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JIS K7079
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JIS K7079:1991 pdfダウンロード。炭素繊維強化プラスチックの 面内せん断試験方法 Testing methods for in-plane shear properties of carbon fiber reinforced plastics by ±45°tension method and two pairs of rails method 1. 適用範囲 この規格は,炭素繊維強化プラスチック(以下,CFRPという。)の±45°引張法及びレール法による,面内せん断試験方法について規定する。 備考1. この規格の面内せん断試験方法は,面内せん断強さ,面内せん断破壊ひずみ,面内せん断弾性率及び面内せん断応力−面内せん断ひずみ曲線を求める方法について規定する。 2. この規格の中で{ }を付けて示してある単位は,従来単位によるものであって,参考として併記したものである。 3. この規格の引用規格を,次に示す。 JIS B 7502 外側マイクロメータ JIS B 7507 ノギス JIS K 6900 プラスチック用語 JIS K 7072 炭素繊維強化プラスチックの試料の作製方法 JIS K 7100 プラスチックの状態調節及び試験場所の標準状態 JIS Z 8401 数値の丸め方 2. 用語の定義 この規格に用いる主な用語の定義は,JIS K 6900によるほか,次のとおりとする。 (1) 面内せん断強さ 面内せん断強さは,面内せん断応力の最大値のことである。面内せん断応力は,A法では,試験片に加えられた面内せん断力を試験片の元の断面積で除した値のことであり,B法では試験片に加えられた面内せん断力を試験片側面の断面積で除した値のことである。 (2) 面内せん断ひずみ 試験片に加えられた面内せん断応力によって生じたひずみ。 (3) 面内せん断破壊ひずみ 最大面内せん断力に対応する面内せん断ひずみ。 (4) 面内せん断弾性率 面内せん断応力と面内せん断ひずみが比例する領域における応力増分とひずみ増分の比。応力とひずみが比例関係にない場合は,変形初期の接線こう(勾)配から求める。 (5) 面内せん断 面内せん断応力の作用する面が板面又は積層平面内で,弾性主軸方向が常に直交するような面内せん断。 3. 試験方法の種類 3.1 A法 直交異方性のあるCFRP積層板に対して適用され,±45°法と呼ばれている方法である。 参考 操作が簡便であるため,広く用いられている方法である。この方法を一方向強化積層材又はそれぞれの構成層が一方向強化材からなる積層板などに適用する場合,繊維と直角方向の引張破壊が先行する可能性があるので注意しなければならない。 3.2 B法 直交異方性のあるCFRP積層板のほか,巨視的に面内等方性とみなされるCFRP積層板に対して適用できる方法で,通常レール法と呼ばれている。 参考 特殊な試験片つかみ具を用いて試験を行うため,試験片の作製及び操作方法が煩雑になる反面,容易に面内せん断を生じるため,安定した試験結果が得られる方法である。 4. 試験片の状態調節並びに試験温度及び湿度 4.1 試験片の状態調節 試験片の状態調節は,原則として,試験前にJIS K 7100の標準温度状態2級及び標準湿度状態2級[温度23±2℃及び相対湿度 (50±5) %]において,48時間以上行う。 4.2...10-09 JIS K7079
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