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JIS D1614
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JIS D1614:2017 pdfダウンロード。自動車用ラジエータ−放熱性能試験方法 Radiator for automobiles-Test method of heat dissipation 1 適用範囲 この規格は,自動車用水冷式機関に使用するエンジン冷却水用ラジエータ(以下,ラジエータという。)の放熱性能を試験する方法について規定する。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。この引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS B 8330 送風機の試験及び検査方法 3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。 3.1 入口気水温度差 ラジエータに流入する冷却水(以下,水という。)の入口温度と空気の入口温度との差。度(℃)で表す。 3.2 水側放熱量 試験状態において,単位時間当たりに水が失った熱量。キロワット(kW)で表す。 3.3 放熱量 水側放熱量計測時の入口気水温度差を,60 ℃に換算したときの熱量。キロワット(kW)で表す。 3.4 水流量 単位時間当たりに,ラジエータを通過する水の量。リットル毎分(L/min)で表す。 3.5 前面質量風速 ラジエータのコア前面における風速に,空気の単位体積当たりの質量を乗じたもの。単位面積当たり質量毎秒[kg/(m2・s)]で表す。 3.6 水側出入口圧力差,水側出入口圧力損失 試験状態において,計測したラジエータの水の入口と出口との間の全圧1)の差。キロパスカル(kPa)で表す。 注1) 全圧=静圧+動圧 3.7 空気側出入口圧力差,空気側出入口圧力損失 試験状態において,計測したラジエータの空気の入口と出口との間の全圧1)の差。パスカル(Pa)で表す。 4 試験項目 試験は,次の項目について行う。 a) 放熱量試験 b) 水側出入口圧力差試験及び水側出入口圧力損失試験 c) 空気側出入口圧力差試験及び空気側出入口圧力損失試験 5 試験条件 試験を行うラジエータ,水及び試験室の条件は,次による。 a) ラジエータ ラジエータは,コア,タンクなどの主要素及び附属部品によって組み立てられ,ラジエータとしての機能を最小限に満足するものを使用する。その一例を,図1に示す。 b) 水 ラジエータの水の回路に使用する水は,特に指定のない限り清水とする。 c) 水入口温度 ラジエータに流入する水の入口温度は,放熱状態で入口気水温度差を60±10 ℃に保持する。 d) 試験室 試験室は,特に指定がない限り常温(5〜35 ℃)及び常湿(45〜85 %)とし,試験装置の空気吸入側において,空気の流れ及び温度に大きな変動を与えない構造とする。09-11 JIS D1614
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