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JIS C3521
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JIS C3521:1986 pdfダウンロード。通信ケーブル用難燃シース燃焼性試験方法 Flame Test Method for Flame Retardant Sheath of Telecommunication Cables 1. 適用範囲 この規格は,通信ケーブル用難燃シースの多条燃焼性試験方法について規定する。 引用規格: JIS K 2240 液化石油ガス(LPガス) 関連規格:JIS C 3005 ゴム・プラスチック絶縁電線試験方法 2. 用語の意味 この規格で用いる主な用語の意味は,次のとおりとする。 (1) 火炎の中心温度 バーナ先端から約70mmの位置で,火炎の中心部の温度。 (2) 残炎時間 バーナの燃焼を停止してから,試料の火炎がなくなるまでの時間。 (3) 最大燃焼長 トレイ底部から約600mmの高さにあるバーナの位置を起点とし,そこから上方に燃焼した通信ケーブルシースの長さを燃焼長といい,複数本の試料のうち最も長い燃焼長。燃焼とは,灰化,炭化した部分を含む。 3. 試験試料 試験試料は完成品からとった長さ約2 400mmの通信ケーブル(以下,ケーブルという。)とし,その本数は次式を満足するものとする。 4. 試験装置 4.1 燃焼試験室 燃焼試験室は,ケーブルの燃焼試験時にケーブルの燃焼を助長させないような自然換気に近い室又は燃焼用バーナの火炎が不安定にならないような強制換気を行った室とする。 4.2 垂直トレイ 垂直トレイは付図1に示すような高さ約2 400mm,幅約300mm,奥行約75mmの金属製ラダーオープントレイとし,燃焼に影響を与えないような適当な支持物で試験室内に垂直に固定する。クロスメンバは,トレイ全長にわたり約300mm間隔で取り付けるものとする。 なお,バーナの位置がクロスメンバの間隔のほぼ中央になるようにする。 4.3 燃焼源 4.3.1 バーナ バーナは,付図2に示す形状及び寸法に準拠するものとする。 4.3.2 燃焼ガス 燃焼ガスは,JIS K 2240[液化石油ガス(LPガス)]に規定する2種1号とする。 4.3.3 燃焼源の配管 燃焼ガスは,空気と混合し燃焼させる方法とし,配管の一例を付図3に示す。 4.3.4 火炎の調節 火炎は燃焼ガス及び空気の流量を調節することによって火炎の長さが約380mm,火炎の中心温度が815℃以上となることを試験前に確認する。 4.3.5 バーナの設置位置 バーナは,トレイの底部から約600mmの高さでトレイ幅方向の中央部にケーブル表面とバーナ口の間隔が約75mmとなるように水平に設置する。 5. 試験方法 5.1 ケーブルの取付け 試験試料は垂直トレイ全長にわたって布設する。ケーブルは,ケーブル外径の21の間隔をあけてトレイの中央部に一層に配列し,その幅が150mm以上となる本数とする。ケーブルは垂直トレイに所定の間隔が得られるように適当なバインド線で固定する(付図1参照)。 5.2 燃焼試験方法 バーナの火炎を所定の条件に調節した後,ケーブルの所定の位置に当て,20分間燃焼を続ける。20分間経過後バーナの燃焼を停止し,そのまま放置してケーブルの燃焼が自然に停止したとき試験を終了する。 試験終了後,トレイ底部から約600mmの高さにあるバーナを起点とし,そこから上方へのケーブルシースの最大燃焼長を測定する。10-15 JIS C3521
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