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JIS K4805
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JIS K4805:2006 pdfダウンロード。黒色火薬 Black powders 1. 適用範囲 この規格は,硝酸カリウム,硫黄及び木炭からなる黒色火薬について規定する。 2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS K 4800 火薬用語 JIS K 4806 工業雷管及び電気雷管 JIS K 4809 火薬類分析試験方法 3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS K 4800による。 4. 種類 黒色火薬の種類は,表1による。 5. 品質 黒色火薬は,7.によって試験したとき,表1の品質に適合しなければならない。 6. サンプリング方法 品質が同一とみなすことができる1ロットの製品から,代表的な試料を採取する。 なお,ロットサイズの設定,サンプリングの時期及び場所については,必要に応じて,受渡当事者間の協定によってもよい。 7. 試験方法 試験方法は,次による。 a) かさ密度 試料約120 gを付図1に示すかさ密度計を用い,容積100 ml(100 cm3)の容器に高さ75 mmのホッパーから落下させ,過剰の試料をかきとって,受器の試料の質量(W)からかさ密度(D)を次の式(1)から求める。Dは,小数点3けた目を四捨五入して小数点2けた目まで表示する。 b) MkⅢ弾動きゅう砲 試料5 g及び点火玉を紙筒に入れ,付図2に示すMkⅢ弾動きゅう砲試験機を用い,きゅう砲内に装てんし,砲口に投射物2 kgを挿入する。点火玉を発火させ,きゅう砲の振れ幅(X1)を測定する。塩素酸カリウム質量分率47.5 %,ロダン鉛質量分率47.5 %及びニトロセルロース(窒素含有量質量分率10〜12 %)質量分率5 %からなる点火薬8 mgを使用した点火玉を使用する。トリニトロトルエンを基準薬とし,JIS K 4806に規定する電気雷管で起爆して振れ幅(X2)を測定する。さらに電気雷管だけによる振れ幅(X3)を測定し,両者の振れ幅を差し引いてトリニトロトルエンの正味の振れ幅(X2−X3)を求め、次の式(2)からMを求める。Mは,小数点1けた目を四捨五入して整数で表示する。 c) 水分 水分の試験は,JIS K 4809による。 d) 判定 7.a)〜c)の試験結果が,5.に適合する場合は“適合”,適合しない場合は“不適合”とする。 8. 記録 試験方法(規格番号),試験実施日,試験実施者,試験環境,試験結果,その他必要な事項を記録する。 9. 包装 黒色火薬の包装は,次によるほか,法令の定めるところによる。 黒色火薬は,その内容物が外部にこぼれないような防湿性の袋に入れて,1箱に収納する。 参考 黒色火薬の1箱の薬量,1箱に収納する袋の数については,参考表1に参考値を示す。平成10年通商産業省告示第149号(火薬類の容器包装の基準を定める告示)で,火薬類の種類ごとに,容器包装の技術上の基準が定められている。09-21 JIS K4805
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