Location: Home > JIS H8651
JIS H8651
  • JIS H8651:1995 pdfダウンロード。マグネシウム及びマグネシウム合金の 化成皮膜及び陽極酸化皮膜 Conversion and anodic oxide coatings on magnesium and magnesium alloys 1 適用範囲 この規格は,防食処理として施すマグネシウム及びマグネシウム合金の化成皮膜及び陽極酸化皮膜の品質及び試験方法について規定する。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS C 2170 静電気電荷蓄積を防止する固体平面材料の抵抗及び抵抗率試験方法 JIS H 0201 アルミニウム表面処理用語 JIS H 0400 電気めっき及び関連処理用語 JIS H 8680-1 アルミニウム及びアルミニウム合金の陽極酸化皮膜厚さ試験方法−第1部:顕微鏡断面測定法 JIS H 8680-2 アルミニウム及びアルミニウム合金の陽極酸化皮膜厚さ試験方法−第2部:渦電流式測定法 JIS Z 2371 塩水噴霧試験方法 JIS Z 8401 数値の丸め方 3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS C 2170,JIS H 0201及びJIS H 0400による。 4 種類 化成皮膜及び陽極酸化皮膜の種類は,耐食性及び要求される項目によって区分し,表1の4種類とする。 5 品質 5.1 外観 皮膜の外観は,6.2.1によって試験を行い,有効面(受渡当事者間で取り決めた面)上に,きず,表面上のむら,スマットなど使用上有害な欠点がないものとする。 なお,合否の判定基準は,受渡当事者間の協定による。 5.2 耐食性 皮膜の耐食性は,6.2.2によって試験を行う。耐食性の等級は,JIS Z 2371の附属書1(レイティングナンバ法)に規定するレイティングナンバによる。 なお,耐食性の合否判定基準は,受渡当事者間の協定による。 5.3 化成皮膜の導電性 化成皮膜の導電性は,皮膜の表面抵抗(Ω)の測定によって判定し,B種に対して6.2.3によって試験を行い,その値は1.0 Ω未満とする。 5.4 陽極酸化皮膜厚さ 陽極酸化皮膜厚さは,6.2.4によって試験を行い,5点以上の測定値から求めた平均皮膜厚さ(µm)によって表す。その値は,表2による。 6 試験 6.1 試験片の採取方法 試験片の採取方法は,次による。 a) 試験片は,製品の有効面から採取する。 b) 製品から試験片を採取することができない場合は,製品と同一の処理を行った代わりの試験片を用いてもよい。ただし,その試験片は,製品を代表するものでなければならない。 6.2 試験方法 6.2.1 外観に関する試験 皮膜の外観試験は,通常,拡散昼光1)の下で行う。人工照明の下で行う場合の照度は,600 lx以上とする。背景は,無光沢の黒,灰色などの無彩色であることが望ましい。また,スマット発生の疑いがある場合は,その面を柔らかな白地木綿の布切れ又はこれと同等品で適切な圧力をかけながら拭き,布切れの顕著な変色によってスマットの有無を確認する。 注1) 拡散昼光とは,日の出3時間後から日の入3時間前までの日光の直射を避けた北窓からの光をいう。 6.2.2 耐食性試験 皮膜の耐食性試験は,JIS Z...
    10-02