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JIS K7042
  • JIS K7042:1998 pdfダウンロード。プラスチック配管系− ガラス強化熱硬化性 プラスチック (GRP) 管及び継手− 接着又は積層接合部の試験方法 Plastics piping systems− Glass-reinforced thermosetting plastics (GRP) pipes and fittings− Test methods to prove the design of cemented or wrapped rigid joints 1. 適用範囲 この規格は,埋設及び地上配管用ガラス強化熱硬化性樹脂 (GRP) 配管系の接着又は積層によるリジッドな接合部の試験方法について規定する。この規格は,接合部だけに適用し,接合部の設計を証明する試験方法に適用する。また,この試験方法は,端末を軸方向の水圧によって加圧したとき,又は,しないときの影響を評価するものとする。 7.1から7.7に示す試験の詳細は,埋設及び地上配管用に使用する硬質の接着又は積層接合部に適用が可能である。7.6に規定する曲げ試験の詳細は,土質が非常に悪い土壌に埋設する適用の場合,又は,特にこの試験方法の適用が適切と考えられる地上配管の場合に適用が可能である。7.6に規定する詳細は,DN600までの管及び継手の接合部に対して適用が可能である。 7.6の規定を除いて,この試験方法は,あらゆる呼び寸法の管及び継手の接合部について適用することが可能である。この規格に定めた試験は,個別規格に定める温度において液体を搬送する接合部の評価に適用する(3.参照)。 2. 原理 接合部に対し特定の内圧及び適用可能であれば,軸方向の力を加える。試験手順は,圧力を上昇させて長期間放置する静的な試験及び繰返し加圧試験を含む。 また,負圧に対する接合部の強さを試験する方法を含む。また,外圧に対する試験を含む。 備考 負圧に対する強さの試験は,配管系において搬送する液体の接合部からの漏えい安全性を確認することだけを目的とする。 特別な適用に対応するため曲げ条件下での特別な試験の追加を含む。 試験の終了時に,接合部の漏れ及び損傷の有無を確認する。 接合部を個別規格の示す最高使用温度以上で使用する配管系では,試験条件を適正に補正する。 備考 この規格の適用に,次の試験パラメータを加えるものとする。 a) 組立使用の試験片の最小長さ,L(4.1参照) b) 使用する試験片の数(4.2参照) c) 適用可能な場合,5.の規定以外の状態調節 d) 試験温度及び許容し得る偏差(6.参照) e) 試験接合部に対応する公称圧力(4.1及び7.参照) f) 適用可能な場合,接合部に対する損傷を示す規準[7.及び項目8.i)参照] g) 試験時,接合部の端末に力を加えるか加えないか h) 適用可能な場合,曲げ試験における荷重,F1(7.6参照) i) 負圧試験の場合,1時間を超えて増加する圧力の適用限界(7.3参照) 3. 装置 3.1 端末の閉止具 試験において接合部に使用する端末の閉止具の寸法及び種類。 3.1.1 端末に力を加えることが可能な場合 接合部の端末に力を加えて試験を行う場合[2.の備考g)参照],軸方向の力を伝達するため,端末の閉止板を管に固定しなければならない。 3.1.2 端末に力を加えることが不可能な場合 接合部の端末に力を加えずに試験する場合[2.の備考g)参照],端末の閉止板を管に固定してはならない(7.7参照)。 3.2 支持方法 3.2.1 軸方向の支持方法 必要な場合,内圧によって生じる端末の軸方向の力を支持する治具を用いて差し支えないが,接合部を支持してはならない。 3.2.2 ストラップ又は載荷具の使用 ストラップ又は載荷具の使用は,次のとおりとする。 a) 曲げ試験に必要な力F1(図2参照)を負荷できるよう,管の胴部の適切な位置に180°の弧を支持することのできる幅 (100±5) mmのストラップ又は載荷具(7.6参照)。 b) 管試験片の構成部材の幅に十分適応できる支持材(図2参照)。 ストラップ又は載荷具は,試験片に対し有害な影響,例えば点荷重などを与えてはならない。 3.2.3 特殊な支持方法 必要な場合,管の胴部が負圧試験(7.3)によって座屈することを防止する。支持材を接合部に加えた力F1又は接合部の力の効果に影響を与えるような位置に設置してはならない。 3.3 加圧装置 試験条件に適合した加圧装置を準備する。 3.4 ゲージ圧力測定装置...
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