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JIS K2235
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JIS K2235:1991 pdfダウンロード。石油ワックス Petroleum waxes 1. 適用範囲 この規格は,工業用の石油ワックス(以下,ワックスという。)について規定する。 備考1. この規格の引用規格は,付表1に示す。 2. この規格の中で{ }を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるものであって,規格値である。 なお,これらの従来単位及び数値は,平成7年4月1日以降参考とする。 2. 用語の定義 この規格で用いる主な用語の定義は,次のとおりとする。 (1) パラフィンワックス 減圧蒸留留出油から分離精製した常温において固形のワックス。 (2) マイクロクリスタリンワックス(以下,マイクロワックスという。) 減圧蒸留の残さ(渣)油又は重質留出油から分離精製した常温において固形のワックス。 (3) ペトロラタム 減圧蒸留残さ油から分離精製した常温において半固形のワックス。 (4) 融点 パラフィンワックスの場合は,溶融した試料を規定の条件で放冷したとき,試料の温度降下速度が規定の速度以下になったときの温度。マイクロワックス及びペトロラタムの場合は,温度計に付着固化させた一定量の試料を規定条件で加熱し,その初滴が温度計から落下したときの温度。 (5) 針入度 パラフィンワックス及びマイクロワックスの硬さを表すもので,規定条件下で試料中に規定の針が垂直に進入する深さを表し,0.1mmを1単位とする。 (6) 油分 −32℃における試料のメチルエチルケトン溶解量。質量%で表す。 (7) ちょう度 ペトロラタムの硬さを表すもので,規定条件下で試料中に規定の円すいが垂直に進入する深さを表し,0.1mmを1単位とする。 3. 種類 ワックスは,パラフィンワックス,マイクロワックス及びペトロラタムに分ける。さらに,パラフィンワックスは融点によって表1のとおり8種類に,マイクロワックスは融点によって表2のとおり5種類に,ペトロラタムは色によって表3のとおり4種類に細分する。 4. 品質 ワックスは,石油から分離精製された,常温において固形又は半固形の各種炭化水素の混合物で,5.で試験を行ったとき,表1〜3の規定に適合しなければならない。 また,食品包装用のものは,通常の使用状態で,食品を汚染するような物質を含んでいてはならない。 5. 試験方法 5.1 試験器一般 通常の使用状態において,危険が生じるおそれがなく,十分に耐久性をもち,形状が正しく,組立てが良好で,容易に機械的・電気的な故障を生じないこと。 5.2 試料の採取方法 5.2.1 溶融状態の場合 JIS K 2251による。 5.2.2 荷造りされた塊状又は板状品の場合 JIS K 2251の4.2.4(荷造品からの一次試料採取個数)に規定された方法によって荷造り容器を抜き取り,この容器からJIS K 2251の8.5(固形パラフィン採取方法)によって試料を削り採る。10-09 JIS K2235
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