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JIS C4608
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JIS C4608:1991 pdfダウンロード。6.6 kVキュービクル用高圧避雷器 Surge arresters for 6.6 kV cubicle type unit substation 1 適用範囲 この規格は,JIS C 4620に規定する公称電圧6.6 kV及び定格周波数50 Hz又は60 Hzのキュービクル式高圧受電設備に用いる公称放電電流2 500 A又は5 000 Aの,酸化亜鉛形直列ギャップ付避雷器(以下,“高圧避雷器”という。)について規定する。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。この引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS C 4620 キュービクル式高圧受電設備 3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。 3.1 避雷器に関する用語 3.1.1 避雷器(surge arrester) 雷,回路の開閉などに起因する過電圧の波高値がある値を超えた場合,放電することによって過電圧を制限して電気施設の絶縁を保護し,かつ,続流を短時間のうちに遮断して,系統の正常な状態を乱すことなく原状に復帰する機能をもつ装置。一切のギャップを使用しないギャップレス避雷器と何らかのギャップを使用するギャップ付避雷器とがある。 3.1.2 酸化亜鉛形直列ギャップ付避雷器(surge arrester with series gap) 直列ギャップ及び非直線抵抗特性をもつ酸化亜鉛素子を磁器がい管などの絶縁容器に収容した避雷器。 3.1.3 直列ギャップ(series gap) 酸化亜鉛素子と直列に結ばれる単一又は複数個の直列の組合せから成る火花ギャップで,常時は実質的に避雷器回路を開き,過電圧印加時に火花放電によってその回路を閉じ,その後酸化亜鉛素子で制限された続流を遮断する作用を行う避雷器の構成部分。 3.1.4 酸化亜鉛素子(non-linear metal-oxide resistor) 酸化亜鉛(ZnO)を主成分とする焼結体で,その非直線電圧電流特性によって,放電時は大電流を通過させて端子間電圧を制限し,放電後は原状に復帰する作用を行う避雷器の構成要素。 3.1.5 公称放電電流(nominal discharge current) 避雷器の保護性能及び復帰性能を表現する雷インパルス放電電流の規定値。 3.1.6 定格電圧(rated voltage) 電圧を避雷器端子間に印加した状態で,指定の単位動作責務を指定の回数,反復遂行できる電圧値。 3.1.7 連続使用電圧(continuous operating voltage) 避雷器端子間に連続して印加できる電圧。 3.1.8 過電圧(over-voltage) 通常の運転状態における最大商用周波電圧を超える電圧。 3.1.9 放電(discharge) 過電圧が避雷器端子間に加わったときに,避雷器内部を通して電流を流す作用。 3.1.10 放電電流(discharge current) 避雷器が放電するときの通電電流。 3.1.11 続流(follow current) 放電現象が実質的に終了した後,引き続き電力系統から供給されて避雷器に流れる電流。 3.2 試験一般に関する用語 3.2.1 インパルス電圧(impulse voltage) 過渡的に短時間(通常,マイクロ秒単位からミリ秒単位程度)出現する電圧で,原点から急激に波高値に達し,それ以後,緩やかに降下する電圧。図1に示すように,波高値,極性及び波形によって表示する。また,その表示は±T1/T2 μsで表す。10-09 JIS C4608
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