Location: Home > JIS H5601
JIS H5601
  • JIS H5601:1990 pdfダウンロード。硬鉛鋳物 Hard Lead Castings 1. 適用範囲 この規格は,主に化学工業に用いる硬鉛鋳物(以下,鋳物という。)について規定する。 備考 この規格の中で{ }を付けて示してある単位及び数値は,国際単位系 (SI) によるものであって,参考として併記したものである。 なお,この規格の中で従来単位及び数値と,その後に{ }を付けてSIによる単位及びそれに基づく換算値が示してある部分は,平成3年1月1日以降{ }を付けて示してある単位及び数値に切り換える。 引用規格: JIS H 0321 非鉄金属材料の検査通則 JIS Z 2201 金属材料引張試験片 JIS Z 2241 金属材料引張試験方法 JIS Z 2243 ブリネル硬さ試験方法 2. 種類 鋳物は,化学成分によって表1の2種類に分ける。 3. 品質 品質は,次による。 (1) 鋳物は,品質均一で,有害なきず又は鋳巣などがあってはならない。 (2) 化学成分及び機械的性質(引張強さ・伸び・硬さ)は,表2による。 4. 試験 試験は,次によって行う。 (1) 化学分析試験は,別に定める硬鉛分析方法による。ただし,Sb, Cu, Sn及びBiについて分析を行い,その他の不純物については注文者から特に指定のあった場合に行う。 (2) 引張試験は,JIS Z 2241(金属材料引張試験方法)による。 ただし,荷重を加える速度は10mm/minを標準とし,引張試験片はJIS Z 2201(金属材料引張試験片)の4号試験片による。 (3) 硬さ試験は,JIS Z 2243(ブリネル硬さ試験方法)による。 (4) 引張試験及び硬さ試験に用いる試験片は,鋳造後24時間以上常温に放置しなければならない。 5. 検査 検査は,次によって行う。 (1) 引張試験片の作製に必要な試料の採取は,次による。 (a) 試験片は特に指定のない限り,1溶解ごとに1個を取る。 ただし,重要な鋳物については,注文者の指示によって各個又は数個ごとに1個を取る。 (b) 試料の寸法は径20mm,長さ180mm以上とし,その鋳型及び採取位置は図による。
    10-10