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JIS H1331
  • JIS H1331:2018 pdfダウンロード。マグネシウム及びマグネシウム合金− 分析用試料採取方法及び分析方法通則 Magnesium and magnesium alloys General rules for sampling and analytical methods 3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は次によるほか,JIS K 0211,JIS K 0212及びJIS K 0215による。 3.1 化学分析方法 試料溶解操作を伴う分析方法,すなわちスパーク放電発光分光分析方法を除く,重量法,滴定法,吸光光度法,原子吸光分析法及びICP発光分光分析法の総称。 4 一般事項 分析方法に共通な一般事項は,JIS K 0050,JIS K 0115,JIS K 0116及びJIS K 0121による。 5 分析試料の採取方法,調製方法及びはかり方 5.1 試料の採取方法 試料の採取方法は,次による。 a) 分析は,特に規定のない限り溶湯から試料を採取して分析する。ただし,注文者の要求があるときは,製品から試料を採取して分析することができる。製品から採取した試料は,製品規格に規定されている機械試験用の供試材の採取位置から採取してもよい。 なお,注文者が製品からの試料採取による分析を要求する場合,溶湯採取による分析値との変動の許容差は,受渡当事者間の協定による。 b) 溶湯から試料を採取して分析する場合は鋳型に注入するが,不均一になりやすい部位からの採取を避けるため,溶湯の表面及び底部付近ではなく溶湯中央部から採取する。試料は,1回の溶解ごとに採取する。 なお,組成の異なる複数の溶湯からるつぼ炉に入れ調製した場合は,その調製を1回の溶解とみなす。 c) 試料の不均一性を低減するために,次の点に注意する。 1) 採取設備,工具,コンテナなどは,試料汚染防止のためにあらかじめ洗浄しておく。 2) 水分,ごみ及びその他の汚染物質を除く。 3) ボイド,クラック,孔,ばり,重なり及びその他の表面欠陥を極力避ける。 d) スパーク放電発光分光分析方法には,分析装置の仕様に合わせた試料を採取する。 e) 試料は,溶湯の製造履歴と対応できるような固有の標識をラベル又はマーキングで付与する。 f) 試料は,採取の途中又は終了後,汚染又は化学的変化が起きないよう,湿度の低い冷暗所で保管する。 5.2 試料の調製 5.2.1 前処理 表面に皮膜が付いている場合は,組成の変化の特徴及びその範囲を検討し,除去する。 5.2.2 化学分析方法用試料の調製 ドリルせん孔,フライス切削,旋盤切削,打抜きなどで調製する。切削したチップ状の化学分析方法用
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