の圧力である場合には,比例計算による値以上とする。 5.2 充てん所要時間 充てん所要時間は,9.5によって試験した場合の空気充てんに要した時間で,表3の値以下とする。ただし,最高圧力が中間の圧力である場合には,比例計算による値以下とする。 5.3 軸動力 圧縮機の最高圧力における軸動力は,9.4によって試験したとき,駆動電動機の定格出力の105 %を超えてはならない。ただし,電動機の全負荷電流の値は,その表示電流の値の110 %以下であればよい。 自動発停装置における連続運転中の駆動電動機のコイル温度上昇は,コイルの絶縁が保てる範囲に抑える。 5.4 運転状態 運転状態(軸受温度,振動及び騒音)は,9.6によって試験したとき,JIS B 8341のJB.3を満足しなければならない。 5.5 圧力降下 圧力降下は,9.7によって試験したとき,JIS B 8341のJA.9を満足しなければならない。 5.6 自動発停装置(圧力開閉器)及び容量制御装置(自動アンローダ)の性能 自動発停装置(圧力開閉器)及び容量制御装置(自動アンローダ)の性能は,9.8によって試験したとき,JIS B 8341のJA.8を満足しなければならない。
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