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JIS K7051
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JIS K7051:1987 pdfダウンロード。ガラス繊維強化プラスチックの 試験方法通則 General Rules for Testing Methods of Glass Fiber Reinforced Plastics 1. 適用範囲 この規格は,ガラス繊維強化プラスチック(以下,GFRPという。)及びその成形素材の試験に共通する試験項目,試験方法,一般事項,試験の一般条件及び試験結果の表し方について規定する。 引用規格及び関連規格:3ページに示す。 2. 用語の意味 この規格に用いる主な用語の意味は,JIS K 6900(プラスチック用語)によるほか,次のとおりとする。 (1) ガラス繊維強化プラスチック (GFRP) 機械的及び機能的な性能の向上などのために,プラスチックをマトリックスとしてガラス繊維を用いて成形した複合材料。 (2) 成形素材 GFRP成形のために使用される素材で,プリプレグのようなGFRPの中間素材。 (3) ガラス繊維含有率 GFRPの全質量(又は全体積)に対するガラス繊維質量(又は体積)の割合をパーセントで表したもの。 (4) 空洞率 GFRPの内部に空洞の存在する割合を示すもので,体積パーセントで示す。 (5) エッジワイズ圧縮 GFRP積層面と圧縮荷重方向が平行となる場合の圧縮。 (6) 層間せん断 GFRP積層板の層と層を平行にずらせる方向のせん断。 (7) 横せん断 GFRP積層面に垂直な方向に加えられるせん断。 (8) 面内せん断 せん断応力の作用する面が積層平面と常に直交する場合のせん断。 (9) バーコル硬さ バーコル硬さ試験機によって指示された押込み硬さ。 3. 試験項目及び試験方法 GFRPの試験項目及び試験方法は,表のとおりとする。 4. 一般事項 単位記号は,主としてJIS Z 8202(量記号,単位記号及び化学記号)及びJIS Z 8203[国際単位系 (SI) 及びその使い方]による。 5. 試験の一般条件 試験の一般条件は,次のとおりとする。 5.1 試験片の状態調節 試験片は,日光,紫外線及び熱線の直射を受けない所であって,原則として試験前にJIS K 7100(プラスチックの状態調節及び試験場所の標準状態)の標準温度状態2級及び標準湿度状態2級(温度23±2℃及び相対湿度50±5%)において48時間以上状態調節する。 5.2 試験温度及び湿度 試験は,日光,紫外線及び熱線の直射を受けない所であって,原則として5.1に規定する温度及び湿度(温度23±2℃及び相対湿度50±5%)の室内で行う。 5.3 試料の採り方 試料は,品質が同一とみなすことができるロットからロット全体の品質を代表するように,ランダムに抜き取る。この場合,特性値にばらつきのないようにガラス繊維の方向,積層材の対称性・非対称性について十分な配慮が必要である。 6. 試験結果の表し方 試験結果の表し方は,次のとおりとする。 6.1 各試験片の測定値を用いて,その結果の平均値を次の式(1)によって算出し,JIS Z 8401(数値の丸め方)によって,ガラス繊維含有率試験及び空洞率試験の場合は,小数点1けたの位まで,バーコル硬さ試験の場合は,有効数字2けたまで,引張試験,曲げ試験,圧縮試験,層間せん断試験,横せん断試験及び面内せん断試験の場合は,有効数字3けたまで表す。10-13 JIS K7051
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