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JIS C2534
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JIS C2534:2017 pdfダウンロード。鉄基アモルファス帯 Fe-based amorphous strip deliverd in the semi-processed state 1 適用範囲 この規格は,呼称厚さ0.020 mm〜0.030 mmの最終焼きなましを施していない状態の鉄基アモルファス帯(以下,アモルファス帯という。)の,特に,一般的要求事項,磁気特性,寸法・形状及びその許容差,その他の材料特性,並びにこれらの検査方法について規定する。 この規格は,磁気回路の構成用途の急冷凝固した状態の鋳造エッジをもつコイルで供給するアモルファス帯に適用する。 これらのアモルファス帯には,次の2種類の材質がある。 普通材(conventional grades) 高磁束密度材(high permeability grades) 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。 これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS C 2535 単ヨーク形単板試験器による鉄基アモルファス帯の交流磁気特性の測定方法 JIS C 2550-2 電磁鋼帯試験方法−第2部:寸法・形状の測定方法 JIS G 0404 鋼材の一般受渡し条件 JIS G 0415 鋼及び鋼製品−検査文書 3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS C 2550-2によるほか,次による。 3.1 ぜい(脆)性スポット(brittle spots) アモルファス帯を引き裂いたときに,裂け目の経路,方向の変化,破片分離などの,アモルファス帯の損傷が生じた領域。 3.2 引裂きぜい性(strip tear ductility) アモルファス帯のぜい性を表す指標。このぜい性は,一定長さのアモルファス帯を鋳造方向に引き裂いたときに生じるぜい性スポットの数で区分する(表4参照)。 3.3 鋳造ロール(casting roll) 溶融合金をその上に注いで急速冷却帯を製造する,回転冷却ロール。 4 分類 この規格で取り扱うアモルファス帯の種類は,次によって分類する。 − 呼称厚さ − 周波数が50 Hzで最大磁束密度が1.3 Tにおけるキログラム当たりのワット値(W/kg)で表す鉄損の最大値 − 磁界の強さ80 A/mにおけるテスラ値(T)で表す磁束密度の最小値及び占積率の最小値 5 アモルファス帯の種類の記号 アモルファス帯の種類の記号の表し方は,次による。 a) ミリメートルで表す呼称厚さの1 000倍の数字 b) 材質の種類を示す文字 − 普通材:AMS − 高磁束密度材:AMP c) 周波数が50 Hzで最大磁束密度が1.3 Tにおける鉄損の最大値(W/kg)の100倍の数字 d) 占積率の最小値の100倍の数字 例 25AMP08-86は,周波数が50 Hzで最大磁束密度が1.3 Tにおける鉄損最大値が0.08 W/kg以下であり,かつ,占積率が0.86以上である呼称厚さ0.025 mmの高磁束密度材を表す。 アモルファス帯の種類の記号は,表1及び表2による。09-11 JIS C2534
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