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JIS C8930
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JIS C8930:2017 pdfダウンロード。太陽電池モジュールの塩水噴霧試験 Salt mist corrosion testing of photovoltaic (PV) modules 1 適用範囲 この規格は,太陽電池(PV)モジュール(以下,PVモジュールという。)の塩霧による腐食に対する耐候性を測定するための試験方法について規定する。 PVモジュールは,耐用期間中,継続的な屋外暴露を受けることを見込んで開発される電気装置である。海洋環境など侵食性の強い湿潤大気は,最終的にPVモジュール部品の幾つかを劣化させ(保護コーティング,プラスチックなどの非金属部品の特性劣化,塩分の吸収による金属部品の腐食など),機能を損なうおそれのある永久的な損傷を引き起こす可能性がある。冬期に街路又は道路の氷成分を溶かすために塩が用いられる場所でも,一時的な腐食性大気は存在する。 この規格では,様々なPVモジュールの,Cl−(NaCl,MgCl2など)を含む塩霧による腐食に対する耐候力を測定するのに役立つ試験手順を記載する。この手順に含まれる全ての試験は,バイパスダイオード機能性試験を除き,JIS C 8990,JIS C 8991,IEC 62108,JIS C 8992-2及びJIS C 60068-2-52で詳細に規定されている。これらの試験は,この規格に組み込まれ,高濃度の溶解塩(NaCl)を含む湿潤大気下で運転した場合に,PVモジュールに生じる可能性のある故障について,評価する手段を提供する。 JIS C 60068-2-52では,実際の運転でPVモジュールがさらされる周囲の大気の性質に応じて,幾つかの試験の厳しさを適用することができる。例えば,厳しさ(1)では,海洋環境又は海のごく近くで用いられるPVモジュールへの適用を意図している。 厳しさ(3)〜(6)は,例えば氷成分を溶かすために塩が用いられる場所など,含塩大気と乾燥大気との間の変化が起こる可能性のある場所で運転するPVモジュールへの適用を意図している。厳しさ(2)は,試験条件が弱すぎるためPVモジュールには適さない[この厳しさは本来,通常はきょう(筐)体によって保護され,時々,腐食環境にさらされる製品への適用を意図している。]ため,この規格への適用は避けなければならない。 なお,この規格は,平板形PVモジュール及び集光形PVモジュールの両方,並びにこれらの組立品に適用することができる。 注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 IEC 61701:2011,Salt mist corrosion testing of photovoltaic (PV) modules(MOD) なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”ことを示す。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)は適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。09-11 JIS C8930
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