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JIS B8416
  • JIS B8416:1992 pdfダウンロード。業務用油だき可搬形ヒータ Portable type oil burning space heaters for industrial use 1. 適用範囲 この規格は,灯油,軽油又は重油を燃料とし,燃料消費量 (1)が0.7kg/h以上,9kg/h以下の主として業務用 (2)に用いる油だき可搬形ヒータ (3)(以下,ヒータという。)について規定する。 注(1) 7.2.8(1)によって算出された値。 (2) 工場,事業所,建築工事現場などで使用し,その主な目的が加温,乾燥など。 (3) 車輪,持運び用の取っ手などがついており,移動が容易な構造のヒータで,据置形と区別し,2.に示す方式・種類による分類のもの。 備考1. この規格の引用規格を,付表1に示す。 2. この規格の中で { } を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるものであって,参考値である。 2. 種類及び記号 ヒータの種類及び記号は,熱の伝達方式によって,熱風式,放射式及び燃焼ガスの排出方法で直火形,間接形と区分し,表1とする 3. 性能 3.1 使用性能 ヒータの使用性能は,次の各項を満足しなければならない。 (1) ヒータの始動は,自動点火で,かつ,点火操作が容易であり,危険な操作を必要としないものとする。 (2) ヒータの車輪,ハンドル,つまみなどは,使用中容易に変形,作動の異常を起こさないものとする。 (3) ヒータの操作,手入れ及び掃除は,簡単にでき,その際危険を生じるおそれがないものとする。 (4) ヒータの消火は危険な操作を必要とせず,速やか,かつ,確実に行えるものとする。 3.2 品質性能 ヒータの品質性能は7.によって試験し,表2に適合しなければならない。 4. 構造 4.1 一般構造 ヒータの一般構造は,次による。 (1) 強制通風によって作り出される負圧又は正圧の作用で,燃焼器の燃焼に支障を与えない構造とすること。 (2) ヒータの各部は,運搬,運転などを行うとき,十分な強度と安定性をもった構造とすること。 (3) ヒータの各部は,油漏れがあってはならない。給油,保守点検,修理などのときにこぼれた油が次の部分にかかったり,伝わったり,又はたまらない構造とすること。 (a) 燃焼ガスにさらされる部分 (b) 油漏れが発見又は掃除がしにくい部分 (c) 運転中に室温より25℃以上高くなる部分 (d) 電気部品及び電気配線 (e) その他,火災発生のおそれがある部分 4.2 種類別構造 熱風式直火形の構造は,付図1による。 4.3 可搬部の構造 可搬部の構造は,車輪,持運び用の取っ手など,移動が安全,かつ,容易な構造とする。 4.4 電気装置,配線部分などの構造 ヒータの電気装置,配線部分などの構造は,JIS S 3030の4.5(一般家庭用電源使用機器の構造)によらなければならない。 なお,ヒータには,電源電線を取り付けるか,端子などによって容易に電源電線を取り付けられる構造でなければならない。 4.5 耐震自動消火装置の構造 ヒータの対震自動消火装置の構造は,JIS S 3030の4.6(対震自動消火装置の構造)による。
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