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JIS B8626
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JIS B8626:1993 pdfダウンロード。冷凍用ユニットクーラ −冷凍能力試験方法 Refrigerating unit coolers−Test methods for capacity 1. 適用範囲 この規格は,空気調和用を除く冷媒直接膨張式の冷凍用ユニットクーラ(以下,ユニットクーラという。)の冷凍能力試験方法について規定する。 備考1. この規格の引用規格を次に示す。 JIS B 8623 コンデンシングユニットの試験方法 2. この規格の中で{ }を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるものであって,参考として併記したものである。 参考 本規格は,冷凍能力の試験方法について規定しているが,冷凍能力の計算方法についてはJIS B 8610による。 2. 用語の定義 この規格で用いる主な用語の定義は,次による。 (1) ユニットクーラ 冷媒液・ガス熱交換器付きを含む,冷却管内で冷媒を蒸発させて管外空気を冷却する工場組立ユニットで,空気を強制循環させる送風機をもつもの。 (2) 総冷凍能力 ユニットクーラの冷媒に単位時間当たり空気から吸収される熱量で,正味冷凍能力と送風機の駆動に必要な入力との和。 (3) 正味冷凍能力 空気から冷媒に単位時間当たり吸収される熱量から送風機の駆動入力を差し引いた,ユニットクーラの冷凍能力。 (4) 定格冷凍能力 標準定格試験条件による,ユニットクーラ入口空気温度と冷媒蒸発温度との温度差についてのユニットクーラの正味冷凍能力。 (5) 顕熱総冷凍能力 総冷凍能力のうち,ユニットクーラを通過する湿り空気の乾球温度の低下に寄与する熱量部分。 (6) 潜熱総冷凍能力 総冷凍能力のうち,ユニットクーラを通過する湿り空気中の水蒸気の凝縮に寄与する熱量部分。 (7) 蒸発温度 ユニットクーラ冷却管出口又は液・ガス熱交換器付きの場合は,その出口での冷媒蒸気圧に相当する冷媒飽和温度。 3. 量記号及び単位記号 この規格で用いる主な量記号,その定義及び単位は表1による。 4. 試験方法 4.1 冷凍能力試験方法一般 冷凍能力試験に際しては,防熱防湿構造試験室に設置された供試用ユニットクーラについて,水冷式凝縮器による冷媒流量計(以下,凝縮器冷媒流量計という。)法と,4.2の冷媒蒸気又は,冷媒液流量計(以下,冷媒流量計という。)法によって,又は4.2冷媒流量計法,若しくは4.3の熱量計式試験室法と冷媒流量計法とによって,同時に測定し,それぞれについて能力を求め,両者の数値がそれらの小さい方の6%以内の差で一致しなければならない。公表する能力は両者の算術平均値とする。 4.2 冷媒流量計法 ユニットクーラの冷媒出入口での冷媒の比エンタルピー差と,6.1によって同時に測定された,凝縮器冷媒流量計及び冷媒流量計の二つの循環冷媒質量流量から,式(1)によって冷凍能力を算出し,それらの算術平均値を求める方法である。 この試験法による場合は,7.4及び7.5に定める試験条件が維持可能な限り,どのような試験室を使用しても差し支えない。 4.3 熱量計式試験室法 6.2による熱量計式試験法によって,式(3)から得られる冷凍能力と,4.2の二つの方法のうちの一つの方法によって同時に求められる冷凍能力との算術平均値による方法である。10-06 JIS B8626
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