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JIS G4314
  • JIS G4314:2013 pdfダウンロード。ばね用ステンレス鋼線 Stainless steel wires for springs 1 適用範囲 この規格は,ステンレス鋼線材を用いて製造したばね用ステンレス鋼線(以下,線という。)について規定する。 注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を示す記号を,次に示す。 ISO 6931-1:1994,Stainless steels for springs−Part 1: Wire(MOD) なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”ことを示す。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS G 0404 鋼材の一般受渡し条件 JIS G 4308 ステンレス鋼線材 JIS Z 2241 金属材料引張試験方法 3 種類の記号,調質,分類及び適用線径 3.1 種類の記号,調質及び分類 線の種類は,5種類とし,種類の記号,調質及び分類は,表1による。 なお,調質とは,熱処理を行い,更に伸線加工を施すことをいう。 3.2 適用線径 調質記号に対する適用線径は,表2による。 4 材料及び製造方法 4.1 材料 線の製造に用いる材料は,JIS G 4308の箇条5(化学成分)を満足する線材とする。 注記1 この線材から製造した線を材料としてもよい。 注記2 線材の化学成分を,参考として附属書JAに示す。 4.2 製造方法 線の製造方法は,次による。 なお,注文者の指定がある場合は,ばね成形に適した被覆を行う。 a) 線は,固溶化熱処理を行った後,伸線を行う。ただし,固溶化熱処理を施した線,又は線材を材料として使用する場合は,伸線を行う前の固溶化熱処理を省略してもよい。 b) 真直性を必要とする線は,伸線後,矯正を行う。 5 機械的性質 5.1 引張強さ 線は,9.1の試験を行い,その引張強さは,表3による。 この場合,供試材は,JIS G 0404の7.6(試験片採取条件及び試験片)のA類による。 なお,線1コイル内の引張強さのばらつきは,通常,この表の引張強さの範囲の 以内とする。 5.2 ねじり特性 線径0.50 mm以上4.0 mm以下の線は,注文者の指定がある場合,9.2の試験を行い,そのねじれの状況及び破断面の状況は,表4による。
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