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JIS K1441
  • JIS K1441:1986 pdfダウンロード。塩化アンモニウム Ammonium Chloride NH4Cl FW : 53.49 1. 適用範囲 この規格は,工業薬品としての塩化アンモニウムについて規定する。 引用規格:7ぺージに示す。 2. 種類 種類は,次のとおりとする。 (1) 一般用 (2) 乾電池用 3. 品質 塩化アンモニウムの品質は,5.によって試験し,次の表の規定に適合しなければならない。 4. 試料採取方法 品質が同一とみなすことができる1ロットから乱数サイ,乱数表又はその他の合理的な方法によってランダムに2袋以上を抜き取り,袋から全体を代表するように試料を取り,均一に混合した後,清浄な乾燥したガラス製又はポリエチレン製容器に入れて密封し,試験に供する。この場合,ロットの設定,試料採取の時期及び場所は,当事者間の協定による。 5. 試験方法 5.1 一般事項 試験において共通する一般事項は,JIS K 0050(化学分析方法通則)による。 5.2 塩化アンモニウム 5.2.1 要旨 試料を水に溶かした後,ホルマリン溶液を加え,チモールブルーを指示薬として水酸化ナトリウム溶液で滴定し,塩化アンモニウムを求める。 5.2.2 試薬 試薬は,次のとおりとする。 (1) チモールブルー溶液 JIS K 8643[チモールブルー(試薬)]に規定するチモールブルー0.1gを,JIS K 8102〔エタノール (95) [エチルアルコール (95)](試薬)〕に規定するエタノール (95) 約20mlに溶かし,水を加えて100mlにしたもの。 (2) 0.1mol/l (N/10) 水酸化ナトリウム溶液 0.1mol/l (N/10) 水酸化ナトリウム溶液の調製及び標定は,次のとおりとする。 (a) 調製 JIS K 8001(試薬試験方法通則)の4.4(20)に規定する1mol/l (1N) 水酸化ナトリウム溶液約100mlを二酸化炭素を含まない水(1)で約1lにしたもの。この溶液を保存するときは,ポリエチレン瓶又は硬質ガラス瓶に入れ,ソーダ石灰管を付けておく。 注(1) 二酸化炭素を含まない水は,JIS K 8001の3.8による。 (b) 標定 JIS K 8005(容量分析用標準試薬)に規定するアミド硫酸を,硫酸を入れた減圧デシケーター中で約48時間乾燥し,2〜2.5gを0.1mgまで量り取って少量の水に溶かした後,全量フラスコ250mlに洗い移し,水を標線まで加える。この溶液25mlを全量ピペットでコニカルビーカー300mlに取る。 次に,JIS K 8001の4.3(1)に規定するプロムチモールブルー指示薬溶液2〜3滴を加えて,0.1mol/l (N/10) 水酸化ナトリウム溶液で滴定し,液の色が黄から青に変わったときを終点とする。 0.1mol/l (N/10) 水酸化ナトリウム溶液のファクターは,次の式によって算出する。
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